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アラフォー男二人の翻訳家BL、第6巻!
新刊が出るたびに「神刊(巻?)」だなあ、と思ってきましたが、
この6巻、もう久慈が愛おしくてたまらなくて…
ひょい、とまた軽く自分の中の「神」が更新されました。
もう、もう、読んだ方全員「久慈ーーーーーーーーーー!!!」って
なったんじゃないかな!!??
読んでいる間中、いろんな感情が波のようにどっと胸に押し寄せてきて
たまらない気持ちになった…
これっぽっちも、何一つ文句なし!!!
ありがとうございます、としかコメントできないぐらい、心も手元も震えてます。
ほぼ久慈視点で進む6巻。
特に胸を打たれたのが、再会し体を重ねた”あの日”当日のこと、
そしてそこに至るまでのMR時代の久慈→吾妻への秘められた思いでした。
どんなことを考え、どんな思いで吾妻をあの日抱いたのか。
その日まで、どれほど強い恋心を一人静かに燃やしていたのか。
ベッドを抜け出し一人帰る早朝、あんなふうに泣いてたんだ。。
自分が想像していたよりもずっとずっと強く切ない恋心と覚悟に、
涙が出ました( ; ; )
”久慈”というキャラの内面が、これでもか!と言うぐらい深掘りされ
見えて来なかった部分が明かされて、久慈とこのシリーズへの愛おしさが増すばかりの巻。
過去(MR時代、父が倒れてからの出来事)と現在(温泉旅行、二人の日常)が
交互に描写され、甘いけれどビターな思い出となった一夜と、
現在の静かで満たされた甘い二人の対比に、胸がきゅーーーっとします。
切なくて、甘い。
…なんだか興奮にまかせて文章を書いているので、全然うまくまとまらないですね;
この思い、つ、伝われー…!!!
普段言葉や態度で甘えるのは吾妻の方なのに、
今回は久慈の方から甘えるシーンがあって、ハートを射抜かれました。
じっとポーカーフェイスで見つめてからの、
「今日はまだ一度もキスしてないから キスしたいと思って」は反則じゃない…!?!?
最高の”あまあま”を、しっかり目と心に刻みつけました。何度でも読み返すと思う。
そしてそんな甘さだけではなく、しっかりと現実・日常のビターな部分も
見せてくれるのが、(辛いし悲しくもなるけれど)このシリーズの素晴らしいところだな、と。
今回は吾妻のお母さんが吾妻の付き添いのもと病院へ行くんですが、
医師のすげない態度に心がズキっと痛みました。
何もかもがうまくいくわけじゃなくて、
悲しい思いをする出来事も、悩みもあって。
深い絆で繋がっている二人でも、溶け合って全てを共有することはできない。
だけどそれでも、言葉にして態度にして体を重ねて
思いを確認し合って、満たされていく。
読むごとに、大切にしたいことをハッと思い出させてくれるこちらのシリーズ。
ずっとずっと続いていってほしい…
心震える新刊、これからも何度も読み返して深く深く味わいたいです。
★修正:白抜き(局部の描写は少なめ)(電子シーモア)
※シーモア限定特典「真白なシーツで眠る」10P、も最高オブ最高でした。
久慈視点の”あの日の夜”のお話。
最新刊がでるごとに愛しさが募っていく作品です。
毎度描かれるそれぞれの事情や思いが、いい感じに生々しくて、うっかり共感を覚えてしまうせいか、読者に寄り添ってくれるような、読者を置いてきぼりにはしないような、懐の深さをしみじみ感じられるシリーズだなーと感動せずにはいられないんです、はい。
というわけで、想いが重い久慈のターン。リーマン時代のふたりは眼福でしかなくて、久慈→吾妻への予想を超えて湿度の高い感情に”ぐふふ…”でした。一度終わりにして別々に過ごしている数年があるということが、現在のふたりに効いているんですよね。どーしても受け入れざるを得ない状況とかタイミングっていうのがあって、だからこそプラスでもマイナスでもなく個々の人生が存在する、そういう背景が感じられる描写がこの美しいフィクションの世界にそこはかとない現実感を漂わせていて、どーしよーもなく魅力を感じるんですよね!
温泉ではしゃぐふたり(”年甲斐もなく”は”萌”ポイント3倍要素です)、嬉し恥ずかしお墓参りデートとか、、別に大げさな言葉にしなくても、一緒に生きて行くという密やかな覚悟を共有し自然に寄り添うふたり、、、尊すぎて死ぬかと思いました(完結まで生きるけど…)。気持ちは言葉にしなきゃ伝わらないはずなのに、こちらのふたりは気持ちをわざわざ言葉にしなくても、さり気ない日々の会話からぞれぞれの気持ちや状況をきちんと察しているところが理想的で日常BLベストパートナー賞を進呈したいです。
コミコミさんの小冊子エピ(”久慈の夢”、”聖地巡礼?”)が、めちゃくちゃ!めちゃくちゃ!よかったので、もし購入先迷われている方いましたらおすすめしたいです。
普段、無料配信の単話は読まないようにしてます。個人的に連続で読んだ方が満足度が上がるので。しかし5巻を読んだ後は続きが気になってしまうもので、26,27話は配信を読みまして、久慈はこんなに熱烈な片思いをしていたのかと驚きました。
そのうえ8巻を通して読むと、MRの片思い時代よりラブのレベルが上がっている…朔太郎の人となりを分かった上でラブレベルがあがるとは、つまり真の愛ではないか。そして遂に一緒の墓に入ろう宣言ときた。
8巻は久慈巻だったなぁ。41歳の彼が迂闊な発言をして、朔太郎に気を遣われて、シュンとして反省してる様が非常に良かった。朔太郎も彼が完全な善意で言ってることが分かってるからこういうやり取りになると。かっこいいところばかり描かない作品が好きです。
ところで、攻めが受けの上に覆い被さる形になるか、受けが乗っかってまぁいわゆる騎乗位の形になる作品はよく見るところ、この漫画はベッドの上をポルノとしてではなく(個人の感想です)丁寧に描いてくださるので、朔太郎が久慈に覆い被さってキスしたりって描写も多くて、そんなところも好きです。「俺に乗っかられんの好きだろ」ですって。
対になっている5巻の表紙と比べると、露出度は半分以下なのに色気は10倍の男・久慈静。(ごめんね朔ちゃん)
外側はこんななのにね、蓋を開けてみれば可愛い静ちゃんの詰め合わせ。
私がBLの中で見たい“男の可愛さ”って、こういうのだよなと思う1冊でした。
1巻の頃から、すかした顔して朔を大好きなことも意外と必死なことも感じてはいたけれど。こうして改めて本人視点の回想を読むと、想像以上に青かったんだな。
感傷的で頑なで、独りよがりのまま終わらせてしまった片恋。
孤独と閉塞感の中で、人生を学び、愛について考えた8年間。
自分から一歩を踏み出した、再会の夜。
不器用で、誠実で、切実で……なんともまあ可愛くて、愛しい。
パンイチで正座しちゃってるのも、通りすがりのおっさんに励まされちゃってるのも、家に連れ帰った朔を前にソワソワしちゃってるのも、みんな可愛い。
キス魔になってるのも、椅子に座りに来ちゃうのも、「頑張って」と言われて神妙に「うん」と答えちゃうのも、みんなみんな可愛いよ、静。
この巻を読んでから1巻を読み返すのも楽しい。朔視点で描かれた静とのギャップに微笑んでしまう。あんなに本音を出せずにいたのに、今はこんなに素直になれて……という感慨も。
そして久慈父が大学に行ってしまうエピソードは初読から印象的だったけど、あの台詞がこんなロングパスで繋がってくるなんて。
長く続いているシリーズだけど、ちゃんと全部が地続きになっている。「ん〜〜」が口癖の先生、前にモノマネされてたな。
嶋田さんへのカムアウトもすごく好き。家族のことや仕事の愚痴もぶっちゃけて話せる、彼女のキャラやこれまでの関係性が下地にあってこその、ああいう流れ。原さんに明かしたときとはまた違う信頼関係を感じられました。嶋田さんの咄嗟の対応力もお見事!さすが教育者。多治見さんの告別式で、朔を気遣ってくれたのも嶋田さんだったんだな。
同じMRから翻訳業を目指すのに、静と朔ではいろんな面で格差があるなーというのも初期から気になっていたけど、ここに来てなかなか痛烈な形で突きつけてきました。でもイヤな感じにギクシャクするわけではなくて。
40歳すぎても、両想いになっても、まだまだ学ぶし成長する。着々と人生の伴侶になっていく二人、素敵でした。
もうね、先ず泣きました
久慈さんが過去を振り返る回で
朔ちゃんとの情事の後部屋をでるシーンからもう切なすぎて泣きそうって思いながら読み進めると涙腺崩壊した
もうね、久慈さんがいいの
普段割とドライを装っているけど心の中は朔ちゃんでいっぱいだったんだね
カッコいい久慈さんがかわいく思えた
本当にいいストーリー
長丁場になってくると読まなくていいかな?みたいな展開あるけど
スモブルにはない
いつ読んでも心が暖かくなる
