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表題作七年ロマンス

荻嶋 熈(おぎじま ひかる)
会社員、社長の息子、33歳
有城 敦紀(うじょう あつのり)
漫画家、33歳

その他の収録作品

  • 幸せの◯
  • あとがき

あらすじ

ひどい別れ方をしたかつての恋人と、突然の再会をした有城。彼、荻嶋は、あの頃の穏やかさが嘘のように強い瞳で今度は逃がさないと言うけれど、有城には彼の手をとれない理由があって……?

作品情報

作品名
七年ロマンス
著者
渡海奈穂 
イラスト
青山十三 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784403526381
4.5

(31)

(22)

萌々

(5)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
142
評価数
31
平均
4.5 / 5
神率
71%

レビュー投稿数6

再会

タイトル通りの溢れるような愛情と、心の繋がりが丁寧に描かれた素晴らしい恋愛ドラマでした!

お互いに好意を持っているのに、関係が壊れるのを恐れて一歩踏み出せない……という、切なくもどかしい「じれキュン」な展開に前半から一気に惹き込まれます。
モノローグや表情の描き方がとても繊細で、二人の不器用な優しさに何度も胸がギュッとさせられました。
だからこそ、ついに想いが繋がってからのイチャイチャは破壊力抜群!お互いの存在によって過去の傷や不安が溶けていき、身も心も満たされていくプロセスが非常に甘く、かつドラマチックに描かれています。
刺激的なだけでなく、読後に良い恋を読んだな……とじんわり深い余韻に浸れる、ハッピーエンド好きには絶対に外さないおすすめの名作です。

0

読後感が良い作品

とても読後感が良い作品でした!
ハッキリ言うと、登場人物2人の恋模様にドキドキしたり切なくなったり萌えたりってことは無かったんですが、読み物として純粋に面白かったので神評価にしています。

受けとその息子くんは中々に厳しい環境で生きてきて、作中さらに酷い目に遭ったらどうしようとハラハラしていたのですが、そう言う事態にはならず攻めの出現によりかなり救われます。
なので物語が結末に向かうにつれて明るく温かなものになっていき、ぐんぐん読み進めてしまいました。後編のお話がかなり好みで、読後感がかなり良く読んでよかったなぁと思える作品でした。

0

荻嶋の頑張りよ

7年前自ら別れた相手と仕事の打ち合わせをしていた喫茶店で再会してしまう有城。今自分は義理の息子を育てている。

再会もの好きです。でも有城と琉斗の生い立ちは辛かったな。2人が自らの境遇から生き延びるために色々諦めてしまったり。縁を切りたい毒親にずっと囚われていたり。

育つ環境って想像以上に人生に影響を与えますよね。それに比べて恵まれている荻嶋にはきっとわからないであろうと思ってしまうのも仕方ないかなぁ。

再会した荻嶋が諦めず……絶対に諦めない!
だからこそ有城も琉斗も安心できたかな。琉斗はまだ大人を完全に信じることは難しいかもしれないけれどいつかわかってくれるでしょう。2人が見せてくれるから。

琉斗が自分を幸せになれない理由にしないでと言ったのが良かった!

2

No Title

青山先生挿絵だったので購入。なんとなく攻め受けともピンとこなかったので中立寄りの萌にしました。雑誌掲載分150Pほど+その続き70P弱+あとがき。現代日本、ファンタジー要素なし。毒親が大丈夫な方で、執着攻めが好きな方だったらいいのかも。

結婚相手が子供置いてとんずらしたため、その養子(高校生)を育てつつ漫画を描いている有城(うじょう)。ある日、担当者と打ち合わせをしていたカフェで7年前に突然姿を消すように別れた元恋人に出くわし・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
琉斗(受けの養子、高校生)、受けクズ家族、受け元嫁ぐらい。クズっぷりが想像越えていて「ほんまでっか」という気持ちが大きい。

++ 

攻めはとある企業の御曹司。受けは「万引きしたのをSNSに上げたらダメって誰も教えてくれなかった」と悔しがる方が周囲にいるような環境で育った方。で、この受けの母親(クズ)、兄姉(クズ)、元嫁(クズ)の行動が、理解できなかったんですね。それを是としている訳ではないけど、一旦受け止める受けも、ちょっと理解できなかったでした。それで今一つシンクロできなかったのかなあ。

受けの養子の琉斗はめちゃいい子で、そのいい子もやむなく作り上げた部分もあるであろうというところは痛かったかな。

受けと受け養子の今までの事を思うと、ちょっと盛り上がれなかった一冊でした。攻めが受けをずっと忘れてなかったという執着が大好物な方でしたら、もっと違う評価になったかも。それか、後半の養子のカップルに対する気遣いに萌え萌えする人もいるのかな。

3

7年の年月が変えたモノ、変わらなかったモノ

今回は社長子息の元同僚とWEB漫画家のお話です。

受様が元カレの攻様と7年ぶりに再会する本編と
元サヤに収まった後の日々を描いた後日談を収録。

受様は3年前にシンママと結婚し
12才の息子ができます。

その後、妻は男を作ってで行きますが
受様は施設入を快諾した息子と暮らす事を選択
一念発起して漫画家としてデビューして
今は何とか生活できています。

受様の母は水商売、父は元客で酒癖が悪く
ギャンブル好きで機嫌次第で子供に当たる親で
年の離れた兄や姉には奴隷扱いされました。
周りの友人の家庭環境も似たり寄ったりで
それが普通と思っていましたが

高校生の時にバイトテロで友人が炎上すると
両親の呵責も感じない周りに違和感を覚え
ここから抜け出したいと一念発起し
身体を壊す一歩手前まで頑張って
奨学金の貰える特待生として進学、

卒業後は入ったた会社で出会ったのが
今も想いを残す攻様です♪

攻様は受様が新卒で入社した総合電メーカーの
社長子息でしたが出自を鼻にかける事も
気取る事もなく必要以上に謙遜することなく
明るく堂々として誰からも頼られていしました。

受様が攻様に出会った瞬間に惹かれますが
攻様からも恋愛的な好意を向けられても
自分の気持ちを周囲に知られたくなくて
良い友達としての距離を持ち続けます。

攻様は根気よく想いを伝えてくれて
お付き合いを始めましたが
受様が攻様を振って退社した事で
幸せな時間は終わりを付けたのです。

それから7年がたったある日、
担当編集者と打ち合わせをした喫茶店にて
かつて付き合っていた攻様を見かけ・・・

雑誌掲載のタイトル作に書き下ろしをつけての文庫化で
家族の搾取され続ける受様が手ひどく振った攻様との
再会がもたらす物語になります♪

御曹司な攻様と庶な受様が付き合って別れる展開は
攻様側の横やりが鉄板なので
最初の別れに攻様側の何かしらがあったのか!?
と思いましたが

全く違って受様側の問題であり
受様がいっぱいいっぱい過ぎて離れる事で
攻様を守ろうとした過去が切なかったです。

そして7年たって再会した攻様は
捨てられたトラウマをがっちり育てながらも
受様への気持ちは変わらなくて

攻様が受様が攻めるのではなく
自分の何が悪かったのかと責め続けても
受様との再会を逃さず

受様の拒絶にもめげず受様の息子も取り込んで
受様の退路を断って元サヤ目指す姿勢が
男前すぎてキュンキュンでした ヾ(≧▽≦)ノ

そして攻様と離れた攻様が
成り行きながらも結婚して離婚しても息子を離さず
漫画家となって頑張ってきた日々があったからこそ

昔は逃げる事しかではなかった受様が
攻様との未来を考えられるようになっていて
文句のないハピエンでとて良かったです。

3

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