玉響

tamayura

玉響
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神271
  • 萌×284
  • 萌44
  • 中立25
  • しゅみじゃない23

--

レビュー数
53
得点
1848
評価数
447
平均
4.2 / 5
神率
60.6%
著者
ゆき林檎 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784813030492

あらすじ

貿易商の一人息子である麻倉道忠は
全寮制の旧制高校へ入学する。 
そこで同室になったのは、幼い頃に唯一
心を許した幼馴染み、立花だった。
けれど立花との再会は
麻倉にとって複雑なもので───

表題作玉響

立花 麻倉と4年ぶりの再会
麻倉道忠 異国の子 立花と過去に面識有

その他の収録作品

  • 餞 はなむけ

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レビュー投稿数53

玉響

まだ終わらないで、もっと読みたい。もっとこのふたりを見ていたい。
はやく次が読みたい、でも終わりが近づくのが嫌。
そんな気持ちで最終話を迎えました。

登場人物の表情がとにかく上手いことと、背景の建物や小道具類もとても丁寧に描かれていて、ページのすべてが美しいです。
キャラクターの色気がハンパなくて(エロという意味ではなく)、彼らの葛藤や苦しみや我慢を思うと切なくなります。
BL的には大満足の展開でしたが、ちょっと冷静に全体を見てみて、お菊さん視点で読んだら相当つらいお話になるよねこれは、と思いました。
お菊さんどうなったのかな…。

10

こういうお話に出会えるので、BLは侮れないです。

この作家さんは初読みですが、久々に読み応えのあるお話を読めました。
丸々一冊、一つのお話です。
それでも未だ足りないところはありますが、矢張りいいですねえ、旧制高校。
この時代が何より好きなので、たまらないです。
幼馴染みの再会に、旧制高校、弓道部(ちょっと弓の扱いが違ってましたが、許容範囲)好きなものが此処まで詰まっている漫画に出会えたのは、久しぶりです。

そして、この時代の話は最後絶対に別れるのですが、最後まで添い遂げましたっていうのは新鮮です。
時代に流されない子がいてもいいですよね。

こういうお話に出会えるので、BLは侮れないです。

7

切ない雰囲気と絵がバッチリ!!

ゆき林檎さんの作品の中で一番好きです!!
切ない恋とゆき林檎さんの絵がマッチしていて涙を誘われました!

どーしても許せなかった点が2つあります!!
立花!キミ、女を利用しすぎだよっ!!
そして、最後にラブレターと称して作品を残して先に逝くんじゃないよ!!
この2つは、お話の流れ的に必要不可欠なのは分かりますし、最後にラブレターを大事にしている麻倉にもジンワリときますが…どうしても…許せないです。
タバコ屋のお姉さんの恋心、お菊さんの恋心と5年間はどーなるんですかっ!?いい歳なのに養って寄り添ってたのに!!ruiruiさんが仰っているようにお菊さん目線だととても辛いです。

切ない表情に色気をみせる麻倉がとても素敵でした!

立花への文句しか言っておりませんが…とても素敵なお話しでした。バッドエンドじゃなくて良かったです。

7

一途な恋愛

とってもよかったーーーーー\(^o^)/

時代背景が大正なのですが、
両想いになるまでも山あり谷ありで、
両想いになってからも山あり谷ありで
時代の流れとかがキャラの気持ちを
より強くしているようでよかったです。

この一冊で2人の恋のお話がよく描かれてるけど、
チョット惜しいとおもったのが
昔の固い考え方が主人公同士でしか
悩まれていなかったこと。
婚約者が出てきたり、同性同士の恋愛について
悩んでいた場面があったけど
もうちょっとイザコザがあっても良かったかな?
って思いました。

でも、2人の一途な想いとか強く感じられて
とってもよかったです!

また、書き下ろしが‼︎
その後の2人が見られて良かったです。

とっても読み応えのある1冊でした(^^)
純愛が好きな方にオススメです。

6

匂いたつようなあでやかさ

漫画というものの本質はプロットだけではないのだなぁと思うのです。小説の本質がそうでないように。プロットに一ひねりも二ひねりもあり読者に息もつかせぬような優れた大衆小説家も、何の変哲もない文章、そしてストーリー進行の中から美が薫りたつような小説家もいる。漫画家もしかり。
ゆき先生は、少なくとも最近の傾向としては後者のほうの方向性に向かっていらっしゃるのかな、と思いました。そして実際、特に目新しい設定があるわけでもなく、読後のカタルシスがあるというわけではないのに、この玉響はなぜか心にとどまり忘れられない作品です。

表紙も題名もとても印象的ですが、読み返さずともすぐにまぶたに浮かぶシーンが沢山あります。ゆき先生のカメラワークは本当に唯一無二の秀逸な美しさで、その場所の気温や湿度、匂い、手触りまですべて体感できるかのようです。この個性にはすごい運動量があり、難もあると言わざるを得ないこの作品を最後まで立ち止まることなく引っ張っていきます。

主人公二人はとても美しく、特に麻倉くんのあでやかさには惚れ惚れします。二人が控えめに寄り添っているところなどは、実際のスキンシップよりもずっと退廃的で後ろめたいむせかえるような色気がにおい立ちます。布団の中で唇で首筋に触れられたところなどは、もう色気に当てられそうでした。もちろんその後の本格的な情事シーンも官能的ではあるのですが、あのキスシーンが官能という意味でのクライマックスだったかな、と。

ふたりは最後に幸せにふたりで暮らすようです。ふたりの幸せは、彼らが残念ながら傷つけなければならなかった沢山の人間の傷心と涙の上に成り立っています。そこには何の救いやフォローもなく、特に女性の扱いについてはご不満がある方もいらっしゃるようですね。私の個人的な思いとしては幸福を求めるならそれ相応の覚悟が必要だと思いますし、結果的に残念ながら誰かを傷つけることは不可避だと思います。大抵の人間は、最初からなるべく誠実であろうとするでしょう。でも同時に沢山の人間も、それと同時にこの二人のように優柔不断であったり、沢山の他人を傷つけ、ないがしろにしてしまうことがあると思います。その後の長い人生では誠実に生きた二人に、私は祝福を送りたいと思います。

最後のカットである光の差した和室は、涙の出そうなほど美しいものです。動きの描写などデッサンが安定しない箇所もありますが、BLにとどまらず幅広いジャンルでそのセンスを活かしていただきたいと思える稀有な作家さんです。次回作が楽しみでなりません。

5

サラリと読んだ後に違った読み方をするのもまた一興

広義でいえば大正ロマンに該当する作品ですね。
関東大震災や経済の浮き沈み、
閉塞から解放へと遷移する時代や大衆向け文学の増加など
大正時代の雰囲気を感じます。
一言で表すと綺麗でよく纏まった作品です。
絵も物語も登場人物の人となりも綺麗。
主要キャラだけでなく当て馬になり損ねた友人♂やW婚約者♀も綺麗。
終わり方も綺麗。
それ故にさっぱりとした印象が残ってしまうような気もしますが
一つ一つ取り上げれば
執着や独占欲なども目に付くところに転がっているので
サラリと読んだ後に違った読み方をするのもまた一興かもしれません。
個人的には「当て馬になり損ねた友人♂=松本」視点のスピンオフが
読んでみたいです。

5

玉響のように


まず、表紙の淡い色使いと、儚さを感じる絵、そしてタイトルに惹かれました。
読んでみると、絵は美しく、登場人物の憂いを帯びた顔に心を奪われました。
間の取り方が上手で、空気を感じるような、そんな気がしました。
すれ違い、ゆっくりと重なった心がまたすれ違う。
ふたりは本当に幸せになれるのか・・・
そんな気持ちで読んでいました。
立花に思いを寄せる女性、菊乃さんが登場するのですが、
菊乃さんの恋心に胸が締め付けられました。
そして、ふたりの一途な恋心や、お互いを想う気持ちにもまた、胸が締め付けられる思いでした。
昔であるが故の恋愛の不自由さ。
男同士であるが故の葛藤。
身分による拘束。
様々な要素が詰まっていました。
綴られる言葉は儚くも重く、最後の麻倉のセリフは、自分の人生を考えさせられるような言葉でした。
読み終えた後、悲しい結末ではないのに、なぜか涙が溢れ、止まりませんでした。

ふたりの心が触れ合うたびに、ふたつのビー玉が触れ合って立てるような、かすかな音が聞こえたような気がします。

舞台が大正ということで、悲恋なのではと心構えをしていたのですが、最後は添い遂げることができ、ほっとしました。
「こういう系統の物語が苦手」「あまり読まない」
という人もいると思いますが、そういう方にも是非一度でもいいので読んでもらいたい作品です。

4

神!

久々に、身震いしました。
とても素敵な物語に、絵がハマってて、こう言うのが読みたかった!と鳥肌。
クライマックスの一夜の表現がとても素敵で、苦しい恋慕の箍が一気に外れて、
報われた感に包まれて幸せでした~
なんなら、3巻くらいの内容でも良かったのになぁ、、、
もっと読んでいたいふたりでした。

4

ガツンとくる

前々から気になってたのですがやっと本日購入しました
ちるちるでもランキング上位だった理由が分かりました 久々に心にガツンと来る涙がそそられる作品でした。
舞台は大正の全寮制の高校 幼馴染の麻倉(ハーフ)と立花の話
最初はなんで異国人とのハーフにした理由が分かりませんでしたが、過去に差別や偏見にあって助けてもらっていたという設定のためなんですね
ただ単に設定として、なんとなく異国人のハーフの話が書きたかったから~な感じじゃないのにグッときました

麻倉にとっての立花は大事な幼馴染であるがトラウマを植え付けられてしまったという複雑な関係です
麻倉が立花に嫌悪感を抱いていながらも立花は麻倉が好きでその嫌悪感の原因が分からない麻倉のもどかしくも苦しい恋がまた良い

実際にあった関東大震災などと絡められているのでより昔の、大正での話なのが理解出来ます。大正あたりは特に身分制度や跡継ぎがどうのなどが厳しい時代だったので、その時代に禁断の恋愛という背徳感も売りですね

5年後の話
生死が分からなくなっていた立花を今もなお探している麻倉にどれほどの愛情があったのか、どれほど辛かったのか痛いくらい伝わってきます
立花かもしれないと思った東郷が現れるまで待とうとする酔いつぶれた麻倉には諦めやどうしようもない怒りが感じられました。酔ってなきゃやってられないと言った感じですかね
再会した立花に恋人がいると知った時の麻倉の顔がまた苦しくて・・(ハピエン厨なもので)結婚も来週に迫った頃に会っては麻倉も動揺しますし結婚なんて出来る気持ちにはなれないですよね
5年分の想いを立花に吐露しまた両想いになるかと思えば菊さんの方を見つめてしまう立花、そして立ち去る麻倉
いくら長い時間をあけようと他の人を好きになろうとしても立花にはそれが無理だったようです二人の出会いは運命なのかもしれませんね。

立花の最後の原稿は麻倉との話だったんですね(麻倉にむけてかもしれませんが)
この原稿を読み返す度に~瞬く間にすぎた 愛しい日々「また 会いにいくよ」
でもう涙腺がだめでした 何度も別れと出会いを重ねている二人だからこその「また」なんだと想いました。最後まで会いに「行く」側が麻倉なのもじぃんときました。

一言では抑えられないような作品なので是非読んでいただきたいです。
あとゆき林檎さんは大変手足が綺麗ですねお茶碗や箸を持つ手をまじまじと見てしまいました笑 もっと早く手に取っていれば良かったと後悔してます

4

画もストーリーも素敵です

ゆき林檎先生の作品はどれも好きですが、玉響は特別で何度も読みました。
先生の描く画は、髪の毛一本一本まで繊細な印象を受けます。健気で切ないストーリーにぴったりです(;ω;)
しかも音まで聞こえてくる感じがします。キーワードとなるビー玉の音から、髪の毛がサラサラとなびく音、和服が擦れる音まで。

個人的には、立花の和服に萌えまくります。「女だったら無理矢理かっさらって…」ってセリフ最高です!それに健気な麻倉!激動の時代を生きる2人に心動かされる大満足の一冊です。

4

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