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皆に幸在れ!
あらあらに続き…こちらも最高でした✨
メイン2本の読み応えがすごい。
澤村と鮎川の恋の落ち方がドラマチック
あの流れはくらくらするほど引き込まれました。
ママとケンちゃんの話にはうるうる
なんちゅうええ話なんでしょうか(それだけではないけれど)
今までケンちゃんの顔は隠れていたのが…ここできますかぁ〜!!
絶妙で最高かっ!!
と、はぁ〜〜と悶えました。
澤村もいいけど、ケンちゃんがいちばんかっこいいのでは✨
決してでしゃばらず、ママを支え守るケンちゃん。
子どもの頃にママが手をとってくれたことが、あんなうれしかったことはないと言うケンちゃん。
10年かけてママを探し出したケンちゃん。
うう。ママよかったね。
ママがやさしくて
心底やさしいてのはこういう人なんやろなとしみる
ママの回想で、住人たちが入居した場面もいい。
澤村が保証人おらんでも大丈夫ゆうてくれたり。
本作もギャグも健在で笑ったし。
DKの2人のわちゃも和む。
ラストがまた最高でございました。
こんな読後感たまりませんな。
「あらあら」を読んで、続きも絶対読む!と早速購入しました。
この巻もめちゃくちゃ面白かったし、大いに感動させていただきました。
1話目は「あらあら」でも登場した高校生カップルが再登場。ちょっと大人になってる?相変わらずの仲睦まじさでほっこりさせてもらいました。
二つ目のお話はわかば荘2階に住む英語教師鮎川と、隣の部屋の澤村のお話でした。
鮎川が真面目そうな見た目に反して、中身は妄想だらけのエロ教師なのが面白い。チビキャラになってえげつない妄想してんのがツボでした。
作者さんのチビキャラ可愛くて虜です♡
影のある澤村との恋愛に葛藤する鮎川。せつなさあり、キュンありのストーリーでした。
最後にわかばママとケンちゃんのお話。
わかばママの若かりし頃から、ケンちゃんとの出会い、現在までが描かれています。
辛い事があっても自分は強いからって言い聞かせてきたママが、ケンちゃんと出会えて良かった。
ケンちゃんもママと出会えて良かった…幸せで良かったとあたたかい涙が流れました。
ケンちゃん最終話にして登場しましたが、内面外見ともにイケメン過ぎて惚れたね。
ママとケンちゃん、わかば荘のみんながずーっと幸せだといいな〜。
本当に素敵な作品です!
小劇場を観ているみたいな作品。
この本で好きな作品は人情溢れる内容、女装ママと恋人の、なれそめのお話、
「春野わかば」前中後
優しい若葉ママの若い頃のお話は、感動するやら、泣けるやら。玉三郎の下町版のような色っぽい若葉ママは、どこかに実存のモデルが居そうだな~と思いながら読みました。こんな大家さんのアパートに住みたい。
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冒頭の詞は「せまく 小さく うすぎたなくも 素晴らしい日々」
過労で倒れた若葉さんが、夢で昔のことを回想する。
隣に住む、母親に虐待されているケンちゃんに、食事やオモチャをあげて、面倒をみていた若葉さん。ある日ケンちゃんの母親に「気色悪い」とののしられて、ケンちゃんと接触できなくなってしまった。
それから10年後、若葉さんを探してお礼を伝えに来たケンちゃん。
ケンちゃんのお礼の言葉がとても良くて、泣けてしまう。
「あんとき 一生分優しくしてくれて ありがとう・・」
そして、
「大人になったら ぜってー幸せにしてやろうと 思ってて・・」
「お姉ちゃんって呼んだときの顔が綺麗でさ・・傷つけたくなかった・・」
倒れて気を失っていた若葉さんが目を覚ますと、ケンちゃんが心配してのぞき込んでいる。
加齢を気にする若葉さんに、ケンちゃんが 「おまえ今日 今 幸せか?」と尋ねるんです。
なんか、昭和に流行った映画で高倉健さんが言いそうな台詞です
がんばって生きている人が、好きな人から多分一番言って欲しい言葉じゃないのかな~?
切手になったあの絵、見返り美人のポーズで振り向いて
「あなたは・・あなたは どぉお? 幸せかしら」で終わり。
・・・私は、この作品と出会えたから、幸せです。
こういう小さな幸せを書くのが上手な作家だったヘビ子先生には、長生きして色々な作品を出してほしかった、残念 先生はお星様になってしまった。
https://bs-garden.com/information/15687/
神評価です。
下巻となる「まあまあ」ですが、上巻のクオリティはそのままに
テーマが少し大人向けになってさらに濃厚な作品となっています。
「あすなろ」は訳ありバーテンと教師のムーディーでロマンチックな大人の恋愛を「あらあら」でも感じたへび子先生の絶大な演出力で存分に味わえる作品。
そして、トリを飾るわかば荘オーナーのわかばママの過去のお話。
「あらあら」でちらほら出てきた部分などが伏線として大いに生かされてた事に感銘を受けます。
これまでBL漫画でLGBTQ+の「Q」にあたる人物を扱い、
さらにこんなにも心動かされる作品は見た事がありません。
セクシャリティ差別やネグレクトといった社会問題にも触れている、
全人類に読んでほしい、本気で涙なしには読めない超大作です。
◆202号室 鮎川要
攻めの澤村の、強面だけどすごく落ち着いていて大人の余裕溢れる性格と、受けで教師の鮎川の、妄想中の時の気持ち悪さと色気の漂う哀愁を纏った時とのギャップが、たまらなく魅力的でした。そんな大人な2人が織り成す物語は、前巻で登場したどのカップルとも異なり、どこか静けさと妖艶さが混ざったような雰囲気を孕んでいます。「惚れた?」「惚れた」という短い会話に、心を持ってかれました。本気になるのが怖かった鮎川が、なりふり構わず縋りたいと思える相手に出会えて本当に良かったです。
◆小料理屋わかば 春野わかば
まさかママの昔話が読めるとは思わず、これは嬉しい誤算でした。わかばママがまだ会社員で、普段は男性の格好をしながらプライベートでは女装をしていた頃の可愛い出会い。幼いケンジの境遇は悲惨で、「こら」という言葉に必要以上に怯える姿に涙が滲みました。虐待されていると知っていても、親でなければ何もできない無力さ。必死に自分は強いと言い聞かせてなんとか生きてきたママを、成長したケンジが見つけてくれる。幼い頃の彼にとって、ママが男か女かなんてことはきっとどうでも良くて、ママの優しさだけが真っ直ぐ伝わっていたんだろうなぁと感じました。ママを見つけ出そうと奔走した彼に盛大に拍手を送りたいです。