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すっっっっごい!!!!!!
圧倒的な画力と漫画の構成力!!
これがデビュー作とか、末恐ろし過ぎるっ!
幼い頃から幽霊の類が見えてしまう結真と、なぜか自身の周囲の人間が不幸に見舞われてしまう体質のイケメン・叶糸。
6年ぶりに再開し、いろいろあってお付き合いする事になった二人には、前世から続く因縁があり・・・というお話です。
結真の前世・透真と、叶糸の前世・隼人の哀しい過去や、不幸を招くと言われた叶糸の辛い幼少時代、たくさんの未練や後悔を抱えた妖(あやかし)たちなど、多くのエピソードがうまく絡み合い、物語が進むにつれてグワっっと盛り上がる構成は見事です。
攻めキャラ・叶糸の一途さと真っ直ぐさが筋金入りで、離れていた間もひたすら結真を想い続けた叶糸の気持ちの本気度を垣間見た感じ。
イケメンで一途って最強過ぎる。
また、最後に描かれた幽霊の正体に、思わず涙しました。
そうか、あなただったのね・・・。
ずっと罪の意識を持って、何度も生まれ変わるたび透真(=結真)を見守り続けてきたのかな。。
最後、ちゃんと成仏出来ていたらいいなぁ。
たこまっちょ先生は画力がとにかく高いので、絵の上手さに目が奪われがちですが、ストーリーの展開の仕方や小物類・脇キャラの使い方、コマの運び方など、漫画を描くという技術そのものが非常に高いレベルなんだと思います。
本当に、デビュー作とは思えない。
本作はホラー要素もあり、絵が上手い事も手伝って幽霊描写がなかなかのグロ度なので、ページを捲る際にドキドキする瞬間は確かにあります。
でも、ホラーが苦手な私でも普通に読めたので、ビビりさんでも大丈夫♪
個人的には「ミセロミセロ」幽霊に超共感。
あの子ら、叶結のイチャイチャ見て成仏出来たんなら本望やな(笑)
というわけで、絵もストーリーも120点満点な本作です!
ホラーが苦手な人も、食わず嫌いせず読んでみて欲しい!
レビューを上巻だけにして下巻を書いていなかったので改めて残そうと思います
前世問題は下巻の序盤から中盤迄で解決するので、中盤以降は変にハラハラしたりせずに叶糸と結真の現世の恋に集中出来、BLっぽさが濃くなっていて読み易かったです♡
下巻は少し重苦しい空気で始まった分、終盤にかけて楽しくなって行ったこの構成は読後の充足感をプラスにしてくれていたと思います!
この充足感はきっと「隼人と透真の過去」から「叶糸と結真の未来」へと読む視点がストーリーと共に変化した事がとても良い効果があったと思いました!
しかも終盤ではまさかの幽霊からのアシストきっかけで2人のハジメテを見れるとは思ってなかったのでwちょっと幽霊への上巻との感じ方の温度差があって面白かったですwww
高い画力と凝ったストーリーで読ませて、見せる上下巻!
素晴らしいデビュー作だったと思います!!
改めておめでとうございます(*´▽`*)
神評価と迷いましたが、今回は萌2にしました
迷った理由はこの作品のメインストーリーのひとつである前世からの恋のお話しです
透真の想いに対して隼人はその間どうしてたんだろう?
という点について少し疑問が残ったのです・・・
刃物沙汰から飛び降りまでの透真の捨て身の自暴自棄まで来てやっと隼人が過去の後悔や経緯を話し出しましたが、幾度となく流転し続けた人生の中で透真はずっと何度も苦しみを感じていただろうに・・・と思うと、少し隼人の存在というか行動?に身勝手さというか透真との想いの深さの差を感じてしまい、そこを評価に反映しました
あと、すごい単なる欲望ですがw叶糸の競泳姿はもう1回見たかったです!!
勿論これで評価を決めたりはしてませんが、高校生BLで競泳ものを余り読んだ事がなかったのでもっと見たかったな~と思いました
そう言えば、下巻の表紙には「赤い糸」が描かれてるんですね!
これは「運命の2人」と言う事を表現してるんでしょうか?
そう思うと、叶糸のお名前の漢字に「糸」が入ってるのは凄くロマンティックですね
折角なら作中でもこの赤い糸が描かれてたら良かったな~と思ったりもしました
少しだけネガな意見も書いてしまいましたが、たこまっちょ先生の次回作を楽しみにするには十分過ぎる素晴らしいデビュー作だったのは言う迄もないと思っています!!
次回作が楽しみになる上下巻でした♡
上巻から一気読みしました!
まさかまさかの展開で胸がキュッと苦しくなりました。
5番目の一際叶糸に執着していたお化けの正体。なんと、結真の前世透真であり、叶糸の前世である隼人に未練を持って何度も何度も生を繰り返しているようです。
隼人と透真のお話は悲恋…と言っても過言では無いですね。あの時代に男性同士で、さらに家の関係もあって…。裏切られたと思ってお化けになった透真でしたが、隼人の心は変わらず透真に向けられていたのが判明した時には胸がグッとなりました。
お化け問題が解決してからは恋人要素が多くなっていて可愛かったです♡
最後の最後、結真が声をかけたお化けの正体が衝撃的で涙腺持っていかれました。
軒並みの高評価の中、評価を下げてしまってすみません(>︿<。)
なのですが、、、上下巻を通して読んだ時に1つの作品として自分の中で良かった所と評価に悩んだ所が結構ハッキリと分かれてしまったので…
結果的には少し〝自分には〟難解だったのかも知れない。。。と思い、総合的に今回の評価にさせていただきました(読解力低め読者で申し訳ない…!)
以下に今回の評価に至った内訳を書いておこうと思います
☆評価したい点☆
>上下巻を描き切る胆力と画力
└上巻199P、下巻201P‼これをデビュー作で描き上げる!しかも特殊設定作品!!世界観を映し出す画力、素晴らしかったです٩(๑´3`๑)۶
>読者が興味を持ち続けられるようなストーリーとキャラ
└特殊設定+BのL部分を最大限活かして、メインの2人以外のストーリーも併走させた事でオリジナリティが生まれてました!
>怖さとコミカルさと萌え要素の組み合わせのバランス感覚
└ホラー設定として序盤から多様な霊を登場させて、怖さだけではなくコミカルさも感じさせてくれたり、キャラ達の行動や思考に自由度があって怖いだけでもなく、かと言ってどこにでもあるBLにもなっていなかったのは良かったと思います(´ ˘ `*)
>上下巻構成を活かして特に「LOVE」に関しては納得感が後半に掛けて高まったのはとても良かった♡(個人的にちびっ子時代からの繋がりや絆のある2人のお話しが好物なのもある♡彡)
└ここは大いに評価したい所です!
先ず、攻めキャラの叶糸の律儀で一途で健気な溺愛‼コレはどうしたって〝好き〟でしょ~~(o→ܫ←o)めちゃ萌えました♡
そして下巻で明かされた、彼が結真に恋をするには十分過ぎた初恋エピソードがめちゃくちゃ…ホントに良かったです(ღˇ◡ˇ*)♡
>この作品がデビュー作である事!
└これは忖度とかっていうんではなく、単純にこの技量の高さには今後も期待しちゃいますよね!!そして応援したい٩(⁎≻ᴗ≺⁎)۶
>サブキャラも良かったです♪
└ユリコ好き♪そして…ゆきち(猫さん)かわえぇ~~ฅ^•ω•^ฅ
めっちゃ評価したい所も一杯なのです!
特に作品の【引力】としては上巻で思った事が多かったので上巻の評価にそこは反映しております
★評価を悩んだ点★(結構読み取れなかった細かい所が気になってます…)
>霊の発生と成仏のシステム?がイマイチ不明瞭
└過去(前世)の因縁として憑依した透真の霊と、結真に憑いていた集合体の霊達や遭遇しちゃう霊との因果関係は無いっぽいけど、透真霊はともかくなんでそもそも他の霊達は結真に憑りついてたんだろう???(叶糸に憑いた霊は透真が叶糸=隼人を幸せにしない為の邪魔をする為、という関係性として理解してるけど…)
あとやたら「見たがるw」霊は何なの???単なるスケベ展開要員なのかな?w(透真達が成仏した後も登場してた。。。)
結真が願いを叶えたら成仏する、というシステムも結構中途半端に見えたし、上巻で叶糸に憑いて来ちゃったJKの霊は一応下巻で「見つけてあげた」事で成仏したのかな?コマ回想みたいな感じであんまり詳しくは描かれてなかったのはちょっと落ち着かなかったかも…なぜなら私はビビりなので…( ;∀;)
いつか出くわすかも知れない…(゚Д゚;)⁉という妄想だけでビクビクしてしまうのですwww(でもきっと彼女は成仏した!と思う事にしてます)
が!やっぱりこのJKの霊は透真とは関係ないよね?
1番最後に家に憑いていたあの女性の霊は、、、透真に手紙を渡せなかった女性かな?
もう少しだけ分かり易かったら私位の理解力でもすんなり分かった気がする…実際この読み方であってるか自信ないし…
凄いちゃんと読み解きたかった( ;∀;)良いお話しそうなのにっ…(←レビュー追記!他の方のレビューを拝見し見解、合っていたっぽいので一安心!感謝です♡)
>エピソードで理解出来ない描写がいくつかありました、、、(読解力のせいだと思うのですが、何度か読み直したけどやっぱり分からなかったので…毎度で恐縮ですが、、、どなたか分かる方は教えて欲しい…‼解説求む‼)
└①上巻4話序盤の自動販売機の「故障中につき常温」張り紙と結真の買った飲料が冷えていた件のトリックというか仕掛け?意図?は何だったんだろう?!
結真に憑いてた霊が仕掛けた嫉妬って事なのでしょうか?
でもあのグイグイ女子田島さんも差し入れでコーヒー買ってたよね?彼女の仕業?…は無いかぁ、、、友達一緒だったしね。。。
んーーー…何かしらの意味があってのシーンだと思うのですが、ちょっと私には分かり難くて、、、ココは読み取れずにスッキリしなかったデス…( ・᷄ὢ・᷅ )
└②結真の過去の怪我と夢の時系列がワカラナイ…
ちびっ子時代の水難事故の過去と夢から、結真がケガしたのは溺れたからだと思ったけど、回想シーンでちゃんと救助されてたよね?(血も出てない)
しかも目の怪我は瓦で怪我したって結真のママは言ってた。。。
実際血だらけになってる結真は神社の境内内で怪我してたけど、この前後が良く分からない、、、
水難事故の時の結真のシャツはチェックで、血だらけ結真はフード着てるから別の時って事だとは思うけど、、、
記憶喪失になった時と悪夢の関連性の時系列が分かり難い。。。(下巻6話)
>作品タイトル、何で「黒瀬くん」にしたんだろう??
└全然「黒瀬くん」に耳馴染みがなくてちょっとタイトルに違和感を覚えてしまったかな…?
自分の読解力を毎度毎度棚に上げて分からない点を書いてしまいましたが…
それだけ読み込みたくなる作品だった!という事だと思うのです!!
私にはちょっと難しくて特殊設定部分は分からない点もありましたが
【BのL部分はとても素敵だった】と思います♡
次回作も特殊設定かな?どんな作品を拝読出来るのか?
楽しみにしています*。٩(´ᗜ`*)و*。
修正|デカい白抜き
あ。。。キャラの大事なお名前の漢字に誤りがあったので訂正を、、、‼
誤)叶人
正)叶糸
大変失礼いたしました…!!!
私の乏しい読解力にお力添えを下さった心優しきユーザーさま方のお陰で読み取れなかった点の見解を得る事が出来ました!!
特に「自販機の流れ」に関しては、結真の優しさや気遣い=叶人の為に冷たい飲料を他の自販機に買いに行った!という読み解きを教えて下さった読者さまにめちゃくちゃ私は感動しました!!!(しかもお1人じゃなかったんです!この見解!)
こういう読み方で優しさに気付ける、本来備わってらっしゃる皆さんの心の美しさに深く深く私は感激いたしました(*˘︶˘*).。.:*
私の捻くれた見解の残念さがハズカシイ…(/ω\)
素敵な見解なのでレビュー内に加筆したかったのですが、、、レビューがもう文字数制限イッパイなのでwww
こちらにて書き加えさせていただきました!!
改めて、私にお力を貸して下さった心優しきお人々に心からの感謝を…!!
ありがとうございました♡
作り込まれた展開でレベルの高いデビュー作だなぁと思います。
いやぁ、すごいね。
過去世からの未練と執着と、悲恋で終わってしまった2人の結末が切なくて。
でもふと思ってしまったのですが…
こんなに何度生まれ変わっても成就することを許せなかったのに、
(こんなに大騒ぎしてるのに)
そういえば透真は隼人に「好き」とも伝えてなかったんだなぁと…(遠い目)
まぁ言えない時代だからね。。余計未練も残りますよね。
ちなみに何度も生まれ変わってる間隼人は何してたんだろう??笑
ま、何はともあれ過去世の件が解決してからも現世の2人の物語は続いていて、
2人の子ども時代のエピソードや2人の青春が本当眩しくて涙が出ましたね。
関係を進展させるための「ミセロ」霊はなんだったのか、ちょい謎でしたが、
えろも色気があって良かったです!
クールで表情変わらないタイプの攻めの感情が溢れるところも好きだったー。
ラストの女中さんとお守りにはホロリと来ました。
タイトル回収もあり、大変スッキリ未来へ向かっていくラストで良かったです!
すごい!おもしろい!
まずは画力の高さに圧巻させられました。
過去や前世との繋がりがだんだん明かされていって切ない気持ちになりながらも、最後は叶糸と結真が幸せそうで温かい気持ちになりました。
運命で結ばれた二人って最強ですよね。
叶糸は基本ポーカーフェイス?なのに、結真のことをめちゃくちゃ思っていてキュンとさせられました。
これからもずっと二人で幸せに暮らしてほしいです。
そして、前世と絡めて進められていくストーリーが展開されていき。
透真だけが重い心残りがあったため幽霊として現世に残り恨みつづけて。悲しい、お互いの本当の気持ちが伝わらないまま死んでしまった事実が、叶糸の言葉によって浄化されていき、透真は成仏できたのか。(最後に回収されます)
叶糸と結真が結ばれて幸せに生活する様子にほっこりします。それと幽霊が成仏するポイントが面白かったです。
最後までいた幽霊が女中さんだったんだなというシーンは思わず涙がでました。とても心に残ります。
お守りを返納後に、前世の二人であろうコマもあり、一緒になれたことがうかがえるところも切なくて良いです。
上下巻でしっかりと描かれた物語で大満足な作品でした。
初コミックスの下巻。
こちらは下巻のみのレビューです。
以下ネタバレありますので、未読の方はご注意ください。
上巻でいい雰囲気になってきた叶糸と結真だけど、結真の体がある霊に乗っ取られた続きです。
冒頭は6年前の二人。叶糸が結真を好きになったエピソードや、その頃からラブラブな二人にキュンとします♡
現在に戻り、結真に取り憑く最後の霊が正体を明かす。結真の前世の透真。前世で、叶糸の前世の隼人と悲しい事情で幸せになれず、生まれ変わりも幸せにはさせないという執念が悲しい…。前世の出来事がやりきれず切なかった…。
透真は前世と同様川に身を投げるが、叶糸が来てくれた…!!
川の中で、叶糸は隼人になり透真と話す。過去の真実を知り、過去ではできなかった愛を伝え合い、成仏した1ページはとても美しかったです…よかったね、透真…。゚(゚´ω`゚)゚。
しかし透真は成仏できなかったのに転生できたの?ってちょっと疑問に思ったんですが…ファンタジーなので深く考えないことにしますw
無事に透真が成仏し、あとは叶糸と結真のラブパートです♡
結真も叶糸に想いを伝え、しっかり両想いに。叶糸は結真と同じ大学を目指すとかアオハル〜♪
結真の母は何と二人の仲に気づいていて、大学進学後の同棲を進めてくるとか、理解ありすぎるw
そしてとうとう二人の初めてが!結真もノリノリで誘っちゃうとは!勢いでえっちを始めるところにDKの若さを感じるな〜w そして叶糸、細マッチョないい体!
濡れ場は紙面を割いてとても丁寧に描かれました。美しい作画の愛のある濡れ場、とても素晴らしかったです♡
その後二人の学園生活が2ページ、絵のみで描かれてるんですが、この学園生活パートもたくさん読みたかった〜!学園祭やら、受験勉強やら、二人で霊を何とかするやら…きっとコミカルで楽しかったと思うんだな〜w
大学に合格し、桜舞い散る鳥居の前でずっと一緒だと抱き合う1ページも美しくてキュンとします。
ラストがまたすごくよかった。
結真の家に昔からずっと居た見た目の怖い幽霊の正体は、実は透真の側にいたあの女性で、自分のせいで透真が…という彼女の未練を、その生まれ変わりである結真の言葉で赦されるという…。なんと素敵な締め方だろう!優しい結真によって、彼女もまた成仏できたでしょうね…ちょっとウルっとしてしまった…。
そして神社のラストシーンも大変粋でした!
レビュータイトル通り、驚くべき画力と圧巻のストーリーの、素晴らしいデビュー作でした!!
ホラーBLと銘打っていますが、グロさなどほぼない感動作なので、ホラー苦手という方もぜひ手に取ってみていただきたいと思います♪
電子 ライトセーバー修正(真っ白に発光する修正だけど、個人的には本作の作風に合ってると感じました)
同性同士の恋愛が認められない時代性のやるせなさや、好きな人を守るための苦渋の決断が招いた悲恋の背景に、涙・涙・涙……。゚(゚´Д`゚)゚。
2人の前世に起きたことのあらましがあまりにも切なくて、透真(結真の前世)に抱いていた怖さが一気に同情へと移ろいました。
だからと言って、これまで叶糸や結真にしてきたことは許せません。
一番憎いのは隼人(叶糸の前世)でしょうに、彼が亡くなったときにでも、あの世でブン殴るなり、罵るでもすりゃいいのに。そして話し合って、あの日の誤解を解けば良かったんです。
自分の悲恋の憎しみをなぜ直接関係のない後世の者たちにぶつけるのか、理解は出来ても共感はできませんでした。
約束の場所に"行かなかった"んじゃなくて、"行けなかった"と、せめて知ることができていたら、好きな人への愛情を憎しみの感情で長年埋めることもなかったのかもしれません。
愛するが故の憎しみの大きさは計り知れないものがありましたが、視点を変えると色んなストーリーが見えてきます。透真だけではない、後悔の中で長い時間を過ごしてきた者の背景に迫ることで、悲恋のままに終わった1つの恋の重みがグッと増しました。
驚いたのは、家にずっと住み着いていたあの謎の幽霊の存在。最後でこう繋がることを知ったとき、作者さんはものすごいストーリーテーラーだなと思いました。
前世の2人のエピソードがあったからこそなのか、現世の2人の幸せが余計に胸に沁みました。
同性間の恋愛が認められていなかった前世の時代と、同性同士の交際がオープンに認められるようになった現世社会がいい対比となっているのが良いですね。前世の2人には、理想の恋愛を叶えた叶糸と透真たちを別の場所から温かく見守っていてくれたらなと思います^ ^
まるで一本の映画を観終わったかのような素晴らしい読後の余韻でした。
憎しみと愛情が交錯する悲しい物語を背景に、時を超えて愛する人を守り共に生きる夢をやっと掴み取った幸せな姿に感動でいっぱいです!
上下巻にわかれた表紙が美しいです。
二人一緒に並んではいないのですが、表情で愛でてることがわかります!
叶糸は普段無表情なので、ほんのすこしでも笑うと感情の機微が読み取れるのがすごい。
以下ネタバレ含みます
驚愕の事実
結真と同じ顔をした霊たち。結真の前世、前前世、前前前⋯?生まれ変わっても透真が恋路を邪魔して叶えなかった為に、遺恨が霊となって残っていた。
なんて哀しいんだ⋯。
透真が結真の身体を消そうとします。
そうはさせまいとする叶糸。隼人の霊はいないんか?(泣)
キテクレターーー〜〜〜(泣)
泣いたーーーー
透真と隼人のすれ違ったままの魂が結真と叶糸に乗り移って誤解が解ける。
「いい時代になったものだね」
この言葉すごく胸に響きました。
確かに、最初から叶糸と結真のことを周りは認めていた。同性愛が今よりもっと苦しかった時代を感じさせます。
前世の二人は同じお顔ですが結真は傷があり、叶糸は髪の色が違うので混同せず読めました。すごい!
「俺たち前世から愛し合っていたから!」
あわああああって結真可愛い。
本当のことなのですが言葉にすると照れるだ
ろうな、たしかに。
残ってる霊がいてびっくりです。
そうか、結真は前世以外も「見える」んでした。
グッジョブデバガメオバケたん♪
緻密な絵で描かれる濡れ場が超絶色っぽい。
声にならない言葉をちゃんと叶糸には伝わってるのが萌えました。
まだまだ見える霊、それを二人で解決していく。アオハルキュンの一コマとオバケ成仏の一コマが順繰りです。
霊を見る体質は結真特有のもので、前世から受け継いだものとはちがうということがわかります。
この体質こそが叶糸を助け、二人呪いの鎖から離れることができたのか。
素敵です⋯!
最後おうちに残された霊は、隼人に託されたお守りを透真に渡しそびれたお女中さんだったのでしょうか。透真を死なせてしまったという無念が残ったのですね‥。霊の正体がわかると、切ない。
二人で神社に行き、お守りを返納します。
透真がしっかり受け取り、叶糸が結真に「おつかれさま」で笑顔でエンド。
二人はまた生まれ変わっても出会って恋をするんだろうと予感させてくれます。
すごく素敵なストーリー、読み応えありました!
キュン×ゾワワ、存分に楽しみました。
大ファンになったので作家様も追いたいと思います
連載誌のバージョンにより毎回追えていなかったのですが圧倒的に美しくリアリティのある作画はとても魅力的で、単行本の発売を楽しみにしていました!
⚠️ネタバレになりますので以下注意↓
上巻で前世、悲恋に終わった隼人と透真が転生し再会したのが叶糸と結真だとわかり、
なぜ叶糸が約束を反故にし、見合い相手と結婚してしまったのかがわかると、もう切なくて切なくて。
だから叶糸は、今生では憑依されてようがなんだろうが結真を守ろうとするんですよね。
前世では透真は隼人の気持ちや想いを知らないまま自○してしまったのでしょう。
隼人が女中に託した手紙とお守りも渡されず、、
その手紙とお守りについても伏線回収が素晴らしかった!
最後、結真が家を出るとき、祖母が住んでいた家が処分されることが決まって成仏できないその家に憑いている幽霊に語りかけることで幽霊の正体がわかるのですが、、、
ここで涙腺が緩くなりました。
ああ、そうか、彼女もまた無念であったのだなと。
最初は人型に戻る前のバケモノのときは、
祖母の幽霊か?と思ったのですが着物の柄と髪型ですぐにピンときました。
なんど転生しても透真自身に邪魔されてきた二人がようやく今生で結ばれたのは
叶糸と結真という縁にまつわる名前にも関係あるのかなとしみじみ感じています。
※お憑かれさま、黒瀬くん 上とレビュー内容同じです
これがデビューコミックスとは思えないくらい圧巻の作品でした。
悪夢にうなされて幽霊が見えちゃうぼっち少年の結真が6年ぶりに故郷に帰って始まるストーリー。
そこに待っていたのは恐ろしい霊に囲まれていた幼馴染の叶糸との再会。
彼らの関係性、そして再会して始まる関係…動き出すストーリー。
クールな執着攻×不幸体質な健気受の長くて因縁と純愛に物語で最高に良かったです。
何故結真は不幸体質なのか、何故叶糸は結真を想うのか…
それは前世からの因縁なのですがその部分も綿密に折り重なっていて想像以上に複雑な様相になっています。
ですが作中でそれらの要素も全て絡まった糸が解けるように詳らかになっていくのですがそれがまた凄く良かった。
前世、現世でのそれぞれの想いも重なり合い…怨嗟と紙一重な部分もあったりとホラー要素も強い。
でも純粋な愛、叶わなかった想い、時を超えてやっと結ばれた愛や満たされた想い…上手く言えないのですがそれら全てが精緻に描かれていました。
たこまっちょ先生の画力も驚愕レベルで美麗なキャラ、そしてその画力で怪異を描かれてるので中々に本格的にゾゾっとする部分もありw
そして何より圧巻のストーリーのが素晴らしかった!始まりから終わり、そして回収という部分でも全てにおいて大満足でした!
