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表題作ふしだらな夜の純情

幼児虐待により女嫌いなホスト/受様の恋人・古賀和威
勤め先が倒産して多額の借金を背負う/病弱・水折律

その他の収録作品

  • あとがき
  • かわいいパン屋さん

あらすじ

いつも自分を守ってくれる和威のために自分も働こうと、バイト先を紹介された律だったが…。体は重ねても、心がすれ違う二人は!?
(出版社より)

作品情報

作品名
ふしだらな夜の純情
著者
雪代鞠絵 
イラスト
せら 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344818682
2.1

(13)

(0)

萌々

(2)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
5
得点
21
評価数
13
平均
2.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数5

全然、悪くない

電子書籍版を購入。
表題作、その後の二人を描いた「かわいいパン屋さん」が収録されています。
挿し絵なし、あとがきあり。

作家買いしている雪代さん作ということで内容を確かめずに購入しました。
ここで、評判がよくないことを知り、失敗したかな……と恐る恐る読み始めました。
最初がマイナスだったからか、ものすごく良く感じました。
全然、悪くない。

確かに、多くの方の地雷と思われる展開はあるのですが、モブレやモブ姦も美味しく頂いちゃう私としては、全く気になりませんでした。

ま、登場人物みんなが、極端な行動をとるので、そこは覚悟の上でお願いします。
オイオイと突っ込みながら読むことが出来れば、問題なしです。

↑追記
タグをみて思ったのですが、「健気受け」要素は皆無です。
「せつない」もないかな。
どちらかと言えば、「健気攻め」です。
タグと内容との乖離が評価の低い原因かなと思いました。


2

幸せの尺度は人それぞれで

今回は恋人の借金の為夜の街で働くホストと
有る事情で多額の借金を背負う病弱な青年のお話。

攻様の稼ぎの実態を知って起こる顛末と
引越し後のラブな後日談を収録。

二人の出会いは児童養護施設。
攻様は両親の離婚後に
引取った母が数年で失踪した為に
受様は両親を交通事故で亡くした為に
同じ施設に入所します。

受様は虚弱体質で
存在感もない子でしたが、
攻様は無表情で無口ながら
運動もでき成績も良い目立つ子と
全く正反対でした。

しかし同じベットで眠る程仲が良く、
受様が中学を出て運送会社に就職した後、
攻様もその会社でバイトを始め、
やがて攻様のアパートで
二人で暮らすようになります。

しかし、件の運送会社が倒産、
社長が無断で受様を帯保証人にしていた為、
質の悪い金融会社からの多額の借金が
受様に残さてしまいます!!

心労で体調を崩した受様に代わり
攻様は過酷な労働で返済をしていますが、
ある日、攻様が怪我をしたという連絡が!!

本当はその連絡は
攻様に今の仕事を紹介した隣人にきたのですが
心配した受様は隣人について
呼ばれた警察署に向かいます。

待っていた攻様は
手の甲あたりまで包帯を巻いて
見慣れないスーツ姿!!

攻様は現場で櫓が倒れて
ボトルや鉄材が飛び散って腕に当った、
スーツ姿なのも
着ていた服が汚れたからと言うのですが、
何かがおかしい。

いくら受様が訊いても攻様は黙ったままで
しかも翌日
攻様は熱が有りながら夜のバイトに出、
彼を追いかけた受様が見たものは
ホストとして働く攻様だったのです!!

そうまでする攻様を見た受様は
自分も隣人に頼んで
夜のバイトを始めるのですが、
それは攻様の逆鱗に触れる行為で?!

この後、
アパートの火事に巻き込まれた攻様が
意識不明になったり、
受様が隣人と本番AVをする事になったりと
ドタバタな展開をみせるのですが
なんとか元の生活を取り戻します。

書き下ろし短編は攻様視点で
新しいアパートでも隣人におさまった友人が
押し掛けてきて受様と仲良くする様子に
攻様は嫉妬しまくり♪

健気な受様と強引な攻様のカプは
実に雪代さんらしい定番カプ。

結局はラブい二人がお互いを失わない為にと
スッタモンダするお話で
もともと恋人同士の二人なのでHは濃厚ですし
夜のお仕事もAV撮影も際どいエロシーン有りですが、
リメイク作品な為、
今読むとさほど目新しい展開と言う事はないかな。
多大な期待はしないで読んだ方が良いですね。

今回は同じく幼馴染で年下攻めのカプで一作、
野々原綾瀬さんの『恋に落ちてもいいですか?』
などいかがしょう?

0

ちょっと雪代作品にしたら・・物足りない切なさでした・・

ちょっと中身的には子供っぽくて薄っぺらい感じがした作品ですが・・雪代さんのデビュー作だったんですね・・
雪代さんの書かれる本は結構切なくって好きなのです。・・が・・

まだ精神的にに大人になりきれていない攻めが受けを守ろうとする所はいいのですが、大人になりきれてないので、
受けに対して上手くフォロー出来ていないですね・・そしてお互いがすれ違ってしまう・・

何もかもを自分が背負って・・律の人生までをも背負ってまで、律を自分という籠の中から出したくない程律の事が好きなくせに心までは理解しきれて居なかったって感じですね・・

そして受けの律ちゃんもお馬鹿ですね・・・っていうか二人とも手っ取り早くお金を稼ぐ事しか考えてないのでしょうかね?他に道はいろいろある・・・・

でも、書き下ろしの二人はとっても良かったです。二人ともというより律はちゃんと前を向いて進んで行くことで、強くなって行ってる・・って感じで、好感もてましたね~♪アキラは邪魔だけど・・

4

すべてが足りない・・・

雪代さんのデビューノベルズの新装版です。
デビューだから仕方ないのかと思っては見ても、あまりにも浅過ぎ・薄過ぎで、もうちょっと何とかならなかったのかな~とガッカリしました。

雪代さんは個人的にかなり好き作家さんですので、自然と要求が高くなってるんだとは思いますが。
さらに言うなら『受一人称』なので、これが非常に苦手な私は余計にツラかったです。

メインキャラクターが2人ともどうしても好きになれませんでした。あまりにも浅はか過ぎるというのか、いくら若いからって限度があるだろと途中から明らかに気が逸れてしまって、読み続けるのが非常に苦痛でしたね。

『健気受』は大好きですし『2人だけの世界』も、ストーリーの中での扱い方にもよりますが決してダメな要素ではないのに、なんとも共感のしようもない作品でした。
雪代さんの持ち味である『健気』『切なさ』を求めてこれを読んだら、肩透かしもいいところなんじゃないかと思いましたね。

これを含めて3作だけが『雪代さんで、私が読まなかったことにしたいくらいダメな作品』です 。

3

健気なのだろうけれど

ノベルズで出版されていた作者のデビュー作の文庫化。
一緒に施設で育った二人。借金を抱えた体の弱い律(受)と、彼を守ろうとする和生(攻)。

…健気なんですかね?これ。
いかに20歳そこそこで若いとはいえ、あまりにも考えなし。
いかに手っ取り早くお金が稼げるとはいえ、普通のバイトも出来なくて家で内職をしていたのに
そういう仕事をしますかね?

攻めも攻めだし。
仕事もだけれど、体が弱いから家事もするな!とか言っているのに、Hは毎日って。
しかもいかにお金がなくても、
大の男が一つ布団(シングル!)で寝ていちゃ休まらないでしょー?

と、矛盾点や突っ込みどころ満載の作品。エロも満載。
雪代作品は、受けの健気さ=切なさが持ち味だと思うのですが、
これはただのエロいオバカさんに思えたなぁ。

1

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