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表題作主人公にはなれないけど

室生 海斗
大学2年生
文哉
大学1年生、喫茶バイト、20歳

その他の収録作品

  • 描き下ろしマンガ『3年後』
  • キャラクター話
  • 背景設定・あとがき

あらすじ

物心ついたころからずっと隣にいる
幼なじみ・海斗(かいと)に、長年片想いしている
大学生の文哉(ふみや)。
セフレは作っても恋愛とは無縁の海斗にとって、
一番近い存在は自分のはず――
そうやって恋心を隠し、“幼なじみ兼親友”の
立場に甘んじる日々だ。
ところがある日、仲がいいという大学の先輩・
諒(りょう)を紹介される。
男友達すらとくにいない海斗が
懐くなんて珍しい…。
不思議に思っていた矢先、
諒を見つめるまなざしに、
本人ですら無自覚の思慕を見つけてしまって!?

作品情報

作品名
主人公にはなれないけど
著者
桃子すいか 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784199610394
4.6

(83)

(66)

萌々

(10)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
19
得点
384
評価数
83
平均
4.6 / 5
神率
79.5%

レビュー投稿数19

「片想い切ねぇぇぇーーー」の嵐

BLって割と攻め受け決まってるのが多いので、本当にどうなるか分からないのがドキドキしました!

表紙の折り返しには、作者様から「地獄の片想い」とのメッセージ。えぇ〜(笑)と思い読んでみると…「片想い切ねぇぇぇーーー」の嵐でした。
自分の好きな人が他の人を見てるのってツラすぎ。不変。

終盤までどんな結末になるのか分からなかったので、個人的には、主人公の"想い人"でなく、"想ってくれてる人"とうまくいって欲しいと願いながら読みました。

キャラクターがきちんと固まっているから、それぞれの視点や立場から見える違い、相手の魅力がとても感じられました。

幼馴染3人、すごくよい関係だったな。一花ちゃんも素敵だった。

好きな人が本当に気持ちがあるわけじゃないと感じていても、一度付き合ってみたり、でも苦しんだり、その過程がきっと必要だったし、リアルだったと思います。

誰と幸せになるか?という結末も大事だけど、ストーリー、展開、みんなの恋の過程も良かったし、とても充実した一冊でした。

出会えて良かった!


念のため。誰とくっつくかのネタバレは下げますね。



読後は良かったね!という気持ちと、悩ましい気持ち。

だって…だって…海斗お子ちゃまなんだもん…。
それが魅力なのも分かる。ピュアでストレートで"正論じゃない"ところも。遊びまくってたのに本命童貞なところも可愛いのは分かる。
でも惹かれなかった〜私は。ごめん。

一途で健気な文哉を大人の余裕で包み込んでくれる有島さんと、有島さんといる時の文哉が好きだった。

有島さん幸せにしてあげてほしい。スピンオフないかな?文哉がもう少し年齢重ねてたら、有島さんと一緒にいる未来もあったのかもしれないな。(いや、無いか?)

0

矢印で表現し切れない「想いのエゴ」の昇華の先にあるもの

いやいや、、、これは作者さまの手腕に脱帽です…!!

良くぞこの矢印多発作品をこのページ数でまとめ上げられたな…!!と、、、‼
ひたすらに驚嘆と感服の嵐です…!

_人人人人人人人人人人人人_
>   本当にすごい…‼  <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

レビューとしてある程度のストーリーのさわりを残したい所なのですが、、、
この作品を要約するには恐らく相当な語彙力と文章の構成力が必要で、、、
もう、、、絶対私には出来ない芸当です(>ㅅ<)
むしろ要約しようとすればするほど要点がズレて行ってしまう、、、Σ(゚Д゚)
(正直このレビュー、もう数日は格闘していますw)

とにかく登場するキャラの誰かのアノ時のソノ気持ち・コノ行動…に必ず1回以上は共感を覚える作品です

終始一貫してこのキャラの気持ち、ワカル~!って思う人も居るだろうし、おんなじキャラでも〇話までは理解出来なかったけど△話のあのセリフはワカル!とか、、、何か、そんな共感や戸惑いが常に自分の頭の中に浮かびながら読み進める読書体験が待っていると思います!

読後に残るのは
◤絶対にこの作品を読まなかったら得られない読了感◢
確実にあると思いますヾ(〃∀〃)ノ

作品の太い軸テーマは『片想い』
しかも届くまでにハラハラしたり想いの違いを感じたり、、、
という〝しんどい方〟の色んな角度の「片想い」が描かれているのだけれど、、、

私的に受け取ったテーマは
『想い合い(愛)』
かな?って思いました

「片想い」と一言で言っても、それは必ずしも恋愛的な想いではないかも知れない。。。
そもそも恋愛ってひとそれぞれに恋愛スタイルというものがある訳だから、、、
増してや片想いというのは一方的な訳なので、、、

Aの片想いの想いの深さや矢印の長さ・太さは、片想い相手のBに取ったらもしかしたらAの想ってるカタチとは違うかも知れないもんね

A自身はBへの恋としての片想い矢印は「→→→→→→→→→→」で表現できものだとしても、、、
Bに取って恋の矢印は「➡➡➡➡➡」このカタチの場合もある
むしろ”友人としての好意”を持ってる想いを矢印にした場合にBは「→→→→→→→」で表現する可能性だってある、、、

結局は目に見えない矢印を、どうカタチにして伝えるか?
なんだろうけど、、、
これが厄介なことに、自分自身の矢印すら分からない事もままある訳なのです

片想いは文字通り、片方の想いなんだよね、、、
それはA→Bの場合にAはBの事だけを想ってしまってA自身の事を置いてけぼりにしてしまう、、、という意味でも片想い

だから、Aの事を想ってくれる人が現れたり、その存在に気付くとBにだけ伸びていたハズの矢印が真っ直ぐに見えなくなっちゃう。。。矢印は真っ直ぐに進むとは限らない↗⇩⤵…Σ(゚Д゚)‼

それでも、一目惚れ的な恋愛以外ならBだってAの矢印とは同じ長さや太さじゃなくたって「関係性」という矢印は生まれてる

先ずはAもBもそれぞれA自身、B自身と向かい合って、そしてAもBもちゃんと向かい合って矢印の「違いと同じところをちゃんと確認」していく

その積み重ねが恋を重ねて愛になるって事なのかなって、、、
この作品で右往左往しながらも進むみんなを見ていて自分の人生の行間の狭間にある感情を揺り動かして考えてみたりしちゃったな(*˘︶˘*)

物語の終盤に辿り着いた自分で自覚してる”利己主義的な意味でのエゴ”で相手に「あげたい」気持ちだとしても、受ける側がそれを純粋にありがとうって思えたら「エゴ」の意味は昇華されて、”その人自身の自我という意味でのエゴ”になる

それはもう相手に自分を曝け出す!という最上級の想いの伝え方!
そしてそれを受け取る方もそれを望んで相手を包み込む
エゴが昇華された事で生まれ結ばれる2人の関係性

私、この流れを見ていて大好きなアーティストのお名前がリマインドされてしまいここ数日EGO-WRAPPIN'をヘビロテしまくってますwww(エゴを包む…!まさに…!)

あ~…脱線してもぉた…!
そしてもぉ取り留めの無い事を延々書き続けたくなってしまう位に感情を刺激される1冊でした

文学的でもあり哲学でもあり、そして普遍のテーマである「人を想い想われる」という奇跡を探し続ける物語

レビューに残したかった色んな言葉が実はあります
それは作中にあった素敵な言葉や、作品を読んだ事で浮かび上がった言葉など様々…!
だけどそれらをこのレビューに入れ込もうとしちゃうのは私のエゴでwそれを通してもこの作品のスバラシさは〝一読してもらう以上には伝えられない〟のです…!

どうか、恋する気持ちに戸惑ったり悩んだ時に手に取ってみて下さい
きっと誰かが寄り添ってくれると思います(ღˇ◡ˇ*)♡
そして作中で出会ったみんなの幸せを願いたくなります✧

電子オンリーらしい番外編もある様子!
是非読みたいと思います‼

0

めっちゃよかった

「恋人という関係だから終わりがある」という海斗の考えに対して、一花の「友達という関係でも終わることはある。みんな関係が終わらないように努力しているんだよ」と返答したところが、すごく胸に来た。
広い人間関係のなかで心情の機微が描かれており、恋愛だけじゃなくて、友情、家族愛、日常のなかに存在するいろんな愛について描かれている作品だった。
タイトルの「主人公にはなれないけど」は、”漫画の主人公みたいに両想いが当たり前”にはなれないけれど、それでも葛藤しながら生きていくという意味があるのかなと思いました。

2

タイトルいいな!

幼馴染3人(男2と女1)と同級生1人(男)と社会人1人(男)の日常の中の恋愛関係。みんな誰かの恋愛を見ていて「主人公は自分じゃない」感じがしているようです。他の人の恋に気づくけど、それは自分がその人を見ているから。それは読者も同じ。
それぞれのキャラがいろんな想いや考えや苦しさを持っていて、ままならない恋愛を見つめています。自分がどのキャラに感情移入するかで物語のラストの感じ方が違うかもしれません。わたしは切なかった!すごくいい作品なのでおススメです。

読んだ後にタイトルの良さに頷くはずです。もちろん表紙にも。
ネタバレなしでぜひ読んで欲しいです。
スピンオフないのかな!!!!!

1

No Title

アンサンブル・キャストであることも、最後はどう転ぶか分からない話はかなり稀でそこはまず評価したい。自分的に「愛とは」という謎々をテーマにする話はいつも大好き。好きな作者でここまで伸びて偉い。

1

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