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このシリーズ3カプの中で1番好き!
マッチョ囲み髭がタイプだったはずのバーのマスター友晴が、ホワイトアスパラみたいな色白クソダサノンケオタク(磨けば光るイケメン原石)に恋してしまうんだけど、お姉言葉のバリダチ友晴視点がメチャクチャ面白かった。まるでコメディミュージカル。モノローグと行動が大袈裟で起伏が激しいのです。
出会いは、片思いしてたノンケ親友の結婚式帰りの本屋。万引きの濡れ衣で大騒動になってた松尾を華麗に助けた友晴。男惚れした松尾に、懐かれて好みのタイプと全く違うのにノンケのクソダサオタクな松尾にピュアな片思いしちゃう。
カッコいい兄貴!とオタク青年に懐かれてずっとゲイのおねえ言葉のバリダチである事を秘密にしながら友達としての仲を2年以上育む友晴は、健気で可愛くて愛すべき男でした。
途中前作の2カプがチョロチョロ出てきたのも嬉しかったです。
あまりにも溜め込んでしまった好きな気持ちが風邪薬+飲酒で、暴走してしまって記憶がないのに一線越えてしまってからの友晴の逃亡が、んなバカな?!なドラマチックさ。その足で目的も決めずに北に向かってマタギのおっちゃんに拾われて猟師をしてただと!おもろ人生すぎる。
起伏の激しい人って思考もそうだけど、自ら望んでそんな行動起こしてるんだわ。
松尾ちゃんの方も、こだわったらとことんのオタク気質なだけに、突然消えた友晴を諦めきれずずっと思い続ける。避ける友晴に追う松尾ちゃん。
松尾ちゃんの友晴への感情がずっとわからないままなんだけど、最後の章が松尾ちゃん視点。
それまでは友達として慕ってたけど、過ちの一夜でめちゃくちゃ情熱的に告白されて完堕ちしてたんだね。今まで女性と付き合う時はリードする側を意識しすぎてSEXが上手くいかず童貞のままだったけど、抱かれる側の方が自分に合ってるって気づいちゃうって?!大好きなロリ巨乳漫画のヒロイン気分で感じてしまってっていうのがエロ大好きオタクくんって感じでとてもとても良かったです。
お互いによくわからないまま勢いで致してしまった初めてのSEX。2度目がなかなか踏ん切りがつかない友晴。
自分の巨根で松尾ちゃんを傷付けたくないと少しでもちんちんのシェイプアップしたいとジムで汗流して減量(1ミリ太さがダウンしたらしい)する友晴。
晴れて両思い、お付き合いスタートしたのに前戯だけで最後までしてくれない友晴に自分の魅力不足なのかと悩む松尾ちゃん。
2度目のエッチに向けての悩みを友晴・松尾ちゃんそれぞれから聞かされてグッタリする東山。
読んでる私はおもしろい。
いざ当日、カッコいい美しいラブシーンではなくクスッと笑えてカッコ悪いけど愛おしい2人でした。
松尾ちゃん、無事2度目の体験を終えた朝からムラムラしちゃってお布団潜り込んでぺろぺろしておねだり。お尻を労わりたい友晴に2日は、日にちをあけようって言われて辛いと嘆く。松尾ちゃん、今までのエロ漫画からのエロエロストックが脳内にたんまりだから実はすけべなのですよ。友晴は翻弄されちゃうんだろなー。
このシリーズ、もっと先まで読みたいなと思うほどハマってしまいました。
木原作品のヒリヒリ感が一切ないおバカテイスト全開の作品、新鮮で面白かったです。
Don't Worry Mamaに続いて「脱がない男」を読むつもりだったんですが、事情によりこちらから先に。
ストーリー的には単品で読んでも問題ない作りなので、そこは良かったんですが、どうも頭が木原音瀬病にかかっていたのか(笑)お話の構成状あり得る展開だったからなのか、最後までバリタチの友晴が受けになるストーリーだと勘違いしてました(汗)
そう、友晴はがっしり囲い髭がタイプっていうバリタチ。そんな友晴がオタクで巨乳好きの松尾に惹かれてしまい、、、、というドタバタラブコメディなんですが、さらに友晴が松尾にやられちゃうんだとばかり思ってました!
だってさーさ、あの酔っ払って記憶のない夜、もしかしたらって思っちゃったんですよね。でも流石に最後までしてたら体の異変に気がつくか。
で、すんなり?(他の作品に比べて)松尾が友晴を探し出して追っかけて、両思いになって…っていうオチなので、あくまでもシリーズのスピンオフっていう感じではあります。ある意味、オネェ言葉を話すゲイのバリタチが、タイプでもないオタクに出会い、恋に落ちちゃって…という王道でした。
Don't Worry mama、脱がない男とシリーズを通して読んできて、満を辞しての友晴が主作の作品です!
上記シリーズを読んでいた時から友晴は好きなキャラクターだったので、友晴が主役のスピンオフがあると聞いて買わない手はなかったです。この話単体でも読めないことはないですが、前作までのキャラクターを知っていた方がより楽しめる作品であることは間違いないです。
BL作品に出てくるオカマキャラといえば、メインCPのこじれを解く手伝いをそっとしてくれるような、アシストに長けた恋愛玄人の印象が強いです。実際Don't Worry〜・脱がない男の両カップルもかなり友晴のお世話になっています。
確固たる自分を持っていて、人のことをよく見ることができる友晴は、それはもうめちゃくちゃ格好いいキャラクターです。そんな友晴がひょんなことから出会ったひょろ長いオタクくんに恋をして、臆病になって、どうしてそうなるの!?って方向に大暴走して…そんな様がなんとも人間くさくて、笑ったりしんみりしたりしながら、とても楽しく読むことができました。
オタクくんこと松尾が、窮地を救われる形で友晴と出会い、変わっていく様も良かったです。ボサボサ頭にメチャクチャなコーディネートと見るからに秋葉原の住人だった松尾ですが、友晴の手を借りて変身することで、少しずつ自信をつけていきます。
松尾が変わった結果女性と付き合うようになり、松尾が失恋するたびに自分の気持ちを押し殺しながら話を聞いてあげる友晴の健気さには泣けました。友晴が恋に臆病になる一番の理由が、松尾が異性愛者であることなんですよね。友晴の視点で繰り返し強調されるので胸が痛みます。
だけど結局のところ、松尾は最初から友晴という人間にどうしようもなく惹かれていて、だからこそ友晴の恋は身を結んだのだと思います。自分に自信がなく卑屈なところのある松尾ですが、友晴が臆病になった時に真っ直ぐ向かっていける芯の強さにはとても好感を持ちました。愚直なまでに向き合っていけるのって強みですよね。
心の底から読んで良かった!と言える作品になりました。個人的に木原先生の書くコメディはとても面白いと思っているので、「痛い」イメージに足踏みしている人には是非読んでほしいです。
いい男な体してるオネェと巨乳フェチなオタク…と私の好みにはちっとも当てはまらない二人のお話でしたが、読んでいて面白かったです。
オネェな友晴視点なので、もう文章だけで笑えるし、なんだろう…元気が出てくる!
しかし友情は深まっても受けの松尾はノンケなので前途多難な片想いでしたね。
潔さそうで本気の恋を前にすると逃げ腰になるどころかやたら音信不通になっていた友晴がいじらしくて可愛らしくさえありました(笑)
ともかく幸せになれて良かったです。
やだっこれは最高だわ。
基本オネエキャラってあまり主人公にならないじゃないかと思っていたんですけど、しっかり友晴は主人公でした。
なんか人物が目に浮かぶ程にしっかりと想像がついてしまう強烈なキャラでした。
マタギ姿さえすぐに想像してしまった。ガチムチオネエ攻めですよ。
正直逃げてしまった時は友晴コノヤローと思いました。マグナムはついてるだけかよ!粘土細工かよ!と、かなり腹立った。
そのマグナムのダイエットって発想にやられましたよ。思いやりですね。
しかしまぁ最後は文句無しにラブラブですしね。安心して読み終わった。
お気に入りの一冊です。