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眠れる太子は焔伽皇帝に千年愛される

nemureru taishi ha enka koutei ni sennen aisareru

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表題作眠れる太子は焔伽皇帝に千年愛される

星辰
焔伽国第三皇子、9歳→24歳
天莉
天陵国の太子、16歳→31歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

不思議な力を持つ者が生まれる天陵国の太子・天莉は、国を守る為、隣国である焔伽国に命を懸けた謝罪に訪れていた。
皇太子は激高し、約束を守らぬのであれば命か身体を差し出せと迫ってきたが、そこに「この人を、僕にください!!」と飛び出してきたのはまだ幼い第三皇子の星辰。
彼の鍛錬の師となった天莉だが、九年後――焔伽国皇帝となった星辰が、今度は逆に天莉を守る関係となり……!?

作品情報

作品名
眠れる太子は焔伽皇帝に千年愛される
著者
釘宮つかさ 
イラスト
小禄 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784775530467
4.5

(60)

(41)

萌々

(10)

(9)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
272
評価数
60
平均
4.5 / 5
神率
68.3%

レビュー投稿数6

そこを読めないのかぁ

安定の溺愛執着攻めとウブで可愛い受けのお話でした。
2人が師弟となり星辰が厳しい修行に耐える姿がいじらしく、可愛らしかったです。
天莉の見た目に反して身体的能力が高く、向かってくる敵を軽々とやっつける様子にしびれました。
次はどうなるの?と前半は夢中になって読み、神評価でした。 
9年の眠りから覚めた天莉と星辰の立ち位置が逆になり、守っていた立場から守られるようになります。この急展開に自分はあまりのれなかったです。
定番といわれようが星辰の修行の様子をもっと見たかったし、2人で悪者をやっつけながら気持ちが近付いていく過程を読みたかったです!
全体を読み返すとちゃんと1つのお話としてキレイにまとまっており、さすがは釘宮先生の作品だと思います。


0

千年

表紙とタイトルにひかれてよみましたが、期待以上に、おもしろいとおもえる作品でした。

焔伽国第三皇子の星辰と、天陵国の太子の天莉とのお話です。中華風なファンタジーが好きなこともあって、夢中になってよみすすめることができました。

全体的に、せつない雰囲気がただよっているお話で、ストーリー重視の作品だとおもいました。

スパダリな年下攻めが好きなひとは、はまる作品だとおもいます。泣ける部分もあり、心にのこるすてきな作品だとおもいました。

1

とにかく一途がすぎる年下攻め

年下攻めが成長してスパダリになるやつー!幼い頃から受け一筋で、どんな苦境にもめげない一途な年下攻め がお好きな方にはぜひぜひ~。

とにかく先が読めない中華風ファンタジーBL。
あらすじ読んでいなかったこともあるのですが、えっそういう展開?えぇっ○年後?えええええーー!と驚くことが多く、最後の最後まで充実していました!

シリアスで怨念渦巻く宮廷の争いを背景に、攻め星辰が9歳の頃結んだ受け天莉との師弟関係。
受けも16歳ながら清廉な精神と一国の太子である矜持が眩しく、まだ幼い攻めを立派に導いていきます。
受けのお陰で真っ直ぐ育った攻めも、一途でひたむきで真面目で努力を惜しまない心の強い子なので、成長して皇帝になった流れも納得のいくものでした。

ただ、そこまでどう成長しどういうことがあったのかは、私達も後から語られる話で知るしかないのです…。
なぜなら、攻めと受けの突然の別れからその後、
受けが数年間眠ったままだったから!!

その間に力をつけ謀反を起こし皇帝になりつつも、いつ目を覚ますか分からない受けに愛を囁きながらずーーーーーーーっとお世話し続ける攻め。一途がすぎる…っ!

更に、皇帝でいることさえも受けの願いを叶えるため。
受けがいなきゃ意味がない。
という愛重ためな攻めなので、心が通じ合ったときやラストの式では本当に本当に幸せそう。

受けは、前半の教え導く立場の凜とした姿を思うと切ないくらいに後半弱ってしまう場面もあるのですが、彼も誇り高く、いつも何とかしようとする姿勢や周りのものへの配慮、強くて優しい心根が素敵でした。

だからこそ、彼の祖国に関する真実はなんとも切なく悲しく…。
読んでいて涙が溢れました。

個人的な萌え属性とは少し外れますが、
15年間に及ぶ壮大な物語、とっても読み応えがあり面白かったです。

2

感動的なのに読みたかった部分が削られてる感?

星辰、9歳で…。
全体的には壮大で生きるか死ぬか、味方か敵か、どちらへ進むべきかというギリギリなお話かなあ。

その中で星辰が第三皇子なのに教育や鍛錬の機会を奪われ側妃の母まで奪われ。常に命を狙われ続けて9歳で天莉と出会い人生を変えて。
子供時代編は星辰視点がなく壮絶な修練の始まりですね。

そうしてとうとう明日が成人の儀の晩、事態は一変し。あ〜これからが読むのを楽しみにしてたのに。星辰の青年編で天莉への想いを伝える様子をワクワクしてたのに。

ここから急に天莉の意識が9年後へ飛びます。
色々あったんだねえ(泣)星辰の天莉への覚悟がすごいです。鍛えたねえ!
なのに目覚めた天莉は丹力不足ばかりで、星辰から丹力もらうのも申し訳ないと。丹力丹力…。
いやいや、申し訳ないと遠慮して余計迷惑かけるパターンですよね。

9年後に起きたら弟が天下統一して、すごく尽くしてくるんですけど、な内容で。
なんというか予想外な内容だったのと、星辰の愛情が何年伝わらないの?なのと、え?あっさり天莉もそういう愛情だったの?と。

大陸の平和も皇帝の座もみんなみんなあなたがいてこそですよな。成長したね!星辰。君の成長過程を読みたかったよ。

2

長さだけじゃない。愛の”質量”に胸震える物語

釘宮つかさ先生の新刊。読みながら泣いて、泣いて、泣いて…
読後の今も、心は物語の世界に入ったまま。作品の余韻がいつまでも消えません。

★5つじゃ足りない、と思うぐらい没入し、心が震える物語でした。

師弟関係、別離と再会、15年に渡る一途な攻めの想い…
そして美麗な長髪の攻め受け!!!と、刺さって刺さってしかたない要素設定ばかり。

一番印象的だったのは、先述した15年という長きに渡る
攻めの想いの長さ…だけでなく、その愛の重さ、質量でした。

とある事情により9年間も眠った状態になっていた受け・天莉(てんり)のために、
星辰(せいしん・攻め)が文字どおり、自らの体を痛めて成してきたことの数々。

ただただ、頭の下がる思いです。


物語は中華風ファンタジー。
とあることから師弟関係になった二人(受けが師匠)ですが別離が訪れ、
再会してからは「守り、守られ」関係が逆転、
攻めの9歳の頃からの一途な愛が実を結ぶー

ざっくりと、そんなお話です。

主人公は、不思議な力を持つ者が生まれる天陵国の太子・天莉(受け)。

その姉を伴侶にーと望んだのが隣国・焔伽国なのですが、
病弱な姉の体は隣国への旅にはとても耐えられず、求めに応えることはできないー
と、その謝罪のため覚悟を決めて焔伽国を訪れます。

しかし焔伽国の皇太子は激高し、天莉に今すぐ命か身体を差し出せと迫ってきます。そこへ「この人を、僕にください!!」と飛び出し守ろうとしたのは、
まだ幼い第三皇子・星辰(攻め)。

星辰のおかげで天莉は命や身体を差し出さずに済み、
星辰の師匠として共に過ごすように。
命を狙われる星辰を守り、また自分の身を守る術を教えていきます。

そして3年の月日が流れ、いよいよ15歳の星辰の成人の儀直前、となった時に
皇帝が第一皇子に殺され、その犯人として仕立て上げられた星辰と天莉は
共に逃亡しようとするのですがー

と続きます。


心震えるポイントは多々あるのですが、
二人の出会いの場面から、もう、胸熱です。

母を暗殺され、兄やその家臣たちから
肉体的にも精神的にも虐げられている星辰が、今まさに傷付けられようとしている
天莉を震えながら守ろうとする。( ; ; )

そして自分の身を守る術を天莉に厳しく教えられ、
泣き言ひとつ言うことなく必死に食らいつく星辰。
のちに星辰が「どんなに修行が辛くとも、あなたと共にいられることが幸せでした」
と語るシーンが、また泣けてしまって。

皇帝殺害事件による別離と、9年の時を経ての再会、
その間に起こっていた大陸全土を巻き込む大きな争いの様子が、
星辰の口から語られる形で丁寧に綴られています。

で、何が一番泣けてしまったかって、目覚めた天莉が1ヶ月後、
自分の祖国が滅亡し、父も姉も既に亡くなっていたことを知るシーンです。

祖国に帰ること、父や姉との再会を夢見て懸命に元の体力を取り戻そうと
努力していた天莉ですが、夢打ち砕かれて…
呆然と立ちすくむ天莉の描写に、涙が止まらなくなってしまった、、

そして更に泣けてしまう&胸震えるのが、そんな天莉を想い支える星辰の姿です。

「独りになってしまった」と滂沱の涙を流す天莉をそっと抱きしめながら、
「私がいます」と告げる星辰。

これ、ずっとずっと幼い頃から孤独だったのは、実は星辰の方なんですよね。
母を殺され、兄たちにも疎まれ裏切られ、天莉が来るまで、
味方と呼べる人は周囲に誰もいなくて。

そんな星辰が、初恋相手であり自分を導いてくれた天莉のために
ついた優しい嘘。
実は兄・藍祐の手から天莉の祖国を守るために力を尽くし、
派兵しようとしていたこと。
そして天莉を守る力を得るために、四肢を釘で打たれながら行われる
修行に耐え、”丹力”と呼ばれる膨大な力を身につけたこと。

その丹力を、眠り続ける天莉に朝も晩もと与え続け、
ひたすら天莉が目を覚ますのを待っていたということー

もう、もう、これ以上ないほどの献身と愛です。
星辰の両肩と両脚に残る傷跡に、涙。。

一度は「そこまでしてもらうほどのことを、私はしていない」と
怯む天莉ですが…

長く、どこまでも深い深い星辰の愛、彼が成し遂げてきたことを知ったら、
もう、心は逃れられないよね、と。
こんな相手、愛さずにはいられない。。

で!
目覚めたら、祖国が滅亡していたー
という絶望を抱えながらも、星辰の伴侶となって生きていく…

ということなのか、、と思っていたら、また最後に驚きの展開がありました。
祖国は滅び、”独りきり”になってしまったと思われた天莉のもとに
現れたのは…!

その一筋の希望の存在に、また胸が締め付けられ、熱くなって。


読みながら何度も切なさに胸が張り裂けそうになりましたが、
どこまでも一途で一途で一途な!攻めの愛、
そして最後の最後に現れた”家族”という希望に、夜明けの光を見ることができました。

忘れてはいけないのは、切なくシリアスな展開の中に
ほのぼのとした瞬間を与えてくれる琳琳(リンリン)!救われたよー…!
表紙でケモミミを生やし、ニコニコしている子です。

幼い頃の星辰の首元にくるん!と巻きつくところ、
目覚めた天莉にせっせと食事を運び、くるくる変わる愛らしい表情を見せてくれるところ。

「小さくて可愛いもの好き」な自分は、琳琳の存在にとんでもなく
癒されました・:*+.

最後まで天莉を守り抜いた永瑢とその弟、
また天莉の師でありお付きの者だった申寧(シェンニン)など、
二人の脇を固めるキャラ達の熱い思い、行動も胸熱。

また作中、不老不死に近い存在となって目覚めた天莉と、
星辰との寿命の違いについてもきちんと触れられており、
二人の覚悟にまた涙、です。

今日はまだしばらく、この作品のことを考えながら呆けてしまうだろうな
という予感。

思いが滾りすぎて上手くまとまらず、
長いレビューになってしまいましたが。。

最高に胸震える、中華×師弟×再会ファンタジーを届けてくださった釘宮先生に、
ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

5

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