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恋人アソート(表題作 1階のふたり)

koibito assort

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表題作恋人アソート(表題作 1階のふたり)

同時収録作品3階のふたり

田丸かずや
リーマン
みのる
リーマン 同じ会社の先輩

同時収録作品幸せになるのさ!/more

小松冬馬
リーマン
南原歩
かわいい彼氏

同時収録作品きみに注ぐ/more

大島翔
リーマン
安藤祐一
研究で忙しい彼氏

同時収録作品男の子と恋/more

立花隼人
スナックのボーイ
西園巡
童話作家の彼氏

その他の収録作品

  • キャラクター紹介
  • あとがき

あらすじ

明るいイチャラブな大学生カップル明夫+翔太と、甘い関係の社会人カップルみのる+かずやは同じアパートに住んでいます。
異なるお味の4人は互いに反応し合って自分たちの恋のカタチを見つけます。
心がほっとする優しいお話2本とさらに大好評既刊「幸せになるのさ!」「きみに注ぐ」「男の子と恋」の激甘なスピンオフをどんと3本(!!)描き下ろしで収録。口どけやらかい、10人5カップルの恋をどうぞお楽しみください。

(出版社より)

作品情報

作品名
恋人アソート(表題作 1階のふたり)
著者
雲之助 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
シリーズ
恋人アソート
発売日
ISBN
9784758072175
3.7

(66)

(20)

萌々

(21)

(18)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
20
得点
242
評価数
66
平均
3.7 / 5
神率
30.3%

レビュー投稿数20

本編のイメージを大切に

初登場CP2組と、既刊本のCP3組。
元ネタとなる3冊(『幸せになるのさ!』『きみに注ぐ』『男の子と恋』)を読んでおいた方が分かりやすいけど、読んでいなくても何となくは分かる。
ただ横のつながりが内輪ネタみたいに感じてしまうかもしれないので、読んでおいた方がいいのかも。

【1階のふたり】 萌
同じアパートに、自分たち以外のゲイカップルがいることを知った翔太と明夫。
大学生で、付き合って半年の自分たちと、社会人同士で2、3年一緒にいるかずやとみのるの関係の違いに、「ああいう感じがいいなあ」と思った明夫は、「かずやとみのる」ごっこを提案するが…。
自分たちには自分たちの良さがあって、ひとの真似をしても楽しくないよという話でした。

【3階のふたり】 萌2
3階に住むかずや×みのる。
静かな雰囲気が好きなかずやと、わいわい騒ぐのが好きなみのる。
出会いのときからの回想もあって、自分と正反対なみのるにかずやが惹かれた経緯もしっかり分かります。
お互いが無理しない範囲で、好きなことを受け入れられたらいいよねというCP。
こういう関係、素敵だなあと思わせる2人です。

【幸せになるのさ!/more】 萌
大好きなCP、包容力の小松と可愛すぎる歩。
この続編はちょっと読みたくなかったかも…。
歩に優しくて可愛がりすぎるほど可愛がる小松の本能部分の話。
可愛がりたい、優しくしたいという気持ちの奥底に芽生えた「酷くしたい」という気持ちが描かれていて、うーーーーん、これは誰得な話なんだろう?と思ってしまった。
小松の知られざる一面を知ったところで、優しく包み込むような小松が好きだった読者は「…お、おう」としか思えないと思うんだけど…。
みんなには絶対見せない一面を小松には見せちゃう!とか、そういうレベルの問題じゃない気がして…。
ほわほわ可愛いタイプが加虐志向を掻き立てるのは何となく分かる、けど、小松はあのままでいてほしかったよ…。

【きみに注ぐ/more】 萌2
男女問わずウェルカムなチャラ男だった大島翔×生真面目すぎる安藤祐一。
大島翔が歩の同僚だったことにびっくり。
さらに安藤祐一と同じ研究室に、『男の子と恋』のあかりがいるという。
合理的かつ論理的思考の安藤祐一が、大島翔の気持ちを慮るという画期的な出来事が起こります。
心の機微を理解しない四角四面な人物に、大切な人を大事にしたいという感情が芽生える瞬間っていいですね。

【男の子と恋/more】 中立
雲之助さんの作品で、唯一主人公を好きになれなかった作品の続編。
よく分からないけど付き合い始めてもうすぐ1年になる隼人と巡。
「自分が巡を嫌いになることはありえないけど、巡の気持ちがいつか変わるかもしれない」と不安になる隼人に、巡の言う台詞が…。
いいこと言ってるんだけど、この子がいいことを言ったところで本編で隼人の告白を「男同士なんて普通じゃない」というきつい言葉で一刀両断にした人間が何を、どの口で言うか⁉︎としか思えないんだよな…。

続きが読めるのは嬉しいけど、本編とあまりにも人格的に違う/変わったところを見せられると悲しい。
そういう気持ちになった作品集でした。

0

既刊アフターストーリー詰め合わせ

雲之助先生を極めたい人用の本です。「幸せになるのさ」「君に注ぐ」「男の子と恋」既読で読むことをオススメします。

1階のふたり
◾︎翔太×明夫 左右不明
可愛い大学生

3階のふたり
◾︎かずや(年下攻め)×柏木みのる(仕事出来て万人に好かれるタイプ) 同じ会社
柏木さんみたいなタイプはモテるよね!!ゲイだったのかどうか書かれてないけどどうなんでしょう?

◾︎幸せになるのさ more
この雰囲気とーーっても好きなのですが、歩が華奢すぎて女の子に見えちゃうんだよなぁ。
めちゃくちゃ優しい攻めの、受けを愛しているゆえの豹変って滾りますよね。

◾︎君に注ぐ more
水沢さんじゃないですか!「男の子と恋」でかなり重要な役目を果たした僕っ子の女性です。
「君に注ぐ」のあとがきに書かれていた安藤のお口で…が遂に!!

◾︎男の子と恋 more

0

はぐくまれてます。

恋人たちのお話ですね。これまでの本のアソートかと思われます。
この中ではきみに注ぐと男の子と恋しか読んでません。

きみに注ぐの二人は大島が就職して一緒に(全カップルともに)住んでるんですね。
安藤が忙しくて大島にひとりぼっちの部屋に帰らせて申し訳ないと料理を作ることに。
大喜びの大島。安藤も大島に寂しい思いをさせて悪かったとか好きだとちゃんと伝えます。相変わらず真面目ですね。前よりラブラブな二人でした。

男の子と恋
こちらも一緒に住んでるようですね。前は同じマンションの上下の部屋でしたが。
相変わらず巡の言うことが面倒くさいです。わかるけど、仕事柄言葉にこだわるのかな?
結局がしっドサーッぎゅっです。

どのお話も付き合って半年から3年とか仲良く続いてるカップルで愛情を確かめ合う感じですね。はぐくまれてます。

0

the「雲之助」の詰め合わせ

計5カップルのお話が詰まった短編集。

「1階のふたり」
同じアパートにゲイCPが2組。お近づきに、とお鍋パーティー。
若い明夫x翔太はキャピキャピCP。まだ落ち着きも無いけど、仲良く続いて欲しいですね。で、どっちが攻め?翔太かな?

「3階のふたり」
年長CPのかずやxみのる。元々みのるが上司?だったみたい。みのるは皆に優しくて、皆に好かれてて。でもかずやはそんなみのるが好き。本当は騒がしいのは苦手だけど、みのるが楽しそうだから自分も嬉しい、でも2人の時は構って、って。甘え攻めですか?これは。萌え。

「幸せになるのさ!/more」
ほのぼの甘々CPにもある、突き上げるような激情。
歩に優しくしたい、でもめちゃくちゃに抱きたい…
小松はそんな気持ちを閉じ込めようとしてるんだけど、遂に歩にその気持ちを言う。そしてシャツを引きちぎり…
小松は考えたことあるのかな?歩だってめちゃくちゃに抱かれたいって思ってたかも知れないよ。
Hでの要望を伝えるのって……難しくて大切。

「きみに注ぐ/more」
研究者の安藤は、もう何日も家に帰ってない。連絡はしてるよっていう態度。
でも自分が真っ暗な部屋に帰った時に感じた事は…
パートナーの大島に料理を作って一緒に食べよう、「幸せに〜」の歩に教えてもらって。
もちろん心は通じて、甘いHへ。ごちそうさまです。

「男の子と恋/more」
お互いクリスマスが繁忙期の隼人と巡。1日遅れでチキンとケーキとシャ○メリーで2人のパーティー。付き合って1周年の2人の気持ちは…
巡の、良い事も悪い事も有り得てそれでも、この先隼人を好きでいたい、という気持ち。
隼人は、それ聞いてドタバタ。
本編では隼人→→→→←巡だったけど、今は同量ですね。60年一緒にいてね。

巻末、「〜/more」の3CP・6人のキャラ紹介+あとがき。

1

タイトル通り

いろんなカップルのお話が楽しめます。
最初に入っている、アパートで同居をしている2組のカップルのお話ですが、1組目のカップルのお話がとても好きだと思えました。

友達のような、家族のような、読んでいるこちらが「この2人お互いが本当に大好きなんだなぁ」と思える2人です。
というか、このお話に出てくるカップル全員がそんな関係です。
「大好き大好き」と全身で言ってるようなカップルばかり。

大きな事件も起こらず、何気ない日常で毎日かわす当たり前の会話。
たまに起こる以ささいなすれ違い。そんな中で「やっぱりこの人が好きだ」というのを認識しているお話ばかり。
ここに出てくるカップルはみんな最初からカップルで、最初から同居しています。

ハラハラドキドキは味わえないけど、本っっ当に読んでいる間、ほっこりした幸せな時間を味わえました。素敵な短編集だと思います。

後半以降に入っているお話は別の単行本のカップルのその後を描いているようなので最初から出来上がっていて当然なのですが、私はどれも未読なために、そっちを読んでいたらもっと楽しめたかな、と思います。
「幸せになるのさ!」というカップルのお話がとても好みな内容でした。
好きすぎて抑えがきかない、むちゃくちゃにしたい、でもそれが怖い…

のろけのようなんだけど、好きすぎでどうしようと泣く攻めキャラにとても胸打たれました。しかし、最後の1Pを読んで思ったのですが、これは男女でも成り立つストーリーな気もします。
作者さんはこのお話にとても愛着があるそうなのですが、これだけ読むとこれがBLである必然性とは如何に?と少し思います。これも前作を読んでいないため感じたことかもしれません。
機会があれば前作を読んでみたいと思いました。

1

甘さたっぷりなお菓子のアソートボックス

​ タイトルそのまま沢山のカップルが色とりどりに詰め合わせになった、とてもハッピーなコミックスです。

・『1階のふたり』『3階のふたり』
 このコミックスで初めて出てくるカップルは同じアパートに住む2組。付き合い始めてまだ半年の1階に住む大学生カップル明夫&翔太と、3階に住む社会人カップルみのる&かずや。折角なので親睦を深めようとみのる達の部屋で鍋を囲んだ日の前後のお話がそれぞれのカップルで描かれています。
 テンションの高い大学生カップルのイチャイチャ振りには、アホだろ~と感じながらも、いやいや大好きな人と両思いになって一緒に暮らせるなんて、そりゃあ舞い上がるだろうよと微笑ましくなりました。
 似た者同士の大学生カップルと違い、お互いに逆の性格の社会人カップルは、寡黙なかずやはみのるが誰にでも優しいことがちょっと不満なのに、その優しいところこそが好きなところだったと気が付くのがよかったなぁ。
 長く付き合うとどうしてもマンネリになるし、いいと思ったところも薄れてきたりするじゃないですか。こんな風にゆっくりと思い返すことって大切だと思います。私もよくやります。大好きなところを考えてなるべく口に出すの。そうするとあら不思議~、何年たっても大好きだと思えちゃう(笑)

ここから下は各コミックスの番外編

・『幸せになるのさ!/more』
 もうこれどうしよう~!!萌えですよっ!いやね、歩がめっちゃ女子っぽいんですよ。それは否めない。元々可愛いキャラだしね。そこが些細なことでもあり重要な事でもあるんだなぁ。小松がね「我慢できない」って言うんですよ。可愛くて可愛くて「めちゃくちゃに抱きたい」って…(//∇//)
 歩をめちゃくちゃに抱く激しい小松がいいです!いつも穏やかな小松をこんなに荒々しい気持ちにさせる歩の可愛さは、女子には出せないと思う。

・『きみに注ぐ/more』
 好きなカップルのお話なのに、あかり(『男の子と恋』参照)が出てきて、 キィーっ(♯`∧´)ってなりそうだったけど、早々に消えてくれたので見なかったことに(笑)
 安藤は相変わらずの真面目さで大島のことを想い、料理やエッチに頑張ったりします。気持ちを伝える姿までが変わらず生真面目な安藤がいい。好きです。

・『男の子と恋/more』
 付き合い始めて1年が経つ隼人と巡。ちょっと遅いクリスマスの夜に隼人が口にした「あり得ない」という言葉が嫌いだと言う巡。
 まどろっこしい説明があまり上手くはないのですが、一生懸命に巡が伝えたかった「あり得ないことが起こっても一緒にいたい」という気持ちは隼人にも私にも充分に伝わりました(^-^)

 全編、甘さたっぷりなお菓子のアソートボックスみたいなコミックスは、雲之助先生の持ち味が遺憾なく発揮されていました。

1

たくさんの大好きが詰まってます

短編が2本と、過去の単行本の描き下ろしが3本収録されてます。

『幸せになるのさ!』
歩が可愛すぎて、その想いをどうやって発散していいのかと、自分の気持ちを持て余してる小松にキュンとなります。それを一生懸命に受け止めようとする歩に、愛し合ってるんだなとキュンキュンします。幸せだと泣く歩が可愛いです。ホント、仲良しそうな二人が甘くて萌えます。

『きみに注ぐ』
実験に夢中になると、大島を放っておいてしまう安藤。そのことに気付いて、大島に優しくしようとする安藤が良かったです。安藤の、初めて大島を名前で呼ぶのと想いを告白するシーンでは、大島と一緒になってドキドキキュンキュンして萌えます。

『男の子と恋』
同棲していて、一緒にいるのが自然な二人に萌えます。「60年後にまた聞いて」と、ずっと一緒にいようと言うセリフにキュンとなります。

短編も良かったけど、やっぱり過去の単行本カップルの、その後が読めて嬉しかったです。

2

かゆい・細やか・あまずっぱい

この本に出てくるカップルさんたちはなべて
「好きになった人は偶然男性だった」という雰囲気が漂っており、
独特の世界観があると思います。

作家買いではないので他の本がどうなのかは未知数ですが
一冊をとおしてリリカルでふんわりとした人、世界、物語を
作られる方だなぁと思いました。
(PNに”雲”が入っているのは何となく頷けるというか…)

短篇集だと必ずと言っていいほど
「このカップルのおはなしをもっとクローズアップして欲しかった」
という感想が出てくるのですが、
良くも悪くもこの本ではそれを感じませんでした。
悪く言えばのめり込ませない、良く言えばのめり込まないで済む、、
意図的なのか否かはともかくライトなのに細やかな一冊でした。

甘いには甘いのですが、自分の求める甘さとちょっと違っていたので今回は「萌」にしました。
好き嫌いが分かれそう…かも?

1

甘い関係

※ネタバレ有です。



◆1階のふたり◆《翔太×明夫》
じゃれあいcp (喧嘩もするけど仲良し)
◆3階のふたり◆《無口な男×信頼出来る男》
かずや×みのる(先輩) 夫婦cp

『1階のふたり』『3階のふたり』 甘々short story☆彡
嫌いじゃないけど、何か刺激が足りなかった……゚(゚´Д`゚)゚

◆幸せになるのさ!/more◆《好きすぎて困惑男子×癒し系男子》
小松×歩 新婚みたいなcp
歩くんが女の子にしかみえない……(ふわふわ癒し系ってわかってるけど、苦手です orz)

◆きみに注ぐ/more◆《眼鏡&恋人の前ではゆるい男×無表情に近い》
大島×安藤 すれ違いもあるけど愛ありcp
どちらかというと安藤×大島の方が好きです。

◆男の子と恋/more◆《隼人×巡(めぐる)》
巡くんが色々と会話に難しいことをいれてきます (;・∀・)
うーん……遠まわしというか、ストレートに言って欲しいな……と思ってしまった(つд⊂)



全体的に甘々で障害物(ライバル)なしだったので、あんまり面白くなかったです。
絵自体は可愛くて好きなので、次回に期待したいと思います(・∀・*)/

2

やさしさの詰まった短編集

随分画面が落ち着いてこられた印象の短編集でした。
さすがに今はコマ割や見せ方も本当にお上手になられましたよね。
荒削りなコマがないのはさすがプロっぽい!と思うわけですが、
整ってきたらきたでちょっと寂しくもあります。

雲之助さんは過剰表現がお好きということで、時々自分には合わない表現もありますが、基本路線のふんわりした優しい作風はむしろ好きです。
個人的に理解できない演出やあまり好みではないキャラクターもあったりしますが、全体的には好きな作品もたくさんある作家さんです。

今までの作品の描き下ろしが3作品もあるので、
こちらの作品は関連作品を読んだ人が読んだほうが良いと思います。
始めの半分は関連作品を知らなくても大丈夫ですが。

全体的に甘く優しいお話が詰まっています。
関連作品よりもこちらの作品のほうが良いなと思えた作品もあるから不思議。
短編として切り出している分、余計な表現が無いからいいな~と思えたのかもしれません。

雲之助さんの優しい雰囲気が凝縮された良い作品集でした。

1

あり得ないって言葉嫌い

雲乃助先生の短編集。
短編集っていうか続編集って言った方が早いのかな?

今までの作品
『幸せになるのさ!』『きみに注ぐ』『男の子と恋』の
三作品の続編短編集です。
どれも読んでる前提で読むのがオススメ。

とにかくほんわかラブ!ほんわかラブが好きな方には
良いと思います。あったかい雰囲気というか
それを描くのがとっても上手な先生です。

私の好きな台詞は
『あり得ないって言葉嫌い』って台詞。
あり得ないわけじゃなくて、色々な可能性もあるのに
今付き合いを続けている状態がいいっていうのが
BLっぽくて良いと言うか。
そんな気がしました!

1

満ちた世界に涙

引き続き雲之助さん強化中、な私。


はじめに言ってしまいますが、『幸せになるのさ!more』のみだけでもう神評価です。
これが大好き過ぎてたまらなくて、涙を何回も流しながら繰り返し読んで居ます。

離れただとか別れただとか、そういう絶望的な悲しさじゃなくて。
可愛さが自分の中の許容範囲を超えてしまってどうしたらイイのか分からない、とか。
それをぶつけた時、傷付けたくないのに絶対傷付けてしまうだろう、とか。
好きで好きでたまらなくて、もっと所有物扱いして欲しい、とか。
「好き、ごめん、好き」と何度も繰り返されるような思いが溢れていて、もう何だか泣けてしまったんです。

幸せなのに、ぎゅうと切なさに締め付けられる涙ってあるんだなぁ、と。

思い切りぶつけられる自分への好き、に。
もっと俺のモノってしていいのにと許してくれる自分への好き、に。
もうほんと、泣けて来るんだよなぁ。

小松が大島を呼び出して相談に乗って貰ってる時の、小松の言葉が目から鱗と言いますか。
今までは、こういう関係性だからこそ、親兄弟にも話して理解を得て貰って、初めてそこで世間一般的な目で認められる、というような感覚が少なからず私にはあったのですが、小松のソレで、「あぁ、そうだよな、それが全てじゃないしそれが必ずしも正しいとは限らないんだよな」と思ったのです。
だからこそ言わない、という選択肢。

「しあわせ」という言葉を、歩から聞けて良かった。
あたたかい涙を流していて良かった。
もっともっとこれからもしあわせに、と思ってまた涙が出ました。


他には、
・雲之助さん曰く随分前、という作品「1階のふたり」「3階のふたり」
・離れ離れが続いても、思う気持ちは一緒の大島と安藤のお話「きみに注ぐ/more」
・もうすぐで付き合って1年。とある言葉にまつわる隼人と巡のお話「男の子と恋/more」
が収録されています。
(残念ながら、まだ「男の子と恋」本編を読んで居なくて……早く買わねば!)


どれもこれも本当に可愛く切なくきゅんと来るお話ばかり。
『恋人アソート』という単行本タイトルだけあって、本当に甘く満ちた恋人たちが居ました。
けれど、ただ甘いだけじゃなくて、切なさキワッキワの部分があったり、考えさせられたり……。
雲之助さん、本当に本当に大好きです。

幸せだからこそ涙が出るのかも。
そんなことを感じる作品でした。

3

御馳走様です!の一言に尽きる

美味しいご飯と誰より好きな君が、あなたがいてくれたら
特別じゃない日でも素敵な一日になれる。

違うカップルを羨んで「ごっこ」をしてみても
やっぱり大事なのは自分達らしさ。

ちょっと無口で照れ屋な彼が口には出さないけど
自分以外の皆に優しいところに惚れていつつ
なんとなくもやもやしてしまう。
けど、相手も「君のために変わりたい」と願う愛。

恋人が可愛すぎて甲斐甲斐しくていつも優しくしたいのに
それとは裏腹にめちゃくちゃに抱きたくなってしまい、
ちょっと痛くても好きな気持ちだけで満たされるカップル。

仕事が忙しくて寂しい想いをさせてしまった為
料理を作って喜んで欲しい素直な心と愛の言葉。

「あり得ない」という言葉が嫌いな彼は
お互いを好きじゃなくなる可能性があったとしても
いつまでも一緒にいたいと告げ、
「単純に終わるなんて絶対やだって言って欲しい」のと
本質は大して変わらない気もするんだけど、
大事なのは嫌いになったとしてもまた好きになりたい気持ち。
そうやってずっと二人で過ごして行きたい。

それぞれの違うカップルが
唯一無二の相手に巡り合った後も愛し合い続ける、
微笑ましくも妬ましくなってしまうコミックスでしたw(正直すぎ!!)

ちょっと弱っている時には泣いてしまいそう…。
嬉しくて共感できる涙ならいいんだけどなぁ…。


3

真冬に読んで正解!!

寒い季節。
心も身体も(財布の中身も)寒くて凍えている私にピッタリな本でした。
どの話もあったか~い。癒されます。
ほこほこほっこりと温まります。温泉気分だね。
そして、揺ぎ無い濃厚な愛が痛烈に欲しいと痛感させられました…。
もう出来上がっているカップル達の何気ない日常っていいですね~。
微笑ましいです。(私も体験したいものです)
とにかく、ハッピーハッピー!オールハッピー!
寒い冬は恋人といちゃいちゃ。ロマンチックがとまらない。

【BLは 凍える私を 温める】(私の心の呟き)

3

また君たちに会えてうれしい!

雲之助先生の作品は、かわいくて切なくて胸をキュウキュウさせられる。
恋っていいなぁと思わせてくれる。

好きな人を想うこと、好きな人に想われることの幸せ。
好きな人に好きという気持ちを示すことの尊さ。
そんな風に”心”を通わせ合うことの素晴らしさを感じられる作品ばかりです。

先生の描く涙は、その感情や体温が伝わってきそうなほどあたたかくて、
先生の描く笑顔は、彼らの幸せな気持ちをありのまま伝えてくれる。
ギュッと抱き合う彼らが切ないほどに幸せであることを感じられるのは、
その表情や台詞で彼らがどうしようもなく惹かれあっていることがわかるからでしょうか。

この作品集の中の3作は、すでにコミックスとして刊行されています。
「幸せになるのさ!」、「きみに注ぐ」、「男の子と恋」はどれも素敵な作品です。
私は今回の1冊の中でこれらの作品の番外編が読めたことが幸せです…!!
とにかく、この一冊をきっかけにこの3冊はぜひ読んでいただきたい。
そうすると、よりこの一冊の素敵さが倍増すること間違いなしです!

3

キュンしちゃう

それぞれに胸キュンしちゃうような5カップルの短編ストーリーなんですが、
ほんと、胸にくるんですよ~、甘さがこってりした感じで無い、にじみ出る甘さと
言いましょうか、ほんわかさせてくれたり、胸の奥にツキンとくるような恋する
切なさを感じさせてくれたりと、作家さんの萌えworld炸裂してるお話ばかり。
どのお話をとっても、恋って素敵、愛するって切なく苦しいけど、そこが良いって
胸キュンしながら年甲斐も無く甘さに浸れる至極の作品でした。

1

あまいあまーい雲之助ワールドへようこそ♪

雲之助先生…大っ好きなんですー!!
先生が描かれる、読んでるこっちが照れちゃうぐらいのあまあまっぷり、でもバランス
よく甘さだけではなくて。ちょっとクサいと感じつつも胸にジーンとくるセリフたち、
キャラ達のキュンキュンする赤面様子、攻め受けお互いがお互いに恋していて想い合っている様子、そして丁寧な丁寧な描写…
もう魅力をあげればキリがないのですが、もう雲之助ワールドの虜なのです♪♪
読んでいる間は日常の嫌なことを忘れられるような、そんな素敵なBLを堪能させて
もらってます!
今回の「恋人アソート」も癒しをたくさんもらえました♪

内容としましては
同じアパートに住む2組のカップルのお話が1話ずつと、
既刊の「幸せになるのさ!」「きみに注ぐ」「男の子と恋」のその後のお話となっています。大好きな作品たちのその後が1冊で読めるなんて、とってもお得!と読む前からワクワク♪
そしてお話同士、キャラがどこかで実は繋がっていて関係があったり…とそんなファンには嬉しい要素も!
どの作品も、やっぱりやっぱりわたしは雲之助先生の描かれるキャラたちの赤面に
キュンキュンしてしまうのですよ~!
「好き」「大切」「ドキドキする」というのが読み手にもグワーッと伝わってきて、
キャラたちと一緒にドキドキしてしまうのです。

「幸せになるのさ!」
〈受け〉・【歩】が可愛くて可愛くて、暴走してしまいそうになる自分を抑えつけている
〈攻め〉・【小松】の葛藤が見えるお話です。
可愛い、大切、優しくしたい。そんな想いでいっぱいなのに、でも…と自分でも
何をしてしまうかわからない、と恐れてしまうほど歩への気持ちは大きくて。
「男な小松」が見られて満足でした。
歩くんがとにかく可愛いのです。女子か!?というぐらい可愛いのです。
読み手をハッピーな気持ちにさせてくれる素敵なカップルです♪

「きみに注ぐ」
仕事の関係ですれ違い、なかなか会えない〈攻め〉・【大島】と〈受け〉・安藤。
2人の「愛」がたっぷりな素敵なお話でした~♪安藤が真っ赤になって照れる様子を
愛しそうにいじる大島。わたしも気付いたら一緒にニヤニヤしていました(笑)
最後のコマの大島の表情にやられました…!

「男の子と恋」
雲之助作品で一番のお気に入りな作品のその後のお話です♪
〈攻め〉・【隼人】、〈受け〉・【巡】の2人で過ごすちょっぴり遅いクリスマスの
様子が描かれているのですが、割引されているチキンを買ったりケーキを買ったり
一緒にストーブに手をあてたり…2人で過ごす様子は幸せそうでわたしも一緒に
ぽかぽか。
『あり得ない』という隼人の何気ない一言から2人の会話が発展していくのですが、
巡のプロポーズ!?ともとれる告白の言葉は本当に素敵で、「あぁやっぱりこのカップル大好きだ…」ととっても満足な気持ちいっぱいで読み終えられました♪
一緒に年をとって、ずーっと幸せでいてほしいカップルです。

描き下ろしのキャラクター紹介も、先生のキャラ達への愛情や設定を知ることができ
とってもよかったです!
甘さたっぷりで、読み終えた後になんだか優しい気持ちになれる素敵な1冊でした♪

3

心がほっとする優しいお話

 『たくさんの大好きをきみとぼくに。 それはそれは美しい、恋人たちの満ち足りた物語』
この帯のまんまの作品だと思いました。内容がとっても甘かったです。
表紙からしても「幸せ~~!」っていう感じがひしひしと感じました…(笑)
 この作品はスピンオフが3本収録されています。読んでいなくても楽しめますが、読んでいるとそのキャラの性格や人間関係などを把握しやすく、より楽しめるのではないかと思います。


>>1階のふたり
 付き合って1年半の大学生のカップルのお話です。
 行動や発言から”子供”とか、”ちょっとバカっぽい”っていう感じが抜けていなくて「あぁ~、学生だなぁ」って思えました(笑)
 他人の恋愛って素敵に思うけれど、やはり自分たちには自分たちの恋愛がある。裏のあらすじ通り「自分たちの恋のカタチ」があるんだということをより強く表していました。
 読んでいて微笑ましくなる、クスッときてしまう作品でした。


>>3階のふたり
 付き合って2…3年目になる?社会人カップルのお話です。
 相手は好きなことでも、自分は好きじゃない。けれども相手が楽しいと自分も嬉しい。だから、自分も一緒にいる…。そういう風に誰かのために変わるとはどういうことか…。ちょっと考え方などが(最初の大学生の話もあり)大人だなと思えました。
 あまり表情豊かじゃないような人が真っ赤になったり大きなリアクションをする所が私的にとても可愛らしくて胸がきゅーっとなりました(笑)
 読んでいてほっとする、心があったかくなる作品でした。


>>幸せになるのさ!more
 相手を優しく包み込むような小松が、歩が可愛くて可愛くてめちゃくちゃにしたいという感情を抑え込んでいるお話だと思います。
この感情は行為に入るときのシーンでどれだけ抑えてたかというものが分かると思います。行為中も「好き」を全身から表しているようでした。行為が終わり、歩の表情とセリフに心がグッとなりました。
 読んでいて幸せな気持ちでいっぱいになる作品でした。


>>きみに注ぐmore
 安藤がまた一歩、成長する話だと思います。
大島は本当に安藤の事が大好きだという事がストレートに伝わってくると思います。そして安藤も大島が好きだという事を伝えている所は笑みを隠せません。ここは「きみに注ぐ」を読んでいる方は特にそうなるのではないかと思います。
 相変わらずな安藤と大島がとても可愛らしかったです。
 読んでいて想いを伝える事の大切さについて知れる作品だと思いました。


>>男の子と恋more
 言葉の意味について、そして今までを振り返ってとこれからについてのお話だと思います。
 初々しいというか、付き合いたてとあまり変わらないようなそんな2人に「ああ、いいなあ」と思えました。
 セリフが無いシーンがあったのですが、読んでいて「こういう事言ってるんじゃないかな」とか想像出来てとても楽しかったです。
 "ほんの少し"ですがシリアス(?)っぽいようなピリッとしたようなシーンが逆に良かったと思います。そこから言葉について始まりますし、その後の甘さが増す気がして…。
言葉の意味の感じ方は読んでいて「深く考えたことはないけれど、確かにそういう考え方もあるか」など自分も成長できたのではないかと・・(笑)
 読んでいて心が穏やかになるような作品でした。最後にピッタリな作品だとも思いました。

・・キャラクター紹介と既刊紹介も私としてはとても楽しめました。



『心がほっとする優しいお話』
 これは裏のあらすじに書いてあるのですが、この本を表すのにピッタリな言葉だと思います。
 どの作品も改めて相手が好きになっていているんじゃないかなと思いました。そして、どの作品にも幸せがいっぱいつまってると思います。
甘めな作品が好きな人、そして、幸せになりたい人にオススメしたいです。

分かりにくい文でしたが、伝わればいいな、読んだ人が似たような気持ちになったらいいなあ…と思います。

3

いいな~いいな~☆☆☆

たるったるのあっまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい5組のカプ。
普段だと、鼻でフンってあしらうこともあるのだけど、妙にツボをつく甘さがクる時がある。
神田猫さんしかり、この雲之助さんしかり♪
この本、読みながら何故かその甘さにやられてウルウルしちゃってね(///)
今、甘いモノが食べられないそのせいなのか(w)それとも愛に飢えているのか(w)
いずれにせよ、これ、男×男の必要ないじゃん!なんて野暮な事言わないで、性別を超越して、こういう恋人っていいな~♪って味わってほしい。
っていうか、自分味わいました。
その後の話がほとんどだけど、本編コミックを読んでなくても”現在同居しているカプの様子”としてそのまま受け入れれば全然問題ありません(・・・と思いますw)
カプになった経緯は、全然関係していませんから、何しろ現在なのですから!

翔太×明夫
にぎやかなカプ。隣りのカプとお友達になったのだが、そちらが静かな大人な雰囲気なのに、自分たちもちょっと静かにしてみようか?と挑戦するのだが。。。
人は人、自分たちは自分たち。
自分らしさが一番だね♪

かずや×みのる
お隣と仲良く鍋パーティーをしたけれど、本当はかずやは賑やかなのが苦手。
みのるもそれを知っている。
だけどかずやがみのるが賑やかなのが好きなのをしっているから、、、
相手の為に変わりたいと思うのは相手の事がすきだからv

冬馬×歩
冬馬は歩が大好き。歩も冬馬が大好き。
大好きなんだけど、大好きだから優しくしたいのに、大好きすぎて激しくしてしまう衝動が怖くてヘタレてしまう冬馬がかわいい♪
でもね、激しくされてもそれもまた愛が実感できるんだよねv
ちょっとエロですwww

大島×安藤
マイペースの安藤は、研究熱心なあまり大島をほうっておいてしまったことに気がついて、彼が自分がいない間淋しい空っぽの部屋に帰ってきていのか、と改て自分の態度を反省して、一念発起、歩に料理を教わってもてなすことに!
安藤、ちょっと不器用だけど・・・かわいすぎるよ~♪

立花×巡
仕事が忙しくて一緒に過ごせなかったクリスマスだけど、一日遅れのクリスマスはお得がいっぱいでちょっといい気分。
年末もお正月も、その先もずっとずっとずっと一緒にいたいね☆
60年後もねというラストに何だか胸があつくなっちゃった!

後日談でもあり、番外編でもありますが、さきに述べたように、本編がなくても全く問題ないと思います。
ちょっと胃もたれ起こしちゃうかもしれないですが、それでもたま~の甘いモノは心の栄養になるのです。

2

どこを読んでも甘さいっぱい♡

柔らかいタッチの絵と、とろけるように甘いストーリーが好きな方には、堪らない一冊♡

短編読み切りが2本と
幸せになるのさ!
きみに注ぐ
男の子と恋
その後のお話の、お菓子より甘い詰め合わせ♪

前の本を読んでいなくても大丈夫ですが、
読んでいると尚、サブキャラとの絡みなどが楽しめて堪能できると思います。
でも後から読んでも、問題ナシ!
「既刊を読んで頂くきっかけになるといいな」と、作者も言っておられるくらいなので☆


■「1階のふたり」
付き合って半年の大学生CP。
同じアパートに住んでいるCPと食事会をしたら、そのふたりが大人で素敵で憧れちゃった。
ちょっと真似してみようよ~
気軽なノリで始めたら、いつもと違う相手に寂しくなってしまって……
そのままのいつものふたりがいいね♪、というお話。

■「3階のふたり」
1階のふたりに憧れられた大人CP。
誰にでも優しく、みんなでわいわいするのが好きな、受け。
対して、騒がしいのは苦手な年下攻め。
本当はさっきの、1階の子たちとの食事会も……
相手のために変わろうとする素敵さと、その意味が語られるお話。

■「幸せになるのさ!/more」
歩が、かわいくてかわいくてしょうがない小松。
優しくしたいけれど我慢できずに、小松は狼に!
めちゃくちゃに抱かれた後の、歩のしあわせな涙にきゅんとします♡

■「きみに注ぐ/more」
研究が忙しくて、なかなか大島の待つ家に帰れない安藤。
「事情を理解してくれてるのは、相手が寂しくない理由にはならない」
「男の子と恋」の本編で素敵な相談役をしたあの彼女が、今回はこちらでナイス発言♪
相手のために想像力を働かせ、ちょっとの努力をするのは、愛ですね。
その愛を伝えるために頑張る安藤がかわいい♡
安藤がお口で頑張っちゃうのも必見! 

■「男の子と恋/more」
クリスマスはお互いに忙しくて、一日遅れで一緒にお祝いする、隼人と巡。
何気な~いことも、ふたりだととても幸せ。
これがずっと続くといいなぁ、そんな気持ちを言葉にすると……
さすが絵本作家の巡、言葉にはこだわりあり☆日本語って素敵だなぁと改めて思いました♡

5組のCPすべて同棲中。
好きになり始めなわけじゃないのに甘々ラブラブ。
でもそれには、少しずつの努力が必要なのですね、そんなことを思わせてくれる本でした。
ただ、気持ちが荒んでいる時には、読めないかな~w

こちら、甘さは控えておりませんので、読む人と、読む時を選ぶかもしれません♪

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