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表題作俺は悪くない(文庫)

だらだら大学生
中村
真面目な映画オタク

その他の収録作品

  • 俺は悪くないその後1
  • 俺は悪くないその後2

あらすじ

脱力感たっぷりの大学生活を送っていた法学部1年の梶俊明は、ムリヤリ入部させられた映画研究会で、同じ1年のメガネ青年・中村と出会う。普段冷静な中村が、梶にだけ顔を赤らめ不器用に突っかかってくるのは何故なのか…。
一方、複数の男と関係を持つ映研の先輩・鯨井と、彼を愛し続ける幼馴染の高崎の恋は苦しいほどに切迫していた――。映研を舞台に繰り広げられる切なく甘い青春ラブグラフィティ完全版が登場!
高崎×鯨井の番外編と梶×中村の描き下ろしを加えて待望の文庫化。

作品情報

作品名
俺は悪くない(文庫)
著者
山田ユギ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
シリーズ
俺は悪くない
発売日
ISBN
9784832284319
4

(21)

(13)

萌々

(2)

(2)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
9
得点
81
評価数
21
平均
4 / 5
神率
61.9%

レビュー投稿数9

若さゆえ〜ジタバタも眩しいのだ

これぞ「ザ・山田ユギ!」と言いたくなる、ボリューム内容共に素晴らしい作品。
大学の映研に生息する個性的な面々の物語なのですが、熱中するものがありながらもなぜか感じる不安、馬鹿騒ぎと意外と狭い世界…そんなものが「青春」の輝きをすごくリアルに描き出してる。

メインの主人公は、なんとなく入部した梶。
彼が周りの先輩たちの熱や想いに感化されたりまた冷静に観察したり、そんな中で不意に部員の同級生・中村郁と恋愛関係になっていきます。不意に、というのは梶はノンケで郁はDTだから。
梶と不器用で臆病な郁とのまっすぐいかない恋愛は、若くて切なくて眩しい。
もう1組、映研の先輩でビッチぶっている鯨井の恋愛も非常に印象深くて、なぜ頑なに高崎の手をはねのけるのか、その理由がわかった瞬間の切なさ!
そんな2組の恋愛模様が中心にあって、周りの映研のメンバー(のちに夫婦)や、梶の従弟の中学生・誠もいい味出しています。まあ、美樹さんは「やっちゃダメな腐女子」ですけどね。
この後もずっと郁はジタバタして、それでも梶とやっていくでしょうし、鯨井も遂に収まるべきところに収まってラブラブになりそうです。
今青春期の学生さん、もうとっくに大人の皆さん、全ての人に読んでもらいたい名作です。

2

これぞ青春の一ページ

一冊まるまる1つのお話でボリュームありました。
映画研究会が舞台の二つのカップルの話。

梶と郁カップルは王道な感じで愛らしかったです。梶がどこまでもノンケ臭するのに郁に惹かれていく感じが可愛くて。童貞臭漂う眼鏡男子の郁がぐるぐる恋に悩む姿も可愛かった。

でもやはりこのお話のスパイスは鯨井と高崎の関係かな…!鯨井がどこまでもビッチだけど、だからこそ高崎との関係が切ない。長い遠距離中の二人の気持ちを思うと再会できて…場所も立場も関係なく二人で過ごす未来を選ぶことができて本当によかった。
くまさん大事にしてるアホな高崎可愛いし、なんだかんだ恋のキューピットな鯨井がとても美人。「ほう…」と息が付くほど美しい男で眼福でした。

0

青春グラフィティー

どちらかというと小説派でBLコミックはあまり読まなかった方なんですが、最近どハマりしてしまって、一人で脳内山田ユギさん祭り状態です。短い間にほぼ全作品読破しました。どの作品も素晴らしく出会えて良かった!と思える物ばかりですが、その中でも個人的に特に大好きな物に私はこの作品を挙げたいと思います。

他の皆さんもおっしゃってるように彼らの学生時代の映研の楽しそうな様子、青春っぷりが素晴らしいです。それ自体が映画だよってくらい美しい。映研の魔性の美男・鯨井や、完全腐女子の先輩・美樹さんとか、メインカップルの梶(攻め)と中村(受け)以外のキャラも全員魅力的で愛おしいです。

中村が梶を大好きすぎるのに不器用でいっぱいいっぱいな所がたまらなく可愛くいじらしく、涙を誘います。両想いになり同棲して8年たってもその気持ちは全く変わらず、ちょっとしたことで家出しちゃうけど(先輩たちの所しか行かないし)すぐ迎えにきてくれる梶が王子様だなんて、こんな乙女な子は女の子でもなかなかいません。可愛すぎる。二人の初めて・・のシーンが良いです。本当に中村が終わった後幸せかみしめててこっちまで幸せ気分になります。中村の純粋さは梶の従弟の中学生や、魔性の男・鯨井の心までとろかせます。いつも中村の恋愛相談役だった鯨井は逆に中村の一途さに打たれて、自分も素直に高崎を追いかけていけたのではないかと思います。

好きすぎてうまく感想も書けないのですが、本当に映研のメンバーが大好きなので、巻頭カラーがオールスターキャストで嬉しくて感無量でした。山田ユギさん(の作品)に出会えて本当に良かったと思います。泣けるのに笑える、そのバランスが絶妙です。

0

あんまり・・・

私には合わなかったです。
山田ユギ先生の作品は全部読んでいて、大好きなのですが、この作品は合いませんでした。

ストーリー自体は面白いですし、よく練られていると思います。

ただ、攻め・受けどちらにもあまり魅力を感じませんでした。
攻めの梶君の、フラフラしていてやたら調子がいいところや、中村君の自分への気持ちを知っているくせに無意識に(?)振り回すところにモヤモヤし、
中村君の(純情で可愛いところでもあるが)ウジウジするところや、嫉妬で必要以上にツンツンしているところもあまり好きになれませんでした・・・。

しかし、お話としては面白いので、このふたりを「可愛いな~」と思えたら楽しめる作品だと思います。

2

何年経ってもやっぱり一押し

私の家の押し入れには山田ユギコーナーがあります(挿絵のみの小説も含)たまに全部引っ張り出して読み返すのですが、何度読んでもユギ作品は良いewTC
中でもこの作品は 本格的にBLにハマる切っ掛けになった事もあり、今でも愛読しています。何故ユギさんの話はコミカルなのに泣かせるのでしょうuIHvノンケがゲイに走る話がお好きな方にはお勧めです
注:ユギさんといえばリーマンスーツ姿ですが、この作品にはリーマンはいません。むしろ一昔前のムッさい学生が主人公です(なんせ携帯も無い時代ですから)
昔も今もユギワールドの虜ですn[g

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