電子限定おまけ付き
おバカでかわいいお話かと思いきや、思ったよりも重かったです。
最初の、自分の作ったキャラクターが自分から(勝手に使われるようになってしまい)離れてしまって、すごくストレスの溜まるところから、かわいい自作のキャラの影響力で、なぜかオメガバースの世界へ。
どちらの世界で生きていくのか、現世(元の世界)に戻った時の好きになった人が他人の状態とか、考えるとすごく残酷で絶望的な気持ちになります。ふわふわしてるけれど、実はすごく切ない状態ばかりなのでは?!とか、表紙のかわいさとのギャップがあって、なんだか切なくて。最終的には幸せで、自分の作ったキャラが人気になりそうなところで終わって良い余韻でした。
受けのるかくんの可愛さの虜になること間違いなしです〜!顔だけじゃなく性格も可愛すぎます…。ただのオメガバじゃない、ちょっと不思議な設定にどきどき。るかくんの作り出したキャラクター、ミミじぇるも何とも可愛いー!ほっこり可愛いお話が好きな方にぜひ読んで欲しい作品です。癒されます。
エロス度★★★★★
おやおやおやおや。ノーマルな世界からオメガバースの世界にトリップしてしまうとは・・・なんと興味深い。
拓海とるかが紡ぐ祝福の恋物語・・・開幕。
オメガ嫌いのアルファでありながらるかを助けたり世話を焼いたりする拓海からの特別なアプローチにキュンとし、るかも拓海に友達以上の気持ちが芽生えて両想いになっていくピュアさがよかった。
拓海からの溺愛や弱虫で内気だったるかがオメガバースの世界で得る幸せが尊く、ファンタジー要素や切ない展開もありますが、ミミじぇるがるかを幸せに導いていくのがグッときます。
タイトルにオメガとあるけれども
がっつりな「オメガバース作品」というわけではなく、男女だけの世界から第2の性がある世界へ飛ぶというファンタジー要素も織り交ぜられたお話となっていました。
るかの心がすり減っていく切ないエピソードから、気付けばオメガバースの世界にいて何もわからぬままヒートがくるという、
1話目はだいぶ目まぐるしい展開でちょっぴり戸惑いましたが…
でもその後戸惑った部分もしっかり回収してくれていたので、モヤモヤが残ることはありませんでした。
オメガバース色があまり強くないので、
拓海とるかもバース性に大きく左右されずに
自然と惹かれ合っていくようなところがすごく良かったし、ミミじぇるちゃんのパワー(?)によって
るかの人生が変わるという不思議さも面白かったです。
そして。拓海とるかの体格差が最高に良かった…!
寄り添う後ろ姿に爆萌えでした。
今井ゆうみさんのオメガバは前作の『被験者〜』が大好きだったので即購入しました!ミミじぇるも表紙もかわいい!!
内気で絵を描くのが好きなるか、創作したキャラクターが世に出回り不本意な商業に乗っ取られ失意で仕事を辞め土地を離れる。
るかがオメガバの世界や管理人の仁科に戸惑ったり焦ったりする様子が可愛いし、当然おこるヒートもやはり良き。二人とも髪長いcpは珍しいような。それに服装もかっこよくて二人のバランスすごく好きです。
一度元の世界に戻ってそこでも仁科を見つけるけど、そこでも何度か触れ合いが見たかったな。全然違う性格ではないだろうし…
ミミじぇるとるかの友情と成長、るかと仁科の恋愛も意外性は余りないのだけど、この絵と世界観はかわいくて(語彙力がなさすぎる)読んでいる時も読み終わってもニコニコしてしまいます。