天才バイオリン奏者と生徒のラブサスペンス

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表題作金曜日の凶夢

変人の有名バイオリニスト 紀ノ川滋・29歳
監視の為に送り込まれたマネージャー 酒元良麻

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

『水曜日の悪夢』リンク作が満を持して登場!!
音大生の良麻は、ある理由から、世界的に有名なバイオリン奏者・紀ノ川に近づき、監視しなければならない任務を背負っていて・・・?

作品情報

作品名
金曜日の凶夢
著者
夜光花 
イラスト
稲荷家房之介 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
シリーズ
水曜日の悪夢
発売日
ISBN
9784796400602
3.9

(49)

(20)

萌々

(9)

(18)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
14
得点
190
評価数
49
平均
3.9 / 5
神率
40.8%

レビュー投稿数14

No Title

さすが夜光花先生と言わざるを得ない!
3冊ものの2作目ですが、このカップルが一番好き。
ふたりがようやく……のところで悲しい展開になっちゃうんだけど、そこからの盛り返しが本当によかった!
紀ノ川さんの超人的な耳バンザイ‼️
良麻の素顔、見たかったな。
割と現実的な話が好きなのでこういう設定にハマれるかな…?と思いましたがそこは夜光先生、めちゃくちゃよく仕組まれた作品で読む手を止められませんでした。
エロも良いんだけどストーリーがなにより良き。
あの話がここにつながるのね!!!!となるのでぜひ全部読んでいただきたい。
繰り返し読みたくなるシリーズです。

0

紀ノ川さん!!!!!

水曜日~でも、奇人ぷりを見せてくれた紀ノ川さんの物語!!
前作よりもSFみが増していて、ワクワクしました。

マイペースもマイペース、だけどそれが魅力的!!
紀ノ川に振り回されるのは楽しい!!

一方、良真がこの時代には何も残せない、自分の立場に葛藤する姿、憧れが恋心に変わってくのは切なくて……
それでもどうにかなりそうな紀ノ川のパワーがすごい!!受け止めちゃう度量?考え方がすごい。

水曜~では、タイムリープの重さが苦しすぎたので、金曜~の軽快さが楽しくて楽しくて!!
って気持ちだったので、紀ノ川の突拍子もない行動には抉らました…容赦ない!!

最終的には良かった良かった、紀ノ川さん、本当にすごいよ!!!でした!!

タイムリープして、どうにか紀ノ川を…や、未来がどうなってるのかのSFパート、水曜~の実は…な部分も面白かったです!!

タイムリープに巻き込まれた理由が強火なファン活動とも言えたり、本来の未来を思うと紀ノ川さんが不憫で、真吾…どうしようもないな…ってなんとも言えない気持ちにはなりますが……面白かったです!

0

「水曜日~」と続けて読むべし!

「水曜日の悪夢」のリンク作、ということですが、これ単品では正直「?」って部分があるかも。
「水曜日~」の受けである新城がキーパーソンになっているし、なぜ良麻がタイムリープして紀ノ川の元に来たのか、という理由が、前作の結末ありきの話なので。

紀ノ川の新城に対する、友情とも恋愛ともつかない想いや、最も尊敬するバイオリニストでありながら、ライバルでもあるような複雑な関係が非常にツボだった。
紀ノ川は夜光先生のお話にはちょいちょい登場する、変人な攻め様なんだけど、良麻もちょっととぼけた味のある子で、会話のやりとりがいちいち可笑しい。

正直、このふたりがどんな風に恋愛に発展するのか、まったく予想がつかず、はじめてのベッドのシーンではあまり萌えを感じなかった。
が、最後までなにが起こるかわからない、ハラハラドキドキの展開は夜光先生ならでは。ラストで「あっ、そうきたか!」と思い、その瞬間に萌えが大爆発。
前作と合わせたすべてのモヤモヤが吹き飛んで、うっすらと感動すら覚え、この評価に。ただ変人なだけじゃない攻めが、もっと好きになってしまう結末。読後の余韻が、とっても良かった!

1

紀ノ川よ、自身の耳の良さはいくら自慢してもOKだ!!

大抵のスピンオフ小説は前作からある程度独立した内容になっているから単独でも大丈夫なものが多いのだが、この小説の場合は先に『水曜日の悪夢』も読んでおいたほうがいいと思う。
本来の和成と真吾の運命、紀ノ川の将来が辻褄が合う部分が出てくるし、今回の予想外な展開もあっさり受け入れ易くなると思う。

何かしらの密命を受け紀ノ川に近付こうと画策する良麻。
先に前作を読んでいたので「この時代は」って一言で伏せられていた彼の正体にピンときたが、え?、まさか!?って想像が当たっていたのには逆にびびった。
見掛けは現代ものなのに非日常要素も盛り込まれていて、単に攻め受けがくっついてはい、おしまい!!って締め括らない辺りが巧みだなと感じる。

それに夜光さんの書く変人攻めって癖が強い、気難しいって一辺倒で済ます事なくどんな性格かって様子が上手く描写されているから、読み手を惹き付けて愛すべき偏屈攻めキャラになっている。
紀ノ川は音楽家じゃなければ探偵としてもやっていけそうな鋭さがある。
特筆すべきは常人離れした耳の良さで、この点は大いに自慢してもらっても構わない位だ。
これがラストの感動にも繋がってくる。
勿論、本業のバイオリニストとしての活動を精力的にこなしている様子も読み応えがあって、やっぱり紀ノ川の転職はこちらだなと納得できる。

何となくこの話には、辛い運命を変えたくて軌道修正をかけようとしても、結局辻褄を合わせるように本来の運命に沿って行ってしまう、簡単に運命はいじってはいけないって悟りも暗に含まれている気がするが、あまり説教臭く受け止めないほうがいいのかもね。
やっぱり2カップルが幸せな方向に道を進めていく様子にほっとしたい。
その点では冷徹なようでいて案外詰めの甘い監視人・細野に感謝だな。

0

陳腐&なんちゃってSF

いまどきこんな使い古されたSF設定の小説を読むはめになるとは思わなかった。つっこみどころもありすぎで、読むのを放棄したくなるレベル。ガッカリ度がはんぱない。

0

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