• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作君が好きなのさ 2

浅井青士/報道カメラマン・アメリカ国籍
加納つぐみ/マンガ家・大学生・20歳

その他の収録作品

  • 君が好きなのさ 3 異人来襲
  • 君が好きなのさ 4 南からの風 
  • 運命は突然降ってくる
  • あとがき

あらすじ

浅井がここからいなくなる…?
そんなことで動揺するなんて…それは…好きだから?
憧れのマンガ家、週刊連載…と幸せ街道突っ走り中の俺だが、ひとつ大きな問題が…。それは恋人でもなんでもない浅井に、一方的に「ヨメさん」にさせられ、抱かれてるコト。はぁぁ、俺って…。そんな超多忙な俺つぐみと浅井の家に、新たな居候がやってきた…。一人はアシスタントの観月クン。そしてもう一人は…金髪碧眼の美形、ダニエルさん。浅井の元恋人を自称する彼、なんと「浅井を連れ戻す」とつぐみに宣戦布告!?(出版社より)

作品情報

作品名
君が好きなのさ 2
著者
谷崎泉 
イラスト
こおはらしおみ 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
君が好きなのさ
発売日
ISBN
9784576991399
2.8

(10)

(2)

萌々

(1)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
1
得点
24
評価数
10
平均
2.8 / 5
神率
20%

レビュー投稿数1

じわり、じわり・・・

浅井関係の人間やつぐみの友人が続々と現れ、これでもか!
というくらいに、つぐみの心に石を投げまくります(笑)
原稿→H→原稿→Hという、ループ地獄が日常化していく中、
つぐみの気持ちもじわり、じわりと変化していく・・・のか?

<異人来襲>
浅井の元カレ?ダニエル登場。
新アシスタント観月も、浅井のビルの3階に住むことになり
ますます身動きがとれなくなって『籠の鳥』状態のつぐみ。

浅井の思うツボ・・・外堀から埋めよう作戦、大成功です(笑)
つぐみって鳥の名前からして、囚われる運命だったのかもね。

<南からの風>
ダニエルに嫉妬を感じたり、汀が気になったりしてる時点で、
浅井を好きになってるってことなんだろうけど。
人間としての浅井は好きだけど、恋人じゃない。
だって浅井は男だから。
と、中々認めることができない。かなりじれったい。
でも、仕方ないよ。これまで、ノンケだったんだからさ。
壁を乗り越えるのは、そう容易くない。

それにしても、浅井は日本語ペラペラだけど、
簡単な漢字とひらがな以外は読めないらしい。
書くのもダメ。日系とはいえ、誰に習ったんだろうね?
他にも何ヶ国語も話せるらしいけど・・・・
もしかしてピロートーク習得法?浅井ならありえそう(笑)
「好きな相手以外は『抱いて』って言われない限り抱かない」主義で
来るもの拒まず。それなら、話せても書けない理由にうなずける。
凄腕のイケメンカメラマンで、料理もプロ並なんて完璧すぎ。
それくらいの弱みはあった方がいいよ。
他にも弱みないかな?つぐみ以外で。

観月も料理上手だから、つぐみの食生活はホントうらやましいんだけど、つぐみは小食だから・・・もったいない、一人譲って!

<運命は突然降ってくる>
つぐみの出版社の別部署に所属する広瀬は、浅井の知り合い。
広瀬視点によるつぐみと浅井の出会い編。

浅井がつぐみと出会ったのは、広瀬が追いかけたから。
つぐみが浅井の家に行ったのは、広瀬が住所を教えたから。
・・・てことは、広瀬は二人のキューピッド?似合わね~(笑)

自分から好きになったのは、つぐみが初めてという浅井。
意外と一途でかわいいヤツなのかも。
これまで散々遊んできた人が本気の恋愛で必死になるのは、
かなりツボなんです。

浅井が日本へ来た目的は「帰る場所」を作ること。
自分から望んで帰る家を持たない浅井が、つぐみがいるところに
帰る、と決めたワケです。
なぜ日本なのか、理由はわからないけど。浅井は孤独なのかも。
だから、愛すべき存在を得て、愛されたいと切望してる。
ちょっと浅井を応援したくなりました。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP