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表題作恋のつづき 恋のはなし2

新山慶吾
29歳,人気脚本家
多和田知生
30歳,ホテルのバンケットマネージャー

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

ホテルマンの多和田と人気脚本家の新山。すれ違いを乗り越えて結ばれた二人は、多和田が一時的に新山のマンションで暮らすことにもなり、まさに蜜月を過ごしていた。
そんな時、隣人の野津が多和田の仕事相手で、さらにゲイであると判明する。
自分とは対照的に誠実な野津が、多和田に好意を寄せているようなのが気になって仕方ない新山と多和田の仲もぎくしゃくし始め……?
大人気作品「恋のはなし」続編登場!

作品情報

作品名
恋のつづき 恋のはなし2
著者
砂原糖子 
イラスト
高久尚子 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
シリーズ
恋のはなし
発売日
電子発売日
ISBN
9784403522666
3.6

(75)

(14)

萌々

(28)

(29)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
16
得点
273
評価数
75
平均
3.6 / 5
神率
18.7%

レビュー投稿数16

”ガキっぽいのに憎めない攻め”を堪能…!

やーー…良かった。。ワクワクとドキドキ、そして萌えを堪能する一冊でした…
自分の中で、紛うことなき神評価です。

個人的には前作より、より萌えた。。前作を超えて好きだなと思いました(皆さんのレビューを見てるとちょっと感想が違うみたいですが…;)

(以下内容に触れます)




こちら、前作『恋のはなし』の続編です。
ガキっぽい攻め × 恋愛初心者の真面目受けの、付き合い始めてからのストーリー。

なんとこの攻め、作者の砂原先生ご自身があとがきで「(自分が多和田(受)だったら)飛び蹴りを喰らわせる、それ以前に付き合わない、好きにならない、「好きかも?」と勘違いされるのすら嫌」とおっしゃっているような攻めです笑

もうね、前作で散々多和田の気持ちを弄んでましたからね。前作では正直あまり好きになれませんでした。

でもこの続編を読んで、なんだろ…新山(攻)を初めて「愛しい」「憎めない奴」と思いました。

見た目も職業も性格も完璧な当て馬、野津に嫉妬し最後にぶつける言葉。
「知生はあんたのもんにはならない。俺のものだ。終わりなんて来ないんだよ。さっさと諦めろ、くそったれが!」

…最高。

もうね〜受けと一歳しか違わない(29歳)くせにこんな言い方しかできない時点でガキっぽさ全開なんですが、取り繕うことなく見せた本音にめちゃくちゃ萌えました。

この二人、本当は相性決して良くない…どころか最悪に近いと思うんです。
全然ピタッとはまるところがないというか。どう考えても多和田は野津さんと付き合った方が穏やかで安心して過ごせるだろ、って思うんですが。

でも恋って、理屈じゃないもんね。。だめだって思っていても沸き上がってくる感情を抑えられないのが恋だから…

きっとこの二人はこれからもぶつかり合って喧嘩しながら、色んな波風を二人で乗り越え互いを理解しようとしていくのだと思います。

えっちは相変わらず攻めの言葉責めが光ってました。さすが売れっ子脚本家…!
最後のシーンの愛に溢れる優しいえっちシーンが特に好きです。言葉でいじめながらも、決して多和田を傷つけないように丁寧に丁寧に進める新山の描写に、なんだかじーんとしちゃいました。

結構前の作品なので難しいだろうとは思いますが、この二人の「その後」が見たいなあ。恋の情熱が落ち着いて「愛情」になった後の二人の日常を覗き見したいです✨

3

1作目よりも好みだった!

続編でここまで萌えられたの、初めてかもしれないです。
大体付き合ってからのお話って、何でそんなことで今更悩むの?ってパターンか、ひたすらいちゃいちゃ甘々なパターンのどちらかだと思っていたんですよね。(もちろんそれが悪いわけではなく)
だけど今作はちゃんと一冊のお話として起伏もあって、それぞれの抱える不安や問題がちゃんと伝わってきてこれまた一気に読んでしまいました。
さすが砂原先生。
あとですね、今作は何より当て馬がいい男でして。当て馬はいい男であればあるほど話を面白くしてくれると思うのですが、今作の当て馬くんもいい男で、そりゃ攻めも焦るわけだ。

切なくて胸が締め付けられて、だけど最後には幸せな気持ちになれる。これを味わいたくって、bl小説読んでるんだ!と再確認させてもらえた一冊でした。
大変面白かったです。

0

甘いなぁ…。

『恋のはなし』の続編。

今度こそ新山がアワアワする番か!?とほくそ笑んでいたんですが…もっといじめてやれば良かったのに。(新山を)

相変わらず真面目で真っ直ぐな多和田さん。
エッチに素直?になってきたものの、多和田は前作と性格的には変わっていないように思います。

今回、勝手にイラついて空回りして、考えもなしに悪態ついて多和田傷つけて、後悔しても素直になれずまた同じ轍を踏む…そして自己嫌悪、そんな新山が見れてちょっとスッキリ(笑)
でも多和田さんは結局新山には甘いんですよね。
甘い、というか好きなんですよ、シンプルに。

もしかしたら不安たっぷりなのは新山なのかもしれません。
始まりが始まりなだけにいきがってみせても罪悪感?みたいなものが心理的に働いているのかも?

新山が多少ワガママで子どもっぽくても、その分多和田がおっとな~なのである意味釣り合いが取れているカップルなのかもしれません。

本格的に同棲を開始した二人のその後ものぞいてみたい。
次はどんな『予定』がうまれてくるのかなー。

6

おためし同棲、そして…

”恋のはなし”がめちゃ好きだったので、つづきも読みました。
恋人になりたての2人が、はい、そうなりますよね~な痴話喧嘩で1冊という印象でした。当て馬が登場します。

多和田が近所の工事音で夜眠れないということを、初めての恋愛に浮かれる新山に伝えてしまって”じゃ、俺んち住めばいいじゃん!”になって同居を始めたものの、距離は近いのに気持ちがすれ違っちゃうという展開。そこに、多和田のクライアント野津が、実は新山のご近所でしかもゲイという設定で登場し…主に超絶えーかっこしぃマン・新山がざわざわしちゃう件でした。

もうね、どー考えても野津とのほうがしっくりくるんですよ、多和田は!そもそも、新山と多和田って水と油で相性はよくないと思うんですよね~。でもでも、恋って相性から始まるものじゃないからさ~、好きなんだもんこっちの価値観あわない人のほうがwwっていう奴です。だから一緒にいられるように努力する、なんとなく噛み合わないけど、この”努力する”という行為も恋愛における尊さで、この2人を見てるとつくづくそこを認識してしまうのでした。だから、恋愛の本質をえぐってくるいい作品だな~と思うのでした。

こういう喧嘩をこれから何度も繰り返すと思うんですよね、この2人。他人だからわかりあえなかったり不満に思ったりするのは当たり前で、そこを理解しながら、努力が努力でなくなる日まで一緒にいられたらいいんだよね~とBLだから前向きに捉えてます。

相変わらず言葉攻めとエロはキレッキレでした。そして、新山のコンプレックスをちくちく刺激するよくできた男・当て馬の野津さんにも幸せになってほしいと願わずにはいられませんでした…。新山に借りがある(なんの借りじゃ?)今回ブーケを作ったアーティストってどんな人か気になるんですよね、野津の受としてw。。妄想は膨らむんですが、もはや過去作すぎて広がらないのかな…。

4

なぜいつも、1を読んだあとにすぐ読まない。
セルフツッコミをいれつつな今作。
エロくて甘くて好きなお話だったので、続編楽しく読ませて頂きました。
どんな時でもきちんとエロスを享受してくれる知生さん。
好きだ(・∀・)アヒャ!!
相変わらず受にメロメロな攻が可愛いですね。
受に夢中な攻が何よりの最近の好物なのでありまして
今回はまた。うん。良かった。
思わず意地悪に暴走してしまい、反省したりとかね。
大人大人してないくらいがちょうどいいのであります。
末永くお幸せにwなその後でした

3

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