ボタンを押すと即立ち読みできます!
読了後に気づいたのですが、本作は榎田尤利先生の記念すべき100冊目に出されたものなのですね…最近電子で購入したので小冊子は付属しておらず、あとがきで作者様が述べられている裏表紙も無くて残念でした。
榎田尤利作品への入り口が夏の塩だったので、彼らのその後を読みたかったです。
作品は交渉人シリーズの後日譚ですが、今までの本編を少しライトにした感じかな?
交渉人シリーズは回を重ねる毎にヘビーな事件に関わってきていたのでそう感じました。
舞台をいつもの東京下町から沖縄の離島に移し、夏休み中にも仕事をしてしまう芽吹とそれを追いかけてきた兵頭の物語でした。
今回は交渉で問題を解決…というより、ちょっと探偵っぽかったかな?という気がしないでもない。
芽吹の交渉術、口達者な部分が少なかったのは物足りなかったかもです。
時折り芽吹の心に到来する、死への誘いが仄暗くて、楽しいストーリーだけじゃないのがこの作品の素敵な所です。
度々喧嘩を繰り返す芽吹と兵頭ですが、命尽きるその時まで2人は離れないんだろうなぁ、と確信できる物語でした。
2013年当時で100冊ですから、今はどれくらい発行されているのでしょうね。
現在は非BLを主に書かれてるみたいですが、またBLも書かれるそうなのでとても楽しみにしています!
前作で綺麗な終わりを迎えた本シリーズ。今作はちょっとしたおまけのようなお話?
バカンスのはずが仕事を請け負う芽吹。交渉人は休めないというか休まない。愉快な仲間たちと兵頭と舎弟たちも加わって、明るく賑やかだった。
今作の芽吹はまるで探偵のよう。いいところで颯爽と兵頭が現れるのはお約束。交渉シーンはあまりなく、屁理屈をしゃべりまくる芽吹が見られなかったのは残念。その代わりでもないだろうが、心理描写で自分に対し交渉術を駆使しているようなところがあって面白かった。
事件はまあ、さらっと。ツッコミを全放棄して、無人島イベントを楽しむ。芽吹と兵頭は、二人ともすぐカッとなるので喧嘩ばかりで面倒臭い。だがそれも、兵頭のただの嫉妬心のせいだけじゃなかったようで、七五三野に拘る理由が明かされてからは納得だった。ふいに見える兵頭の不安にきゅっとなる。
解決後の甘々シーンはたっぷり長め。海辺のシーンも良かった。ポエミーな語り口になり感傷に浸る芽吹は、また一歩兵頭を心の内側に入れたのかな。今彼として紹介するところは、本気で兵頭に良かったねえと言いたくなった。
なんだかんだ言いながら、今後も離れることなく一緒にいそうな二人が見れて良かった。
裏表紙のイラストを細かくじっと見ると、いろんなことに気が付く。これめちゃくちゃすごい。読後に見ると泣けてきて大変だった。
※ケースじゃ×。バーコードのない小説本体カバーの裏表紙イラスト。
相変わらずの兵頭と芽吹。喧嘩も多くて、せっかく沖縄なのにそんなことくらいで喧嘩しなくても、と思ってしまう。
あと旅行中なのに仕事しなくても、と。
一見簡単そうな依頼でも大変になっちゃうのは芽吹が引き寄せちゃうのかな?
芽吹はもう少し素直になって兵頭に甘えたり甘えさせたりしてくれてもいいんだよー。
今回は七五三野が所々で笑わせてくれて楽しかったです。
今回は、みんなで沖縄旅行でした。
そして、推理ものによくあるパターン、どこにいっても事件にでくわす芽吹です。
前作でちょっとした収入が合った芽吹事務所。七五三野の手配で事務所総出の沖縄旅行に繰り出します。しかし、女性の水着姿で鼻の下を長くするであろう芽吹を追いかけて、兵頭事務所のご一考も同じ沖縄へ。。
その地に住み着いた元カノの依頼で、リゾートホテルと小さいコンドミニアムの不仲を取り持つことになった芽吹。色々な災難に見舞われるますが、その中で兵頭と二人無人島に置き去りにされる下りが。。甘くはなく、ケンカしつつも、死ぬなら一緒とまで思うシーンでした。
最後は、リゾートホテルのスイートにあたる離れで甘々の二人でした。
ここまでくると大体なんかやりつくした感があって、完結とはなっていないものの、もう続巻は出ないのかなーと思います。
100冊刊行記念本。
一応前巻でシリーズとしてはひと段落しているので、こちらはその後の日常(といってもスペシャルなので舞台は沖縄!)な感じです。
ハードなだけでなくこういうゆるっとしたのが読めるって嬉しいです。
でも、芽吹、流石です。
慰安旅行先の沖縄でもちゃ~んと事件に巻き込まれてますw
無人島での二人のやり取りもおかしかった~。
ネゴオフィスの関係者は勿論、愉快な舎弟達も一緒にみんなでわちゃわちゃな兵頭と芽吹らしい感じでした~。
キヨ&トモは引続きラブラブ♪とってもいい感じです!
みんなの楽し気な様子を垣間見せて頂いて100冊記念に相応しい日常だったな~と。
でも、後書きを読んで気づいたのですが、カバー裏のイラストには涙。
そして、別冊子の「夏のリング」魚住君と久留米に出逢えて感無量です。