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椿くんからおくられる、毎日のやさしいできごと。
(一応)BLの続編なので、進展的なものを少し期待しましたが、そこはねぇ…やっぱりこの作品ならではの世界観で貫いて下さいました。
正直なところ、ちゅーくらいはあったらうれしいなぁなんて思いましたがw
前作での何気ない日常がきらきら楽しく、3人一緒に過ごすしあわせが本作でも引き続きあふれていて。よかったです。
好きな場面は、小堀がまた平岩と椿が家族のように食べ物を分かち合っているのを見かけるところ。
他人とはそんなことしないよなぁの前フリがあってのコレ。
前作では、お昼ご飯の時、阿吽の呼吸で椿が平岩にお茶を差し出すところを、はっとした目で見ていた小堀のシーンがとても好きで。
小堀は客観的に2人のことを見て読者に伝えてくれる役割なんですね。GJ。
平岩が史生ちゃんの愚痴を小堀に延々と話すところは笑いました。
「さみしいわけじゃねえよ?」
「ほんとさみしいわけじゃねえからな」
「ほんとうだぞ」「ほんとうだぞ 小堀」
ですもんねww どんだけー。
お誕生日サプライズに泣いちゃう平岩が、プライバシー保護されたのもツボですw(椿の泣き顔はさんざん出てくるのに、平岩の泣き顔はプライバシーなのね)
お見合い話をどう断るか悩んでいた平岩が、3人でバーベキューに行くくだりもよかった。
はみごにされてすねる小堀もw
ラストの、椿が平岩と再会してからのことを思い返すところはじーんとしました。
それで改めて「だいすき」と気づくのも。
あとがきの「変化する事も 変わらないでいる事も どちらもすてきな事だと思います」にもまたじーんとしました。
椿びより、椿だよりと2巻続き、続編が始まるとの情報を先生のTwitterで拝見しうれしくてレビューさせていただきました。
イシノアヤ先生の作品はご自身でも表を作成されているようにいくつかのジャンルに分かれています。
私はどの作品も好きで読ませていただいていますがこちらの作品はベスト5に入る大好きな2冊になります。
同級生の太郎くんと平岩くん、大人になって再会してからゆっくりゆっくり友達以上恋人未満のような関係を保ちながらストーリーは進みます(でもまだ友達に近いのかな?)
平岩くんの娘さん、史生ちゃんと3人で過ごす日常的なストーリーがほのぼのとしていてやりとりもかわいくて。タイトルにも挙げていますがいつまでも見ていたい2人、続編ではホッペにチュッが見れることを願って♪
前作『椿びより』でじわじわ溜まっていくように感じた萌えが、この『椿だより』で一気にぶわあっと解放されたような、そんなイメージを抱きました。濡れ場どころか、告白シーンもキスシーンもないんです。特に、平岩が椿に対して恋人のようにときめきを感じるシーンはほぼないのも変わらない。ただ、家族のような、一緒にいて当たり前、いつも一緒でも居心地が良い、そんな空気だけが濃くなっていく。そこが、他のBL作品にはないこの作品の醍醐味なのだと思います。
平岩はもう、椿を完全に家族として受け入れてるんですよね。けっして史生の面倒もよく見てくれるから、と都合の良い友人扱いをしているわけじゃない。なんだかんだで、彼自身も椿と過ごす時間、彼と積み上げていく経験を存分に楽しんでいる。本人はそこまで意識していないでしょうけれど、椿によって心が満たされているんだろうなぁとすごく感じました。椿の方も、時々平岩に対してときめきは感じるようですが、彼もまた平岩と史生という親子を愛しているんですよね。2人と時間を共有することを楽しみ、史生のことを自分の娘のように大切に想っている。3人それぞれにとって何にも代えがたい尊い幸せ。BLらしいシーンがなくても、こんなに萌えることができるんだなぁと温かい気持ちになれました。
◾︎平岩(バツイチ子持ち) 椿太郎(手芸作家)
史生(ふみお/平岩の子/女の子)
前作の雰囲気がお好きだったなら、決して裏切られることはない続刊です。ただ、前作から恋愛について変化や進展求めるならそこは期待しすぎないほうがいいと思う。しかし史夫ちゃんはメキメキ成長します。
ラスト付近、少しホロリときそうな気持ちになります。悲しい出来事があるわけではないけれど、変化って手放しに嬉しい時もあり、ちょっと寂しい時もあるものですよね。
椿びよりの続編ですね。
史生ちゃんが小学校に入り大きくなりました。
相変わらずの三人でのほのぼの穏やかな日々。
でも今回は平岩に見合い話が来て、椿との三人の生活を優先したのかな?断って。
椿も姉から好きな人を作りなさいと言われたり。
でも平岩と史生ちゃんのことが大好きだから、いっか!となって。平岩にドキッとすることはまた掘り下げられません。
いつまでも家族のように三人で過ごして欲しいです。
季節の行事や日々の暮らしを楽しんで、子供の成長を見守って平和なお話ですね。いいなあ。
BLの生々しさがなくて逆に良かったです。