• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作コールドスリープから目覚めたら

渡良瀬優真
18歳→38歳、真人の元生徒、コールドスリープ社人事部勤務
篠真人
30歳(実年齢50代)、コールドスリープ治験者、元高校教員

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

元教え子未知のウイルスに感染し、治療薬の開発までコールドスリープに入るしかない!! 決死の覚悟で、20年の眠りについた高校教師の真人(まさと)。無事に目覚めた真人の前に現れたのは、元教え子の渡良瀬(わたらせ)――かつて何度も告白してきた相手だった!! しかも、半年前までは敬語も使えない子供だったのに――柔らかに微笑む8歳年上の美丈夫に、買い物の仕方や日常生活に慣れるまでサポートされることになり!?

作品情報

作品名
コールドスリープから目覚めたら
著者
海野幸 
イラスト
麻々原絵里依 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784199011559
4.3

(78)

(47)

萌々

(17)

(10)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
13
得点
336
評価数
78
平均
4.3 / 5
神率
60.3%

レビュー投稿数13

社会科の先生なのに、博物館に行ったことが一度もないとかありえない。

なかなか読み進められなかったです……
攻めが20年も一途に思い続けることができるほどの魅力を、受けの真人に感じなかったんです。
先生としてはなかなか興味深いけど、それを超えてこない。

で、完全にない!!!と思ってしまったのは、社会科の先生で歴史を教えていた真人が一度もプライベートで博物館に行ったことがないというところ。
ありえない!!と思ってしまったんですよね。

歴史の資料集に載ってる仏像とか、金印とか、曼荼羅とか、埴輪とか、装飾経とか、絵巻とかなんでもいいけど、見てみたいなぁと思ったことないのか?!
歴史が動いたあの場所に行ってみたい!と行くこともなかったのか?
(城でもいい、なにか有名な観光地なら大抵、なんらかの博物館あるよね?我が家は歴史好きがいるので必ず旅先で博物館に行くんだけど。)

真人の両親は貧しくてその日を食べていくのに必死で「博物館に興味を持つだけの教養すらなかったのだろう」と真人は両親を振り返ってこう思うんですね。
でもさ、あんたもなんで博物館に興味がなかったの?と思ってしまうの……。

真人自身「歴史は好きというよりも必要なものだったから」で、むさぼるように本を読んで本から知識をたくさん得た人だと理解してあげたい気持ちもやまやまなんだけど、そこで完結してしまって博物館や現地にすら行ったことがないなんて つまんねー男!とドン引きしてしまい、私の中でないわーと終了してしまいました。。。。。
(※注:全ての大人が博物館行って当然だとは思っていないです。
社会科の先生なのにってとこです)

攻めが私の好きな一途ワンコとのことで読み始めたけど、正直影が薄い。
ラブ面は薄味で、20年間の眠りから覚めた真人の生き直しがほぼ中心で、その真人に対して興味が持てないもんだから、こんな評価ですみません。

2

夢はあるけど…

治療薬が完成するまでコールドスリープに入ることを推奨される、という
その世界の仕組みがすごく興味深くて
細かな設定が明かされるまでは
ぐいぐい引き込まれる面白さを感じましたが、
目覚めたあとの真人の扱いに「ん…?」という
思う部分が多く、
段々読むのが苦しくなってしまいました。

そもそも
いまコールドスリープに入る、というときに
2年ではなく20年の治験に参加してくれませんか?と
持ちかけるなんてあまりにも非常識すぎる気がします。
真人自身が諸々のことを同意したとはいえ、
あの場面で冷静な判断をできる人がどれくらいいるのか疑問です。
そして目覚めてみれば戸籍は抹消され、
一生会社から監視され続けるなんて。
ストーリーの中心は真人が理不尽に扱われていることではないともちろんわかっていますが、
ふたりの恋愛感情を追うよりも
コールドスリープ社のやり方に目が向いてしまい
どうにも入り込めず…。

20年という長い時間、もう会えないかもしれないのに
想い続けた渡良瀬の愛はすごく素敵だったし
カチカチに固まっていた真人の心が
少しずつ解れていく様子も良かったけれど。
彼らの置かれている環境が詳しく明かされるほどに
ふたりの感情が薄れて見えてしまったなという印象でした。

3

No Title

 作家買いです。
 正直、好みではなかった。
 本当に勝手なイメージだけど、コールドスリープの間に攻めが受けの年齢を越すから、それほど年下攻め臭はしないだろうと思っていた。
 コールドスリープ前の関係性が教師(受)と生徒(攻)だったから、精神年齢や外見年齢が受けを上回っても、攻めの年下感がゴリゴリに出ていた。
 あと、コールドスリープするきっかけも、現実世界でのコ口ナがあたかも存在するみたいな肯定派? のようなエピソードで引いた。

 大好きな作家でしたが、最近の作品がツイフェミ(女の立場を優遇するような思考のオメガバ)だったり、ウイルスの存在を信じてるかのような話に連続して当たってるので少し不安を覚えます。

2

執念の勝利




元教え子 ✖️ 元教師の20年越しの再会


20年のコールドスリープを終了した元高校教師の真人(受け)。
無事に目覚めた真人の前に現れたのは元教え子の渡良瀬(攻め)でした。
20年の年月は残酷で12歳年下だった渡良瀬は8歳年上の頼れる立派な美丈夫になっていてびっくり。
様変わりした世間で生活していくためのフォロー担当として渡良瀬は真人の前に現れたのでした。

真人は、当時未知のウイルスに感染し治療法の確立までコールドスリープすることになります。本来は2年のスリープまで安全が確立されておりその予定だったのですが、真人の体質が長期コールドスリープに耐えうるという検査結果により、20年の長期のスリープの治験に参加することになってしまったのです。
その時は体調は悪化の一途を辿っており、コールドスリープしてもらえないのではないかという懸念から承諾したのですが、実際20年後にぽいっと放り出されて、自分だけが浮いた存在な感じになり不安定な気持ちになってしまいます。
そんな真人をフォローするのが渡良瀬です。
渡良瀬は真人がコールドスリープに入る直前に卒業した元生徒で、担任も何回か持っておりとても懐かれていました。途中告白までされてしまうくらい。
コールドスリープに入る直前に2年で終わると連絡していたため、約束を反故にした気まずさがあったのですが、渡良瀬はすっかり忘れているようです。
大分慣れた頃、十分な謝礼で働かなくても良いのですが、社会から隔絶された気持ちになり仕事がしたいと思うようになります。
当時違法な治験だったこともあり、死亡扱いになっており、自分というものを取り戻したいと思うようになるのです。


命を盾にしたコールドスリープの期間延長提案は人道に反します。
天涯孤独な真人は治験者として最適だったのでしょう。
タイミングが悪かったんですよね。
当時違法だったため真人は戸籍も抹消されて存在を消されたのに、今ではそれも合法となり治験者たちは盛大にお祝いされるというこの差。
渡良瀬がそばにいなかったら病んでたのでは。


真人が歴史が好きだった理由。
必要だったからと思い込んできたけど、よくよく紐解いてみると、もらってなかったと思っていた両親の想いとかちゃんともらってきたんだとか歴史がやっぱり好きだったんだとか、教師の仕事は好きだったんだとか、時間はかかったけど理解できて良かった。

渡良瀬はこの20年の間、真人を探し続けていたようですが、ちゃんと経験もしてきたようでした。恋人がいたのはずっと真人を探し続けて疲れた頃だったのかなとか、今フリーだったのはたまたまなのか恋人に別れを告げたのかとか想像が捗ります。

20年後の世界にも慣れてきて、色々うまくいって、渡良瀬と恋仲になり、「答え合わせは人生の最後にしよう」とプロポーズされて、人生の再出発という感じで終わっていたのが、卒業式で歌われるあの歌が思い出されてしみじみしました。

2

切ない

渡良瀬くんの20年を思うと切なくて!

0

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP