表題作Short Pieces vol.7

小品集のため割愛
小品集のため割愛

その他の収録作品

  • Cherry~夜ごと蜜は滴りて&せつなさは夜の媚薬~
  • 雛鳥は愛で孵る(SS)
  • 夜ごと蜜は滴りて(2009.8 ペーパーより再録)
  • 罪の褥も濡れる夜(2008.7 WEBより再録)
  • 聖隷の掟
  • 清澗寺家シリーズ
  • 罪の褥も濡れるよる(「蜜愛時間」連動)
  • タナトスの双子~ユーリ編・1916~

あらすじ

清澗寺家シリーズ・嘯風館シリーズのSS、オリジナル作品「聖隷の掟」を収録した小品集。

作品情報

作品名
Short Pieces vol.7
著者
和泉桂 
媒体
小説
サークル
Sin Cos〈サークル〉
ジャンル
オリジナル
シリーズ
この罪深き夜に
発売日
5

(1)

(1)

萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
5
評価数
1
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

世界で一番心の狭い男・深沢!!(笑)

「Cherry」
同じ題材でもクラウディオ&道貴ペアと深沢&和貴ペアでは大違い(笑)
まあ、主に深沢が………なんですが。
でも、なんだかんだで上手く言いくるめられるんだからすごい。

「雛鳥は愛で孵る」
それ、どんなお店だ!
フツーに懐石みたく先付とか料理が出てきて、メインがアタッシュケースの中の卑猥なオモチャって。
とんだカモフラージュだ。
智は一体どこでこんな店の情報を…。

「夜ごと蜜は滴りて」
甘やかす甘やかす。
恋人を甘やかす。
もう、とりあえず和貴がかわいいですvv

「罪の褥も濡れる夜」
これ、短いけれど好きです。
どこかわかりづらい冬貴の心情がわかるというか。
客観的に柴崎から見ての冬貴を捉えることで冬貴という存在がよくわかるというか。
実は非常に単純で純粋で。
ただ望むものは1つだけで。
冬貴にとっての「淋しいというのは」「寒いというのは」の定義が全てを物語っているようで、なんだかちょっぴりせつなくもなりました。

「聖隷の掟」
オリジナルです。
寝取られ+複数プレイです。
ある村の神子・比和と聖隷と呼ばれる治癒能力のある最も穢れた存在・朱鷺。
2人は決して触れてはいけいない関係だったのだが、触れてしまい、そして逃げることに。
そこへ追ってきた者たちによって比和は辱められるのだが…。
神子と聖隷は番の存在。
一度触れればどんどん欲しくなる。
けれど、一度、他の者と交わればもう二度と神子は聖隷によってイくことはできない。
それを知りながら手を出し、追ってくるのがわかりつつ逃げ、掴まり。
他の者では築けない絆を作る。
朱鷺の歪んだ愛情に思わず「スゲー」と思わされます。

「清澗寺家シリーズ」
今回は和貴と国貴が2人で出掛けることになって、それをこっそり深沢と遼一郎がつけて…というような感じ。
もう、とにかく、深沢が心の狭い男であることが顕著に表れててすっごい笑えます。
いや、マジで。
何事にもヤキモキしすぎ。
一緒に行動することになった遼一郎がかわいそうでならない。
いつもの落ち着いた雰囲気の深沢はどこ行った―!!と叫びたくなるようななんだかある種情けない男にさえ思えます。
そして、和貴の天然?も炸裂。
いや、天然というか日常がズレてるからそうなるんでしょうが。
膝枕の意味で差し出された国貴の膝に思わずちょこんと座りこんで。
国貴がきょとんとしてると今度は向きを変えて。
監視?してる深沢からの指摘もありますが、それ座位!
背面と正面だ!!
って、またもや深沢がムキーッってなってて(笑)
ま、肝心の国貴の方もどこかおとぼけさんなところがあるので、その意味が全くわかってなかったようなのですが。
もう、とにかく本編では見られない深沢のヤキモキっぷりが楽しくて仕方ありませんでした。
いつもあんなに冷静に?苛め倒してるくせに。

「罪の褥も濡れる夜」
「蜜愛時間」後の伏見と冬貴。
清澗寺家の中でやっぱり一番怒らせたら怖いのは冬貴なんじゃないかと思う。
すっかり絞られてさすがの伏見もぐったりなんでしょうね。
それでも。
口を聞いてもらえないくらいなら、身を差し出す方を選ぶってことは好きなんだから仕方ないか。

「タナトスの双子~ユーリ編・1916~」
ユーリとヴィクトールの日々。
野戦病院にやってきた時のヴィクトールの慌てっぷりがなんだかすごく好きです。
ホント好きなんだなーって感じる。
そして、ユーリが最後にしたキスがなんだか胸に沁みます。
この2人のなかなか言葉にならない関係がとても好きです。

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