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だらしない男×生真面目な男
からしか得られない栄養素!!
マイペースで何考えてるか分からない
不安だけど現状のままでも良いと思い込んで
言いたくても言えない
そんな関係だけど心地よさがある。
現状維持したい気持ちと踏み込みた気持ちの揺れにきゅっとなりました。
食事のお礼はカラダで返す!!という十八番展開も
ノンケかゲイかで懐柔される側も押せ押せ側も印象だいぶ変わると思ってるんですが、
その明かし方が良かった!
よう分らん中でグイグイくる適当人間…ヤバぁ……
から、なんだよぉ~って!変化に説得力があって、
2人の距離感とか会話が読んでて心地よかったです!!
謎めくマイペース男×世話焼きリーマン。
会社員の大智はある日、居候先の女性から捨てられて
大声で喚くヒモ男・忠臣と出会います。
なぜだかお腹を空かせる忠臣のことを見捨てておくことができず、
手作り料理を振舞ってしまう大智でしたが…。
以来、忠臣から懐かれてしまいう大智。
はじめは月に何度か遊びに来ていたのが気付けば週に1度となり、
二日に1度…とやってくる頻度が縮まり、その度に食事のお礼として
大智を抱いてゆく忠臣。
恋人でもなければ、飼い犬という程でもない。
寄生するでもなく、気の向いたときにだけやってくる忠臣。
その関係を何と呼ぶべきか?
どれだけ身体を重ねても肝心の忠臣本人のことは何も知らない大智。
何を考えているのかわからない忠臣と、
密かに恋心を自覚し募らせてゆく大智との温度差が切なかったです。
口も態度も軽いくせに、大事なことは何も言ってくれない忠臣。
だけど、蓋を開けてみれば忠臣もちゃんと大智が大好きで、
大智に重いと思われるのが言えなかっただとか、
いつもは図々しいくせに変なところで繊細なんだから…。
日をおいてやってきていた忠臣が、
いつの間にか毎日大智の家に“帰ってくる”ようになり…
最後まで「付き合う」だとか「恋人」という関係は
二人の口からは明確にはされなかったけれど、
二人の態度やら暮らしぶりを見ていればダダ漏れていて
わかってしまうくらいにはベタ惚れ同士な二人なのでした。
最初から最後までのんびり、ゆるゆると、
そんな愛の形が二人らしくて微笑ましさに包まれました。
結果、家にやって来るのが、週に一度が三日に一度になり、今は二日に一度来るようになりました。
あ、野良犬と比喩された攻めのお話です!
そう、
こちらのお話は、遡ること一年前。
商社勤務の二十八歳リーマンの塚田が、引っ越し前のアパートの隣の部屋で、同居女性に捨てられ、締め出しくらっていた名前と年齢ししか分からない謎の男を部屋へ上げ、食事を出したところから始まります。
作中、攻めのことを野良犬とたとえ、ご飯を与えるお礼に攻めからセッ…をしてもらうのですが、
この危うい関係がいつどこでどうなっていくのか。
なにも攻め自身のことを聞けない受けが、どうふたりの関係を進展させていくのか。
はたまた、なにがきっかけで野良犬とご主人の関係が変化していくのか。
過去、女に捨てられた攻めのなかに、いまだに女の影がちらついているっぽいし、、
と、着地点が読みながらとても気になる作品でした。
最後まで読んでみると、野良犬な攻めはしっかりしていて、もっとふたりともお互いに踏み込む勇気が必要だったんだなあ、、、という印象でした。
サクッと読めましたが、物語はじっくりゆっくり! ふたりで絆を深めていく、三拍子系?(タイトルがワルツなだけに)のお話でした♪
先生の『一途な犬は諦めない』が好きな作品。こちらも試し読みして好みの感じだったので読んでみました。電子で169ページ。以下少々ネタバレあります。
料理上手の商社マン大智(受)は、一年前に出会った和久(攻)とセフレのような関係。いまだに和久の名前と年齢しか知らないが、過去の恋愛の失敗から、それ以上踏み込むことができなくて…というお話。
大智はしっかり者でキリッとした男前。和久はヘラヘラしていて、皿洗いも満足にできない天然な男。
普段は受け攻め逆みたいだけど、濡れ場になると、和久がグッと色気が出てきてしっかり攻めになって、大智も可愛く抱かれてしまう…。
試し読みで、この濡れ場での二人のギャップにズキュンとらやられて読み始めましたw
大智は過去の恋愛の失敗から臆病になっていて、和久にあれこれ訊くことはできない。和久も自分から話したりしない。なので和久の仕事すら何かわからない。和久はワンコだけど掴みどころがなくて、ミステリアスな感じもします。
中盤、冒頭に出てきた「ゆりちゃん」登場。
なんだそういうことだったのか〜!てっきり彼女だと思ってたよ〜ww
その後は、「もうお礼(セックス)はいらない」と言った大智に和久の様子がおかしくなって、必死にご奉仕してきたり(大智をあの手この手で気持ちよくしようとする和久がエッチだ〜(///∇///))
和久のお仕事が判明したり、一緒に旅行もしちゃったり…。
初めは謎めいていた和久の人物像が徐々に明かされてきて、二人の心の距離も近くなっていく様子に、なんだかほっとしてしまいました。やっぱり攻めには受けを大切に想っていてほしい。
最後は大智がまた変にネガティブ発動しかけたけど、和久がうっかり口を滑らせてくれてよかった〜!でないとまた拗れてたかもw
結局お互いおんなじ気持ちだったのね〜、とほっこりでした。
出会って一年以上かけて、ようやく気持ちが通い合った二人。「付き合う」なんて言葉にしなくても、これからは仲睦まじく暮らしていってほしい♡
評価は萌2と神で迷いましたが、和久の濡れ場で雄みが出て色っぽくなるギャップが大変刺さったので、神評価とさせていただきます。
電子 白抜きorトーン修正(枠なしの白抜きなので、やはりちょっとわかりにくい。無なコマもあり残念。トーンも形はわかりにくい)
きはら先生らしさをすごく感じる1冊でした!
すごいBLらしい要素を備えてはいるけれど、BL過ぎない現実感みたいな空気を感じる事が出来る所が好きだな~って思う作家さまです
恋愛面でBL要素は感じさせるけど、彼らの生活(例えば学校だったり職場だったり、生活をしてる街中だったり…)を垣間見せてくれる事で身近な物語を感じさせてくれる、そんな読み心地があって、それが読むタイミングで都度味わいを変化させてくれたり安心感を与えてくれたりするので読み返しをするのが楽しみな先生です♡
今回もすごくそんな先生らしい作品で、初見での読み始めと読み終わりで感じる入り口と出口でのキャラへの印象変化が起こります
最初読んだ時は正直キャラに対して「なんでそこ聞かないかな…(ㆀ˘・з・˘)=3」とか「そこは言っておきなさいよ…(*´д`)⁼³₌₃」という2人共に対してもどかしさを抱きながら読んでいた所が多かったです
最初の印象はズバリ「餌付けBL」って印象でしたw
何だか受けの大智くんの健気が過ぎる感じに必死さを感じて少しバランスが悪いな~って思ったんです
餌あっての関係でお礼でセックスを”してもらう”、、、
Give&Takeではあるけど一方通行のような、、、
だけど、2周目3周目をしていくと、、、
「生きる糧」に食事ってすごっく大きな存在で、餌付けって言わば「生活」の一部なんですよね、、、と「餌付け」への印象が変わって来ます
そして徐々に見えてくる攻めの和久さんの家族観や恋愛観を含んだ人生観
一度親の離婚を経験してるけど、それで「終わりじゃない」って知ってる和久さん
バックパックを通して縁が繋がって行く事を知ってる和久さん
そんな和久さんだからこそ名の付いた関係に拘る必要が無い事も知っていて、ふわふわして見えるけど実はすっごい大智くんを気遣っていた和久さんだからこそ「敢えて口にしなかった言葉達」があった事を知っていく、、、 (ღˇ◡ˇ*)
そんな和久さんの真意をしっかり汲み取れるこちらも気遣いの人!大智くん♪
結局正反対に見える2人だけど根っこの部分がすごく相性いいんだろうなぁ~って妙に納得出来てしまう!!
だから敢えてしっかり「始めない」!!
始めがなければ終わりは意識しない
そんなあやふやな関係でもお互いが「分かって」いれば問題ない
そして何よりも「好き」が真ん中にあるんだからそれでいい(ღ˘͈︶˘͈ღ)
個人的な「恋愛観」とは違うけど、「人生観」としては何だか妙にしっくり来るこの2人
力技ではないのに納得できる終わりにやっぱりきはら先生らしい読ませる力を感じます
「ワルツ」を比喩に使う時ってどんな時かな?とググってみて納得!
色んな使い方があったけどこの2人にはきっとコレ
〝調和がとれている〟
和久さんと大智くんだからこその関係なんだろうな((っ´ω`)♡(´ω`⊂ ))
これからも軽やかに明るく٩(⁎˃ᴗ˂⁎)۶時に1人で大体は2人で美味しいご飯で満たされる時間を過ごしていて欲しい2人のお話しでした
修正|白抜きとたまにトーン