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表題作坂の上の魔法使い

その他の収録作品

  • 坂の上
  • 恋の味は薬の味
  • ドラドラケープと課外授業
  • 旅先にて
  • 使役
  • 冬の修行
  • 冬の試験

あらすじ

魔法使いが多く住む町・ゲルの外れの荒れ山に、魔法使いのリーと弟子のラベルは住んでいる。町が苦手でちょっぴり変わり者のリーとの暮らしは決して裕福ではないが、学校に魔法にと勉強に励むラベルは充実した毎日を送っていた。そんなラベルの成長を、ときに厳しく、ときに温かく見守るリーだが…!?
(出版社より)

作品情報

作品名
坂の上の魔法使い
著者
明治カナ子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス HertZ Series
シリーズ
坂の上の魔法使い
発売日
ISBN
9784813052272
4.4

(156)

(109)

萌々

(22)

(17)

中立

(4)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
26
得点
688
評価数
156
平均
4.4 / 5
神率
69.9%

レビュー投稿数26

このシリーズを読むのは何年振りかな〜
大好きなんですけど、複数巻のシリーズは気合いがいるのでなかなか読み返していませんでした。1巻は割とほのぼのしていて、そこまで気負って読む必要はないんですが。ファンタジー作品なれど情報量に過不足なく、読みづらさがありません。ラベルは明治先生の作品の主役の御多分に洩れず、ちょっと間抜けてて可愛い子。リーとラベルのバランス、シリアスと抜け具合のバランスが絶妙です。明治先生の絵柄も雰囲気に合っている。リーの名前が「リ」からとられている@あとがき…なんて情報。もう既に程よく力が抜けてます。この調子だとセロハン王国も机の上にテープがあったとかいう由来じゃないだろうな。BLらしさは殆どなかれ(最後に突如リーに対するレイプシーンを見せられるが…そんなに激しい描写ではないです)、王とリーの間のただならぬ雰囲気だけでBL沼の住人は十分楽しめるでしょう。

0

坂の上の魔法使い-1~外伝

このシリーズは、非BLといってもいいくらいエロくない。
「ハウルの動く城」より深みがある、愛とは何?を問う大人の童話。
アニメ化が無いのは、心理描写が複雑すぎるのと、BLだからかな??もっと名作扱いされていたと思う、勿体ない。BLジャンルだと偏見の色メガネで見られちゃいますからホント残念。
性別不明の王家の魔法使いと託された王子(弟子)が知る、色々な立場の者たちの愛の物語。
この作品は、他の作品と比較すると、絵が丁寧で綺麗。多分、全部手描きだと思う。圧巻。
分かりにくいかもしれないので、まとめて簡略な粗筋書きました。
是非じっくり最後の完結まで読んで楽しんでほしいです。

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① 坂の上の魔法使い-1
リーとラベルの素性と経緯説明。
魔法使いが多く住む町・ゲルの外れの荒れ山
魔法使いのリー:王に使えていた魔法使い。
弟子のラベル:半世紀リーの胎内に隠れて、リーから生まれてきた。
ラベルの父:王。母は二巻に登場。王は革命を終わらせて死亡。
王子は王となり、リーは王から「最後の頼み」の依頼を受ける。赤ん坊の王の子=ラベルを小さくして、飲み込み胎内に隠したリー。
リーは、成長したラベルのふとした仕草や会話から昔交わした「王との約束」を思い出す。
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② 無二の王 坂の上の魔法使い-2
王の眼の使い方を教わるラベル。リーの回想。
王子が王となり、ザラ姫と婚姻が決まる。
リーと王の秘密の恋。王は「一晩の恋の相手」をリーだと思った。
ザラ姫がラベルを生む、動乱の夜、赤ん坊のラベルをリーに託す。
リーの使役のリリドは(リーの本心と本来の姿を持つ)、王の亡骸をずっと護っていた。
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③ 黄金の川岸 坂の上の魔法使い-3 
(ここの残留思念の会話は「ナルト」の両親との会話と似ていた)1-2巻の謎の答えが全て3巻にある。
リリドがラベルの体から魂を抜く。
三途の川岸で、父と知らず、王と会話するラベル。父子の会話を母のザラ姫も観ていた。 
リーは、女王との誓いを反故にして、ラベルを慈しんで育ててきた。ラベルの為に生きたいリー。
リーはラベルを蘇生するために死んで、脱皮するように復活する
---
④ 記憶の糸 ~坂の上の魔法使い~外伝
ラベルの眼の力は、父親譲り。
ギルドの長の話、強すぎる魔力が暴走して起きた事故。記憶を封じていたのはリー。リーは愛情深い人。
終りは、聖木の取り扱いについての話。

レンタで48時間レンタルで読了。

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まさに、魔法使いの弟子

普通のファンタジーだと思っていましたが、
最後の最後にHなシーンぶっ込んできましたね!

魔法使いのリーと弟子のラベルの日常を描いた物語です。
まさに、物語と呼ぶにふさわしい作品だと思います。

ラベルの父は国の王でありましたが、
革命が起き亡くなっています。
その王から託されたのが一人息子のラベルです。
王は男として不能という話が出ていましたので、
もしかしてラベルってリーとの子?なんて予想してます。
まだ全然明らかになっていませんが…

ラベルは子どもらしく素直な可愛さがあり、
亡き王の面影がある部分と全く違う一面も持っています。
とても魅力的な子で、
これからリーとどういう関係になっていくのか楽しみです!

0

”使役”が可愛い

 ファンタジー設定ということで、まだまだ謎の多い序章ではありましたが、先が気になる作品でした。坂の上の魔法使いであるリーの弟子・ラベルは子供なので、この巻ではほぼBL的要素はありません。これからはやはりラベルが成長して、リーとの関係性が変化していくのかな?

 リーはラベルの亡き父親だった王をとても慕っていたようで、事ある毎にラベルに王の面影を重ねて思い出してしまいます。王国が滅んだ時、裏切った魔法使いというのはリー自身なんでしょうか。その時の経緯も気になりますね。ラベルがどんな風に成長するのか、最後、ピンチに陥ったリーはどんな打開策を考えているのか、2巻が楽しみです。

0

ファンタジー好きな方におすすめします!

ハイファンタジーがお好きな方に強くオススメしたいです!
ちるちるさんでお姐さま方にファンタジーもののオススメをお尋ねした時にも、この作品は挙がることがなく、わりと知る人ぞ知るな作品なのかな...と思いました。
確かに、一般作品でも大丈夫そうな感じで、BL的な欲求を完全には満たしてくれないし、華のある作品とは言えないかもしれないですが、そこがまた良い。最後がBLなイチャコラになるためだけのお約束なファンタジーもいいけど、やっぱり展開が読めてしまって深みがいまひとつ...。こちらは、ファンタジーの中にBLがある感じで、読者を甘やかしてはくれないです。文字も多いです。
雰囲気的には「風の谷のナウシカ」の漫画版や「魔法使いの嫁(私は途中までしか読んでないですが)」が近いかな。仄暗いです。

私はAmazonの関連する商品の中にたまたま見かけ、カバー絵が気に入り読んでみました。すぐに全3巻とKindleで配信されている章ごとの最新(「記憶の糸」)まで一気読みしました。
1巻目は、魔法使いのリー様と養い子のラベルくんの日常的なほのぼのがメインです。ラベルくんと使役がとっても可愛い。BL要素はあまりないですw
2巻目〜3巻目はラベルくんがリー様に預けられるまでの過去話と、その後...。リー様の過去の悲恋がとても切なくて胸が痛くなるけど、ラストは感動します( ; ; )ラベルくんが能天気で可愛らしくて、とにかく明るい子なので救われます。いい感じにシリアスを緩和して笑わせてくれます。
正直、1巻目を読んだ時には、読み返すほどじゃないかな...と思ってたけど、3巻目まで読むと1巻目の意味がわかって何度も読み返したくなります。ぜひ、1巻目を手に取られた方は最後まで読んでみてください。

3

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