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あとがきで、安西リカ先生ご自身が「現代もので特にこれといった特別なことは起こらない、いつものお話」とされていましたが、だからこそ登場人物の姿がリアルに目に浮かぶし、感情移入しやすいのだろうと思います。
私はこの「あまりにも普通」の主人公が大好き。
「特別に恵まれた容姿」「特別に恵まれた(恵まれない)家柄」「謎に理不尽過ぎる不幸」といった設定だと、現代ものでも同じ世界線にいるという感覚が持てず、ファンタジーを読んでいるような感覚になってしまうことがあります。
一方、淳史のこの素朴さはすごく身近にいそうで、同じ世界線の男性たちのリアルな恋を見せてもらっているような感覚になります。
安西リカ先生のさすがの文章力もあり、すごく引き込まれました。
どこにでも居そうな普通の子でありながら、その飾らなさや優しさ、自然体の魅力で憧れのひとを射止めるお話。めちゃくちゃ心打たれました…。
ぶっ飛んだ設定はなしで、落ち着いた現代もののBLをお求めの方にオススメです♡
こういうの憧れるんだよね
お互いに誠実に付き合い続けて、大事にしてることでより大切で好きになれる交際
まぁ、始まり方はちょっと⋯それで自信持って恋人でいるのは難しいよねって感じだったけど
でも、言われてみれば同性の場合、性的に扱えるよって示す方が安心させられるって考え方も⋯あんのか?
自己評価はそんなに遠くないけど自分の良さを当たり前の物と捉えている卑屈までいかない控え目な人柄で、家事とか進んでやっちゃう感じで、これは相手によってはずっと幸せってわけにはいかない可能性ありそうだけど、相性が良かったために一人目の恋人が生涯の相手になりそうな幸せ
しみじみと良かったな
幸せになる人らって、巡り合わせは運とか色々だけれど、どんな関係でいるか
その関係の維持に互いに歩み寄れるかとか、行動でその恋を良い物にしていくんだよね
途中で綾瀬が恋心に気付いて良かった
欲目で可愛く見えてるのとか、良かった
来るもの拒まずなバイの綾瀬と、大学生時代に勇気を出して告白し念願の彼氏(本人曰く次のコートが来るまでの使い捨てコート)になれた地味な栗原のお話。
前半栗原視点、後半綾瀬視点で話し手が変わります。
地味な男が一途に健気に思い続けた結果、誰でもいいと思っていた攻めの気持ちを変えて大切な事に気づかせる…という王道ストーリーですが、栗原のあまりにも卑屈な自分への自信の無さが気になって少しイライラしました。綾瀬の事を思うあまり(+自信のなさ)自分の気持ちを何も伝えていないのは栗原も悪い所あるんじゃないかな…と。
特に後半、綾瀬視点になってからは仕事都合で会えなくなったり、かと思えば家に突然来たり。栗原視点だと綾瀬が振り回しているようですが、十分栗原も同罪でお互いにあまり話し合えていないカップルだなと感じヤキモキしました。
ただ、綾瀬が自分にとっての大切な存在に気付けて大事にしたいと思えるようになった心の変化は素敵でした!
また後半の綾瀬による初Hの回想シーンと喧嘩後の仲直りHの栗原のフェラシーンがとても可愛かったです。
現代ものです。安西先生曰く「特にこれといった特別な事は起こらない、いつものお話」との事ですが、その丁寧な心理描写に心を掴まれ、揺さぶられます。
容姿が良く存在感もあり憧れの綾瀬と、3歳年下でいてもいなくても同じだと自分を評価する淳史。短期間で恋人が変わる綾瀬がたまたまフリーの時に告白し付き合える事になった淳史。期間限定の恋であろうとタイムリミットを恐れつつも好きを募らせていく様子に涙涙でした。淳史目線の前半も良いですが、綾瀬目線の後半が特に良い。めちゃくちゃ良かったです。
現代もの、切ない系大好きな方には絶対ハマると思います。オススメです!
温度差の激しいカップル
ダメ元で告白したらあっさりと付き合うことになった社会人2年目の淳史(受け)。
たまたま恋人枠が空いていたから付き合うことになっただけのため恋人になった綾瀬(攻め)から好かれている実感はないまま早一年。
一年以上もったことがないという綾瀬なのでいつ別れようと言われるかとどきどきしています。
そんなとき、淳史の職場に中途採用の年上の後輩(湯沢)ができます。湯沢に教わることも多く急速に親しくなり、反対に綾瀬とはすれ違いが続きます。
綾瀬が私にとっての地雷男すぎてで読み進めるのをどうしようかと思いました。
温度差のあるカップルなので、矢印は淳史から綾瀬からしかありません。(途中から変わっていっていたとしても見かけ上は)
週末には綾瀬の家に行くけど、淳史が遊びにきても綾瀬は仕事をしたりスイミングに行ったりとセックスする以外は好きなことしてる。淳史はその間掃除したりご飯作ったりストック作ったり映画見たりやはり好きなようにしていて、通い妻かよって感じ。
すれ違いと言っても、今まで綾瀬に合わせていたのが、仕事関係で合わせることが難しくなったってだけ、あくまでも合わせてるのは淳史。
追いかけるのに疲れて身を引いてその存在の大きさに遅まきながら気づいてザマァの後元サヤっていう話を前読んだなーと思いながら読んでました。
それよりは大分マシだったけど、それでもなんでこの人が好きなんだろうと思わないではいられません。
二人が幸せだからいいのかな。
恋人らしいこと何にもしてない。
デートもすることなくて、外出するのは食事だけって恋人なのに寂しすぎる。
誕生日プレゼントは本人望んだとはいえ料理グッズだし。
それを綾瀬の部屋に置くならそれはプレゼントじゃないと思うんだけど。
せめて、それとは別に淳史のためのものも買うとかなんかないのって、どうにもこうにも読んでてネガティブな方向に向いてしまいます。
色々あって、ちゃんと綾瀬が意識して二人で生きていくって流れになったのは良かったと思います。ちゃんと淳史のためのプレゼントも用意できるようになったし。
片方だけの献身では絶対いつか破綻する。
綾瀬が淳史と別れたくなくて勇気を振り絞った時は、あの時恋愛初心者の淳史がどれだけ頑張ったかわかってほんとよかった。
とはいえ、私はこんな男嫌だなー
二人の矢印が同じくらいになってやっとスタート地点に立ちました。
二人の相性は良いようなのでこれから二人で幸せになって欲しいですね。
とはいえ、もっと酷い人間がいたので。
あの時咄嗟に綾瀬を頼り、綾瀬がちゃんとそれに応えられて良かった。あれがなかったら絶許だった。
お話の流れは面白かったけど、綾瀬がもう少し恋人としてちゃんとしてたら良かったんだけど。
すれ違いも常に受け身の綾瀬が動けば防げたことだし。
高評価の中、ネガティブなことばかり書いてしまいました。
