ボタンを押すと即立ち読みできます!
3巻は再びメインカプ(国政×ノリ夫)のお話。
国政の家族が続々登場して少し長めのお話に突入です。4巻まで続きます。
・・・とその前に1本、新カプ(大将×シマ)のお話も収録されています。
ここからいよいよ登場人物がややこしいことになってきますので、今回はまず国政の兄弟に関するメモ。
※ネタバレ注意
〔国政〕の兄弟は〔米国〕の他に〔英国〕〔志信〕〔愛美〕がいる。
順番は、志信→米国→国政→英国→愛美
志信と愛美の母親は一緒
国政と米国の母親は一緒
国政と英国の父親は一緒
志信、米国、国政、愛美の父親は全員違う
・志信:???
・米国:蛟×蛇の目のハーフ
・国政:猫又×蛇の目のハーフ
・英国:猫又×蛟のハーフ
・愛美:???
志信&愛美と米国&国政が兄弟になる理由は・・・?
米国と国政と英国は一体どういう家系図で繋がっているのか・・・?
もはやミステリーw
ということで、彼らの両親に関するお話は4巻に持ち越しです。
メモ
#10 大将×シマ
#11,12,13,14 国政×ノリ夫
前半は、新キャラの登場です。
斑類の、天敵同士といえば「ハブとマングース」!のロミジュリCPです。
外科医の青桐大将(ひろまさ)がハブ、看護士の渡嘉敷シマがマングース。2人は表向き天敵だけど秘密の仲なのです。ならばラブラブなのかというと、シマは自分だけが本気だと思って身を引こうとしている。でもほんとのほんとに本気でいたのは大将の方…?
蛇の執念深い用意周到さ、不気味なイメージ。この大将って、藤原委員長に告白した王将の兄弟?
後半は、国政xノリ夫の話が新展開。
斑類としての教育を受けるため、ノリ夫と藤原が斑目の実家(高級料亭)で修行する、というお話が始まります。
実家には国政の家族・兄弟が色々いるんだけど、斑類は男でも女でも出産し、男x男も女x女もある世界ですから、誰が誰なのやら、複雑。
オメガバースでは説明文を飛ばしてる私でも、セクピスは解説が出る度にじっくり読んでしまう。
とりあえず「お兄さま」の志信(しのぶ)が『魂現』コントロールの先生になります。
新登場の「弟」愛美(まなみ)と英国(ひでくに)も出てきて、国政とノリ夫の仲はひっちゃかめっちゃかになってくる。
国政は超ゲスい。
…というより多分。はじめてなんでしょうね、恋の相手は。
だからどう表現していいのかわかってない。
でもそれがわかるのは読者であって、ノリ夫にはわからない。だからノリ夫は傷付く。
この国政のゲスさは何か子供の時に原因があるらしい…という仄めかしがあり、更に謎の美女が現れて4巻へ!
シリーズ第3巻には「蛇の目の半重種」大将×「猫又の軽種」シマのお話と、シリーズ本編にあたる、国政×ノリ夫を中心とした斑目家のお話が収録されています。
大将×シマ(実は国政たちのイトコ)のお話は一話だけなのに、妙に印象的でした。これまで「可能だ」と説明されてきた男性の妊娠に関する描写がついに登場したためか、個人的に苦手なヤンデレ属性のせいか…。このエピソードで斑類は基本的に貞操観念がユルいことが明かされていて、今後の布石になっています。
さて、メインとなる斑目家のお話は第4巻へと続く長めのエピソードになっています。斑類としての基本スキルである「魂現のコントロール」をマスターしろと脅され、委員長とともに斑目ブラザーズの実家(料亭)で修業することになったノリ夫。極度のブラコン(国政コン)な弟・愛美や、修業の師匠となる兄・志信、そして国政の本性を垣間見て戸惑うノリ夫を慰めてくれる弟・英国なども登場して、この巻から斑類の世界がどんどん深みを増して行きます。
このシリーズには一癖も二癖もあるキャラクターが多く、その中で国政は(一応)主人公カップルなこともありニュートラルな存在かと思いきや…ここに来て彼の抱える闇がとても根深く複雑であることが匂わされていてドキドキしました。張り詰めたようなノリ夫の心境と決意が切なく、とても胸に響く一冊になっています。
そして、13話でウルっと来てしまいました。
ノリ夫くん頑張れと思いつつ、もっと傷付けとも思いつつ読み終えた巻です。
ノリ夫が国政にもうあきらめた~なりにいくよと伝えるシーンは何度、読み返しても良いですね。
心にちょっとした闇を抱えてる国政も大好きです。
私は、受けがどん底に落ちてから救われるのが好きなんです。
はぁー、病んでるな自分…とも思いますがセクピスは最高です。
他のキャラも個性があって素晴らしいです。
新刊もまだ読んでませんが楽しみです。
新キャラばかりで始まるハブ×マングース編。
新たな展開に最初はどうなるのかとおっかなびっくりだったのですが、ここにきて男男同士の妊娠が披露されます。
そう言えば程度の記憶だったのですが、普通に産婦人科にいる姿が衝撃でした。
大将の執着と腹黒さもまた、懐妊を喜んでいいのかちょっと複雑な気持ちになります。
そして本編(?)へ。
男男同士の妊娠を知り、班目家での家族構成に、そのカオスぶりにニヤリとさせられます。
愛美との小競り合いに、進展しているのかいないのか。
国政のいい彼氏ぶりが嘘のような本心に軽く打ちのめされ、精神的な失恋に魂現を閉じ込めてしまうノリ夫。
更に、英国へと流れ込む友好的な魂現の交流に激怒する国政との三つ巴な様相に、続きが気になって仕方ない。
次巻がとても待ち遠しくなる。そんな3巻でした。