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表題作君が好きなのさ 10

浅井青士/報道カメラマン
加納つぐみ/マンガ家

その他の収録作品

  • 君が好きなのさ 20 溢れ出す心
  • 君が好きなのさ 21 あなたに会えなかったら
  • 君が好きなのさ 22 愛してる
  • everlasting
  • あとがき

あらすじ

決心の末、浅井を送り出したつぐみだがその喪失感は想像以上だった。不安定な気持ちを抱えたまま写真展に赴いたつぐみは浅井の世界ともいえる空間の中で感情のセーブがきかなくなり、日常のすべてを放棄して逃げるように実家に戻ってしまう。そして家族のあたたかさと周囲の理解に支えられ、やっと東京に戻ることを決意した直後、浅井が乗ったおぼしき飛行機が墜落したとの連絡が―。人気長編ついに完結!

作品情報

作品名
君が好きなのさ 10
著者
谷崎泉 
イラスト
陸裕千景子 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
君が好きなのさ
発売日
ISBN
9784576021317
3.3

(9)

(3)

萌々

(2)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
1
得点
27
評価数
9
平均
3.3 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数1

愛は人を強くする

浅井と出会った頃は、あんなに嫌がって迷惑にしか思ってなかったつぐみが、浅井を想ってこんなに強くなった。出会いから1年。
つぐみの成長ぶりに、お母さん嬉しい!と思わず涙。

<溢れ出す心>
一ヶ月ぶりに浅井が帰ってきた喜びもつかの間、また送り出す日がくる。
行かないで、側にいて。その禁句を口にしそうで。
理想と現実に押しつぶされそうになったつぐみは、実家へ戻ってしまう。

浅井がここにいる。
ただそれだけのことで幸せを感じるつぐみ。
会えない時間が愛を育て、限られた時間の逢瀬でお互いを求め合う。
二人が幸せな時を過ごせば過ごす程、切なさが込み上げてきます。

<あなたに会えなかったら>
つぐみの実家を訪ねた浅井は「つぐみのいるところに戻ってくる」と約束。
そして家族と過ごし、東京へ戻ることを決めた日、浅井の乗った飛行機墜落の連絡が・・・。

観月もつぐみの実家を訪ね「ここにくるよ、吉田さんも通うはずだよ」
と言うんだけど。
そっか~観月もつぐみの仕事のパートナーだから、一心同体か。
つぐみのいるところに、浅井と観月あり!ついでに吉田も。
この3人は、世界の果てまでつぐみを追いかけそう(笑)
そして、何やかんやと、広瀬やダニエル達が乱入してきて・・・
場所なんて関係ない、つぐみが世界の中心。

<愛してる>
浅井の安否がわからない中、東京に戻ったつぐみは、仕事をこなしながら浅井の帰りを待つ。必ず帰ってくる、そう信じて。

もうね、一途で健気。
夜も眠れず、食事も喉を通らず。仕事なんてしてる場合じゃないのに、気丈に振る舞うつぐみが痛々しくて(泣)

今後もつぐみの心配は尽きないんだろうな。
観月、吉田、広瀬、ダニエル、いろんな人に支えられて
どんな困難も乗り越え、二人が幸せであり続けてほしい。

<everlasting>
浅井の行方不明騒ぎも落ち着き、つぐみの家族と会食することになった二人。つぐみの両親は、二人のことを認めてはないけど、見守っていくことに。

浅井の「息子さんをお嫁に下さい!」っていう迷言がなくて安心(笑)
でも、ご両親にしてみたら、浅井(と観月)に、息子が嫁いだも同然。
複雑だろうけど、つぐみが幸せならねv

1

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