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表題作Mの楽園

小野寺匡臣
不動産ホールディングス勤務→眼鏡店店主
梯真弓
会社員

その他の収録作品

  • おまけ(描き下ろし)
  • カバー下漫画

あらすじ

欲求不満のサラリーマン、梯 真弓が
案内されたのはセレブの会員制SMクラブ《楽園》。
そこでは”ゆみ”と名を変えて
Mの欲望を満たしていた。
しかし、次第に心が疲弊していった梯は
出勤途中の電車内で倒れてしまう。
…目が覚めるとそこは眼鏡店で、介抱してくれた
店長の小野寺好意を抱くのだが━━…

おまけとカバー下の描きおろし付きで、
待望のコミックス化!

作品情報

作品名
Mの楽園
著者
風呂前有 
媒体
漫画(コミック)
出版社
茜新社
レーベル
EDGE COMIX
発売日
電子発売日
ISBN
9784863499881
4.3

(35)

(19)

萌々

(10)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
153
評価数
35
平均
4.3 / 5
神率
54.3%

レビュー投稿数10

スタイリッシュな秘密のパーティ

風呂前有先生によるSMテーマ作品。
輪郭の柔らかい先生の絵柄に似て、SMといっても苛烈さ、痛み、拷問などとは無縁。
優しげでソフトな主人公が、恥ずかしい姿を見てほしい、と身をくねらせて悶える…
そんなエロティシズム。

17才で自らの性癖に目覚め、でも何もできないでいた梯(かけはし)。
ひょんなことから秘密のパーティに「招待」され、未知だったある意味憧れの世界へと足を踏み入れる。
スカウトした「案内人」さんの目利きの鋭さよ!
梯は「ゆみ」くんとして、週末は複数の男性からあんな事こんな事をされる生活を送るけど、同時に眼鏡店の素敵な男性に惹かれていて…

梯の、清純なのに「視られたい」欲のギャップ、梯の想い人小野寺さんのジェントルなスマートさ、案内人やプレイヤーたちの清潔でプロな仕草。
パーティにはゲスいオジさんやアヘアヘするスケベなど皆無。素晴らしく統率されてスタイリッシュな空間です。
さて、そんな風に目覚めてしまったゆみくんは恋とどう折り合えるのか。
ぜひこの「楽園」に参加して、見届けてみてください。

0

可愛い大人の夜のおとぎ話

特段SM好きじゃないので購入を躊躇しておりましたが、好きな作家さんなので意を消して読んでみました。プレーはそれほどハードでもなく、無理やりでもないので読者の皆様が心健やかに完読できる素晴らしい作品だったという事をご報告させていただきます。
絵もとても綺麗で丁寧に描かれており、主人公のゆみくん(ニックネームだけど可愛い名前)の心理が繊細に描写されており、ゆみくんがんばれー!と心で応援しながら拝読いたしました。
素敵な作品だったので多くの方に読んでいただきたいです。

1

好きかも!!すごく♡

初めての風呂前有先生作品です♡
気になる作品も多かったのですが、何となく独特なイラストな印象でエロよりもアートを感じるタイプなのかな?なんて勝手に思ってました。。。
・・・っが!!!
なんか全然そういうんじゃなくって、もっとこう~…、メンタル的なエロスを突いてくるエッジが効いた世界を味わい尽くすのにピッタリ!な作画効果を感じられたのです

これは感覚なのでしょうか。。。なので上手く文章でお伝え出来ない凡人の私には、とにかく人間の本能的なエロスに真摯な作品を読みたい人なら先ずは読んだ方がいいんじゃないだろうか?!という事をここで言うしかない!

もしかしたらあるのかも知れない?きっとあるんだろうけど、現実的に私には縁のない「秘密クラブ」の「楽園」
一部の人にしか許容されていない世界を読者として覗ける感覚
すごく興奮しました

社会的地位や地位はなくとも一社会人として真っ当な生活をしてる人の欲望に触れる
すごく間接的なドキドキを感じられる読後感でした
まるで「楽園」のギャラリーになれたような気さえしてしまいました

今後も先生の作品は要チェック決定ですね
読んでみて良かったです!!

3

ダブル眼鏡がありがたい

真弓は元々ゲイのSMに興味があって、でも勇気が出なくて願望だけ持っていたんだけど、喫茶店で出会った男の人に招待されて『楽園』というSMパーティに出ることになり。
願いが叶ったはずなのになんだか満たされない。
ある日倒れて、助けてくれたのが認定眼鏡士の匡臣。
実は匡臣とは一度電車で出会っていて、その時もいい香りだなぁと気になっていました。
香りであの時の人だと気づいて、素敵な人だなぁもっと一緒にいたいなと眼鏡を作ってもらいます。
表紙を見ての通り真弓が眼鏡さんなんだけど、眼鏡屋さんだからか匡臣も眼鏡さんで、受け攻めダブル眼鏡。
表紙に匡臣はいないので両方眼鏡さんだとは思っておらず、眼鏡好きには嬉しかったです。
匡臣は電車の時に真弓の首筋の歯型に気づいていて、楽園のことも知っていて。
S様か?!ギャラリーのひとりか?!と思っていたら実は……。

2人とも一目惚れというか直感でビビッときて惚れあったってことだったので、サラッとくっついた感がありました。
あと、時系列がいったりきたりする構成なので少し読みづらかった。
1話が短い作りなんですが、別にあそこで「おわり」と丁寧に書いて区切って収録せずに1つのお話として収録してしまった方が流れがスマートなんじゃないかなぁと思うんですが、私だけでしょうか。
淡々と進んでいくというか、前後編の読み切りを読んだような纏まり方というか…。
思っていたより軽く(?)サクサクっと進んだので、ここにすごく萌えたという盛り上がりは私の中ではなかったです。
なので萌え度でいうと中立に近いんだけど、SMモノも眼鏡も大好きなので取り上げてくだって嬉しい...の萌。

SMモノだけど激しくなくて、痛くないです。
初めて読ませていただいた作家さんだったのですが、絵柄が素敵です。
流行りのキラキラした可愛さではなくて、ほんわかした優しい丸みのある作家さんでした。
表紙のカラー絵より中のモノクロ絵の方が可愛らしい雰囲気だなぁと個人的には思います。
SM題材のお話を読んだのだけど、読み終わったあとも全体的に優しい印象が残っています。
可愛らしいSM(と言うと変な日本語ですが)作品でした。

匂いについて。
最初はいい匂いというのは匡臣の体臭なのかなと思ったけど、香りが違うってことは香水なのかな?
うーん、体臭がいい匂いな方が萌えるなぁ。
東雲さんのそばにいるゆみくん(真弓)のプレイ中もいる名前がない3人についても、ちょっと分かりにくくて。
プレイ中攻める側(?)だと思ったのでSの子達なのかなと思っていたんだけど、全員東雲さんに攻められるんです???(「今夜は寝かさないよ」)
ん?????
分からなくて皆さんのレビューを拝見したんですが、どなたも言及されてないので私の理解力が乏しいのかな...。

1

まさしくそこは「楽園」

読んでみてタイトルに納得です。

サラリーマンの真弓はある日、秘密の欲望を叶えてくれる
会員制SMクラブ「楽園」に誘われることに。

複数の男たちに愛され、それをギャラリーに見られ…
ずっと秘めてきた願いが叶えられ歓びを感じる真弓ですが、
眼鏡屋のオーナー・小野寺との出会いをきっかけに
彼の中にある感情が生まれ…

SMといえど、そこまでの過激さはありません。
特殊なのはせいぜい複数プレイくらいかな。
それも激しくいじめられるわけでもなく、
あくまで上質な空気の中で紳士的に意地悪されちゃう程度。

なので、SMが苦手な方でも抵抗などはなさそうです。
あと、はじめは複数プレイから始まりますが、
あくまで本番まで致すのはメイン攻めのみで、
恋が実ってからは「楽園」は解散いるので、
攻め以外との絡み無理!という方もギリギリセーフな気がします。

2

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