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1巻は高校卒業で終わっていましたが、2巻は大学2年からのお話でした。
亀山君は鷹虎を好きだし、鷹虎も亀山を気に入ってそうだったと思っていましたが、やはり2人は付き合っていましたね。Ω同士でヒートとか関係なくやるセッ は、鷹虎が強引な感じで支配者のようですが、その後は体力のない亀山君を労ったり、体力つける為に一緒にランニングしたり、、思った以上に普通の彼氏っぽくて安心しました。
そして、有坂と龍ケ崎もずっと交流があって、有坂の母親の(Ω父)策略からは逃れられたみたいで安心しました。今回、詳しく話が出た登場人物の中でこの龍ケ崎×有坂の2人が1番安心して読めました。
鷹虎は新しい事業を立ち上げたり、資金を増やすことに忙しくしていて(まあこの辺りの仕事での失敗な無さそうと思って読んでいました)でも、そんな中αと交流する中で彼がセクハラ被害に遭ったのはとても衝撃的な事件だったのではと思いましたが、どうも、会合に行くことを勧めた彼の叔父がなにか企んでそうでちょっと気になりました。彼は敵なのか?味方なのか?
そして、社会人となって様々な道に進んだΩ同級生を見ている亀山はΩに優しい社会作りを目指して官僚になる為に努力しています。
Ωでも高い理想を持って努力している亀山を鷹虎は凄く気に入ってしまうんですよね。でも、優秀な亀山を気に入った気持ちを何で表すかと言うと子供が欲しいって。亀山に自分とお互いの親族の遺伝子で子供って、、
亀山を好きで、彼の頑張ろうとしている事を応援したいなら、なんで子供欲しいって言うの?この辺りがαとして育てられた人なんだなぁとつくづく思いました。
そして、鷹虎はもう子宮を取ってるから鷹虎には子供を産めないし、、
自分は子供を産む道具にはならずに我が道を進みたいって思っていながら、他のΩが子供を産む道具になる事には何の躊躇いもない鷹虎。この辺りの考え方を改めたり、あと亀山のキャリアの事とかも大切にしてあげたいです。子供は欲しくないっていう亀山の気持ちに耳傾けて、もっと話し合わなきゃだよねとは思いました。今後の展開見守りたいです。
そして、一番心配なのが大雀ですよ。そういうえば1巻でもガタイが良いのにやたらセクシーな水着きてたなぁと、、整形とか、見た目で頑張る方向はやっぱり間違っているんじゃないかな、、とは思いました。でも彼はその事に凄く固執していたから、、大雀に説教した鷹虎には私も同意見でした…が、鷹虎が大雀に斡旋した仕事はやっぱり賛成できないと思ったり。
この作品、鷹虎の性格や行動が良い部分と悪い部分が交互にやってきて、憎らしいけど憎みきれない絶妙なキャラクターで、そこに社会問題も絡めて考えさせられる所がとても面白い作品です。
なんだかんだと自分が関わったΩを気にかける鷹虎が色々な業界にコネクションを広げていき最終的には(多分亀山も中心となって)なにか大きな事をやってくれそうで、これからも期待してよみたいです。
鷹虎くんとオメガたちは高校を卒業し、みな大学~社会人に。現実の日本にも通じる社会的問題が様々出てきて、相変わらず読み応えがありました。
2巻はなんといっても、色々な鷹虎くんが見れてとても良かったです。
元気で偉そうな鷹虎くん(通常)
怯えて弱気な鷹虎くん(珍しい)
そして、なぜか巻き込まれ困惑し振り回される鷹虎くん(癖に刺さった)
傲慢で強引で俺様で突き抜けているのに振り回されちゃう鷹虎くん…あの困ってる感じめちゃくちゃ好きでした。もっと困ってくれ。
色々な彼が見れて、なんかすごく愛しい奴だなって思えました(笑)
亀山くんとお付き合いが順調なようですが、鷹虎くんはいつ見ても誰とでもいつでも別れそうな不穏さがあり、2巻の最後にぶっ込まれた大問題でほんとに破局を迎えるかも…?代理出産、亀山くんに提案してなんでそれいけると思うんだ。
(個人的には亀山くんより有坂くんとのCPが好きでした。有坂くんは今彼の方が幸せだろうけども)
サクサク年齢を重ねていくし、もしかして鷹虎くんの一生を見守ることになるのかしら…?(ぜひ見守りたい)今後も楽しみです。
鷹虎が桜は綺麗と思う心があるのがこの作品の面白いところで。レイプされれば震えるんだよ鷹虎くんは。ただのイカレ野郎ではない。「支配的な性行為をする」と明確に書かれるBL漫画の主役。変わらないでほしい。電子タバコ吸う鷹虎のおっさん臭いこと。変わらないでほしい。元気のない鷹虎くん、元気出してほしい。でも元気ないところもキモいところも空回りするところも沢山見たい。町田事件後の社内のあれ、アルファのときはこんな扱い受けなかったんだろうなぁ鷹虎くん。
BL漫画読んでんだか分からなくなる瞬間がある。まぁBL漫画だからこの作品を読んでいるというより、朝田ねむい先生の漫画が面白いから読んでるので一向に構わないのだけれど。
ムッツリヤロー龍ヶ崎といい、この作品のバラエティに富む人間共が本当に皆愛しい。有坂の対亀山くんとの態度の違いよ笑
続編うれしいです、
1巻でも思いましたが、2巻は社会派な特色がより濃くなってますよね。
描かれるαとΩが、現実社会の男女の格差を見ているようです。
社会的に弱い立場としてΩなりにどう生きていくか。
亀山、有坂、烏間、大雀…などいろんなΩがいる。
その中で鷹虎はαとして育ち、Ωであると判明したが子宮を摘出し、Ωでありながら彼独特の視点で生きている。
α、Ω両方の立場がわかる鷹虎を通して描かれるオメガバなんですね。設定がユニーク。
鷹虎はαたちの悪意ないセクハラを受けたり、明らかな性被害に遭っても頼るべき叔父からうまいこと言いくるめられてしまう。
1巻ではα優位な考えだった鷹虎もさすがにΩが置かれている社会の実態がわかってきたはず。
鷹虎が強いから悲壮感ないですが結構なことが描かれていますよね。この辺のカラッとしたさじ加減が朝田先生の好きなところでもあります。
ルックス至上主義に踊らされての大雀の劣等感や整形については痛々しいですが。
鷹虎が自分と亀山の遺伝子を残したいというのはそう教育されてきた優生思想のようで、ある意味怖いです。
そのために代理出産をするという鷹虎の意見もわからなくもないのがまた。Ωにもいろんな人がいるという現実。
亀山が理想的で常識的でその対比が見事です。
龍ヶ崎がいいαで、有坂としあわせになってくれればうれしいなと思いますね。
鷹虎が亀山にスパダリっふりを見せるのがツボでした。
なんやかんやありながら鷹虎は成長しているし愛もある。
鷹虎の今後とΩたちの生き方に目が離せません。さすがタイトル。
生きづらさを抱える人たちへの目線がやさしく時に辛辣かつユニークな朝田先生のすごさをまた見せて頂けて最高です。
毒とやさしさとストーリー展開がおもしろい。ちょっと他にはないBLでいつもながらクセになりますね、
1巻では、αの鷹虎くんがΩになって、さぁ大変?!みたいな流れで結局鷹虎くんは鷹虎くんで誇りも地位も金も失わず堂々とΩを囲んでいるのが斬新でした。このままの流れでΩなのにαのように生きる鷹虎くんを追っていくのかと思いきや、2巻はとても社会派。
本当にΩは弱い立場なのか。弱い立場を作っているのはαなのか。
学生生活でも触れていた話がとても大きくフューチャーされた巻でした。
鷹虎くんの支配的な考えはスタンダードなまま、会社を大きくしたり亀山くんとの生活を育んでいたりと読み応えはバッチリ。
亀山くんの優秀な遺伝子を残したいって....鷹虎くんにとっては最大限の愛の伝え方なのかな...
それともただの子孫を残すという社会の構図に則った一番利益ある行動なのかな。あまりそうとは見えない。
亀山くんの誕生日を忙しい中祝ったり、スパダリが凄い...さすが元α。
子供を巡っては亀山くんとの亀裂が入ったままで終わってるのでとても気になります
