ボタンを押すと即立ち読みできます!
月村さんの新刊は、いつも大変に楽しみにしているんですが、これが久しぶりにのがっかり。
「家賃」以来の大ハズレでした。
まず、主人公の受けが自分勝手で独りよがり。自分のことしか考えていないし、それに終始して、結局、最後までまったく成長が見られなかったのが不愉快。こんな受けが好きなんて、攻めも趣味が悪い。
外聞を気にするあまり、他人を傷つける発言、行動を、主人公が反省するシーンがあったんですが、だからといって何も変わらないし。
受けが童貞だのなんだの、揶揄するような発言を攻めがするのも不愉快。腹立たしいキャラでも、不愉快は不愉快です。
コメディならコメディで、もうちょっと心から笑える作品してほしかった。
なんとなく後味が悪いというか、素直に笑えないし、不快感ばかりが残る作品でした。
イラストも合ってないというか、らくがきみたいな絵でしたね。
評価に悩みます!
わがままで、見栄っ張りで、本当に素直じゃない童貞コンプレックスの受けちゃんの性格が、
どうしてこんな人が顔がよくて金持ちでっていうだけで、女子にも男子にも憧れみたいな目で見られて、友人でいられるのか?ってこと。
表面では勉強してませんよ~みたいな顔をして、実は陰勉で努力してるっていう部分はいいと思うのですが、何か鼻につく。
ひょっとして周囲に上手く使われてるだけなのでは?という気もしないでもないけれど、友人たちとつるんでいる姿の描写を見るとそうでもなさそう。
そんな超超我がままなツンデレ王子様を好きになる攻め様がいるということで、「物好き?」としか・・・
ルックスも頭も良く、周りからちやほやされて育ったためにプライドだけがとてつもなく高く成長してしまった岩佐は、チャンスはあったものの、やはり見栄っ張りが災いして初体験が上手くいかず、大学生の今も童貞のまま。
見目もよく女子に人気の文学部の准教授・安倍がゲイであることを知り、また自分が童貞であることを知られ、自分をおちょくるような発言をする安倍だけど、それでも何だか居心地がよくて、安倍の研究室へ出入りするようになる岩佐。
「君のような子は範疇外」と言いながら、本当はドストライクだったという安倍の姑息な思惑が働くにしろ、岩佐の意地の張り過ぎだろ?と思えるほどの傍若無人な発言とふるまいに、安倍が余裕でいるのが何か信じられない!!
この安倍、絶対物好きですよ。
この岩佐のあまりの極端なツンデレが許せるかどうかが、多分この本を好きになるか、嫌いになるかの分かれ目ですね。
『PEACH』にて、一応本番ないもののキス止まりの恋人になった二人のその後。
キスから先というのが怖くて、相変わらずツンデレ超全開の岩佐。
それがちゃんとわかっている安倍が余裕こいているのか、何なのか憎たらしいほどです。
それにしても、岩佐がすぐ「バカ」とか「ホモ!」とか「ぶっ殺す!」と照れ隠しとはいえ暴言を吐くのが・・・
しまいには「ウンコ」ですから・・・大学生なのに、何て子供なんだろう。
安倍が”ドSをより味わう為のドM作戦”というよりは、変人というところかも?
最後まで王子様で超ツンデレを貫かせた作者さんは見事だと思いますが、何か微妙なところです。
自分自身のテンションが高い時でないと、ものすごく不愉快になってしまう可能性がありそうな性格設定だったと思います。
久々の新タイトルと月村さんには珍しい王子様系受けに新たな境地を開拓か?!とドキドキしながら読み始めたのですが、キャラ設定はいつもの真逆でも内容は相変わらずの月村節全開で…ホッとしたような、反面ちょっとガッカリしたような複雑な気持ちでしたww
受けの直希は家柄・容姿・頭脳において自他共に認める完璧な王子様。そんな彼が唯一コンプレックスにしているのが未だに自分が童貞である事。プライドの高い直希にとってそれは誰にも知られてはならない秘密だったのだが、ひょんな経緯で同大学の准教授・阿部にバレてしまう。
秘密を知られた事と、明らかに自分にはない大人の魅力を持つ阿部にプライドを逆なでされ最初は敵意をむき出しにする直希だったが、彼がゲイであるのを知り互いの秘密を共有することで2人の仲は親密になっていく。阿部に甘やかされ、悪態をつきつつも一緒に居る事に居心地の良さを感じていた直希は彼が他の生徒と仲良くしているのを見て苛立ち、自分の気持ちが恋なのだと自覚する。…とまぁ、ここまではよくある話。でも月村節で面白いのは、総じてその気持ちを相手に対して素直に表現出来ない受けの捻くれまくった性格にあると思うんですね。思考回路がネガティブというか自虐的というか…例にもれずそれは今回も健在な訳でww
まぁ直希の場合は高いプライドが邪魔して…って事なんでしょうが、とにかく勝手に空回りしてことごとく自滅していくパターン。そしてウンザリするくらい可愛げがないんですよね…素直になれないねじ曲がったその態度が…←意志疎通してからの続編でも直希の性格は変わらずww
私はそうゆう受けとしてはダメダメな子を丸ごと受け止められる包容力のある攻めを見るのが大好物(そんでそれが月村さんの持ち味だと思っている)ので楽しく読ませてもらいましたが、読み手によっては終始イライラさせられるかも…?
内容としましては他の作品と展開が似通ってる部分もあるので新鮮味にはやや欠けるかな~?て感じも否めませんが、ただHシーンに関しては今回頑張った方ではないかとww暫くは朝チュン傾向が強かったんで、今回のHに割いたP数にはちょっと驚かされました!!
といっても、そこはやっぱ月村さん。描写は他の作家様に比べるとぬるめですが☆
今回は直希の性格を受け入れられるかで個々の評価はかなり違ってくると思います。でも何だかんだ言っても私はやっぱ月村作品が大好きなんで萌にさせて貰いました^^
これは…、読むときの気分で評価が変わりそう。
見栄っ張りで陰でコソコソ勉強してて人前では「出来るヤツ」の振りをしてる、ってのは、私は可愛いと思いました。
なので、攻めが受けを好きになった気持ちもちょっと分かります。
逆に受けが攻めをなぜ好きになったのかがさっぱり分かりませんでした。
最初に全部バレちゃったから偽らなくて良い…って言ったって、攻めがそんな受けの秘密を包み込んでくれたならまだしも、意地悪に揶揄したりするからなぁ。
笑って冗談で済ませるみたく揶揄されるんなら分からないでもないんだけど、実際受けが言われたくないことを言われたくないタイミングで言うから、全然笑えない。
けどまあ、元来捻じ曲がってる受けだから、そういう反応をする大人に惹かれることもあったんでしょう……、と私なりに納得して、「CHERRY」はそこそこ面白く読めました。
ここまでなら悩まず「萌」評価だったんだけどなぁ;
続きの「PEACH」が、私にはちょっと読むのに忍耐が必要でした。
受けがあーだこーだと意固地になって、「わざとですか?」と言いたくなるほど駄目な方駄目な方に流れていくのはまあ、月村さんのお約束なんで覚悟はしていたんですが、今回は途中で「面倒くせっ」と思ってしまいました。
空回るなら一人で空回ってくれれば良いものを、数少ない友達を思いっきり巻き込んだ挙句自分勝手に放置したりするから、せっかくわずかにあった受けの「可愛いじゃん」と思える部分まで全部不快な色に塗りつぶされて、終いにはもう、ぶっちゃけどうでもよくなってしまいました。
なんであんな受けに友達がいるんだろ?とホントに不思議。
けど、後に友達が「たまに良いところがあるから憎めない」と言った「良いところ」が「宿代を払ってくれたこと」だったので、人を大事にしない人には表面しか大事にしない友人が集まるんだな、と妙に納得しました。
ただ、散々暴言を吐いて、好き勝手に振舞って、本当に攻めに嫌われたかもと思った途端しょんぼり素直に「だって嫌われたと思ったんだもん(←「もん」とか言ってないけど私にはこう見えた!)」と言ってみせるところは、妙に可愛かったです(笑)
これ、全編攻め目線のお話だったら、もっと楽しめた気がします。
すごく可愛い受けに見えたんじゃないかなぁ…とかちょこっと思います。
いろいろ残念!
レビューを読むとものすごく両極端に感想がわかれていますが、えみうは「大満足」でした。
先生と直希に関しては、互いを認識をする前と後で、先生は直希の言動を理解し、直希は手玉にとられつつもぐずぐずになっていく過程が面白かったです。
やはりつき合ってみないと分からないってことありますからね。
直希が先生に恋に落ちて変わりつつあるところもよかった。
今まで全く他人の言う事に耳を傾けなかった直希が、以前ひどい振り方をした彼女のことを(遅まきながら)気にしてみたり、自分勝手に行動し迷惑をかけまくっている友人たちに謝ったあたり、人に対する「思いやり」の欠片が見られてよかった。
プライドが高いというよりは、甘やかされ続けた子供が、少しだけ大人になった気がします。
今までの直希なら自分勝手に予定先を変更し、行ったら行ったで友達を放置、図々しく学校で皆の前に顔を出しても「宿代を払ったからそれでいいだろう」「そんなに言うならガソリン代も全部出せば文句ないだろう」で反感を買ったと思います。
直希こそお金で全てを片付けようとしたいたかもしれない。
直希の変化をよしとし、ガソリン代などでチャラにすることを提案され受理した友人たちの態度はかなり寛大だとは思いますが、所詮、長続きする友人は甘いものです。たまにある「自主的な行動に」キュンとくる奇特な友人はひとりふたりはいるものです…(しみじみ思いますが)。
阿部先生に関しては狙っていた獲物が、自分から手元へ飛び込んでくるようなミスを犯し、さぞやほくそ笑んだだろうと思います。虎視眈々と狙っていた様子が節々から伝わってきます…先生危険だよ。
そして、一度、手元に転がり込んできた獲物(直希)を如何に逃さず転がし自分だけに意識を向けさせるかと、意外と狭い心でがんばっているあたりが笑えるなぁと。
そんな先生のいいなぁと思うところは、直希に大しては嘘をつかないところですね。
始まったばかりの二人は、この後、盛大にけんかをしてみたりするのだろうかと思うと、今は幸せでいいと思います。
人間の性格なんてそう簡単に変わらず、言動もそう簡単に変われるものじゃないと思うので、ささやかな変化に未来を感じられる月村作品が好きです。
