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この作品の受けは脚本家なんだけどスランプ中で自己肯定感もダダ下がりで、月村作品でお馴染みのグルグル受けではあるけれど、それは自己肯定感が低いからというよりも、脚本家として想像力が豊かだからついあれこれ想像しちゃってといった印象を抱きました。
怜久の1人ツッコミも多く、文章も従来よりポップ?というか軽めというか、深刻ではない。
めっちゃ萌えるー!とか、このセリフ刺さる〜!とか、攻め好きぃ!!とか、そういうテンションがあがるところはなく、ほんわか優しい穏やかなお話なので、夏の暑さに疲れたときに読むといいのではないのでしょうか。
リアルな夏は暑くて汗ダラダラでうんざりするけれど、でも涼しい部屋で「夏の描写」を読むと、夏っていいもんだなーと思ってしまうというか。
それと「りっくんタイム」はずるいですね。
おまけして萌萌で。
田舎での運命の出会い
脚本家の怜久(受け)は、超絶スランプに陥り、気分転換を口実にして少し前に相続した田舎の民家に逃げてきました。
が、都会育ちの怜久には処理不可能な事態の連続に四苦八苦する日々。
それをフォローしてくれるのが、近所の何でも屋さん藏乃介(攻め)でした。
スランプからは全く脱出できず足掻く怜久に藏乃介が便利屋でバイトをしないかと誘ってくれるのです。
取材と称してできる仕事を一緒にしていくうちどんどん藏乃介にら惹かれて行ってしまうのです。
雑誌掲載の表題作と書き下ろしの続編の2篇編成で、どちらも怜久視点の話になります。
前編は2人がくっつくまで、続編で怜久の仕事の進展と2人の初めての試練について
田舎暮らしあるあるが散見する中で仲が進展する様を楽しく読ませていただきました。
近所に人が勝手に入ってくるとか。
慣れてると全くなんとも思わないんで、ちょっと前に芸能人がそれで不祥事になってましたが、あの時は都会ではそーだよなーと、妙に納得したことを覚えています。
後編では仕事の光明が見えたと思って楽しい話と思ったら当て馬もどきに振り回される話でした。
私としてはそれよりは怜久の仕事関係のその後の話もう少し読みたかったと残念に思いました。
全篇にわたっていろんな感情が芽生えるたびに怜久がそれを興味深く咀嚼してるのが脚本家(作家)としての才能なのかなと面白かったです。
前編の最後にタイトル回収があって、不思議なタイトルだと思って読み始めたので妙に納得しました。
楽しいお話ありがとうございました。
先生買い。ファンタジー要素なし、のんびり田舎のイケメン二人のほんわか恋話でした。めっちゃ盛り上がるところは無かったので萌にしました。雑誌掲載分130P弱+その続き90Pほど+あとがき。ほんわか優しい恋話好きな方でしたら、お好きなんじゃないかな。
祖父母が亡くなって相続をした三世帯同居用住居(田舎の)に引っ越してきた怜久(れく)。敷地内で何かの生き物が息絶えていることに気付き、顔面蒼白。何とかしてほしくて到達した最後の希望の便利屋さんは、ウェリントン眼鏡をかけたイケメンで・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
田舎のご近所の方々。田舎な故に距離感というかプライバシーというか・・・なところあり。受け母(豪気)。攻めの元教え子、ぐらいかな。
++攻め受けについて
攻めは元教員。あれこれあって教員辞めて、現在便利屋+カフェ兼こども食堂?のマスター。大変なことがあって仕事辞めても、何とか生きていけるんだなあ・・と感心。あ、きっと器用なんだわ。器用な人限定ですね、便利屋さんへの転職って。
受けはスランプ中の脚本家。学生時代のビギナーズラックでデビューしたものの、行き詰ってというやつです。自己肯定感低め、そんなにコミュニケーション上手って訳でもないですが、ひねくれているっていう印象はないです。びくびく子犬・・・・ぐらいな印象ですかね?
そんな二人の恋物語でした。夏っていう印象が強い一冊なので、今にぴったりです!
ほのぼの系田舎の恋物語。
タイトルからファンタジー要素が入ってくるのかな??なんて思いましたが、外れ。ちょっとコミカルでのんびりした雰囲気の現実日常系作品でした。
タイトルは「あー、そういうことか!」と最後まで読むと分かります。
絶不調なシナリオライターの受けは恋愛にも慣れていない都会っ子で、派手さはないけどイケメンで穏やかで、田舎暮らしに慣れない自分を色々助けてくれちゃう便利屋さんがいたら、それは惚れちゃうよね。
人畜無害そうな穏やか攻めから時々繰り出される人たらしなこなれた台詞の数々。
この人、意外と経験積んでるな…?(それはそれでギャップ萌え)
もう少し攻め視点や心中が分かる描写があったら、より楽しかった気がします。
良かったんだけど、全体的にちょっと印象が薄めなかな。
月村奎先生のちょっとコメディちっく?な方のお話。ほのぼのしてて、受がぐるぐる悩みながらもちょっと面白い方向にネガティブな感じの子のお話で楽しく読めました。
舞台は亡き祖母(親しくない)の古民家。それまで都会暮らししていた受の怜久にはタヌキやらヤモリやら虫やら試練の連続。何でも屋さんのチラシを見つけて依頼して来てくれたのが蔵之介。依頼をきっかけに親しくなっていく2人のお話。
怜久はがけっぷちのシナリオライター。ネガティブだけど心優しい怜久と、おおらかな蔵之介の絶妙な会話がテンポよくて楽しい。コメディ寄りな月村奎先生が好きな方にオススメです。