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「大切で得がたい人間との邂逅は唐突なものだ」
癖のあるイラストに癖のある登場人物!
手に取るには好き嫌いが
あるかも知れませんが、
読まないと損かも知れません。
二人の関係が、
出逢った時のただの知り合いから
友達に変わり、
そして恋へと移行していく様子が
ゆっくりと描かれています。
とにかくじわじわと気持ちに染み入る作品。
決して
派手ではないストーリー展開なのですが、
読み終わった後、
不思議ともう一度読みたくなります。
とにかく少しはにかんだような、
和の笑みが可愛いのですv
由岐でなくとも夢中になります!
しかし、
私的にはBLとして萌えたかと云えば
ちょっと渋いけど、評価は「萌×1」。
でも一つの作品としてはとても面白かった!
題名が2人の関係そのもの。
ほぼ2人のやりとりで話は進んでいくけど閉塞感はなくて、あくまでも2人の関係、距離の変化を丁寧に描いてる。
友達も恋人も関係に分かれ目がある訳じゃなくてすべて2人の軌跡を感じる関係性がよかった。
(2013.9.6)
コミュ障は人をすぐ好きになるぞ!気をつけろ!と思いましたが、由岐(表紙左)は別にコミュ障でもないですね。己の世界が強めの人。オタクは大体そんなもんか。
一方で和も己の世界強めだと思う。人の世界に入るのも上手だけど、己の世界も強め。
そんな和だって上手く合わない相手は居たわけで、由岐と和はお互いに気を使ったり使わなかったり、言葉に出したり出さなくても伝わったり、うまいバランスで"こころからのともだち"になったんだなぁ。
和の照れ顔がめちゃくちゃ可愛いです。電車降りた時の照れ顔にこっちまで照れちゃう。
由岐の長い髪の間から覗く照れ顔も最高可愛い。短髪になった後も照れ顔がよく見えてエロい。
この頃の新井先生の絵柄、好き。雰囲気とか会話の間とかを楽しめるBL漫画は、線の密度が高くて、整いすぎていないのが好きです。
攻めの由岐が筋金入りのオタクということで、主にアニメに対する熱量がすごく、アニメにハマるあまり1ヶ月近く受けの和を放ったらかしにしたり、同人誌の締め切りに常に追われていたりと、結構リアルなオタクとして描かれているのが新鮮で面白かったです。そんな彼にレッテルを貼らず、彼ほどどっぷりハマるわけでなくても、趣味を共有して良いものは良いと言える和。じわりじわりと心の距離を縮めていく2人から、気付けば目が離せなくなっているような、そんな作品でした。
和は由岐の部屋がずっと散らかり放題でも、彼が原稿を優先しても、長期間放置されても、目くじら立てて怒るようなことは一度もありません。それはきっと、最初からそういうところも全部ひっくるめて由岐なんだと、ちゃんと和の中で認識されていたからなのかな。和にとって由岐のそういうところは、別に何ら変える必要のない部分だったんでしょうね。それに、由岐の中でも和の存在が日に日に大きくなっていっていることは、十分伝わってくるんです。現に、1ヶ月の放置だって、どハマりしたアニメを和にどう紹介するのがベストかを考え尽くしていたから、なんていう理由なんです。どこまでもオタク、でもアニメ以上に和にもハマっている由岐が愛おしかったです。