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男だからと捨てられた聖女ですが、年下の狼王子から一途に愛されています

otoko dakara to suterareta seijo desu ga, toshishita no ookami ouji kara ichizu ni aisarete imasu

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表題作男だからと捨てられた聖女ですが、年下の狼王子から一途に愛されています

ヴィル(ヴィトニル)
20歳、獣人の国ヴェルーガ王国の第二王子、銀狼獣人
犬飼 章
27→32歳、元社畜SE、異世界に聖女として招換

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

サラリーマンの犬飼彰はブラック企業で残業中、突然異世界に「聖女」として召喚された。 その世界では、人の目に見えない「精霊」が存在し、 国の繁栄のためには精霊たちに好まれる「聖女」が必要なのだという。 しかし召喚された矢先、「男の聖女なんて要らない」と言われ 犬飼はそのまま異世界に放り出されてしまったのだった。 そんなある日、傷だらけの子犬を助け連れ帰ると 翌朝その子犬が少年に変化して、なんと結婚を迫ってきた! ヴィルと名乗る獣人の少年は訳あって獣の姿から人間に戻れずにいたが 犬飼が持つ聖女の力によって回復することができたという。 元の世界では上司からパワハラを受け、 召喚されたこの世界でも男の聖女は不要だとすぐに捨てられた犬飼。 自分には何の価値もないと思っていたのに 「貴方の代わりはいない」と真っ直ぐ伝えてくるヴィルに 犬飼の気持ちは揺れ動くものの、 子どもの言うことだからと軽くあしらっていたが――?

作品情報

作品名
男だからと捨てられた聖女ですが、年下の狼王子から一途に愛されています
著者
野原耳子 
イラスト
桝目の助 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784344856905

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4.6

(16)

(12)

萌々

(2)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
74
評価数
16
平均
4.6 / 5
神率
75%

レビュー投稿数4

素直になれない聖女の気持ちを惜しげもない愛情で上書きしていく狼王子の一途さに平伏

新年早々こんなにも素敵な作品を読むことができて、素敵な一年の幕開けをしっかりと噛み締めた、そんな読後感に浸っております。
本作品はちょっとお値段がお高めで、買おうかどうか迷いに迷ってましたが、先に読んだ野原耳子先生の別タイトル作品がめちゃくちゃ面白かったこともあり、ヨシッと思って購入。買って大正解!良きお年玉になりました^ ^

聖女召喚と王子からの溺愛もの。BL小説界隈ではよくある組み合わせだな…なんて思ってたら、チッチッチ。そんな単純なお話ではありませんでした。
王子は王子でも、召喚した王子とのロマンスではなく、道端で酷い虐待を受けていたところを救った子犬がなんと獣人国の王子さまで…という恋愛導入が最高の面白さ。やんごとなき身分の御方ということに加え、子犬姿から少年、青年へと姿を変えていくワクワク感情付きで楽しめるとあっては、もうページをめくる手が止まりませんでした!

作品の世界観としては獣人国と人間国とがあって、昔にこの二国は争いがあって敵対感情が存在している舞台観です。
人間国の王子はクソクズで、聖女として召喚したくせにアキラを気に入らないと幽閉してはその後追い出すようなヤツ。呆れるほどの悪役なので、ムカつくことこの上なしですが、のちのち成敗ターンがくるのでご安心下さい。
反対に、獣人国の王子は聖女をこよなく愛する求愛アクションがすんごい。子犬から見目麗しき王子へと変貌しても、アキラ大好きが衰えない執着溺愛が甘ったるーいです(笑)
まぁ、獣人の特性上パートナーにはあまあまなので、ヴィルからのゼロ距離密着は当たり前。親公認のイチャつきは後ろ盾があっていいですね、恥ずかしがるアキラの反応などお構いもせずにグイグイ迫るヴィルのアプローチにニヤニヤの連続でした。

そんなヴィルの一途な執着に私のBL攻めアンテナがビンビンに反応しまくって大変でした。
そんでもって、期待を裏切らないアキラへの愛は予想以上。アキラを守りながら深手を負っていく終盤のシリアスシーンなんか泣きそうでした…。゚(゚´Д`゚)゚。
アキラはオッサン聖女で、元社畜のせいか「役に立たない」がトラウマワードみたいに思ってて、そのことで自分の気持ちを誤魔化してはヴィルの気持ちにキチンと向き合わないヘタレさがずっと焦ったかったです。
人間国に無理やり攫われてヴィルと引き離されてから、やっとこさヴィルの気持ちに応える決心がつくなど、もーーー気付くの遅いよっっっ!とツッコミたくなること多数でしたが、自己肯定感の低いアキラの気持ちをゆっくりと解すように、愛情を惜しげもなく与え続け、でも決して強引にモノにしたりしないヴィルの忍耐強さに感服でした。

アキラのことが好きなのに、アキラの持つ「聖女」の肩書きで誤解されてしまうのは切なかったですが、アキラという1人の人間を好きになったんだというヴィルの想いがやっと通じ合ったときは感無量でした。
アキラサイドの焦れた感情も、そのぶんヴィルの強い想いが上書きしてくれるので、結果的に良い満足感が得られること間違いなしでしょう!

実はあのキャラがあの人だった…のサプライズ伏線も併せてお楽しみ下さいね( ´∀`)
全てが希望に満ちたエンディングが素晴らしかったです。

1

押せ押せ!な年下攻めを堪能

野原先生の新作がたくさん読めて幸せ!電子版を拝読しました。
今作は異世界トリップファンタジー。社畜な主人公が聖女として召喚されてスタート。
冒頭から(この国はもうダメだな…)と思わずにいられない、王子サマの暴言の数々。物語を読みながら、だめだこいつ……早くなんとかしないと!と何度思ったことか。ざまあされるのがとても楽しみでした!

社畜だった主人公、アキラさんは異世界で監禁されてもくじけない働き者。協力者を得てこっそりお外へ働きに出たりと、行動力もあり好感の持てるお方です。彼の行動の結果、周囲に笑顔があふれていく様は見ていて心が暖かくなりました。
攻めである、獣人との出会いも彼のお人柄があらわれていて…。

攻めのヴィトニルくんは、年齢差など諸々を気にして想いを受け入れてくれないへっぴり腰気味なアキラさんに押せ押せGOGO!です。溺愛っぷりを堪能できます。年下攻めのいいとこどり!
年齢差を気にするアキラさんに、おばちゃんなわたしはまた好感を抱くわけで…。しあわせになっておくれよ!とにこにこしながら物語を楽しみました。

ところどころに伏線があり、なるほどなー!と膝を打ちました。伏線回収おみごとです!

人情味あふれるアキラさんと、アキラさんびっぐらぶ!なヴィトニルくんだけでなく、周囲の方々も魅力的でした。イチオシはツンデレ見張りくん!かわいいなー!ここ(序盤)で退場なんてもったいない!と思っていたので、再登場すごく嬉しかったです。

王子や神官どもに思うところは本当に色々ありまくるのですが、アキラさんと関わった住民たちはいい人が多かったですし…残念すぎる国のトップも代わり、これからいい方向に進んでいけるよね!な、国の未来に光が見える結末でした。面白かったです!
国もアキラさんも、獣人のひとたちみんなしあわせになってくれよな!

1

タイトルを裏切らぬ、年下ワンコな”狼王子”の溺愛

野原耳子先生の異世会トリップファンタジー、
とてもとても面白く、引き込まれるお話でした…!

溺愛・あまあま成分をお求めの方、
ラブ面だけでなくストーリー面でも
あっと驚く仕掛けや刺激が欲しいという方に、
特におすすめしたい!と思える物語です。

主人公・アキラが社畜SEとして働いていた元の世界で、
呪いのように上司からかけられていた”あの言葉”。

聖女として望まぬ形で召換された先で、彼が出会いと経験を経て
そんな「呪い」を乗り越えていく成長譚、電子で306P(Kindle)と
そこそこボリュームのある一冊ですが、夢中になって読み耽りました。

ブラック企業で残業中、突然異世界へ「聖女」として召喚されたアキラ(受)。
そこは人の目には見えない「精霊」が存在する世界で、
国の繁栄のため精霊に好かれる「聖女」が必要だー

とのことだったのですが、疲れ切った中年男(に見えるけれど当時まだ27歳)が
召喚されたことに怒り狂った王子は、アキラを城外へ放り出します。

それから5年経ったある日、お金を貯めて
街を出て行こうとしていたアキラは、
虐待された子犬を偶然目にしてー

と続きます。

この子犬ちゃんこそが、今作の溺愛攻め・狼獣人で実は王子のヴィル。
精霊が少ない人間界では身体が弱体化してしまうため
子犬のように見え、人間化も叶わなかったけれど。

アキラを連れて獣人の国・ヴェルーガ王国へと帰還すると
アキラとは身長20センチ差、大きな体の人間姿で
アキラの鼻先や額や唇にもチュッチュ、チュッチュとキスしまくり、
甘い言葉を囁きながら結婚を乞い願う溺愛ワンコに…

裏も表もなく「大好き!」を言葉で、全身で伝えてくる様に
読みながら自然と頬が緩んでしまう〜//

最初はヴィルが子供の姿をしていたこともあり、
浮かぶ罪悪感から「恋仲になる」ことなんて
考えられない、と思っていたアキラですが。

くうん...と悲しげに見つめられ、毎日のように優しく愛を囁かれ、
”必要とされ、求められる喜び”を知ってしまったら。

決してねっとりと絡め取るようなものではないけれど、
絶対離さない!という強い決意を感じるヴィルの執着と溺愛、
たまらないです。ハートを直撃...

社畜時代に「自分なんて何の価値もない」と
無意識に考えるようになってしまっていたアキラが、
ヴィルからの愛と、聖女としての力を喜び尊んでくれる人たちの姿に触れ、
少しずつ自分を肯定できるように変化していくー
その過程がとても印象的でした。

甘やかに育まれる愛の中、あるきっかけからアキラが
人間界の王子の元へと連れ戻され、乱暴にされる展開は
読んでいて辛かった...

見張り係の機転によりヴィルとの再会が叶うも、
その後の王子の仕打ちが残酷で、、( ; ; )

体に何本も矢が刺さり前足を剣で貫かれ、
兵士たちにどんなに痛めつけられ血が吹き出しても
自らの体を盾にしてアキラを守ろうとするヴィル。
痛ましくて、読んでいて涙が溢れたシーンでした。

で!

ここからの展開、明かされる事実に「えっ!!」とびっくり。
や、何かあるな、とは薄々感じていたものの、
鈍い自分ははっきり分かっておらず...

やーーーー、ネタバレになるので詳しくは語れないのですが、
超絶カッコいい推しキャラ爆誕!の瞬間でした(๑•̀ㅂ•́)و✧

スリルあり、バトルあり、健気可愛い年下ワンコの溺愛あり。
わくわく、萌えが止まりません。

読みながら主人公・アキラに自分を重ね、
なんだか自分自身も自己肯定感アップ⤴︎したように感じられた
素敵な溺愛ファンタジーでした・:*+.

2

一途な純愛ファンタジー!読後感がgood✨あたたかい気持ちなること間違いなし! 

読んでいてラストで涙がとまりませんでした。年末にとびっきりの純愛が読めました✨有難うございます✨

健気年下攻めが好きな人は是非よんで!

作者様は、伏線と比喩表現の魔術師です!童話のような世界観を圧倒的に筆力で書かれていて、途中で、ここに伏線!あそこに伏線!え、そこ、どんでん返ししますか?と、驚きの声がとまりませんでした。

読みやすく柔らかい文体ですが、主人公の犬飼アキラはブラック企業のシステムエンジニアとして、モラハラに耐える『白いもや』に覆われた日々を送っていました。『お前なんかに何も価値もない』と、モラハラ発言を長年うけて自己評価がだだ下がり。自分の居場所は何処にもいないと思った所で、なんとモクモクの白い煙の喫煙室で異世界転生をします。さぁ、異世界転生したら素敵な王子様がやって来てくれるのか?と、思いきや…いやいや、二転三転と、物語は転がります!

主人公アキラは、心に寂しさを抱えた頑張り屋さんで、とにかく健気だし、いい奴なんですよ!
会社にこんな先輩いたなーなどと、思いながらページをめくる手がとまりませんでした。
早くイケメン攻め様がきて、幸せになってくれ!などと思いつつ、とにかく脇役のキャラクターがいい味を出しています✨

ネタばりすぎるとアレなので、攻めと受けの両方にテーマがあり、そのセリフが年末の疲れた心に染み渡ります。
一時間十五分でよめました!サラッとよめて暖かい気持ちになるので、ぜひ冬のお供に持ってこいです✨作者様、素敵な物語を有難うございます✨

2

この作品が収納されている本棚

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