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表題作いつも王子様が

佐原宏太朗,ハウスクリーニング会社社員 
朝比奈巧,エロ漫画家,中学時代の部活の後輩

同時収録作品眠り王子におしおきを(小説・描き下ろし)

宮村周平,29歳,会社員
堀篤史,32歳,デリのオーナー 

その他の収録作品

  • シンデレラの欲望(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

アシスタントのリクエストでハウスクリーニングを頼んだエロ漫画家の
朝比奈ことヒナの前に現れたのは、中学生時代の憧れの佐原先輩だった!
かっこよくて、なんでもできて、でもちょっと意地悪で、
そんな佐原が大好きだったヒナは、一大決心、転校する日、告白したのだ!
でも、佐原の返事を待たずに告り逃げしてしまい……
それから十年──再会は悪夢に!?
優しい顔の王子様は、実はとっても意地悪で?

作品情報

作品名
いつも王子様が
作画
木下けい子 
原作
月村奎 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
いつも王子様が
発売日
ISBN
9784813030379
4.1

(256)

(112)

萌々

(95)

(35)

中立

(7)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
38
得点
1052
評価数
256
平均
4.1 / 5
神率
43.8%

レビュー投稿数38

ずっと見ていたい微笑ましい二人

学生時代の後輩で現エロ漫画家の朝比奈(受け)と、学生時代の先輩で、現ハウスキーパーの佐原(攻め)。二人が10年ぶりに再開して、勘違いによるすれ違いを経て結ばれるお話でした。
誰も不幸にならないハッピーな世界観と、先が読めないワクワク感があって、明るい気持ちにさせてくれる作品です。

受けの朝比奈は、自信がなく内気な性格で、いつもおどおどしています。そんな朝比奈をからかうのが大好きで、学生時代からたくさん意地悪してきた人気者の御曹司である佐原。
意地悪だけど、かまわれるのが嬉しくて佐原を好きになってしまう朝比奈。
そして佐原は、中学時代に朝比奈が告白をするだけして返事を聞かずに逃げてしまった初恋の相手でもあります。

朝比奈の家の担当になったハウスキーパーの佐原と10年ぶりに再開した時、あの時の告白の返事はノーだったと言われ拒絶されたと思い込んでしまいます。
このシーン、「じゃあなんで今もちょっかいかけるんだー!!」って思わずつっこんでしまいました。
でも佐原も佐原で、ちゃんとした理由というか芯がある上での行動や言動で、それがとてもいいなと思いました。

あの時、できなかった告白の返事に答えれる固まった自分の意志を持って、どんなに朝比奈に通じなくても通じるまで自分のやり方で手に入れようとする男気。
朝比奈がなにも行動しなくても、佐原がリードするように恋愛イベントを起こしまくってくれるおかげで少しずつ距離が縮まっていきます。
余裕そうかと思えば、お惣菜屋のイケメンや仕事仲間の担当者と楽しそうに話してる朝比奈を見て、やきもちをやいていじけちゃったり……
なんだか、朝比奈の佐原への恋心を追い越すほど、佐原が朝比奈に首ったけなところが読めば読むほど伝わってきて、、、萌えて萌えて仕方がないのです。
佐原の気持ちを知った上での二周目は最初からもうニヤニヤがとまりません。。

そして晴れて結ばれた後の二人が甘々で可愛くて。
控えめながらも、頑張って自分の気持ちを伝える朝比奈。
そんな朝比奈に、「俺たちめちゃくちゃ相性よくね」とか「割れ蓋に綴じ蓋のいいカップルだよ」
とやたら、相性の良さをアピールして離さないとばかりに愛情を注ぎまくる佐原。
ほんっとうに相性最高の二人です。

同時収録では、スピンオフ作品であり今作にもでてくる『眠り王子にキスを』の二人の独占欲が入り混じった大人の甘々エッチと、朝比奈の誕生日のエピソードが書き下ろしショートストーリーで。
朝比奈と佐原がもしシンデレラの世界にいたらのパラレルストーリーが書き下ろし漫画で収録されていました。
シンデレラの方がまさかの佐原で笑ってしまったのですが、なんだかとても二人らしくて微笑ましく、可愛かったです。

明るい気持ちになりたい時にぴったりな、
キラキラしてて幸せが詰まった作品でした。

1

どSっぷりが絶妙

木下先生作品久々ですが、毎作どうしてこうさらり〜と流れるように読めちゃうんでしょうね。
コマが大きめだからかもだけど、それだけではないはず。
無駄がない、リズムがいい…等、いろいろ理由がありそうです。

本作は、再会両片思いストーリーの王道で、先が読める展開ではあるけれども、コメディとしておもしろく楽しめました。

なんてったって佐原のどSっぷりがいい。
ハウスキーパーとしての顔と、本性とのギャップとその切り替えの早さとタイミングに笑っちゃう。

ヒナをいいようにいじるのも絶妙で。
あれは好きな子の気を引くためのいじめっ子みたいで萌えでした。

1

きらきらした装丁が綺麗

表紙はパール調の装丁で、柔らかい色使いも綺麗です。
原作者が他にいるおかげか、木下さん本人が原作を書いている他作品よりもストーリーはある気がします。
絵は正直あまり好みじゃないです。
目の焦点があっていなくて、表情のバリエーションも少ないと思います。

長身男前で意地の悪い攻め、低身長可愛い系びくびくした受けが好きな人はいいと思います。

1

シンデレラは逃げられない

眠りヒメからシンデレラのお話へ。
いつかと願ってた王子様がいつも、仕事中ずっといる。これは幸せなの?…ていうおかしさ。
…佐原先輩がかなり酷いらしいことはレビューで覚悟していましたが、でもこれは本当に王子様!キラキラで、不遜なところとかまさに。
憧れて、でも振り回されて、中身は悪い人だとわかってるのにやっぱりぼうっと追ってしまうひなちゃんの気持ちが痛いくらい伝わってきました。木下先生の王子様はシンプルな線なのにどうしてあんなにキラキラしてるんでしょうね…何か企んでるお顔がまた素敵で…王子様はツナギを着ても、ドライバー持ってても王子様。中学時代、何の情報も調べずに先輩をひたすら眺めていたひなちゃんの気持ちもよくわかって辛い。
憧れの王子様に抱きしめられたりキスまでされたりで、やっぱり好き、てひなちゃんの気持ちがいっぱいになったタイミングで毎度キャンペーン持ち出す先輩はまあ本当に酷いです。
初めての素股のときの言葉は誰が聞いてもひなちゃんのようにしか受け取れない。ずたずたです。
先輩もけっこう余裕なくしてた表れだったことが後からわかりますがあれはないです。
それでも、王子様は王子様なの、敵わない。
大人にならないと楽しめない関係、と先輩は言いますが眠り王子世界の中で一番子どもっぽい人です。でも誰よりも王子様。
篤史さんのタルトをホールでピシッとオーダーするの自然過ぎてくやしいほど。
この先は王子様はいつもそばでシンデレラを捕まえといて、ひたすら幸せにしてほしい。
他の木下先生の作品ともまた違う描き方で、デフォルメも多く、全体的にお伽話のような可愛いさでした。

以下はこの眠り王子リンク全体のネタバレ含む感想です。特にご興味ない方はとばしてください。
篤史さん初登場はこの漫画なんですね?説明無しに大きな存在で、全ての作品を読んでから読み返すとふふっと笑ってしまいます。この営業用篤史さんが、あんなに不安がりで受側なんだって、見えないよなあ。
全ての作品が、結局宮村くんと篤史さんのCPに還っていくのですね。とても好きな二人だしその後の幸せが少しずつ見えてすーっごく悶える、けれど。
オマケ作品はそのCPで見たかったなあー!とどうしても思います。
この作品に月村先生の文章を付けるなら佐原先輩とひなちゃんメインのを。
「隣人は恋人のはじまり」なら小野さんと蛍のことを、もっともっと読みたかった。
木下先生のシンデレラ小噺は先輩の先輩らしいふてぶてしさが微笑ましくて最高に楽しいオマケでした。
この本の同時収録の洗面台のお仕置き、本編以上のアダルトさだったし大変大変ご褒美でしたが、それでも篤史さんたちのお話は篤史さんたちで月村先生の本にまとめて欲しかったなあと思います。
月村先生大好きな人にはすっごくお得な作品だと思います。

2

これくらいのSっ気なら可愛いもの

 表紙の雰囲気通り、可愛らしいシーンばかりで読みやすい作品でした。若干の少女漫画っぽさは感じますが、まあ許容範囲内かな。好きな子は苛めてしまうタイプの佐原と、中学生時代の先輩後輩の上下関係が染み付いていて、佐原には一切逆らえない朝比奈。当時告白したことへの返事はもらえないまま、朝比奈は何度も佐原に手を出されてしまいます。

 佐原が告白してすぐ逃げてしまった朝比奈のことを、ずっと気にしていたことには共感できました。相手の好意を知ると、自分が相手にどんな気持ちを抱いていようと、その人のことがずっと頭の片隅を過ぎりますよね。しかも同性ですから、余計に印象に残ったでしょう。再会してからは自分の気持ちを言わないところは狡いと思うけれど、朝比奈が鈍感なだけで、佐原は結構分かりやすく攻めていたようにも思います。好きだった人にこんな風に迫られては、ひとたまりもないでしょうね。朝比奈の幼さが少し気になりましたが、濡れ場ではそれが活きていたので全体的には満足です。

2

10年ぶりに王子様が

大好きで何回も読み返してます。なんで評価を萌にしたのが当時の自分がわかりません。

月村先生のお話に木下先生の絵がとても合っています。

初恋の王子様がさらにイケメンドSになって10年ぶりに現れた!

すごい王子様っぷりですね。絵もキラキラしてます。
お話は乙女の萌えツボをキュンキュン押しまくりです。

中学の時に告り逃げした御曹司の佐原先輩が清掃業者として現れて、あれやこれや意地悪してはキャンペーンを押し付けていく。あれ?こんなお仕事して御曹司じゃなくなったのかな?
からかわれても意地悪されてもたかられてもいい!ってひなちゃんがいじらしいけど意地悪であんなことまでしないでしょう。

先輩もひなちゃんが好きだったようで15歳の当時なら無理だったけど大人の今なら自由にできるって、先輩!
エッチもエッチ後も優しいのに意地悪です。

本当に胸キュンなお話です。ちょっとベタな気がしますがベタでもいい!ときめきたいときにうってつけです。

3

天性のドSとドM

可愛らしい表紙に反して、なかなかパンチの効いた作品でした。

いつもからかってくる高校の先輩・宮村に片思いしていたヒナちゃんこと朝比奈。
家の事情で引っ越しする前に告白直後に逃げ出して以来、会うこともなかった。
そして現在エロ漫画家として活躍するヒナのもとに、ハウスクリーニングスタッフとして先輩が現れて…。

先輩後輩再会もの。
とにかくまあ先輩が意地悪。意地悪にも程があるというほど意地悪。
そしてヒナは高校時代の上下関係そのままに気弱にへこへこするばかり。

先輩の意地悪はきっと昔先輩も好きだったのに返事も聞かずに引っ越してしまったことへの意趣返しも含んでるんだろうなと思って、イライラしないように冷静に読んでいたつもりです。通常の3倍くらいの堪忍袋で臨んでいたつもりでした。
押し倒されて拒絶してるかと思いきや、次のページになったら全部剥かれてるとか…。
ヒナは流されすぎだし、先輩は意地悪という言葉では足りないくらい底意地が悪すぎて不快なレベルに到達してしまいました。
プレイ?これはそういうプレイなのでしょうか?
挙句毎回契約させられてる…と思ったら、そうまでしても先輩に会いたかったのか、ヒナちゃんは。
そうでした。高校時代も理不尽ないじりをされているにも関わらず先輩が好きだったヒナ。
これがドMというものですね。理解。

理解したら気が楽になって、その後は流れも変わったのである程度楽しめました。
レストランのお支払い辺りからは、ヒナと一緒に胸が締め付けられる思いも味わえました。
だけど未熟者のわたしは、S系攻めからは愛情を感じ取れず、あれだけ嫌味なことばかり言われても好きと言えるM属性の受けもまだ楽しめるレベルではありませんでした。無念。

「眠り王子におしおきを」の方は文字で表現されるそういうシーンが苦手なため、BL小説は一切読まないので速読してしまいましたが、漫画だったら読んでみたいと思いました。

描き下ろしは最高でした!あの感じなら好きです。
でもあのシンデレラはSと言うよりツンツンでしたね。

4

ヒナちゃんといじわる王子

月村先生作の小説「眠り王子にキスを」にも出ている朝比奈さんが主役です。

眠り王子〜はしっとりな小説でしたが、こちらはラブコメコミックス!ヒナちゃんが可愛くて、好きな子を虐める小学生みたいな佐原の気持ちもわかります笑

エロ漫画家朝比奈のおうちにハウスクリーニングがやってくるのですが、なんと告白逃げしてしまった学生時代の先輩佐原。昔からいじわるな佐原に、大人になった今もビビったり赤くなったり。でもときめいてしまって…

ヒナちゃんの反応が可愛くて、コメディですがほのぼの癒されました。木下先生のイラスト自体がふわふわほのぼのしているのでほんわかした気分になれます。途中、眠り王子〜で主役の堀さんも出てきます。そして、巻末ではそんな堀さんと宮村さんの小話も。この本だけでも楽しめますが、眠り王子にキスををセットで見るとより楽しいです!

1

小動物ヒナちゃん

中学の時に告白して返事を聞かずに逃げてしまった朝比奈。数年後、そんな彼の前に憧れだった先輩・佐原がハウスクリーニングの社員としてやって来ます。
現在朝比奈はエロ漫画家をしているんですが、自分の職業を人に隠してるんですね。すごく後ろ向きな考えが多くて、そんなところも応援したくなる小動物のようなキャラです。
佐原は朝比奈に対していじめっ子のようなことをしてきます。それでまた朝比奈のネガティブ思考が止まらなくなるんですが、最後は気持ちが通じ合ったので安心しました~。
描き下ろしもすごく可愛かったです!

0

キラキラ☆ふわふわ☆ニヤニヤ。+゚(*ノ∀`*)。+゚

月村奎先生の小説が大好きで、電子書籍化されているものは全て読破してしまったほど。
こちらのコミックスは小説じゃない為、いったんは購入するのをためらったのですが、これがもう!実に面白くって、買って大正解でした。
何度読み返したことやら分かりません。何度読んでも飽きません。
エロ漫画家の朝比奈ことヒナと、中学生時代の憧れの佐原先輩の10年越しの恋愛。
何が良いかって、ヒナがもう超可愛い。
健気というか、ヘタレというか…ネガティブなんだけど一生懸命生きてる感じがすごく共感できました。
ドSで俺様な先輩に何か言われるたびに、小さくなって…。
そんな一コマを見るたびに、可愛いーって一人叫んでしまってました。
自虐的でうじうじしてて、騙されやすくって流されやすい、でも素直で控えめで…そんなヒナを先輩が意地悪したくなる気持ちも分かります。
でも、愛のあるイジメですね。
先輩の表情を見ていると、あぁ、ヒナのこと好きなんだなって分かりますもん。
このコミックスを読んだ日から、私は木下けい子先生の大ファンになってしまいました。
出来れば、こんな感じのお話をもっともっと書いて欲しいし、読みたいものです。

2

可愛かった!

ヒナが!
小動物のような可愛さで良かったです。
先輩の好きな子をいじめてしまうのが、小学生男子みたいで。
ヒナのネガティブな妄想?想像?もさらにお話を面白くしてくれました。

ヒナの勘違いも面白かったし、アシスタントの子もいい味出してました。

もともと木下けい子先生の本が、ほのぼのと幸せ気分にさせてくれるので好きだったのですが、月村先生×木下先生すごいですね!
絵とお話がすごく合って、ふんわり優しい気持ちにさせてくれました。

2

黒王子にさらわれて

ヘタレを通り越して、ウジウジ〜ウジウジ〜な受けと、意地悪で俺様な攻めのCP。
これは「再会愛」のくくりでいいのかな。
中学時代に「告り逃げ」した初恋の先輩佐原と、仕事場兼自宅のハウスクリーニングで再会したエロ漫画家の朝比奈。
この部屋の住人がヒナだと知っていた佐原は、チクチクとイジり倒して来る。ネガティブなヒナはいちいち赤くなったり青くなったり。
どっちかというとヒナの気持ちの方が分かるので、無神経なアシの友梨亜や脅迫じみた?キャンペーン強要の佐原に引いてしまった。
一冊読んでみて感じるのは、「佐原、わかりにくい!」
まあ、確かに嘘はついてない。でもこのあまりにも以心伝心のできない二人、先行き不安ですなあ〜。(Hの相性は良さそうなのは救いです)

3

可愛い!!

月村さんの原作は、本当にハズレがないです!!今回も存分に萌えさせていただきました!本編後のSSも、読んでてニヤニヤしていました!絵もこのお話にとっても合う木下けい子先生だったので、最初から最後まで一気に読み終わってしまいました。途中に出てくるデリの店長さん、彼のお話もすごく気になります!好きだから相手のことからかって遊びたくなるっていう気持ちはすごく良くわかるので、先輩の朝比奈への構い方は読んでる私も楽しくなりましたw

1

可愛いなー

何か可愛い物が読みたいな〜と思うと、
必ずと言っていい程木下けい子さんを選びます。
外れがない。
今回は、中学時代に先輩後輩だったカップルのお話。
ひなちゃん、可愛いですね〜。
先輩は初恋の相手で、今でも好きなんですけど、
自分の仕事に引け目を感じてて、先輩に強い事が言えない。
先輩に色々とキャンペーンを勧誘されて、そのままそれをお願いしちゃう。
へたへたと床に座り込んじゃったりして、
きっとひなちゃんが書く漫画はエロシーンはあると思うけど、
木下けい子さんみたいに、それだけじゃなくって
可愛くてせつなくて応援したくなるカップルのお話が書かれてるんだろうな。
「女の子か!」っとツッコミたくなるような弱々しいキャラは、
あんまり好きじゃないというか、
ぶりっ子っぷりが強い気がして好きになれない事が多々あるんですが、
木下けい子さんに出てくるキャラは許せちゃうんですよね〜。
なんなんだろう。
なんか曲がってないというか。
曲がってない子なんです感がなくてすごく自然。
ま、好みの問題だと思いますが。
(あ〜曲がってるな、自分(笑))

先輩はルームクリーニングの大企業の息子さん。
ひなちゃんのルームクリーニングをする為に来たのが再会なんですけど、
初めて来た時は「音が気になるとご要望受けたので…」と掃除機すら使わなかったのに、
キャンペーンやら何やらでどんどんお掃除の場所が増えていき、
締切間近の修羅場のようなお仕事の時にはエアコンクリーニング(しかも2台)、
ぶぉんぶぉんと音を立てながら掃除して、
書かれてないけど水回りのお仕事もガシャガシャとやったのかな?
2人は先輩後輩の間柄が抜けてないから、
先輩はひなちゃんに甘えるなんて事してないんですけど、
大きい音出しながら掃除してるのを見てると、
なんというか先輩のひなちゃんに対して「俺はここにいるぞ」の無言存在アピールに見えて、なんか可愛い。
それでもって言葉も足りないんですよね。
先輩はひなちゃんに会える機会を多くしたくって、
やたらとキャンペーンの申込をさせるんですけど、
ひなちゃんにはただのたかりにしか感じられない。
先輩の家が倒産して今は清掃業をやっていると勘違いしちゃってるから。
先輩の役に立ちたい、先輩と繋がっていたいと思うから
言われるがままにキャンペーンに乗っかっていっちゃうんですよね。
(いや〜さぞかし家はピッカピカになったでしょう)


しかし本当は先輩の家は倒産なんかしてなくて、別にお金にも困ってないんですね。
先輩が会いたくて来てるんだと言う事を知らない(信じられない)ひなちゃんは
からかわれてたんだと思ってしまう。
そりゃーそうですよ。
大好きな大好きな先輩ですから、まさか自分にってなもので。
逆に先輩にしてみたら、倒産したなんて言ってないし、
大企業の息子だって事は中学の時に知ってたはずだし、
第一金持ちだって騙して貧乏だったってんじゃなくて、その逆なんだから何が困るの?って言い分。
好きじゃなきゃセックスだってしないし、なんでからかってたって事になるの?と。
いやいや先輩、解らないですよ〜。
「先輩が貧乏ならたかりつづけてもらえたのに」っていうひなちゃんのせつない気持ち、解ってあげて。
ひなちゃんは流される事は出来るけど、ぐいぐいいけないんだから、
ちゃんと好きって言わないと解らないよ〜。

最後は晴れてお互い気持ちをちゃんと伝えられて、ハッピーエンド。
多分ひなちゃんはこれからもネガティヴ思考が抜けずにいくんだろうな。
先輩も言葉足らずで、ひなちゃんを不安にさせて焦ったりするんだろうな。
でもそんな先輩にひなちゃんは一生懸命ついていくんだろうな。
先輩もひなちゃんの事が可愛くて可愛くて、ひなちゃんの周りの人にプチ嫉妬とかしながら大事にしていくんだろうな。
などと、勝手に想像しながら、なんか幸せ気分が残るお話でした。

関連作品で小説の方もあるみたいですね。
小説はデリ店の店長さんのお話とか。
評価も高そうだし、今度小説の方も読んでみようと思います。
ひなちゃんも出てくるのかな?



2

人生で 最初で最後の 恋だった

作画の木下さんは、作家買いする位 好きな先生です。
そして、原作の月村さんの小説も好んで読んでおり、イラストが木下さんの時は小躍りしてしまうほど。

1冊のコミックに 表題作と、作中にも登場した人気デリ店の堀さんが主人公のSS「眠り王子(ひめ)に おしおきを」と、描き下ろし漫画「シンデレラの欲望」が収録されています。 お得~~!!

表題作の感想を…
ドS王子(ハウスクリーニング会社社員)×ドMエロ漫画家です!
中学生時代、憧れの佐原先輩(攻め)に自分が転校する日、一大決心で告白したけど先輩の返事を待たずに告り逃げしてしまったヒナちゃん(受け)。

十年後、上記の関係として再会した先輩は モテオーラがハンパなく昔よりさらに かっこ良くなっていた!!
先輩の初登場のキラキラ具合が、まぶしいです。
つなぎ着用なのに…。薔薇とか背負ってる訳でもないのに…。
あと、終盤での おフロHシーンの時、全裸で髪をかきあげてる先輩のフェロモンに、ヒナちゃんじゃなくても メロメロです。

ドMのヒナちゃんは、ハウスクリーニングとして現れた先輩の一挙手一投足にビクビクして翻弄され、それでも決して優しくない彼にドキドキさせられてしまうんですね。
ついでに キャンペーン商法の えじきにもされてしまいます。
なんだか、うやむやな関係のまま エロい事もしてしまう2人ですが…。

先輩が、告り逃げしたヒナちゃんの前に十年振りに現れたのは、偶然か?はたまた ドS先輩の陰謀か??
と言う訳で、おフロHのシーンでは、セールストーク調での先輩の言葉責めも楽しめますので 是非!!

次に 堀さんが主人公の SSですが…。
大人美人で、ほぼ処女だった堀さん(受け)と、鏡の前でコトに及ぶとか・・・羞恥プレイ、万歳!!

宮村さん(攻め)、男前で 包容力があって、仕事もできて、愛情深くて、でも変態(本人談)とか最高でしかないです。
ごちそうさまでした。

この2人の小説「眠り王子(ひめ)に キスを」も、凄く凄く良いんですよ。
どうか、コミック化してくれないだろうか…
木下さんの作画で。

描き下ろしの「シンデレラの欲望」は、
ヒナちゃんが王子で、先輩がシンデレラっていう
どーみても「それ逆~~!」て設定が最高でした。

シンデレラなのに「くそ あと一発やりたかったのに」とか言う先輩に萌えました。

あ~ 好きすぎる作品て、やっぱレビューが難しいなぁ。

8

自虐的なシンデレラくん

前回、本作CDをレビューしましたが、
今回は本作自体をレビューしたいと思いますー。

本当は、小説の「眠り王子にキスを」を
読もうとしたのですが、
「先に『いつも王子様が』を読んだほうがいいよ」と
アドバイスを頂き、急いでポチッとしました。

原作は、月村奎さんで好きな作家さん。
作画は木下けい子さんで、ほんわりした絵が
好感の持てる作家さんです。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

主人公の朝比奈巧(通称ヒナ・受け)は男女エロの漫画家。
やむを得ない状況により、
ハウスクリーニングを業者に依頼することになります。

そこに現れたのが、
中学の部活の先輩で初恋の相手・佐原(攻め)
中学時代は社長令息と聞いていたのですが、
清掃業者の一員になっていました……。
と、いう冒頭。

まずですね……
もぉぉぉ、とにかくヒナがカワイイ!!
うーん、食べちゃいたいぐらいです。
頬ずりをグイグイして、嫌がられたいです(笑)

私は、月村さんで開花されちゃったみたいなんですけど
「ネガティブ受け」ってかなり好みみたいです。
「自分なんて……」的な卑屈な考え方を持っている受け。
なんでこんなに惹かれるんでしょう???
自分でも分かりません。

物語のほうですが、中学時代、ヒナは佐原に告白をしていたが、
答えも聞かず、逃亡していた過去がありました。
それにダメ押しで、10年後の今も振られてしまうヒナ。
ああっ、もう可哀想!
なんて憐れなー。
でも、床にへたり込むヒナは、カワイイ……へへ。

その後もキャンペーンと称して、佐原はグイグイ
強引にハウスクリーニングを次から次に勧めます。
そしてそれを恋心故に断れないヒナ…。

初めての二人のキスシーンは、
あまりに真っ赤になって、呆然とするヒナが
「このまま襲って下さい」と言わんばかりの
可愛さでした♪

帯に「ドM」ってヒナのことを書いてあったんですが、
ヒナってドM?
全然違うようなきがするんですけど、私だけですかね?
ただ単に、思考回路がネガティブなだけで、ドMじゃ
ないんじゃないかなぁ。
あ、でも佐原はドSだとは思います。
これは首肯((*´∀`))

物語は進んでいき、
本当は佐原(攻め)は一介の清掃業者ではなく、
やはり社長令息であったことが判明します。
「例えタカられていたのだとしても、
 先輩(佐原)が笑ってくれるなら全財産貢いでもいい」
とさえ思っていたヒナ(受け)は愕然。
やはりからかわれていたのだ、と。

この後のヒナの自虐的台詞がもう
萌えに萌えてたまりませんでした。
「言えばいいじゃないですか…中略…
 ホモでからかったら、その気になって、
 大股開いたって」
あああああっ、もうっ!
卑屈もここまでくれば、凄い!
しかも、なんでこんなに萌えてるんだ、私!
おかしすぎるぞ、私!
思考回路どうなってんだよ、私!


この後のエッチシーンも萌えました。
「掃除業者ごっこ遊び」
楽しそう! なのに、こんなにエロい…
もうニヤニヤが止まらないー!!
ニヤニヤ顔で、頬が筋肉痛になりそうです。
ベッドシーンで、佐原(攻め)がからかって、
「今なら、キャンペーン中につき、正常位のあとに
 体位四種をサービス」
とか、もおおお、笑えるし、萌えるし、
どっちがひとつにしてくれ!!><

そんなこんなで楽しくハッピーエンドを
迎えました。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

ワクワクドキドキ、楽しいお話でした。
卑屈受けのヒナちゃんが、本当に可愛くて。←しつこい

攻めの佐原も、ヒナの自虐心にスルリと入り込むような
意地悪っぷりで、本当にお似合いのカップルだと
思いましたね。

おまけ漫画のシンデレラ逆バージョンストーリー?も
笑えました。


萌え萌えをあざっしたー♪

5

あらすじを読むとだいたいラストまで分かってしまう少女漫画(TL?)チックなお話

ライトなBLは「愛され、甘々」系が好きなので、妙なところがドライでクールな攻でちょっと残念

メルヘンな表紙とタイトルの割に、舞台がちょいちょいリアルなせいで、地味に出費が気になりますw
いくらその界隈では有名でも、一介のエロ漫画家があんなにカモにされたら痛いでしょう。せめて高級レストランとホールケーキだけでも補填してあげて下さいw

2

幸せな気分になれる作品!!

大好きな月村先生原作の漫画です。

台詞回しやシチュエーションが本当に面白くて、途中ちょっとキュンと切なくなりつつも、最後は気分すっきりハッピーエンディングで、読後感もとても良く、読んでいてとても楽しく幸せな気分になれるため、ちょっと気持ちが下がった時や、元気になりたい時に何度も読み返しています。

月村先生作品ならではの、イケメンで高スペックな攻め様が、一見地味な童貞の受け様に執着する・・・という・・・
まさにシンデレラストーリーで、キュンキュンします。

ちなみに攻め様はドSキャラです。
そのドSぶりがまた萌えます。
そして、やたら可愛い受け様・・・。

巻末には、同時発売小説「眠り王子にキスを」の主人公CPの短編です。「いつも王子様が」の受け様の暮らしているマンションの一階に「眠り王子にキスを」の受け様のお店があり、親交がある設定なので、もちろんそちらのCPも登場はします。
私は当初小説の方を読んでいなかったので、そこまで入り込めなかったのですが、後日小説を読んだ後に読み返すと、色々な背景が分かる分、すごくキュン!!!&ドキドキします。

月村先生のH描写、何気に良いんですよね・・・。濃くて、熱くて、攻め様のSっ気満載で・・・。
話の雰囲気からは想像できない感じで、毎回本当にドキドキします・・・。

12

笑いたい時にどうぞ

このお話は月村圭先生が原作を書かれており、同時発売の月村先生の著書『眠り王子にキスを』のスピンオフ作品となっています。
木下けい子先生のお話も以前3冊程読んだことがありますが、木下先生の優しく読みやすいテイストを残したストーリー展開です。
尚、『眠り王子にキスを』の6ページ程の描き下ろし後日談小説が一本収録されています。
ネタバレを多く含む為、そちらの作品を読む予定があるのであれば読み飛ばすことをオススメします。

さて、こちらの作品はドSのイケメン佐原×ゲイでエロ漫画家の朝比奈という二人のお話です。
二人の関係は中学生時代の先輩後輩で、冴えない後輩だった朝比奈は王子様のような顔をした先輩に憧れを抱いていました。
そして10年後、仕事場のハウスクリーニングを頼むとやって来たのは10年ぶりに会う先輩で……というところから話が始まります。
朝比奈の仕事は男性向けのエロ漫画家ですが、朝比奈は女性が恋愛対象ではありません。
元先輩の佐原は今も昔も朝比奈にかなり意地悪な態度を取っていますが、そんなことでこの作品を手に取るのをやめるのは勿体無いです!
この作品の一番の売りは二人のやり取りだと思います。
佐原の意地悪の根底に悪意はありません。
あるとしたら愛です。
濡れ場で笑った作品はこれが初めてです。
深く考えず、読んでみて下さい。

描き下ろしは先述した月村先生のお話と、木下先生の8ページの描き下ろしがあります。
ちなみに『眠り王子にキスを』の方にも木下先生の描き下ろし漫画が収録されておりました。

しかし、最近のコミックスは装丁が綺麗ですね。
この本もザラザラとしたマッドな質感のキラキラ光る綺麗な紙が表紙に使われております。
いつも素敵な装丁の本は購入後すぐに透明のカバーを付けているのですが、つい付け忘れて表紙に小さな汚れを付けてしまいました。
汚れなど気にされる方は、カバーをする等の対策を取るといいと思います。

萌え2評価にさせていただきましたが、疲れた時はつい手にとって読み返してしまう本です。
BLに笑いや癒しを求める方にはぴったりな作品だと思います。

4

好きな子ほど意地悪したくなる

昔から、好きな子にちょっかいだしたい男子っていますよね。
この話はずばり、それです。

あか抜けない感じの黒髪眼鏡な受けと
キラキラいけめんの攻め。
この設定だけで十分萌えられるというのに、
この作品は更に攻めがいじめっ子という属性があります。
昔から受けをいじってた攻め。
何年かぶりに再開して…。

個人的に好きなシーンは、二人でご飯を食べに行き、
お会計の時に攻めが電話で呼び出され、
これは払っとけってことかな、分かりやすいたかりっぷり、と
会計を済ませたあとに、共通の知り合いに出会い
攻めの現状を知って……。
そして、攻めが追いかけて来た時に振り返り、
やり取りして一人でタクシーに乗り帰宅、
という一連の流れがあるんですが、
このすれ違いっぷりがたまりませんでした。
もちろん、引っ付くそのあとのシーンも見所なんですが、
何回も読み返してしまうのは、このくだりなんですよね。

小説の方の登場人物も出てきたりして、
どっちも読んでる人にはたまらない一冊です。
未読の人には是非読んでいただき、きゅんとして貰いたいです。
小説版も少し読めますよー!

10

まさにぴったりのカップル

一冊まるごとひとつのストーリー。

いやぁ~~先輩のエラソウな感じといったら!スゴイですね。
とっても楽しかったw
元々そんな先輩が好きだったわけですから、
ひなちゃんにとっては、普通の事・・・というか、
そこがたまらないんでしょうね~。
ワタシもたまりませんでした(笑)

またひなちゃんが意地悪されても、見た目的にピッタリなんで
ニヤニヤしながら読めちゃうんですなぁ(^^)

そして、先輩の嫉妬っぷりも素敵~。
イイオトコなのにw

とっても軽く読めて楽しめる作品でした!

1

まさにSとM

好きな子はいじめたくなる・・・
まるで小学生のようにヒナをいじめ倒す佐原。
どんなに嫌味を言われても、ひどいことをされても嫌いになれないヒナ。

学生の頃憧れていた初恋の先輩佐原に転校をきっかけに部活最後の日に告白
そのまま、返事も聞かずに告り逃げしたヒナのことをずっと気になっていた佐原。
家業を継いだ佐原が仕事で訪れたのがヒナの仕事場兼自宅。
学生の頃には想像もつかないエロ漫画を描くヒナ。
ハウスクリーニングをする佐原とエロ漫画を描くヒナの10年越しの恋のストーリー。

とにかく、佐原がヒナに対しこれでもかというほどちょっかいを出し
まるで好きな子にいじわるする小学生のごとく
笑えるほど、必死に子供じみたことをするのが、だんだん健気に見えてくる。
その見え見えのいじ悪に、まんまとのせられ振り回されながらも
どうしても佐原のことが嫌いになれず、それどころか知らず知らずのうちに
もっともっと好きになってしまうヒナの心情が、手に取るようにわかります。
会える日を増やすために、キャンペーン攻撃したり
下のデリの堀さんにやきもち焼いたり、案外可愛いところもある佐原は
自分が想っているよりずっとヒナのことが大好きで、好きと言うより愛していて
それに気づかない、鈍感なヒナにもうイライラしっぱなしで・・・
佐原、今流行の「壁ドン」やってますね~
そんな風に自分が佐原を振り回しているとはまったく気づいていないヒナも
佐原を好きな気持ちに気づきながらも、ずっとからかわれていたと思い込み
複雑な思いがぐるぐるして、もうとっても可愛いです。

大人になった今、10年前に戻ってやりなおしてるみたいに
子どもみたいなやりとりをして、思ったことをズバズバ言って
毎度けんかみたいに、言い合うんだけど
なぜかそこには目には見えない何かがあるみたいな感じがして・・・
まるで温かい愛に満たされているような、安心して言い合えるような
そんな二人の空間が、見ていて心地よく喧嘩なのににやけている自分がいます。

しつこいようですが、攻めで意地悪で超ドSな佐原の方が
ヒナにもうぞっこんで、「好きな子にいじわるする男子」のような態度に笑えます。
それが、このお話の一番の見どころではないでしょうか。

8

初読み


0

好きな子は苛めたい。

まさにそんな感じでした。
ドS王子期待してたので少し残念(笑)
いじめているのか焦らしてるのか…素直じゃない攻くらいの印象です。
単に受が被害妄想激しめなせいもあるかと思いました。
むしろ大いにそちらの問題なのでは。

攻のあの頃は無理だったけど今なら上手くいくみたいな台詞に共感しました。
学生ものも好きなんですけど、やっぱりお互いが好きだけじゃ無理なこともありますし、
そもそも突然同性に告白されるのをリアルに想像してしまうと納得。
学生ものだと数年後の後日談とかある方が安心できます。
そんな自分の嗜好に合う攻だったかなってことで萌。

2

黒キャラでふんわり甘々!

黒王子度★5 黒シンデレラ度★5 一途度★5
あまあま:えろえろ:ふわふわ=3:1:3

 地味でネガティブ思考なエロ漫画家のヒナ。中学時代に片想いしていたイケメン御曹司、王子の見本のような佐原先輩がある日突然現れ、10年ぶりの再会。昔のようにヒナをからかったりイジメたりしてくる先輩と、いつしかラブラブに。何故地味な主人公が王子キャラに愛されるのか分からない能天気なシンデレラストーリーにならないあたりがさすが月村さん! 地味キャラの魅力を描かせたら日本一だと勝手に思ってます。

 ただ暗いだけじゃない、奥ゆかしく健気で男としての意地とプライドはちゃんと持っているヒナ。素直じゃなかったりひねくれたりした言動、それが可愛い。普段地味だけど先輩の前でだけ見せるその可愛らしさ。王子のS心をくすぐります。
 先輩も、ただの爽やか王子じゃない。腹黒さを感じさせる胡散臭い笑顔が素敵な黒王子。こちらも皮肉や嫌味ばかり言ってきますが、ヒナが可愛くてしょうがないオーラが漂っていて、喧嘩してるのかいちゃついてるのか分からない状態に。
 Hシーンは絵柄と会話が爽やかなので淡白な印象を受けますが、騙されないよう注意です。

1

評価通り

いや~よかったですね~
皆さんの評価がよかったので買ってみたら当たりでした!!!
ひな可愛いっ佐原さんかっこいい!!
木下けい子先生の作品は始めて読みましたがとても読みやすかったです!
「眠り王子にキスを」も読んでみたいと思います!

1

2作品一緒にどうぞ

「眠り王子にキスを」と同時に購入しました。

「眠り王子にキスを」のほんのり優しい作品からして、
こちらはそのイメージを壊さずに、ドS×ひ弱なMで面白く書かれていてよかったです。
後半まで、攻め様の心のうちがあまりはっきり読み取れないので
カップルになると分かっているのですが、やきもきしました(;´Д`)

こちらもブックカバーの紙がキラキラしていてとても綺麗で2作並べてみると、
作風にあっていてとてもいい作りだったと思います。

2

意地悪する楽しさを共有

中学の時の初恋の先輩と偶然再会してしまうも、職業エロ漫画家とハウスクリーニング業者。

職業に疚しさを持つせいで気まずい上に、過去に告白までしているからいたたまれない朝比奈。
思い出すのは、からかわれ意地悪された事ばかりなのに、人生一度の恋のときめきはあっさりと引っ張り出されてしまう。

覚えていないようでしっかり覚えていた佐原に恋心を見透かされたようにずるずるとつけ込まれ始め、キャンペーンに次ぐキャンペーン。
お得意様へと、顧客としてのレベルはアップしていくも、その笑顔が見れるならと思う朝比奈のいじらしさ。
2人のズレた愛情の示し方にハラハラというよりは、あべこべに重なっていく様を楽しんでしまった。そんな感じです。

ドSとドMというには物足りなさもありますが、ごっこ遊びなら大いに納得してしまいます。
朝比奈を可愛がる為に役になりきる佐原と役どころが分からないまま全力でぶつかる朝比奈。
真綿でくるまれるようにゆっくりと身動きが取れなくなっていく様を楽しく見届けることができました。

4

王子様の心、ヒナ知らず。

ドSの甘い言葉攻めに癒やされる~。

表紙もキュートなトーンの配色で描かれ、帯をとると主役ふたりが手をつないでいます。
コミカルで甘い予感に期待感が高まりました。
※ちなみにズボラな私ですが汚すのがイヤで透明カバーかけました…。

学生時代に告り逃げした相手である憧れの佐原先輩と再会したエロ漫画家:朝比奈(以下ヒナ)。

ヒナは自分に自信がなく非常にネガティブ。
コンプレックスから卑屈な性格を抱える登場人物の場合、それをいじらしいと思えるかが作品のわかれ道の気がしますが、木下けい子さんがほわんとした軽いタッチで描かれているので切なさこそ垣間見えますが全体的に明るい雰囲気。
嫌われてると思ってグズグズと想いを巡らせてる姿すらコミカルで楽しい!

一方の佐原は雇われる側であっても王子様。
仕事に矜持を持っていて毅然としています。
モップが菊の花に見えてしまいました…菊の花を背負う王子様って(笑)

彼は自分が悪い男だという自覚もあり、ヒナが自分の意地悪に弱い性癖ということもわかっているからこそ大人風味をプラスして意地悪をグレードアップさせているイイ性格です。
素敵なキャンペーンを掲げての枕営業に大爆笑!

キスに始まり、水回り徹底お掃除と言いつつヒナの下半身水回りがお掃除されそうな勢いです。
正常位のあとの体位四種ってどんな体位が含まれるんですか!?

佐原の意地悪な部分にもちゃんと意味があり読み手にダダ漏れな『好きな子ほど苛めたい』が伝わっていないのはヒナだけw
もっとも、それは佐原の素直じゃない物言いのせいなんですけどね~。
切羽詰まったヒナの反撃にあっさり種明かしするなんて、こういう俺様な攻が受に実はゾッコンlove(古ッ)な作品って大好きっ!

巻末には佐原とヒナの痴話喧嘩に巻き込まれたヒナと仲良しのデリの店長:堀のSS【眠り王子におしおきを】が収録されています。
もう1本の番外編のタイトルが【シンデレラの欲望】、小説の巻末収録のマンガでの番外編が【赤ずきんちゃんの誘惑】と、トコトン童話テイストにこだわっている様子でコラボとしての売り方が巧いなぁ、と思いました。
食指疼きまくりで堀が主役の【眠り王子にキスを】も読みたくなりました~!


5

好きな子イジメ全開ですね。

小説の方とどっちを先に読もうかと思いつつも
すぐに読めるコミックスの方から…

今では売れっ子のエロ漫画家。
アシスタントの要望でハウスクリーニングを頼んだところ
やって来たのが学生時代に片思いしてた先輩だった!!
(それも転校で離ればなれになるので最後に告白逃げしたままの)
だけど先輩の方は自分に気付いてないみたいで…
な~んてことはなく、むかし通り意地悪な先輩現るみたいな(^^;)

アシスタントがいない時とか2人きりになると
からかってくるし、ちょっかい出してくるし。
だけど先輩はお金持ちのはずなのに何でハウスクリーニングの仕事なんか??
でも自分が頼めば先輩に会えるしで流されちゃうところなんか可愛いvv

相変わらずいじめられて、結局自分はからかわれてるって勘違いして泣いて逃げて
先輩も意地悪しすぎちゃったけど、結局は好きな子イジメで。
ドSとドMのいい相性のカップルですvv

3

いじわるな先輩とめがね後輩くんのあまきゅんストーリー

カバーがホワイトシルバー!
ただのホワイトでもなくただのシルバーでもなく、ホワイトシルバーなところが乙女仕様でした。
一冊にまとまったらどんな感じになるかと思っていましたが、予想外に乙女全開でした。

連載開始の時も表紙絵でヒナがリボンを頭につけてて周りにぬいぐるみが並んでいる絵でしたし、
そういう方向性の作品なんだな~と毎回予想はしつつ読んでました。

初読みの時の感触としては、絵は木下先生だけど、
かなり月村色が出ているなぁ~という印象でした。
イケメンドSの王子さま&うじうじドMのヒナちゃん。
この設定だけでもう月村先生を感じます。
決して木下先生の絵で違和感があるわけじゃないです。
むしろ作風に木下先生の絵はマッチしていると思うんです。
ですが最後まで月村先生の色を感じる作品でした。
木下先生オンリーでは出せない味だなと思いました。

いじわるな先輩・佐原と地味でどんくさい後輩・朝比奈。
部活の時、なぜか佐原は朝比奈をいじめていたのですが、
偶然再会して、またいじめも再開;

佐原先輩のアレは、かわいい子ほどいじめたくなるの典型ですね。
ヒナが告白した時はまだ佐原はどうしていいか分からなかったので、
その時はヒナを振っているのですが。

どうしてだか10年後、佐原は顧客名簿にヒナの名前を見つけて、ヒナに会いたくなるわけです。

佐原先輩、気ままに生きてますね^^;
この気ままさをどう感じるかによって評価が分かれそうですが、
思い出した途端に、会った途端に、急に好きの分量が増えたり。
なんとも現金なというかリアルにありそうよね~と、そんな感じでした。
探し回って会いたいというほどでもないけど、会ってしまったら好きになってしまうかも…
という気ままというかいい加減というか。
なんともズボラな印象。そしてキンダースwで働いている割に自分の部屋は汚いw
実はズボラドS王子なんでは…。

◆描き下ろしにてシンデレラ物語。
王子(ヒナ)とシンンデレラ(佐原)の配役www
本編では佐原に振り回されている(流されている?)感じがしたヒナでしたが、描き下ろしでは逆の印象。
ウジウジヒナちゃんがそのウジウジ加減で実はイラチな先輩のことを振り回しているような…。
なんちゅーたくましいシンデレラwとウジウジ王子。
やっぱりヒナにはあれぐらいのイラチな人のほうがお似合いだなと思ったのでした。

内容としては軽め&可愛い一冊です。
可愛い系がお好きなら一読してみても良いかも。

8

割れ鍋に綴じ蓋

ぞんがいアッサリな一冊でしたねヽ(・∀・)ノ
というか、先輩・・・・″好き”がダダ漏れすぎて
受に受け流され過ぎてる姿が妙に笑えた。
や、うん。これはこれで可愛いのだけれどww

そもそもの二人は中学時代、部活の先輩と後輩の関係。
いじられ受と、いじめっこ攻。
何かにつけていじられて~・・なのに、なぜか好きになってしまった。
転校をきっかけに告白⇒逃走
からはや~年。再開した二人は・・?!
な展開からなお話。
七転八倒してるのは、ひとえに受のキャラ故にwwというのが面白い。
ストーリー的には薄めかなとは思うのですが、
まとめて読むのなら可愛いかなと思うのでした。
(連載で追ってたらそんなに魅力ないかも‥)

攻が咥えてる姿萌w

後半のシンデレラのパロディ。
王子が犯されてる姿がなんともwでした。
小説は、小説サイドの番外編でしたね。
そっちを読まないとチンプンカンプン。甘めだから余計に。

5

かわぅい~☆

表紙がかわいー!
それだけで衝動買いしてしまいました><
木下先生のカラーが好きなんですけれども、
ぬいぐるみと木下先生の絵ってこんなに合うんですね♪
色もデザインもぜんぶ可愛い♪

買った時は全然気がつかなかったのですが。
これ月村先生とコラボの作品だったのですね~!

読み始めてからすぐに木下先生の作品らしくないと感じました。
あ、悪い意味じゃないですよ~。
木下先生が原作を大切に描こうとされた雰囲気が伝わるというか。
いつもの先生らしくないと感じるということは、
きっと月村先生の原作のイメージ通りに描いているからかな~とか?
私は何を言っているんでしょうか。
感じたことを言葉にするのって…む、難しい…。
とにかく木下先生の絵と月村先生のカワイイが出会って、
素敵な漫画になっていたと言いたかったのです><*

王子様と言えば月村先生のお得意のキャラクターですが、
今回はいじわるな王子様☆
いじわるな先輩の佐原にあこがれていた後輩の朝比奈。
まさか朝比奈がエロ漫画を描いているところに
佐原先輩がキンダース社員でやってくるなんて!
10年越しの恋やいかに!?
佐原先輩がキャンペーンをエサに朝比奈を釣るところも面白かったです。
ちょっとひどい気もしますが><;

全体的に可愛い雰囲気のマンガでした。
可愛いもの好きの方にオススメ☆(^^)

7

あ、あれ……?

かなり楽しみにしていたコラボだったのですが
なんだろう…BLというより少女漫画のような?
「カワイイ」を全面に押し出したデフォルメ絵、
ドS王子な攻にひたすら翻弄されるウジウジ地味受…。
スミマセン、どうも自分の好みとは外れていたようです;


ゲイで童貞のエロ漫画家・朝比奈。
ハウスクリーニングにやって来た清掃員は、高校時代の憧れの先輩・佐原。
アシスタントの前では優しい王子様、二人きりになると意地悪な先輩に振り回されるけど、やっぱり好きだから、迫られると拒めなくて…というような話。


木下けい子さんの絵柄で、このキャラ設定だと
本当に可愛い可愛いお話になりますね。
それが狙いだとしたらコラボ成功なのでしょうが、
ごめんなさい、自分はいつもの木下作品の方が好きかも…;

木下作品は、絵柄こそほのぼのしていても
キャラはわりと気の強いしっかり等身大の男子で、
あざとくないシンプルな可愛さが味だと思うのですが
本書の場合はチビキャラ、受の瞳のウルウルなど
絵からしてすごく分かりやすい(記号化された?)
「萌え」「カワイイ」が目につき、そこがどうも苦手でした;

また、攻受のキャラにもあまり魅力を感じませんでした。
攻は受のどこがそんなにお気に召したのか、いまいちピンとこない。
ラストの、「実はあの台詞はこういう意味で~」の説明も
言い訳じみていてパッとしないし…。
攻視点のエピソードの一つも欲しいところでした。


原作担当の月村奎さん。
文体が好みでお気に入りの作品もあり、好きな作家さんですが
今回は「可愛いけど…それだけだなー」と思ってしまいました;
「それだけだなー、でも可愛い~♡」とツボにハマれば
楽しく読めたのでしょうが…
うーん。自分の感性が残念です( ̄◇ ̄;)

巻末のシンデレラ×王子などクスッと笑える箇所もあったものの
全体としては肩透かし感が強く…中立評価とさせて頂きます。

6

慣れる迄まだかかりそう。

いつもと違う感じのPOPさに驚きました。
表紙にもクマとか・・・・
そして、作品中でキャラ化する登場人物とか。

ちょっとびっくり。いや、かなり衝撃受けました。

今回はコラボということもあり、
いつもと違った趣だったのかもしれませんが
木下さんはかわいくなっちゃうキャラとかかかなくて良いのになーとちょっと悲しい気持になりました。

作品は、中学時代の先輩後輩だった2人が仕事で久しぶりに再会する、しかも、さえないメガネくん後輩はイケメン御曹司先輩が大好きで、転校する日に告白して返事をきかずにその場から逃げ出し・・・ってな過去がある。

メガネくんはエロ漫画家となっていた。そこへやってきたのが・・・

木下さんの作品は全て購入してますし大好きなんですが
横顔とか裸とかが相変わらず
バランスおかしいので
脱がなくて良いのになと
絡まなくても良いのになと
いつも思う。

メガネが先輩を好きなのはわかるけど、先輩がメガネを好きなってるのは全くわからない。

めっちゃ金持ちなんだから
好きになったら探せただろうし
気持の流れが全然見えなかったので、ふーん。って感じでした。

先輩にたかられてると思ってても
会いたいと願うメガネはとってもかわいい。

文章で読めば違うのだろうか。

木下さんの作品に辛さを求めすぎ?こうしたテイストもかいてきまっせ。ってバリエーションとしてファンならば受け止めなきゃだめかな。

読みなれるようになりたい。

今の所は違和感。

7

可愛いからイジめちゃう大人版いじめっ子の王子

とっても素敵コラボで原作のイメージがぴたりとハマる作品ってこういうのかもと
思わず実感してしまうくらい面白いストーリーになっていました。

エロ漫画家の朝比奈はダサいメガネをかけた地味な漫画家でゲイだったりします。
アシスタントからの希望でハウスクリーニングを入れることになったのですが、
そこでまさかの再会がまっていた。

学生時代に部活の先輩で王子様のようにキラキラ輝いていた宏太朗。
お金持ちの息子でモテモテの憧れの先輩で朝比奈もそれにもれずに好きだったりして、
でもその時代からいつもいじられて遊ばれていて、俺様鬼畜系なのに、
朝比奈はそれでも構われることが嬉しくて、先輩が卒業する前に自分の気持ちを
伝えるだけでもと一方的に告白し言い逃げした過去があります。

再会したが、先輩は覚えていないみたいだと思ったのも束の間、
お金持ちの息子だと思っていた先輩が朝比奈の部屋をクリーニングする作業員に
なっていたのを勝手に家が倒産したのかもと思い込んで先輩に人生色々あります的な
話を振った途端に過去の先輩よりもグレードアップした意地悪をされ始める。

意地悪されながら翻弄され、クリーニングの新規契約オプションをあれやこれやと
契約させられ、先輩からカモられているのだと思い込む。
それでも先輩の王子様のような外見に気がつけば見惚れる朝比奈。

俺様暴君で鬼畜先輩に翻弄されまくる朝比奈なのですが、読み進めていくと実は
翻弄しているのは朝比奈なのではと思えてきます。
俺様な先輩の素直になれない愛情表現がネガティブ思考の朝比奈に通じるはずもなく、
繰り広げられるMヒナちゃんにS先輩とのラブ攻防なのです。
ヒナちゃんが思う以上に先輩はヒナちゃんに夢中な気がするのも最高です。
いい男の嫉妬する姿は萌心を結構くすぐってくれるのです。

そしてコラボ作品ですから「眠り王子にキスを」の宮本×篤史も登場していて、
篤史に懐いているのが今回主役受けのヒナちゃんです。
コミックスの最後に宮本×篤史の番外編が一足早く収録されているのですが、
ノベライズから先でもコミックスが先でも読むには支障がない感じです。

11

苛めるとかわいいから苛めたくなる

原作(シナリオ)が月村奎さんなんですが、木下けい子作品として展開もキャラクターもとてもしっくりきて一体となった作品になっていました。
いじわるな先輩と押しに弱いヘタレなエロ漫画家のやり取りのコンビネーションは軽快でコミカルでとっても楽しい♪
そしてかわいいのです☆
思わず、うふふふってなる。


汚い部屋に堪えかねて頼む事になったハウスメイドサービス
エロ漫画家・朝比奈の前に現れた清掃員は、学校を転校する時に告り逃げした先輩の佐原!?
確か、金持ちの御曹司と聞いていたはずなのに清掃員をしているなんてと勝手に流転の人生を思いこんだ朝比奈の一言から、佐原の朝比奈いじりが始まりだすのだが・・・


先輩が朝比奈の事を覚えていて「ヒナちゃんの告り逃げ」と呼ばれた時の朝比奈のショックが第1発、、、告った十年後に駄目押しの拒絶。
こうして始まった悪夢
アシスタントの前ではいい顔しながら、チクっと朝比奈をヘタレさす言葉の絶妙さ。
うろたえてオロオロする隙をつかれて、つい契約してしまうオプションサービス(笑)
接近されて耳元でエアコンクリーニングサービスのキャンペーンセールスを囁かれ。思わず逃げでエアコン2台と換気扇のご契約。
お礼はキス?
担当の前でランジェリーを着たと聞けば俺の前で着てみろと強要しながら、着なくても払ってやるとキャンペーン契約の礼だと押し倒し、おっぱいを弄られながら水回りキャンペーンの勧誘。
ゾクゾクとしながら「おね…おねがいます…っ」のセリフはひょっとしてそれと同時にイってしまったのか!?
この接触されながら契約っていうシチュエーションが愉快この上ない!

しかしながら、この先輩割と朝比奈への好意が見え見えですよね♪
苛めがいがあるから、苛めるとかわいいから苛めたい。
キャンペーンも朝比奈に会いたいから。
そうでなかったら、夜遅くにエアコンの外れていたネジの点検に来たりしないし。
ネチネチなドSが目立つから好意も隠れてヘタレちゃんの朝比奈にはわからないって!
だけど、親しくしているデリの堀に嫉妬をちゃんと見せている。

ラスト団円のエッチも「弊社のサービスはすべて手仕上げです」とか「キャンペーン中につき今ら高圧吸引サービス」とか何のプレイですかーーー!
と仕事ネタで言葉攻めが妙にエロいから楽しい。

木下さんもチビキャラを描かれるのですね。
何だか妙に朝比奈ににあってました。

同時収録に小説【眠り姫におしおきを】
これは小説の主人公堀サイドカプをメインにしてあります。

番外おまけ漫画は小説は赤ずきんちゃんでしたがコミックはシンデレラ!
しかも姫王子逆転で、王子が朝比奈でシンデレラが先輩!?
硝子のモップとか、シンデレラが傲慢とか俺様とか、、、大笑いしましたヨv


実は最初に小説の方を読んだのですが、こちらのコミックに出てくる堀はやさしくて人当たりがよくて、、、確かに表の顔はそうなのかもしれないですが、ちょっと別人みたいで驚きました。
しかしそんな彼にも・・・ということでスピンが小説『眠り王子にキスを』になります。

15

コミカルで、可愛くて、……満足!

月村奎さんの原作の、コラボ作品。
同時発売のスピンオフ小説『眠り王子にキスを』があります。

エロ漫画家の朝比奈ことヒナは、あんなことこんなことの漫画を描いているのに
純情というかウブというか……
そんな彼の前に、中学時代好きだった王子さまのよう佐原先輩が
ハウスクリーニングの清掃員として現れる。
(クリーニング会社の名前は、キンダースww)
あれ?御曹司だったはずなのに、彼も流転の人生を……?

先輩の方は気がつかないのかと思いきや、
アシスタントがいない二人きりになったら(このアシの女の子がまたいい味)
イジワ〜ルな顔で「コクリ逃げのヒナちゃん」と仰せになる……(笑)
ちゃーんと覚えていました。

カッコいいんんだけれど意地悪な先輩に、いじられてオタオタするヒナが可愛い。
至近距離まで接近されて、ついオプションサービスも頼んじゃう。
まいどあり〜w

読者からみると見え見えの、好きな子を虐めちゃう先輩もまた可愛い。
グイッと羽交い締めして、「そんなにスマタが不満かよ」とかねw
時々微妙にちびキャラぽくなったりする、木下先生の絵だから、余計いいんだよねー。

コミカルで、可愛くて、でもちゃんとエロくて……
Hの時に先輩が、「弊社のサービス」に準えてあれこれ、っていうのもいい。
優しくて幸せな気持ちで読了。


同時発売になっている脇役の堀くん(同じマンションにあるデリの店長)の話
『眠り王子にキスを』の番外編の『眠り王子におしおきを』(小説)と、
 (※こちらは、小説本編を読んでから読む事をお勧めします。)
シンデレラのパロディ仕立ての『シンデレラの野望』も同時収録。
あ、シンデレラ=先輩、王子さま=ヒナ、というのが楽しいです♪

14

この作品が収納されている本棚

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