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小山田先生の挿絵が綺麗。茸で始まり、茸で終わる物語
親の再婚で義兄弟になった二人は音楽家、弟の兄への罰ゲームはいつも容赦ない。
茸の季節が終わっているのに、弟の罰ゲームは「独りで松茸狩り」で、軽装備のまま山中に放りだされる
雨が降り出し、林道で転倒、捻挫、遭難を覚悟したとき、熊のような山守の高坂に助けられる。
冒頭だけで結末が分かってしまうのが残念な、名倉先生お得意のパターン。ラブコメ、ハピエン。
●再婚同士の連れ子兄弟二人、ペアで活動する演奏家
真佐人:25才 義兄、ピアノ奏者 華奢で十代に見える外観
罰ゲームでアレに真珠を入れられ、以来彼女を作れない 世間知らずの童貞
昭良:義弟 バイオリン奏者 真佐人が傍にいればご機嫌
兄に無茶な罰ゲームを課す 好きな子に意地悪をするタイプ 高坂を警戒
高坂康行:34才 雇い主謎の山守 バイ
真佐人がタイプ 真佐人曰く「エロで変態」・・お互い一目惚れ
鶴来は親友。
童貞処女の真佐人が、高坂の性技にベタ惚れになって、キスと手コキよりも先のことをして欲しいと思い、禁欲生活中の高坂をゴリゴリに誘惑する真佐人がエロい。はじめて尻の穴を触られても、反抗せず喜ぶ真佐人が可愛い。このえろ可愛さが引き出せるのも高坂の攻め力が高いから。
体格差は、真佐人が小さいと言うよりも、高坂が背も体格もうんとデカい。並x小じゃなくて、大x並なのが良い。
中出し後、高坂が掻き出すために指を入れたとき、真佐人がやだやだ! って拒否する理由が、恥ずかしいとか汚いからではなく、勃っちゃうから! っていうのが可愛い!!!!
たった一日で淫乱になってしまった真佐人が受けの神すぎる。
攻めにベタ惚れなのが可愛い。
高坂x真佐人と、鶴来x昭良の2カプが同じ部屋で互いに見られながらのシーンは悶絶物。挿れられながらの兄弟二人のやり取りもエロい。
唯一の欠点は挿絵ですかね。攻めの肩幅広すぎ、顎でかい、頭蓋骨が小さい、ミサワ並に顔のパーツが中心に寄ってる。
番外編SSも非常に素晴らしいので是非読んで欲しい。
鶴来x昭良の話ももっと読みたい。
いろんな意味で、読後は"きのこ"が頭から離れなくなりました。
さくさくライトに読める楽しいラブコメディでした。
きゅんとするラブストーリーという感じではなく、どちらかというとクスッと笑えてちょっぴりえっちな感じ。
あまり分量的に多くはないのですが、1冊の中に複数CPが登場するもの・濡れ場が同時進行するものが苦手な方はご注意を。
秋も深まる季節に、素人が完全に山を舐め腐った服装で1人松茸狩りを行うという、遭難コースまっしぐらの罰ゲームを行わせようと、山に義兄を置き去りにするヴァイオリニストの義弟と、ミッションを遂行しようとするピアニストの義兄。
この無謀な罰ゲームの時点で、このお坊ちゃん達はばかなのかな?と思っていたら、どちらもおばかでした。
戯れにしては無謀なものなので、あれっ…これは合わないかも…?なんて感じながら読み進めると、受けの素直なキャラクターと身体のどうしようもない秘密もあってか、途中からじわじわとコメディ感が増していって面白い。
案の定滑落し、怪我を負い遭難してしまった真佐人が森で出逢ったのは、森のくまさんではなく、山守としてログハウスで暮らす高坂という男。
いや、ある意味すけべな森のくまさんなのかもしれない。
介抱される中で、真佐人の身体の秘密を高坂に知られてしまい、ぺろっと食べられてしまって…と、身体から始まるラブコメ。
ピアニスト設定はあまり目立ちません。
こちらの真佐人、またもや義弟との賭けに負けたからと、18歳の頃から下半身に重大な秘密を抱えています。
ピアス?タトゥー?無毛?と思いきや、まさかの真珠でした。
なんというか、可愛い顔に似合わずエグいというか、形状を文字にするとグロテスクなきのこをお持ちなんですよ。
あとがきの「ネコに真珠が書きたかった」がそのまま反映されています。
可愛らしいピンク色をしているのに物騒なモノを秘めている童貞きのこ。
秘密を見てしまった時に、ここのギャップが萌えとなるか萎えとなるか。
これが攻めの高坂的にはとてつもないギャップ萌えだったんですねえ。
関係的にはあっという間にくっついてしまいます。
興味本位で…という身体からの始まりではありますが、真佐人の素直さと甘えっぷりにギュンっとやられてしまい、かなり甘々に甘やす高坂と、ころころっと高坂の手元に転がり落ちてすっぽりとはまってしまった真佐人の発言が可愛くって。
受け視点なので、攻めのことが好きでたまらない様子がとっても可愛いんです。
終始テンポ良くひたすらに甘いやり取りが続きます。
ベッドシーンもえろかわ系です。
と、ここだけでは終わらず。
山から降りて義弟の昭良と再会してからというもの、義兄弟の関係も少しずつ変化していきます。
家庭環境ゆえなのか、昭良のブラコンが加速した結果が虫除けのための真珠きのこだったのかな。
必死に義兄を自分のところに留めておこうとしたものの、くだらない罰ゲームを行ったことによって見事に森のくまさんに食べられてしまったのですけれど…
ちょっと、お互いに連絡を取っていなかった期間にどちらも違う男にぺろっと食べられてしまっていることに笑ってしまった。どこまで仲が良いんだ…!
高坂の同僚・鶴来と昭良側に関してはどうくっ付いたのかが描かれていないので分かりませんが、2人とも愛情に飢えて依存し合っていたところに、するっとはまるような相性の良い相手と出逢えたのかもしれませんね。
うーん、兄CP、弟CPが向かい合って見せ合うWセックスシーンに関しては好みが分かれそう。
個人的には兄CPだけの甘いものが見たかったかなあなんて。
軽い読み口で楽しめました。
先生買い。あほな子ほど可愛いという表現がしっくりくる爆笑エロ話でした。楽しかったので萌2にしました。本文230P弱+あとがき。名倉先生で2カプ同時プレイなんて読んだの初めてな気がします。地雷な方は一応ご注意ください。
ヴァイオリニストの弟とのデュオで人気あるピアニストの真佐人(まさと)。弟とのふとした遊びで、めっちゃ都会っ子&軽装備なのに山に分け入り松茸を探す羽目に。(あほか と思うのですが、行っちゃうんです)案の定、道に迷い滑って足を挫いて半泣きになっていたところ、熊と見紛う男が助けてくれて・・と続きます。
メインカプ攻め受け以外の登場人物は
昭良(受けの弟、イケメン)、鶴来(攻めの知人)、その他攻め受け関係者モブたち。鶴来がいじめっ子気質っぽくてすごく気になるんですが、同人誌しかないのかなあ・・・?
**良かったところ
受けがとにかく(ごめんだけど)アホ。最高に楽しいアホ。ツッコミどころ満載なアホで嬉しくなってしまいました。本能の赴くまま、とっても気楽に生きている気がして、かなり羨ましい。しかもピアノの才能あるなんていいなあ。
攻めさんもかなりフリーダムな方。初めて会った受けを気に入ったからって、さくっといただいちゃうわ、側にいたいからと画策して職環境を変えようとするわ、可愛いのを見せびらかしたいんだか、弟の前でやっちまうわ、ああ自由人。
生真面目な恋愛ものがお好きな方には、ちょっとこの能天気さんたちは難しいかもしれません。力を抜いて、自由であほ可愛い内野兄弟を愛でられて、私はめちゃ楽しかったです。きゃんきゃん吠える弟も、なんだかんだ言ってあほ可愛いです!
童貞なのは勿論のこと、25歳にもなってキスもまだという奥手なのに、なぜか真珠入りチンをお持ちの真佐人。
兄弟の賭けに負けて入れられちゃったという……
今回も賭けに負けて装備もなしに一人で山に松茸を取りに行かされ、遭難しかかったところを攻めに助けられるんだけど、ほんとーにこの兄弟、バカなの?バカでしょ!としか言いようがなくて。
おまけにこの子、斜面で滑って転んで足首を捻挫しちゃうんだけど、結構売れてるピアニストなんです。
足首だったから良いようなものの腕を骨折したらどうするんだろう?という危機感のないところにもイライラ増し。
そして助けた攻めは、着替えた時にウッカリ晒してしまった真佐人の股間に興味深々で、童顔のくせに何だこの卑猥なブツは、そのくせ童貞だと?と真佐人のギャップにやられてしまい、あれよあれよと早い段階でくっつきます。
もうくっついたけど後はどうなるんだろう?と思ってたら、攻めの正体は何か?というところに焦点を置いて、お話が進むんだけど恋愛描写もお話の起伏もさらっとしてる感じ。
その分、エロが結構、濃厚だったかも。
「猫に小判」ではなく「ネコに真珠」を思いついて書かれたというこのお話。
導入部分のアホ兄弟っぷりには呆れたけれど、アホの子受けとメロメロエロオヤジ(30代だけど)っぷりが微笑ましい一冊でした。
真佐人のチンに真珠を入れさせたブラコン弟と攻めの同僚もくっつくんだけど、最後に2カプで受け自慢の見せ合いエッチをしはじめちゃったのには閉口……。
「お前のかわいい声をあいつらにも聞かせてやれよ。あいつらに痴態を見せつけてやりたい。」という攻めよりも、「俺の前以外でエロい表情はするな!!ボタンも一番上まで締めろ!!」みたいな独占欲の塊みたいな攻めのほうが断然萌えるので…。