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椿くんからおくられる、毎日のやさしいできごと。
極私的記念すべき400冊目(小冊子除く)はこちらにしようと決めていました。
「椿びより」を読んですぐにこちらも注文したものの、レビュー399冊分書き終わるまで読むのを我慢していた甲斐がありました!やっぱり大好き!!
子どものような透き通ったこころを持った椿たろうくんが、小学生になった史生と変わらずシングルファザーな平岩と過ごす日々が綴られています。
好きなものはたくさんあるけど恋愛の「好き」はわからない椿が、好きって?と思ったり、保険のおばちゃんにお見合いBBQをセッティングされた平岩が、新しい奥さんよりも自分が一緒にいてほしいひとに気付いたり、こころの要素がちょっと多めになっていました。
平岩の元奥さんも登場しますが、想像以上の人物設定にびっくりしました。
史生がいない遊園地のシーンは3人とは違う空気が流れていてこちらもちょっとどきどき。
撮ってきた写真を見せてもらっているように描かれた温泉旅行は、どのシーンでも安定の椿がほほえましくて声を出して笑ってしまった。
平岩の部下の小堀くんもいい。ただランチで隣にいたOLグループの会話。「ちょっとちょうだい」攻撃で、ホタテの握りはあげたくない…。
本当に大好きすぎて。
きっとこの作品について思うことを全部書き出したら1万字くらい軽くいってしまいそう。
この優しい世界の住人になれたら、といつ読んでも思ってしまう。
ありがとうと大好きで溢れた世界。
ずっと読みたい。この先の話も読みたかったけれど、ここでお別れだから余計に思うのでしょうか。
きっと変わらない毎日を過ごしているんだろうな、もしかしたら3人で暮らしているかも?なんて想像しながら、読むたびに自分も椿のようにどんなことでもいいところを見つけて、ひとに優しく笑顔で過ごしていきたいと願ってしまう。本当に本当に大事な1冊。
出版から8年。
今度は15才という多感な年頃になった史生から手紙が届かないかなあ。
「椿びより」の続編。
娘の史生ちゃんが少し大きくなりました。
冒頭にある様に、相変わらず三人でほのぼのしています。
でも少しだけ進展がありました。
椿くんが「史生ちゃんと平岩が大好き」だと自覚した事。
いや、もう最初から大好きでしょうに。
だからといって、何が変わる事もなく三人はこのままなんだろうなあとほんわかしました。
このまま、ラスト以降椿くんと平岩がお互い意識して多少BL的な展開になるのも有りだとは思うのですが、この作品に関してはこの関係を崩さないままでいて欲しいなあと思うのです。
なので続編が読みたい気もしますが、このまま終わりがいいのかもしれません。
末永くお幸せに。
こんなに心温まる作品はありません。
ラストの描写は何故か涙が溢れてくるし、
エッチとかなくても純粋に人を思う気持ちの大切さを教えてくれる俺にとってとても大事作品です。
俺自身、作品を制作していて
エッチとかよりも、人間関係や心の状態、変化を大切に描いていきたいので
この作品は、時々読み返して自身の心の洗濯をしてしまいます。
友人にあげるならまずこの本を思い浮かびます。
男友達にもあげられるし、BLって言わないと分からない雰囲気の内容です。
ホッコリしたい人にはお勧めです。
椿びよりとっても大好きでした。
続編になるのでしょうか。
この椿だより
タイトルの通り、その後の彼らの日常を便りで知らせてもらっているような、そんなほっこりな
日常が描かれています。
エロは全くありませんし
何かの進展が大きくあったわけじゃなく、ごくごく当たり前にすぎて行く日常
3人でいることが自然になっている家族の日常が描かれています。
史生ちゃんが相変わらずかわいい。3人での呼吸がとても暖かい。
4コマ漫画でも良いので
今後も便り・・・知りたいなぁ
「椿びより」の続編です。
こちらだけ読んでも大丈夫かとは思いますが、後半で「椿びより」の各シーンを椿が思い返すシーンがあるので「椿びより」から読んだ方が断然いいと思います。
平岩の娘、史生ちゃんが小学1年生となり少しおねえちゃんぽくなってます。
「椿びより」と同様に相変わらず三人ほのぼのとした日常エピソードが綴られています。
最初に読んだときに驚いた&新鮮に感じたところが、商店街の福引で当たった温泉旅館の宿泊券で一泊することになったエピソード。通常のBLであれば温泉旅行となれば、裸を見る、裸を見られるといった何らかを意識するきっかけになり得ると思うのです。
椿は脱ぐ前に妙にどきどきするのかなぁ?とか思っていたのだけど、この作品では一切そういう性を連想させるものには触れず家族のように仲良く旅行を楽しむ三人が描かれていて、当たり前のように家族風呂に三人で楽しそうに浸かる一コマが描かれているのみ。
もはや家族です。これがいいなぁと思います。
その他、平岩が保険営業のお見合いババアから女性を紹介するから、セッティングするからと猛攻撃にあうんだけど、椿と今までのように過ごせなくなるかもしれないという可能性と天秤にかけた末に、断るエピソードなどもあり、もうそれって…と。
そして、最後のエピソードで椿が彼らに出会ったときからの思い出を走馬灯のように振り返るところがあるんだけど、ここがいつ読んでもじーーんときて涙が溢れる。
幼かった史生ちゃんの愛らしさもさることながら、彼女の傍にはいつもお父さんの平岩とお母さんのような椿がいて、そして「だいすき」という気持ちがいつも中心にあったということに気づいた椿が描かれています。
いつまでもこのままでいてほしい。もうこの世界よ、永遠なれ…と思ってしまう位好きです。