翡翠の夢見る宵月の烏

影ではなく隣を歩く未来へ….｡:*✧

出ました…ッ！初の単行本がハジメテらしからぬハイクオリティな作品です…‼
しかも気合の入った中華戦国BL⁽※⁾です⸜⸜٩( 'ω' )و //

⁽※⁾勝手に私が呼んでみただけなのですが、、、
中華戦国BLなるカテゴリーが存在するのかすら分からぬ中華BLビギナーな私が読みましたが、そんな私でも読んで感じられる本格的なのでは⁉‼と思える世界観の徹底ぶりが素晴らしかったです
言葉回しや衣装やキャラの描き分けなどに緻密さを感じました！
カバー袖に書かれてる通り、作者さまの”好き”がしっかり詰まってるからこそ！だと思います
「好き」をしっかり「カタチ」に出来る…！そしてそれが「届く…✧」プロですね～～٩(⁎≻ᴗ≺⁎)۶

さて、前置きが長くなりましたがお話しは、、、

大小様々な国が乱立して覇権争いを繰り広げる時代の中国が舞台
林玉（リンユー）の住む「楓：ファン」にも隣国「坤：コン」という国がある
林玉は楓の王の懐刀として仕える身
陛下から直に坤と内通する者を炙りだす様密偵を拝する所から始まります

そんな林家には長らく活躍する間諜部隊が存在し、烏咬（ウーヤオ）は中でも期待の手練れと目されている隻眼の青年です

陛下と林玉に先ず主従関係があり、その上で更に林玉と烏咬にも主従関係がある♪
主従関係好きにはたまらないですね(´艸｀*)ﾌﾌ

林玉の為に身を挺して尽くす烏咬
そんな烏咬の願いを叶えてやろうと願いを尋ねた林玉に烏咬が願い出た事は、、、〝あなたを一夜…〟と、、、Σ(ﾟДﾟ)‼⁉ﾅﾝﾃﾞｽﾄｰｰｰ…‼
と、急接近する2人、、、(ΦωΦ)ﾌﾌﾌ…と始まります

間諜は分かり易く言えば密偵やスパイ
その身も命も主人の為であり、影となる存在
なのにその分を超えてまで林玉を欲するには理由があって、、、と続く訳なのですが、、、ココからは結構なネタバレにもなってしまうので、、、ネタバレは控え目で、、、の方は▶まで飛ばして下さいませ～


さて、烏咬の事情の前に実は林玉にももう1つ、読者が抑えておかなければならない過去があります

それは、行方不明になって十数年経つ小星（シャオシン）という義弟がいる、と言う事
義弟と言っても血縁関係は一切なく、戦乱の混乱で傷付き瀕死の状態だった少年を林玉が拾い帰り弟として可愛がっていたのです
さて、その”傷付いた”小星もどうやら片目を負傷しておりまして、、、???となれば、、、|q•д•,,)ﾌﾌﾌ
もぅ、ココ迄来れば分からない方がオカシイよね⁉という事で、、、♡

烏咬＝小星となる訳でゴザイマス(ΦωΦ)ﾝﾌｯ♪

陛下の覚えもめでたい名家、林家当主の義弟として堂々と陽の下を歩けるような身分では無い、、、と幼心に分っていた小星
それでもお側に居たいと願って止まない烏咬が選んだ影の道


▶
切ないキャラの想いや、その切なさを生み出す背景の巧さ
その中でLove Story以外のサブストーリーもしっかり読ませて世界観を感じさせる構成！
電子で235ページの重量感もバッチリです(-д☆)ｷﾗｯ
カバー下もたっぷりな見応えで時代中国モノを読む豆知識も増えました♪

恋愛面では特に攻め→受けへの想いを遂げる一途さが良かったです
逆に受け→攻めはゆっくりな所もありますが、今後も含めてきっとどんどん深まっていくだろう未来に妄想が滾る読後も良き良きでした♡

そして綺麗な作画で描かれる2人の濡れ場も良かったです♡
正直予想以上のエロエロ加減でドキドキしちゃいました⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)⁄ｧ…ｱﾘｶﾞﾃｪ～
あと、電子の描き下ろしもえちえちでした|⌔•..)ｷｬ///

恋愛の切なさ、ストーリーのドキハラ、濡れ場のドキエロ、たまに感じるコミカルさ
凄く充実した内容だと思います‼
色んな角度で楽しめた1冊でした！
先生の次回作がどんな方向なのか？！も必ずチェックしたいと思います(｀･ω･´)ゞ

修正｜多めな濡れ場なので良修正が良かったな～。。。とは思いますが、お顔の表情などがとにかく美しかったので意識をそちらに向けました♡
修正は、、、白抜きでやや目立つ方でした、、、

⚠地雷かも…？⚠
挿入自体はギリ無いですが、受けが襲われるシーン、ありました