特典付
2巻の切な苦しさがあまりにも心を抉りすぎて3巻が出るまで読み返せないと思ったあの日から約1年、ようやく1巻から読み返せました。
個人的な解釈ですが
今まで付き合って別れてを流れるように繰り返してきたコウにとって恋愛は色んな好きという感情の中でも順位が低く家族愛や
日高に対するかけがえのない親友に対しての友情の方がより価値があり変えの効かない特別な感情だから
日高に対してコウの中では恋愛に結びつかなかったのかなと3巻を読んで感じました。
本編でも一番大事な親友を失いたくない、魂のかけらを失ったまま生きてる。
失って初めて気づくなんて
失うまで気づかない方が悪いと今でも言える程、、
といったように日高の存在は飛び抜けて特別で
コウの中では変えの効く恋人というポジションに
特別な日高を置く違和感。
そしてそんな(コウの価値観では)変えの効くポジションとして日高に見られていた事に対して、自分は性欲うんぬん関係なしに日高という存在自体が心底好きなのにという苛立ち。
だから俺の方がよっぽどお前の事好きじゃね?の域に達したのかと。
恥ずかしながら2巻までではコウの発言の意図を上部しか汲み取れておらず、3巻にしてようやくこういう心理なのかなと考える事ができました。
コウにとっての今までの恋愛の型は軽い気持ちで付き合って、別れや拒否もすんなりと受け入れれ、
引き摺ったり縋りついたりする事なくまた次へといった感じで特別必死に求め狂う様な物でもなくその人じゃなきゃいけない特別な物でもなく、それがコウにとっての恋愛だったから
簡単に付き合って別れてを繰り返せる恋人の枠と変えの効かない特別な日高が
コウの中での恋愛の型にハマる訳もなく、、
初めて人に対しての執着や嫉妬、突き放された事への悲しさを感じても
もがく術も知らぬのか納得したふりをしては
日高と過ごした日々を思い出して切なくなり
ついには涙し…( ; ; )
日高に対しての感情が特別すぎて
それが今まで経験してきた恋愛とは違うから
日高への好きは恋人に対するそれとは違うとあの時判断したのかなとようやく考えつきました。
一方日高も再びコウと近づいてまた傷ついてしまう事への怖さを感じながらもコウの涙を見るくらいなら自分が傷ついて我慢してでもあの時の関係に戻ると( ; ; )
本当健気で愛おしいです。
日高が狂おしい程欲しくて仕方なかったコウの特別な愛情とコウが日高に対して抱いてる特別な感情が2人にとって=ではないからこその
すれ違いで本当に苦しいです。
そんな2人がまた関係を修復していってるかの様な日々を見せてくれてからの
まさかの遠く離れ離れになるのか…( ; ; )
遠距離になってコウは日高への特別が自分にとって一番大切で価値のある変えの効かないたった一つの物だと自覚するのかなー。
日高が我慢も虚勢も張れないくらい
感情剥き出しの本気のコウを日高にぶつけてくれる日がきて欲しい!!
そして何よりも日高が幸せになって欲しい!!!!
長い長い月日で傷ついた心も何気ない言葉で傷ついた心も全部全部報われる日が来る事を本当に本当に願っています!!!
あくまでも自己解釈ですので、秀先生の思惑と一致していないかもしれませんが漫画を読んでこんなに深く考える事なかなかないので本当に本当に感謝です!
もう言葉が見つかりません…。
いやほんとヌッコとかカワイイしカワイイんですけど。
どうなると2人は幸せになれるのかなあ。
どのカタチが2人の幸せなんだろう…。
泣いて泣いて諦めて、前に進もうとしても「普通」に阻まれ。
忘れたいと願う相手の顔を見てしまうと否定してもしきれず、
泣く彼を受け止めきれずでも捨てることもできず。
く、苦しい。苦しいー。
もうっステゴ4巻の「あの」涙を見たときから、
ずーーーーーっと日高が幸せになることを祈り、
それがどんなカタチでもいいから、もう日高に泣いてほしくない!
って、思って、読んでるんですよね…。
(でもずっとめっちゃ泣いてるウオーンガワイゾーウオーン)
ただもう、そもそも「幸せ」ってなんじゃろ…
(なんなら宇宙に思いを馳せる)レベル。
同じ時期に、同じ方向性で同じくらいの重さで、お互いが「好き」になって
そしてそのまま好きでいるって、ものすっごく難しいんだなって。
この2人みるたびに痛感しちゃう…。
(はじめからずっとすれ違ってるから。根幹の好きは変わらないのに。)
秀良子先生がどんな答え(結末)を
用意してくださっているかわからないけど…。
物語の途中のこの巻でも、この作品は間違いなく神作品なのは変わらず。
最後まで見届けるつもりで生きてます…!
でも、先生も書いてらしたけど…失恋は本当に素晴らしいな…。
一生懸命なほど苦しくて。忘れがたくて。
コウと日高が気になりすぎて、一体この2人どうなっちゃうの!?とモヤモヤしすぎて漸く手に入れた3冊目です。
ネタバレありです。
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切なすぎる~(T_T)
コウが泣いてる~(T_T)
私も泣くよ~(T_T)
すっかりコウに寄り添ってしまいました。
前冊では、あんなに日高のために涙を流したのに、、今回はコウの涙にやられました。
あなたも泣くのねコウ(T_T)と。
それだけかけがえのない時間をともに過ごした、かけがえのない日高だと、気づいたのに。時すでに遅し?なのか?(T_T)
あんなに安心して、何も疑わず甘えに甘えて委ねていた日高との名前のない仲を、関係性を、誰が非難できようか。
あんなこと、こんなことを共有して分かち合った仲なのに、どうしてこんなことに、、
よそよそしくならなければいけないのか(T_T)
何でも受け入れてくれた日高に甘えてたんだよね、コウ。甘えちゃうよね、そんな人が傍にいてくれたら(T_T)
と、こんなザマアコウに感情移入してしまう日がくるとは。
色々な思いに答えが出せない2人の間を、無邪気にコロコロしているとらちゃんに本当癒されました。
いや、もう答えが出てしまっているのか?
先生!2人にとってのビーでラブな着地をお願い致します(T_T)
祈りながらお待ちしています!
すっごく良かった!感想を上手く表現できる気がしないのですが、とにかく良かった!強めの事件はない巻だけど、漂う切なさが心に刺さりすぎます。独特の間と空気が、言葉よりずっと多くのことを伝えてくれる気がしました。
コウの言動に惑わされ、ずっと頭の中でハテナが暴れてる日高。表情を変えず、セリフどころかモノローグすらないシーンもたくさん。だからといって決して無感情ではなくて、一つ一つの無表情の奥に渦巻く想いを見ることができます。
リアルに考えると、人は常に脳内で感情を言語化してるわけじゃないし、衝撃で理解が追い付かず、受け止めるだけで精一杯な状況もあると思います。日高の無表情はリアルに人としてシンクロしやすく、同時に日高の心情を慮る第三者視点で見ることもでき、淡々としたシーンでも、読者(私)の心の揺さぶられ具合は大変なことになっていました。
コウも内心が分からない男だけど、その分からなさを日高と共有できる描き方なのが良いです。
文字以外のさまざまな情報で伝えられる感覚には、漫画でしか味わえない魅力があります。キャラクターの一挙手一投足に目を奪われる作品で、日高をとても近くに感じました。どうなって欲しいといった感情が沸かないのは、日高がそうだからかな。
また気になるところで終わってしまったので、次巻がとても楽しみです。
コウ×日高
当て馬(吉田)がいなくなった。
コウの告白。それでも、
簡単には進展しない恋が読み応えがある。
立場が逆転し、再び一方通行となった恋の行方が、
全く予測できなくて、
画面をスワイプする手が止まらなかった。
恋心がすれ違ったからこそ生まれた、
戻れない友情と進まない恋の狭間で揺れ動く
新たな関係の中での一つ一つの繊細な変化や、
鮮やかに伝わってくる
2人の深く根付いた感情が心にズシンと響いた。
一度失恋し、長い間苦しみ、傷だらけだった日高、
コウに好きだと言われて、
眠っていた気持ちがざわと呼び起こされるみたい・・・確実に痛みが走る。
もうコウのことを好きじゃないという答えが、
ただ解放されたいだけなのか。
奥まで染み込んだ恋がまだ残っているでしょう。
コウ、
失ってから初めて気づいた日高への想いを一気に日高にぶつける。
無神経な男のやり方がそれしかなったけど、
その踏み出せる強さや、
ただ好きになってもらうだけではなく、
日高に合わせて進んでいく姿がなんだかカッコいい。
遅れてやってきた感情が引き起こす涙・・・確かに切ない。
2人が一緒に過ごした思い出に、胸がギュッと締め付けられる。
一緒にいるだけで心が落ち着く絆、
安心感と恋のバランスが納得のいく形で伝わってくるのも見事。
出会って15年、
再び向き合う2人の関係。
エロなしで、甘さも一切見られないのに、
ただ穏やかで力強く描き出された
恋に翻弄されながら、
長年積み重ねられた大きな感情の愛おしさが、
これほどまでにリアルに心を抉るなんて・・・!
秀良子先生の筆致に圧倒されました!