闇に生きる二人の、甘く危険な恋

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作狼憑きと夜の帝王

御門礼司・ウォータービジネス界で帝王と呼ばれる男
犬神煌・一族本家の末裔で狗神銀と逃亡中のホスト

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

最強の霊力を持つ狼憑きで、狗神を使役する一族の末裔である煌は、忌まわしい因習を嫌って出奔し、逃亡を続けていた。出自を隠してホストクラブで働いていたある日、ウォータービジネス界の頂点に立つ夜の帝王・御門礼司の指名を受ける。一族の中でも限られた者にしか見えないはずの狗神・銀の存在を御門に見抜かれた煌は危険を感じて逃げだすが、呆気なく彼の手に落ちてしまう。それは甘く危険な恋の始まりで!?

作品情報

作品名
狼憑きと夜の帝王
著者
犬飼のの 
イラスト
山田シロ 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048919661
3.6

(38)

(8)

萌々

(16)

(10)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
10
得点
135
評価数
38
平均
3.6 / 5
神率
21.1%

レビュー投稿数10

もふもふ〜

ほぼ初めて読んだBL 小説だったのですが普通に面白かったです。
煌と銀の距離感とかも程よくてもふもふ最高ですねもふもふ!!
あとがきにもあったのですがホストでヤクザでキラキラな感じでした。
初めてが霊に憑依された状態で奪われるってのはちょっと「ん?」となりましたがそれ以外は特に気にならず一気に読んじゃう面白さでした。
絵も特に銀がカッコよくて好きです(*^ ^*)
個人的には双子との3Pもみたかったです笑

1

穏やかな夜の帝王と霊媒師とモフモフ

犬飼ののさんの作品は久しぶりです。
プリズンのシリーズで超お気に入りになったのですが、この作品と同じBーPRINCEの2次元とか3次元のコメディータッチの作品はちょっと趣味じゃなさそうな気がして手をだしかねて、ちょっと前の作品で未読作品があったので手に取りました。

オカルト系というのには全く興味のないジャンルでしたが、夜の帝王とホストというキラキラ部分に惹かれて読みたくなりました。
攻めはウオータービジネス界の帝王です。ボディーガート付きで毛皮のコートを着た超絶美形の実業家です。期待値上昇です。

対する受けは訳ありで自分の一族から逃亡している美形ホストです。
旧家の血統とかドロドロした権力の継承のよう話はののさんの得意な分野だと思います。
怨霊や守護霊や呪いなど血みどろで気味の悪い描写もありますが、あんまり好きじゃない私でも許せる範囲の登場でそれほど気になりませんでした。
夜の帝王様としてはもっと傲慢で狡猾で鬼畜でいやらしい男を想像していましたが、とっても穏やかでいい人でした。
出自はよくわかりませんでしたが、事業で成功したギラギラしたところはなく、過去に複数の恋人と体の関係を持ち愛人を多数侍らせていたことで傷つけた人がいたことを反省し今は唯一の伴侶を真剣に求める(現在は)真面目な人でした。
もちろんパワハラで強引に体を奪い店に迷惑をかけたくなかったらこのまま体を差し出せ的な横暴なこともなく常識的かつ一途な方です。

この世の生き物ではないもふもふ狼さんが案外柔軟なヤツで最後はまさかの3Pか?ってと妄想させられたのはおまけ的なお楽しみでした。

読む前のイメージや期待の展開とは違う方向に行ってしまいましたが楽しめました。
過保護な旦那様と末永くお幸せに。

1

狼憑きと

攻の絶倫っぷりに感服( *´艸`)もっとやれっ!

さて、狗神家の一族に生まれた受。
昔ながらの風習がいまだ色濃く残る田舎の一族。
狗の呪いで母も死に、それに苦しんで父も死に。
種として後世に一族を残すことを迫られた受は逃げ続けている。
そんなさなか、普通の人間には見えないはずの狼が見える男があらわれて・・・・から始まるお話ですね。

身体を霊体に憑依され、自由を奪われる。
でもちゃんと意識と感覚はハッキリしてるから~な初Hに
燃えましたwww
燃えたというよりかは新感覚とでも言いましょうか。
自分の体をいいようにされているのにも関わらず。
その後の攻の気持ちの切り替えの早さはお見事としか言いようがない
と思ってしまうのですが
わかりやすくストレートなやり方が個人的には好きだなと思った。
女を抱くと呪われて相手は不幸になりしまいには死んでしまう。
ゆえに女は愛さないと決めた。
ノーマルだから男なんて考えたこともなかった。
そんな受が次第に惹かれていき素直になれなくて。
それもまたかわいらしくてよい。
というか、攻のことが好きなのかもと悩み、
自慰をせずにはいられなかった受。
その事実をしれっと狼が攻にばらしてしまい、受発狂
あのシーンが無駄に好きでした。
なにげに狼オイシイなと思う場面。

にしても、ラストの双子にまつわるetc・・・
あれに関してはよくわからなかったのが残念。
絶倫攻に攻略されすぎてグズグズな受は好きなのだけど。

ともあれ、あんまり悩み苦しみなお話ではないので
読後はわりとふわっとした気持ちで終わることができました。
絶倫サイコー!

1

純愛ものがたり

さすが犬飼先生、外れはないですね。犬飼さんにしたらかなり軽いテイストでドロドロは一切無しの甘~いお話しでしたが、山あり谷ありの起伏に富んだストーリーで中だるみもなく、一定のクオリティを保っているのはさすがです。

犬神家の最後の生き残りとして、子供を為すことを強いられる運命の受け、煌。しかし、その相手の女性を不幸にしてしまう運命のため、一生誰とも関係を持たないと決心して家を飛び出し、ホストをしながら身を隠して暮らしている。
そこへ、事故を機に霊が見えるようになったというスーパー攻め様、御門があらわれる。この攻め、完璧(夜の帝王で富豪、イケメン、人格者、バイだけど今は一途、絶倫)で、傲岸キャラではなくひたすら、とことん優しい。安易にオレ様キャラにしないところがよい。
出会った二人は、とんでもない事件から体の関係を持ってしまうが、これまで恋愛を避けてきた煌は御門が気になり始め。。。
という設定。

ホストのお仕事ぶりがよく描かれていて楽しかった。受けの一人称で語られますが、軽い口調でコミカルな描写を交えながらも、骨太のファンタジーストーリーが展開されます。
犬神家のしがらみの方は、後半のクライマックスに向けて割と王道展開で先が読めますが、攻め様が捕らわれた受けを救出するシーンで、そうくるか、な犬飼さんらしいエロ技が。

後半にいくに連れエロも濃くなって、全体的に満足できる作品でした。好みからはちょっと外れるので星3つですが、萌え2に近い萌えです。

2

舐めてやったらどうだ?

どっぷり犬飼ワールドにハマっている今日この頃。
今度は狗神使いのお話です。

さすがは犬飼さん。
普通なら狗神使いの主人公は獣を従えてかっこよく活躍!のようなお話になりそうなものの、この狗神使いはこんな呪いは自分の代で終わらせようとしています。
設定が面白い!

最初、御門の行動(憑いてる霊とエッチしちゃった)に関してはなにをしとんじゃい!と憤りを感じましたが…煌に一目惚れしてあえてあんな暴挙に挑んだ、と自分に都合よく考えることにしました(笑)

誰も呪われないようにたったひとりで生きていこうとする煌の前に現れたウォータービジネス界の帝王、御門。
めちゃくちゃいい男です。
銀まで手懐けてしまうあたり、ほんとタラシ(笑)

『俺と共に一代で果てよう』

この言葉はグッときましたね。
さすがいい男は言うことまで男前です。

銀の呪いが母を殺したと知ってから銀に触れなかった煌。
しかし無感情に見える銀もどうすることもできないジレンマを抱えていると気づく。
煌が銀を抱きしめて帰ろう、と言ったところでうっすら涙ぐんでしまいました。

最後、まさか銀も混ざって!?と鼻息が荒く(←)なってしまいました。
ペロペロだけだったけど、それがなんとも萌えましたね。

銀と煌で御門をサンドイッチがめちゃくちゃかわいかったです。

2

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP