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最終巻です。
4巻で「各話ともメインCPのみで脇が生きていない」と生意気なレビューを書かせていただきましたが、最終巻にしてやっとオムニバスらしい様相。
さまざまなCPが入り混じっての登場に、この下地を作るための4冊…という感慨もなくはなかったです。
何と言っても動いている久家×益永が!
ピピンさまに教えてもらった「久家×益永」を購入リストに入れたばかりなので、CPの馴れ初めはまだ知りませんが、粗野な久家から溢れるべた惚れ感が確実に好みです。
オールキャストの体を取りつつ、レオン×要にも決着が。
ヘタレ過ぎる攻めと意地っ張り過ぎる受けってこうも上手くいかないものかとギリギリしましたが、この焦ったさを味と思えたらBL上級者なのかなとも思いつつ。
それと並行して起こったボスの実家である「CASTLE WATCH」後継問題。
ボスが継ぐなら事務所は解散!?というところで、はるかが奮闘を見せます。
ここまでずっとボスがはるかのどこに惚れたのか分からなかったのですが、ボスが挙げていたはるかの長所がそれなのかな、と。
好奇心と未知の可能性。
そういうものに惹かれるのって、もっと年齢がいってからと思っていたし、ボス自身が新しい人材をがっつり育てるほどの時間がないように思うのに、とまだ完全に納得は行っていませんが、そばで育てたいんでしょうね。
生涯のパートナーとして、父親にも紹介を済ませたものの、どう見ても片足にスニーカー、もう片足に12cmヒールを履いているようなアンバランスさが拭えず…。
こんなことなら一言、「見た目が超絶好み」と言ってくれた方がもやもやせずに読めた気がします。
最後までぐだぐだ言いましたが、これで終了でございます。
最後に原作つきの悪いところ(コミックス版だけを読んでいる読者には知り得ない事情説明を省いているのに、周知みたいに描いていたり、話があちこち飛んだり)が出ていましたが、それもご愛嬌でしょうか。
不破さんはやっぱりオリジナルでこそ絶妙なストーリー展開を味わえる作家さんだなと再確認したところで、お暇いたします。
コミックス最終巻!!
綴じ込みミニミニポスター的なカラー扉も付いていて、更にはエビリティーのプロフィール一覧もついていて、そしてそそして、1ページ分だけ本編もカラーで・・・それに、本編内にも2枚カラー扉が綴じこまれています。
カラー扉も、本編カラー部分も、個人的には大好きな益永さんが居て嬉しかったです。
しかし、あらためて皆の並んでいるのを見ると、格好良くて素敵な人たちです。惚れ惚れしてしまう・・・
本編は、大城×藤波のお話だけかと思いきや、大好きな久家×益永カップル(お外で浴衣で事に及ぶ直前まで描かれている・・・あともう一声・・・希望)のお話や、そこに綿貫×狩野カップルも登場したり、谷地も出てきたり、私は久家×益永カップルの当て馬でもあった浅倉さんも実は好きなのですが、その朝倉さんも活躍、ユキとアルベルト、シンにリカルド・・・と豪華!!!
他にもケイ×アキラ、レオン×要カップルのお話もあって盛りだくさんです。
シリーズ11作目
コミック版の5作目で最終巻です
YebisuGraphics社長とはるかの話を中心に、他のカップルも含めて最後を飾るに相応しいハッピーな締めくくりと言う感じでした
学生でバイトだったはるかが修業中とはいえ二年目の社員になり恋も仕事も充実している日々を送っています。
そこに起こったYebisuGraphics解散の危機。
ボスは父の会社を継ぐことになるのか、自分にはボスの手助けはできないのか悩むはるかがもう一段階成長し二人の仲も一生堅く結ばれるエピソードでした。
でも、浅倉の行く末が見られないのが残念。
お仕事方面じゃなくて、神谷となにか始まるかなーと思わせぶりな一コマがありましたが、どうなんでしょうねえ。
カラーイラストが豪華でみんな素敵でした。
カラー扉が入ってます。なんて素敵!
ページ開いてすぐにあるカラーはエビリティたちが並んでますよ。
言わずと知れたハイスペック集団。
裏は「LOTUS」にてカフェタイムでしょうか。
こんな奴らがいるカフェならさぞ繁盛してるだろうな…。笑
最終巻とあってかカップルオールスターズ。
ボスの後継者問題を軸にそれぞれのカップルがいちゃいちゃしてます。
和実と久家の浴衣デート。
そこにバッタリ偶然綿貫と狩野も浴衣デート。
男四人浴衣。……いい。
和実と久家の屋外エッチがあります。どうせなら最後まで描いて欲しかったよ、残念。
慧とアキラは相変わらず癒やしカップルです。
アキラと慧の仕事に対する前向きさがカッコイイ。
慧の公共の電波を使ってのノロケにごちそうさまです。
レオンと高館がとうとう!
辛口ツンツンの高館のデレは最強です。
しっかし『レオンさんの恋を成就させる会』メンバー、外国人ばっか。
アルベルトにフラン。うん、ナイスなアドバイスだ!
でもレオンはやっぱりヘタレオン(笑)
しかしレオンの愛はすごーーーく深いのです。
そこに気づいた高館さんはもう完敗とばかりに顔を真っ赤にして告白。
かわいいよう、高館さん!
大城とはるか。
やっぱりはるかの一途で健気なところが大城の心を溶かすんですね。
これからはるかはどんどん成長して、そのうちころころと手のひらでボスを転がしてしまうんでしょう(笑)
さて。カップルではないんですよ。
でもね、どうもくっつくフラグがたっている気がしてならない二人。
ずっとずっと怪しいと思っていたんです、東栄の神谷と浅倉!
この二人の話を読みたいよう。
ボス!何でもするから雇ってください!
と思わず叫んでしまいたくなるほど、魅力溢れた男たちが働くオフィス。
展開するお話も魅力満載、是非これは小説も同時に読んでください。
楽しさ二倍どころか三倍にも四倍にもなりますよ!
登場するキャラクターが統一していて、物語が小説とコミックスとで平行して進んでいくコラボレーション作品。
(ん~、コラボの意味ってこれでOKだっけ?)
コラボの関係上、ゴージャスな各キャラクターや、それぞれのカップルの恋愛を楽しむのが主流になっちゃた気がする。
連載当時は密かにお気に入りのキャラクターもいたし、ちょこっとでも登場するLOTUS
のスタッフ達も何気に楽しみだったものの、もうちょっと彼らの冴えた仕事ぶりや華やかな舞台そのものを堪能したかったかも。
脇役の中にも、
・陣内 (誰かしらの恋愛に当て馬っぽく絡んでくると期待していた),
・神谷 (エビリティのライバルとして容赦なく振る舞ってほしかった),
・浅倉 (実は地道に頑張っていたのに…)
と期待していたのに活躍が見られず物足りないキャラも居たのが惜しい。
ちなみにこのコミックスは、ボスが今後事務所をどうするかっていう進展問題を軸に、各カップルのその後を楽しめて上手くまとまっている。
ボス自身の心の葛藤ももう少しじっくり読みたかったなと思うものの、シリーズの締めくくりとしては満足のいく一冊。