表題作短夜

深沢直巳
清澗寺和貴

あらすじ

清澗寺家シリーズ・和貴編

明日から1週間の出張に出掛けることになった深沢。
自分のいない間の和貴のことが心配で、ある約束をするのだが…。

作品情報

作品名
短夜
著者
和泉桂 
媒体
小説
サークル
Sin Cos〈サークル〉
ジャンル
オリジナル
シリーズ
この罪深き夜に
発売日
4.3

(3)

(1)

萌々

(2)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
13
評価数
3
平均
4.3 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数2

この2人だからセーフでした。

清澗寺家シリーズの深沢×和貴の番外編です。
今回は、深沢が1週間ほど出張に出ることになって、その間、和貴が遊びまわらないように約束をさせるのですが。
口約束だけでは信用できないからと………。

はっきり言ってしまえば、多分、個人的にはこの2人以外ならアウトだったかもしれません。
さすがにそれはちょっと…と引いたかもしれません。
一重にこの2人がすごく好きなので、この2人ならアリかなと思えたのかも。

それは、剃毛。
和貴はプライドが高いから、そんなことされたら外で遊べないでしょうって深沢がやるのですが。
確かに、和貴は流されやすいところはあると思うけれど、深沢の言いつけは必死になって守ろうとするところがあるし、そこまでしなくても深沢に一途だと思うので遊ばないとは思うんですけどね。
まあ、力技に持ち込まれれば相手に押し倒されるハメにはなりかねませんが。
そんなわけで、そんな状態で1週間放置です。

そして、もう1つの約束。
自慰行為の禁止。
これが、また和貴を苦しめることに。
それでも、一生懸命深沢の言いつけを守ろうとしている姿はいじらしい以外のなにものでもありません。
その言いつけを守るために、結果的に伏見にお願いし耐えることになるのですが、それは先の深沢の仕打ちを見られてしまうことにもなり。
プライドの高い和貴にとっては屈辱的なことにはかわりなくて。
それでも、深沢のために必死な姿は健気にも思えます。

ようやく、深沢が帰ってきて「おかえり」と伝えようと思ったのに、ついそれより先に唇に貪りつく様はどれほど深沢のことが好きなのかを思い知らされます。
深沢の愛し方はどこかねじれているとも見受けられますが、そういう意味では和貴は真っ直ぐに深沢だけを愛しているように見えます。

2

一生懸命なお留守番

剃毛プレイだーーーい。
描写も濃くはないので、絶対無理でなければ大丈夫じゃないでしょうか。

深沢と和貴ならではな愛し方を今回もどっぷり堪能できます。
二人に関して常にいいぞその調子だ、ガンガンいこうぜ!派だったので、和貴が可哀想…と訴える層の存在に衝撃を受けました(笑)

傍から見れば酷い鬼畜行為でも、二人にとっての愛の形ってところが本当に大好きです。
こんなにも厄介なベストカップルは彼らくらいしか知りません。

誤字が多くとてもそわそわしましたが、忙しい中こうして新たな二人に会わせてくれた和泉さんには感謝しかないですね。

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