存分にわたしを抱いてくださいませ

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表題作銀の竜使いと藍のカナリア

シュタール,竜兵団の将校
シャオ,小国から連れて来られた男娼

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

帝国トニストニア。その都キトラの高級男娼館で春をひさぐシャオは、トニストニアによって陥落した小国チンファから連れてこられた奴隷だったが、なにより美しい藍鉄色の髪が評判を呼んでいた。ある日、竜兵団のシュタールが客としてやってきた。自分を抱くこともなく他愛ない話をして帰っていくこの美丈夫に、祖国を焼き尽くした仇なのに惹かれてしまうシャオ。だが同じ頃、チンファ再興を目論む仲間たちが動きはじめ……。

作品情報

作品名
銀の竜使いと藍のカナリア
著者
四ノ宮慶 
イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
アズ文庫
発売日
ISBN
9784781613086
2.8

(6)

(0)

萌々

(2)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
15
評価数
6
平均
2.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

おしいっあとちょっとで神なのにー

初めての先生でした(たぶん)。
ファンタジーあさってて、この本に到達。
緒田先生の絵はそんなに好きではないですが、攻めの優しい笑顔は素敵でした。竜の絵はちびっと一部分とかだけだったと思います。
受けはほぼ姫。

読みやすい、いらっとしない、丁寧な話運びだと思いました。
(途中まで)
言葉一つ一つを拾うぐらいな愛すべき文章ってほどではなかったですが、
いらっとはしなかったです。

竜(某ファンタジーみたいにしゃべりはしない)と金髪・スレンダー系な印象あり・めちゃイケメン竜遣いの戦士(身分隠し第三王子)×亡国の庶民(内緒)黒藍色の髪・はかなげ美人だったような・男娼・受け。

受け:めちゃいい人、平和主義者
攻め:竜大切、戦争はなんか間違ってると思うけどずるずる戦い中

王道中の王道 って感じのストーリです。
受けは亡国庶民出身の男娼なのに、まっとうな扱いをする攻め様がいい人で、二人が心を通わせていくシーンが好きで、うーん神!って途中まで思ってたんですけど。
残念。最後40ページぐらいかな?
そこから しゅーーーーーーーーーーーーーって残念モードに。
ファンタジー好きなせいか、ちょっと頁数都合により?急ぎ足になった最後が残念でなりません。みゅーん(泣)

一回きりの天下の宝刀的な技が出てくるのですが、それがあまりにも都合よすぎじゃね?って印象が強く。
うーん。惜しすぎる。
また亡国も復活の兆しなく、それでいいんかいっ ってちょっと思ったり。
星が見えないといってたのはどうなったんよっと思ったり(超斜め読みしてないつもりだけど種明かしを読み飛ばしたのかなあ???)。
タイトルにはあとちょっとで神 と書いてはみたけど、
こうやってつらつら書くと、やっぱり神は遠かったかも。
先生、頑張ってファンタジーまた読ませてくださいね!
楽しみにしてます。

2

あれこれ中途半端で萌えどころがみつからず…

主人公(主に受け)が誤解や宿命で酷い目にあい不幸のどん底で身も心も壊れそうになりながらも懸命に生き、スーパーヒーローな攻めさまに出会うか再会して色々解決して最後はハッピーエンド!というお話は多々あり嫌いじゃありませんが、この作品はなんだかいろいろ足りなくて萌えきれず残念でした。

親や国を焼き滅ぼされ非道な目にあってもそんなことをした張本人でもそれでも好きになってしまった、というロミジュリ的な展開の切なさも、何も悪くないのにどんどん悪化してしていく運命もあまり訴えてくるものがありませんでした。
国が滅ぼされ挙句に男娼にまで落とされたかわいそうな子が流されるまま間者の真似事をするというのも危機感がなさすぎる。
金髪碧眼の王子様にうっとりしてしまった天然な子が実は…の結末もああそんな気がしたという感じで感動がなかったです。

主人公カップルに魅力が感じられなかったのと、お決まりな展開の中にも新鮮味や、かわいそうな受けを助けてあげたいという思いが湧き上がらないまま終わってしまいました。

0

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