「大切で得がたい人間との邂逅は唐突なものだ」

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表題作ふしぎなともだち

同人活動をしているオタク大学生 由岐昂大
ストラップが縁で出会った大学生 園瀬和

その他の収録作品

  • 沖縄にて
  • カバー袖表側:由岐の髪型小話4コマ
  • カバー下表紙1【表】:由岐&園瀬キャラクター設定詳細
  • カバー下表紙4【裏】:由岐の名前由来開陳3コマ漫画

あらすじ

アニメのストラップから始まった不思議な交流――。
接点のなかった二人(オタクの由岐と非オタの和)が、とあるアニメの話題から仲良くなってお互いの違いに戸惑いながらもいつしか距離を近づけていく。
だけど、友達とは何かが違うみたいで…??

実力派新人・新井煮干し子が贈る異文化コミュニケーションの決定版!

(出版社より)

作品情報

作品名
ふしぎなともだち
著者
新井煮干し子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
茜新社
レーベル
EDGE COMIX
発売日
ISBN
9784863493599
4.2

(135)

(80)

萌々

(29)

(14)

中立

(7)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
27
得点
565
評価数
135
平均
4.2 / 5
神率
59.3%

レビュー投稿数27

ハマったら抜けられない煮干し子さん!

癖のあるイラストに癖のある登場人物!
手に取るには好き嫌いが
あるかも知れませんが、
読まないと損かも知れません。

二人の関係が、
出逢った時のただの知り合いから
友達に変わり、
そして恋へと移行していく様子が
ゆっくりと描かれています。

とにかくじわじわと気持ちに染み入る作品。
決して
派手ではないストーリー展開なのですが、
読み終わった後、
不思議ともう一度読みたくなります。

とにかく少しはにかんだような、
和の笑みが可愛いのですv
由岐でなくとも夢中になります!

しかし、
私的にはBLとして萌えたかと云えば
ちょっと渋いけど、評価は「萌×1」。
でも一つの作品としてはとても面白かった!

1

タイプの違う二人の

友情とか恋愛が好きなのでとても楽しく読めました。あまりハラハラせずに読めたのも良かったです。この作者さんの眼鏡男子は何故こうも好きになってしまうんだろうか…

0

ふしぎなともだち

題名が2人の関係そのもの。
ほぼ2人のやりとりで話は進んでいくけど閉塞感はなくて、あくまでも2人の関係、距離の変化を丁寧に描いてる。
友達も恋人も関係に分かれ目がある訳じゃなくてすべて2人の軌跡を感じる関係性がよかった。

(2013.9.6)

1

たくさんのあのとき

コミュ障は人をすぐ好きになるぞ!気をつけろ!と思いましたが、由岐(表紙左)は別にコミュ障でもないですね。己の世界が強めの人。オタクは大体そんなもんか。
一方で和も己の世界強めだと思う。人の世界に入るのも上手だけど、己の世界も強め。

そんな和だって上手く合わない相手は居たわけで、由岐と和はお互いに気を使ったり使わなかったり、言葉に出したり出さなくても伝わったり、うまいバランスで"こころからのともだち"になったんだなぁ。

和の照れ顔がめちゃくちゃ可愛いです。電車降りた時の照れ顔にこっちまで照れちゃう。
由岐の長い髪の間から覗く照れ顔も最高可愛い。短髪になった後も照れ顔がよく見えてエロい。

この頃の新井先生の絵柄、好き。雰囲気とか会話の間とかを楽しめるBL漫画は、線の密度が高くて、整いすぎていないのが好きです。

1

面倒臭くないオタクなんてオタクじゃない

 攻めの由岐が筋金入りのオタクということで、主にアニメに対する熱量がすごく、アニメにハマるあまり1ヶ月近く受けの和を放ったらかしにしたり、同人誌の締め切りに常に追われていたりと、結構リアルなオタクとして描かれているのが新鮮で面白かったです。そんな彼にレッテルを貼らず、彼ほどどっぷりハマるわけでなくても、趣味を共有して良いものは良いと言える和。じわりじわりと心の距離を縮めていく2人から、気付けば目が離せなくなっているような、そんな作品でした。

 和は由岐の部屋がずっと散らかり放題でも、彼が原稿を優先しても、長期間放置されても、目くじら立てて怒るようなことは一度もありません。それはきっと、最初からそういうところも全部ひっくるめて由岐なんだと、ちゃんと和の中で認識されていたからなのかな。和にとって由岐のそういうところは、別に何ら変える必要のない部分だったんでしょうね。それに、由岐の中でも和の存在が日に日に大きくなっていっていることは、十分伝わってくるんです。現に、1ヶ月の放置だって、どハマりしたアニメを和にどう紹介するのがベストかを考え尽くしていたから、なんていう理由なんです。どこまでもオタク、でもアニメ以上に和にもハマっている由岐が愛おしかったです。

0

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