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表題作メルティホワイトアウト

國司辰彦
小劇団演出家
早坂真樹
劇団出身の人気俳優

その他の収録作品

  • フェードアウトの補足
  • カバー下

あらすじ

小劇場で脚本・演出をしている國司辰彦のもとに、劇団出身の超人気若手俳優・早坂真樹が現れる。しかし彼は声が出せなくなっていて……? 脚本・演出家×若手俳優の火照りとろける救済物語!

作品情報

作品名
メルティホワイトアウト
著者
鯛野ニッケ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784403669545
4.5

(489)

(324)

萌々

(110)

(38)

中立

(12)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
52
得点
2186
評価数
489
平均
4.5 / 5
神率
66.3%

レビュー投稿数52

とても素敵な作品の出会い♥

初めての作家さんでした。表紙から目が離せなくて手に取りました♪
めちゃくちゃ良かった(⋈◍>◡<◍)。✧♡
まるでドラマをみているような。
読んでいるうちに物語の世界に引き込まれていました。辰彦さんと真樹の関係性がどうなるのか見守ってました♡ 胸が締め付けられるような切なさと痛み。
お互いに『本心』を心の奥底に隠しながら「5年間」2人は心に空いた穴を誤魔化しながら過ごしていたんだろうな。
真樹の声が出なくなった理由が明かされたときは彼の悲しみが胸に刺さって辛かった。辰彦さんが発したあの言葉は、お互いに傷ついてるのがまた何とも言えない。
5年ぶりに再会で2人の時間はまた動き出して、そして心の奥底に閉まっていた『本心』が溢れ出し関係が変化するのが堪らなかった!!
辰彦さんの「優しさ」が安らぎをくれるときもあれば辛くもあるのを真樹の表情にはやられました。

2人が一線を越えてしまってからの2人の関係は「曖昧」でお互いに『好き』と確かめ合わないなかでのすれ違い。いや~もどかしさとじれったさに翻弄されました(笑) 2人の周りの人達も魅力的!劇団員さんたちの和気藹々さや真樹のマネ、悠奈ちゃんも素敵な人たちばかりで、みんな大好きです♪

真樹の性格も可愛くて、辰彦さん大好き大好き♡が溢れている時の彼は最高!
仕事とプラベのときの差が真逆で辰彦さんも「同一人物?」と思われているの面白い(o^―^o)
なにより、辰彦さんの真樹に話しかける口調がもう優しくて、触れてくる大きな手。たまらん!!
二人だけの会話は居心地の良さが伝わってくる。
これからも2人で「約束」を実現するために頑張って欲しいし、たくさん愛を育んでいってほしいな~と思います(*^-^*)
めちゃくちゃ幸せな気持ちになりました。お気に入りの作品が増えました♥

0

宗教画のような神々しさ

カラー絵があまりにも美しく、一度噛み締めるために本をとじました。笑
押せ押せだった受けがグッと引くとき、飄々とかわしていた攻めがガッと感情を露わにした時、そこからのラストへの高まり全てがエモーショナルで惹きつけられて最高でした。

0

No Title

好みでした。

一見普通で、小さな劇団を経営している辰彦には、実は役者たちを引きつける魅力がある一方、順風満帆に見える真樹は、外見が美しいだけではなく、非常に才能があるだけでなく、自分にしか分からない葛藤や苦しみを抱えている。
うーん…おそらく私は、優れたキャラクターが悩み苦しむ姿を見るのが好きなのだろう(笑)。

でも、お互いのために二人がより良くなっていくというストーリーは、やっぱり何度見ても飽きないです。

それから、小山田悠奈ちゃん、本当に好きです。BL作品における女性キャラクターの描写にはすごく気を使っていて、女性が単なる道具のように扱われるのは好きじゃないんです。幸い、悠奈ちゃんは単純な「恋敵」や「当て馬」みたいではなく、非常に仕事熱心で、内面も外見同様に輝く女性でした!

1

大好きだから初めてのレビュー

――なんて美しい人。
真樹に向けて浮かんでくるのは、この言葉だけ。

夢のためにもがき苦しむ姿が美しい。
舞台の上で輝く姿が美しい。
辰彦の約束に涙する姿が美しい。

辰彦が口にした「綺麗だなあ」という言葉がとてもよく分かりました。


辰彦が真樹を巣に帰る傷ついた大きな鳥にたとえた場面が本当に好きで、胸を打つ光景でした。
真樹にとって、心因性の失声を経て、心から安らげる場所は辰彦のそばなのでしょうね。
そして辰彦も、その胸の不安を深く受け止め、優しく包み込んでいました。

「そのままでかい舞台で待ってな」と告げる辰彦もまた格好よく、二人が共に歩んでいく姿こそ、愛の最も美しいかたちだと思います。

この先の二人の共演を描く物語をぜひ見てみたいです。続編を心から願っています。

(一部は翻訳ソフトを使ったので、不自然なところがあれば申し訳ありません。)

0

(喉に関して)医学的・職業的に「ん?」と思って敬遠してたけど、ちゃんと腑に落ちた

素晴らしかったです。
試し読み部分のおっきな怪鳥で既に好きですこの作品。

実は本作、そもそも試し読み増量中に読んだ、1話での「声が出ない上にドクターストップもかけられていたのに、舞台に立つと声が出る」展開が私的に(喉を使う仕事をしているため)無理でした。
でもそこが後に覆ると小耳に挟み、しかも評判かなり良いし、とあるレビュワーさんから個別に熱烈な感想メッセをいただいたのでポチリ。
あぁ~そういうことかぁ、これ(精神的な要因だった)なら納得。

<良かった点>
登山作品の脚本に込めたメタファー、上手いなぁ。
ちょうど登山の危険に関する動画をいろいろ見たことがあったので、劇の内容や真樹の演技はストンと腑に落ちました。
天才と呼ばれる人がしている、他者からは見えない努力や、「台本の外側にもその人の人生がある」も、ほんそれすぎて。
ノートにまとめることで目標に近づいたり成長できたりといった経験が自分自身にもあったので、かなり感情移入できました。
読む人によっては唐突かと思われそうな、えr展開も私には自然に見えましたし、女性に告白された時に副流煙全然気にしてなかったのも萌えた。

唯一うーん、と思ったのが、劇中の数々のポエミーなセリフがあまりにも現実離れしてて
「あっそうだ私今BLを読んでるんだ」
と現実に引き戻されたこと。
つまり、どのセリフもあまりにもニッケさんっぽすぎるので、それらの劇すべてが「脚本:鯛野ニッケさんじゃん」って一瞬で分かっちゃう感じです。

<注意点>
・恋愛が仕事にモロに悪影響を及ぼす描写がお好きでない方には不向きです。
・女性が出てきますが、当て馬ではないのでご安心を。

1

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