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好みでした。
一見普通で、小さな劇団を経営している辰彦には、実は役者たちを引きつける魅力がある一方、順風満帆に見える真樹は、外見が美しいだけではなく、非常に才能があるだけでなく、自分にしか分からない葛藤や苦しみを抱えている。
うーん…おそらく私は、優れたキャラクターが悩み苦しむ姿を見るのが好きなのだろう(笑)。
でも、お互いのために二人がより良くなっていくというストーリーは、やっぱり何度見ても飽きないです。
それから、小山田悠奈ちゃん、本当に好きです。BL作品における女性キャラクターの描写にはすごく気を使っていて、女性が単なる道具のように扱われるのは好きじゃないんです。幸い、悠奈ちゃんは単純な「恋敵」や「当て馬」みたいではなく、非常に仕事熱心で、内面も外見同様に輝く女性でした!
――なんて美しい人。
真樹に向けて浮かんでくるのは、この言葉だけ。
夢のためにもがき苦しむ姿が美しい。
舞台の上で輝く姿が美しい。
辰彦の約束に涙する姿が美しい。
辰彦が口にした「綺麗だなあ」という言葉がとてもよく分かりました。
辰彦が真樹を巣に帰る傷ついた大きな鳥にたとえた場面が本当に好きで、胸を打つ光景でした。
真樹にとって、心因性の失声を経て、心から安らげる場所は辰彦のそばなのでしょうね。
そして辰彦も、その胸の不安を深く受け止め、優しく包み込んでいました。
「そのままでかい舞台で待ってな」と告げる辰彦もまた格好よく、二人が共に歩んでいく姿こそ、愛の最も美しいかたちだと思います。
この先の二人の共演を描く物語をぜひ見てみたいです。続編を心から願っています。
(一部は翻訳ソフトを使ったので、不自然なところがあれば申し訳ありません。)
素晴らしかったです。
試し読み部分のおっきな怪鳥で既に好きですこの作品。
実は本作、そもそも試し読み増量中に読んだ、1話での「声が出ない上にドクターストップもかけられていたのに、舞台に立つと声が出る」展開が私的に(喉を使う仕事をしているため)無理でした。
でもそこが後に覆ると小耳に挟み、しかも評判かなり良いし、とあるレビュワーさんから個別に熱烈な感想メッセをいただいたのでポチリ。
あぁ~そういうことかぁ、これ(精神的な要因だった)なら納得。
<良かった点>
登山作品の脚本に込めたメタファー、上手いなぁ。
ちょうど登山の危険に関する動画をいろいろ見たことがあったので、劇の内容や真樹の演技はストンと腑に落ちました。
天才と呼ばれる人がしている、他者からは見えない努力や、「台本の外側にもその人の人生がある」も、ほんそれすぎて。
ノートにまとめることで目標に近づいたり成長できたりといった経験が自分自身にもあったので、かなり感情移入できました。
読む人によっては唐突かと思われそうな、えr展開も私には自然に見えましたし、女性に告白された時に副流煙全然気にしてなかったのも萌えた。
唯一うーん、と思ったのが、劇中の数々のポエミーなセリフがあまりにも現実離れしてて
「あっそうだ私今BLを読んでるんだ」
と現実に引き戻されたこと。
つまり、どのセリフもあまりにもニッケさんっぽすぎるので、それらの劇すべてが「脚本:鯛野ニッケさんじゃん」って一瞬で分かっちゃう感じです。
<注意点>
・恋愛が仕事にモロに悪影響を及ぼす描写がお好きでない方には不向きです。
・女性が出てきますが、当て馬ではないのでご安心を。
ニッケ先生の作品これで2作目なんですけど、ホントに大好きです。。人生捧げたい、、
まじ泣きましたよね。まさきくんがほんとに尊い、、、ほんとにこの2人のこの関係性を書いてくださったことに感謝を伝えたいです。
私もお芝居してるんですけど、共感な部分もあり、ここまでやり込めるのがほんとにプロで、そこにはたつさんがいて、でも物理的には離れてて、近づけてよかったです。セフレって勘違いしちゃったり、うまくいかなかったりがあるなかで、まさきくん愛おしいです。
Forever 幸せでいてくれ、、、!!!
