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罪の褥も濡れる夜 清澗寺家シリーズ(4)

tsumi no shitone mo nureru yoru

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表題作 罪の褥も濡れる夜

伏見義康 → 遊佐浩二

清澗寺冬貴 → 神谷浩史

その他キャラ
清澗寺和貴[野島健児]/ 清澗寺貴久[三木眞一郎]/ 伏見広康[野島裕史]/ 柴崎敬眞[花輪英司]/ 嵯峨野経行[秋元羊介]/ 嵯峨野綾子[増田ゆき]/ 清澗寺俊貴[鈴木賢]/ 伏見憲康[滝知史]/ 内藤[宮下栄治]/ 戸塚[川田紳司]/ 高柳耕助[林和良]/ 高山[御園行洋]/ 平田[大原崇]/ 幼少時の義康[斎賀みつき]/ 幼少時の国貴[鈴木真仁]/ 友人[長門三照]/ 友人[河本啓佑]/ 義康の母[臺奈津樹]/ 舘川男爵夫人[西墻由香]/ 芸者[安井絵里]

あらすじ

蜜の褥で重ねる、贖えぬ愛の罪
伏見男爵家の三男・義康は、政界の重鎮・嵯峨野公爵の後継者として将来を嘱望されていた。そんなある日、友人との賭けで清澗寺伯爵家に忍び込むことに。かつて言葉を交わした妖艶な美少女が、実は御曹司の冬貴であることを知った義康は、利用するために手懐けようとするが、純粋であるが故に、淫らに染まる冬貴の躰に魅せられ囚われていき――!?
――狂おしいほどの情欲と純愛の、至高のラブロマンスが三枚組でドラマCD化。 (メーカーより)

作品情報

作品名
罪の褥も濡れる夜 清澗寺家シリーズ(4)
著者
和泉桂 
イラスト
円陣闇丸 
媒体
CD
作品演出・監督
菅原三穂
音楽
HIRO
脚本
前川陽子
オリジナル媒体
小説
メーカー
ムービック(CD)
シリーズ
この罪深き夜に
収録時間
229 分
枚数
3 枚
ふろく
小冊子
発売日
JANコード
4961524377176
4.7

(103)

(87)

萌々

(6)

(9)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
13
得点
486
評価数
103
平均
4.7 / 5
神率
84.5%

レビュー投稿数13

「愛してる」なんて言葉より、貴方の体温が欲しいのです。

原作既読。

 このCDを初めて聞いてから、一体何年の月日が過ぎたろう。
 その間、何度も何度も繰り返し聴いております。
 それほど価値のある作品だと私は確信しております。

 渾身の一作。
 遊佐さん、スゴイよ… 本当に頑張っていらっしゃる。
 多分あのニヒルな雰囲気の遊佐さんがご自分で「俺、すごく頑張った!」などと間違ってもお口に出されることは一生ないことだと思われます。
 けれどだからこそ、15歳から40歳過ぎまでCD三枚に渡り演じ。
 それも個性豊かなベテラン声優さんたちと渡り合いながら見事に一人の男の生きざまを演じきっている。
 冬貴相手に何度も間違い、他者を傷つけ、貶めて。逃げたり葛藤しながら、それでも逃げ切れず、とうとう愛の神髄を獲得していくさまが感動的だ。
 
 神谷さんの冬貴はもう神がかっていて。妖精というか妖怪というか。
 20年の中で変わらないようで少しずつ動いているような。
 それでいてブレない冬貴。
 つかみどころが無いようで、とてもストレートのような。
 伏見と同じで聴いている私まで、冬貴が憎くて、愛おしくて、可愛くて淋しくて、堪らなくなる。
 そんな素晴らしさがあります。
 脇役の方々も凄くて。
 三木さん演じる清澗寺貴久のその恐ろしさ、美しさ。一声聴いただけで、清澗寺家のそのもののように、存在が匂い立つように感じられます。
 その相方の嵯峨根のおじ様である秋元洋介さんがいぶし銀の魅力全開です。
 この二人の過去話もぜひ聴きたいなあと思ったり。
 音楽も素敵だったし、効果も絶妙。
 何度でも繰り返し繰り返しきいてしまう。
 絶品の至高の一作。
 
 追記
 ssがブックレットに載ってます。これもおススメ!
 他にも和泉桂さんのコメントが載っているのですが。
 このシリーズの一作目の「この罪深き夜に」の収録で神谷さん演ずる冬貴の第一声を聴いて、大変大きな衝撃を受けられたことで、それまで書いていたこの作品のプロットを根本から変更し、すべてを一から書き直した末に生まれたのがこの作品らしいのです。
 アーティストには美の女神が必要だと聞いたことがありますが。
 声優さんたちの名演が作家さんたちを刺激し、それがまた作品に還元されていく。
 そういう作品であるのかもしれません。
 

 
 

 

13

神谷くんが凄すぎる件

この作品はキャクティングがナイス!
神谷くんがマジで凄い!今作でファンになりましたよ。

とうとう、BLCDにまで手を出してしまったのねん、、だって渋谷のTUTAYAにあったんだもん、、。借りてまうやろ~!!

神谷くんつったら、夏目の声の人ね!(アニメにうとい)位の知識だったのですが、、夏目の声の人が、こんな、こんな、、。
とんでもなく色っぺぇ~、妖艶。
で、す、がっ、冬貴は妖艶で淫乱なだけではないのです。
常人を超える神々しさ、汚しても決して失わない清廉さを持つ冬貴を神谷くんは見事に演じきっていて、もうすごいとしか言いようがない。
ほんとっ神谷くんは独特の美しさがあるよねぇ~、淫らであっても清らかで美しい~、まいりました。

義康との別れ際に、『ただ求め合うだけの何が悪い』にぞわわわ~っ、鳥肌~!
もちろん、遊佐さんの義康も素敵ですよ。
そして、脇の嵯峨野先生がなかなか存在感があります!GJ!
音楽もね~、いいんだよ。ピアノの切ない旋律が世界観にハマって、美しいの。
音楽が安って感じだと萎えちゃうよね。
全てにおいて抜かり無し、完璧。

因みにこのシリーズは小説の一作目『この罪深き夜に』しか読んでませんが、全然大丈夫でした。今作から入っても問題ないと思います。

義康(攻)目線で物語が進むので、報われない義康が可哀想になり、冬貴の気持ちが謎でしたが、、。
ラスト間際の冬貴独白シーンで、、
アホはおまえじゃ~義康っ!!
冬貴の気持ちが切なくて切なくて、、(涙)
互いに気持ちはあったのに、冬貴が美しすぎて、更に常人とは違う能力をもっていたが故に、普通に心がある事に義康は気がつかなかった、、。
いつでも、冬貴は義康を待っていたのに。
神谷くんの泣き演技、グッときた。切なっ。
バカバカ。義康のバカっ!
あ~、想いが通じてよかったよ~。
不思議妖精パパ冬貴の謎も解けたし!

とってもよい作品でした。
3時間大河ドラマ観たくらいのミッシリ感にお腹いっぱいです。

今作でかなり神谷くんにやられ、ウィキってググりまくったわ~、こうして皆腐ってゆくのね、、。

9

このお話最高、神谷さん最高

シリーズ四作目。
シリーズ中、最も胃の底にズシーンとくる物語でした。
過去三作で順番に物語られてきた三兄弟の父親の物語です。
凄かったなァ…。
なんかもう余韻を引きずりすぎて、上手く言葉が出てこないや。圧倒的な世界観から抜け出せない。

とりあえず、さすが父でした。
それぞれに個性的だった三兄弟が霞んでしまうほどの強烈さ。さすが父。
胃もたれを起こしそうなキャラクターですw
この妖艶なパパは、神谷さんが声を当ててるんですが、ピッタリでした。
今まで色んな神谷さんを聴いてきましたが、最も淫乱で最も美しくて最も色っぽくて最も得体の知れない神谷さんでした。この作品での神谷さんが一番好きかも。
いろいろヤバかった。某シーンでの囁き声なんて、腰抜かしそうになりました。あれはどういう技術なんでしょ?ブレスで喋る技術?神谷さん、ブレスの入れ方が上手すぎるしエロすぎるんだよう。

この長い長い物語のモノローグを担当されたのが攻めの遊佐さんです。
お疲れさまでした。
遊佐さんのキャラは前作まではかなり謎な存在だったんですが、今作で全貌が明らかになり、見えなかった彼の葛藤のすべてが浮き彫りにされました。
一人の男に捕らわれ、執着し、絶望し、離れてもまた戻され、達観の境地に至り、至ってもなお迷いに捕らわれる。
哀れというかアッパレというか、凄まじい生き方だよ。痛々しくてたまらなかったです。

オススメです。
超オススメ。
胃にくるお話を読みたい方にオススメ。
いつか必ず原作シリーズも読みたい。必ず読むぞ。

8

おなかいっぱい

各所で大絶賛されており、気になったのですがお値段が・・・
でも、思いきって購入!
小説は読まずにあえてCDから入りました。(後に小説は読みました。)

お互い、お互いが全て。
義康は冬貴を守るために翻弄。
ほっとかれた冬貴は寂しくて相手をとっかひっかえ。
そんな冬貴にイラつく義康。・・・という悪循環。
二人はとても相手を大事に思っているのに
思いのベクトルが違って伝わらない。
そのへんがとてももどかしい!

何せ神谷さんが妖艶!エロイ。エロイです妖精パパ!!
7年待ったあとに義康に迫って言う「美味しい」が妖艶!
偉そうな口調で拗ねてみたり迫ってみたり・・・
冬貴はとても可愛い人だなあと思いました。

二人のその後、を描いた罪の褥を濡らす愛では
冬貴パパの意外なかいがいしさを発見w
こちらも幸せそうでとてもよかったです。

私の中では今のところこれ以上のCDが出てきません。
話のボリュームもあり、エロも濃厚。
普通に一回戦ののち二回戦に突入したりします。
CD三枚組ですが、長さは全く気になりませんね。
配役もぴったりだと思います。この二人以外考えられない。
買って良かったー!お気に入りの一枚です!

6

愛のかたち・・・

清澗寺シリーズ第4弾。
『堕ちてこい、私のところまで』
冬貴の不器用すぎる『愛』に感動いたしました。
義康の報われない『愛』から『苦悩』まで、義康の慕情から物語がすすむので『気の毒な・・・』とか思いましたが『おバカなのは義康』の方でした。
感情表現が不器用で義康を貪欲に求める方法が常識ではないだけに・・・逆を言えば『普通の人ではない冬貴に愛される』義康が羨ましく思いました。
けっして義康に『愛してる』と言わない冬貴・・・『愛している』の言葉の
重みを本能で感じているのか?・・・・それともまだ理解をしていないか?それでも義康を貪欲に求める冬貴の『愛』は義康が冬貴を『愛』するより重みを感じました。

清澗寺シリーズまだ謎の多い作品ですがシリ-ズの中で登場してくる義康と冬貴の関係が解明されたので少しスッキリ致しました。
『罪の褥も濡れる夜』・・・冬貴役の神谷さま『すばらしい演技』に堪能させていただきました。
今年、10月にCDがでるそうなので、またお会いできる事楽しみにしております。

5

この作品が収納されている本棚

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