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表題作三度目の正直

ナビとあだ名される友人同僚 佐野綾平
方向音痴でバツ2の友人で同僚 笠間壮人

同時収録作品恋するSサイズ

大学生 陸上部後輩 笹倉伊織 192cm
大学生 陸上部先輩 藤沼英二 162cm

同時収録作品臥待月

幼い時からの従者 トバノエ
一族の領主の息子 タギ

同時収録作品幕の内ラプソディー

小さい劇団の脚本家 海老沢 
古本屋二代目 真貝

その他の収録作品

  • 四度目の帰り道(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

クラスが同じになった高校二年から、佐野陵平は超方向音痴の笠間荘人のナビゲーションにさせられてしまう。彼はデート中でも迷えば平気で佐野を呼び出し、頼り、それは社会人となった今でもかわっていなかった。そんな彼が心配で「しっかりした奥さんをもらえ」と助言するが、笠間を怒らせ、ケンカになってしまう。佐野を頼らなくなった笠間に、無神経なことを言ったと謝ろうとすると、彼は──。

(出版社より)

作品情報

作品名
三度目の正直
著者
ウノハナ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
ISBN
9784829685198
3.5

(47)

(7)

萌々

(15)

(21)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
11
得点
162
評価数
47
平均
3.5 / 5
神率
14.9%

レビュー投稿数11

知らない道も君となら

表題作含め、4つの短編が収録されています。

「三度目の正直」
極度の方向音痴の笠間と迷子になる度にナビをさせられる佐野。
2度の結婚、彼女は途切れない笠間に振り回されている佐野ですが、実は笠間の方が…という話。佐野の性格が男前すぎます。

「恋するSサイズ」
大学に陸上部の先輩(162cm)と後輩(188cm)の凸凹CP。
短距離走者の攻めのセリフが駄洒落ぽくて面白かったです。

「臥待月」
ふせまちづき。月の出が遅く、横になって待つほど時間があることを言うそうです。
卑弥呼さまー!風髪型の時代の主従の話でした。

「幕の内ラプソディー」
この作品が一番おすすめです。
祖父の古本屋を再開させた下宿大家と下宿人の劇作家。
劇作家が飄々としているのに含蓄ある言葉が興味深い作品でした。

ウノハナさん、2人組だったんですね。あとがきで初めて知りました。
2人で作っているからなのかなあ。どの作品も台詞がすごく印象的なのにわざとらしさがないんですよね。
会話のテンポや言葉選びが楽しい作品でした。

0

初コミックでした

ウノハナさんの初コミックですね。ウノハナさんの書く男性の体の線が好きです。

「三度目の正直」
表題作。なんというか求めてはいけないけどリアリティーと説得力が足りないように思います。

高校から就職まで一緒、笠間の10年の片想いです。
笠間は道に迷いやすくデート中でも佐野を呼び出すとか、佐野をふっ切りたくて2度も結婚するとか。しかも一度目は二十歳で学生結婚。

告白したらその晩にそのままエッチへ。
そりゃあ笠間も複雑ですよね。佐野も笠間をただの友達とは思ってなかったのかな?そのわりには普通に女性とのお付き合いを進めてたけど。

結婚したくなったら俺にしろって。佐野が急展開ですね。でも笠間良かったね。

他のお話も面白かったです。

「幕の内ラプソディー」
古書店を祖父から引き継ぐお話ですね。
店の2階に住む脚本家からちょっかいかけられて。
古書店を引き継ぐ設定でついとあるコミックを連想しましたが、こちらが先に発行されてました。

古書店では親が納得しなくて主人公が苦しんでますね。脚本家さんは良いこと言って主人公が心を開いて。

脚本家さんいつ本気で口説いてくれるんでしょうか。

0

今更ながら

デビューコミックスを今更ながら読んでみました。

思ったのは、今も第一線で活躍されている方のデビューコミックスってやっぱり違うなぁってこと。
ふーん、だから?で終わらせないところがあるし、まず設定が面白い。

そして絵も最初から完成されていたんだなと思うし、全員がちゃんと男なんですよね。
これ女の子?みたいな男は出てこず、みんな筋とか手とか男っぽさがきちんと描かれている。

【三度目の正直】
極度の方向音痴の受けをいつも電話でナビゲートするからナビと呼ばれている攻め。
歩くのも方向音痴だし、恋愛においても攻めへの思いから逃れるために2度結婚して2度離婚している方向音痴の受け。
それを全てナビゲートしていくよ、これからというお話でした。

【恋するSサイズ】
192cmの攻めと162cmの受け 30cmの体格差カップルのお話。

【臥待月】
古墳時代(だと思う)のお話。こんな時代のBLって珍しいけど、お話としては主従関係のものなので読みやすいです。

【幕の内ラプソディー】
自由な雰囲気の演劇人(脚本家)と古本屋を営む店主のお話。

0

幼なじみでどっちも強気

方向音痴の壮人をいつも迎えに行っていた陵平。面倒をみる、みられるのが当然という関係です。こういう幼なじみで依存系、世話する方とされる方はどっちもベクトルが同じでないと成りえない。

主人公は2度結婚していて、その理由がちょっとうう~んと思ったのですが(結婚てそんな軽いもんじゃないし、相手もいると思うので)けれど恋愛においても方向音痴だと、方向音痴の迷子と恋愛の迷子をかけているのはとても雰囲気として素敵だなあと思いました。

「幕の内ラプソディー」
このお話がすごく好みでした。雰囲気が好きです。
恋人とまでいかない関係。おでこにちゅくらいで終わっているところと古本屋という空気。別段なにも起こらないのですが、ほのぼのとしたカウンターに無愛想に座る店の店主とちょっかいをかけては相手にされない下宿人。
このくらいの距離感で、このくらいの温かみでちょうどよいお話だと思いました。何もないのに萌えてしまうって不思議ですね。

0

迷子の迷子の

ずっと読みたかった作品。
ようやく手に入って喜び勇み早速読ませていただきました(*´▽`*)

さまよい続ける受ですな。
道に迷う。道に迷う。どんなに教えても迷う。なんで迷う。
そんな受の便利なアイテム攻!
どこにいてもツーカーで道案内をしてくれるのです。
かけがえのない存在なのです。
ふたりのツーカーは、はたして・・・!?
というのが今回のお話ですな。
道だけではなく、恋愛の面でもろもろ踏み外し迷ってる受というのが
印象なのですが、ホントのところは・・という最後の告白が
すごく可愛くてキューっとした。
迷ったふりをして、迷ったことを言い訳にして。
それでもそばにいたかった。
正直、もっと早くに告白していればもっと早く二人は。。と
思わなくもないのですが、回り道をして迷ったからこその今がある。
そんな風にもとらえられるお話でした。
不遜な受がどーなのよと思っておりましたが
大逆転ですな。そりゃ可愛いわw

その他短編。

0

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