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表題作二重螺旋

篠宮雅紀
15~20歳,美系のカリスマモデル
篠宮尚人
10歳~高1,優等生の高校生

あらすじ

父の不倫から始まった家庭崩壊―中学生の尚人はある日、母に抱かれる兄・雅紀の情事を立ち聞きしてしまう。
「ナオはいい子だから、誰にも言わないよな?」憧れていた自慢の兄に耳元で甘く囁かれ、尚人は兄の背徳の共犯者に…。
そして母の死後、奪われたものを取り返すように、雅紀が尚人を求めた時。
尚人は禁忌を誘う兄の腕を拒めずに…!?衝撃のインモラル・ラブ。

作品情報

作品名
二重螺旋
著者
吉原理恵子 
イラスト
円陣闇丸 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
二重螺旋
発売日
ISBN
9784199001888
4.1

(98)

(57)

萌々

(11)

(19)

中立

(5)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
20
得点
391
評価数
98
平均
4.1 / 5
神率
58.2%

レビュー投稿数20

圧倒的な世界観

痛そうなストーリーだったので長らく手に取るのをためらっていたのですが、円陣さんによるコミカライズ版を読んで、やっぱり原作を読みたくなり購入。



吉原さん(の、特に昔の)作品は、文章がちょっと特殊というのか。
誤解を招く言い方かもしれませんが、中二病感があるというかポエム調というのか。

吉原さんらしい独特な文体なので、もしかしたら読み手を選ぶ作品かもしれません。

が、吉原作品ならでは、と言って良い作品なのではないかと思います。

父親の不倫から始まる家庭崩壊。
血のつながった母と息子、そして兄と弟が身体の関係を持つという禁忌。
兄による弟へのレイプ。

これでもかというくらいダークな作品でありながら、それでいてこの作品の持つ世界観に圧倒され、そして飲み込まれる。

そこには様々な形の「愛」があるからかも。

円陣さんの描かれたコミカライズ版は、それはもう素敵でしたが、やっぱり小説のコミカライズ版ということで登場人物たちの心の機微や細かいところまではページ数の関係で省かれるところも多く、この小説を読まないと『二重螺旋』という作品の持つ世界観は理解しきれなかったな、と思います。

コミカライズ版で萌え滾り、そして小説版未読の腐姐さま、ぜひともこちらも読まれることをお勧めします。

12

萌え死にしそうです・・・っ!

すみません、すっかり興奮しております。私にとって吉原さんの作品は、ハマればとってもツボですが、微妙なところで外れたりするので、ここ数年遠ざかっておりました。特にライトな作品は合わなかったので・・・
「二重螺旋」シリーズは、何を思ったか、てっきり兄が受けだと勘違いして避けていたのですが、よぉく確かめてみれば、どうやら兄は攻め!そして、受ける弟は黒髪健気系じゃないですか!!これは・・・と、鼻息も荒くレジに向かったのです。

そして数時間後、とにかくどうしてこれを8年間も放っておけたのか、自分!!と歯噛みしたくなるほど、私は萌えツボをぐいぐい押しまくられていたのでした!で、読後の興奮冷めやらぬまま、レビューに突入です。
とりあえず、私のように兄×弟に萌える方、しかも兄に逆らえない→普通でいてどこか色気がある高校生→自分達のしていることに葛藤がある・・・なんていう受の条件が大好物な方には、そりゃあたまらないシロモノです!攻めの兄がまた、カッコ良くて優しいけど本当に怖くて、弟君が逆らえない感じなのが尚良いんですよねぇ~
そしてですね!これがかなり大きいんですが、挿絵の円陣闇丸様!(今回は様付きです!)最高だ・・・最高の兄と弟だ・・・。挿絵も口絵も全部いい。本当に萌える!!カッコいい攻めと可愛い受けに、もうクラクラですよ、私は!今まで漫画のレビューの評価低くてゴメン、と心で謝っちゃうほど素敵でした!

あんまり興奮しすぎて、全然物語について語っていませんでした。簡単に言うと、これは実の兄弟の禁忌モノ、割とシリアスなお話です。兄と弟が関係を持つまで、かなり長いページを割いて家族の幸せだった日常と、それが父親の浮気で崩れて行く様子が描かれて行きます。
精神を病んだ母親に求められ拒めないままに身体の関係を持ってしまった長兄雅紀。父親っ子だっただけにショックが激しく、荒れる末弟裕太。憧憬を抱いていた長兄と母親の情事を目の当たりにし、全てを拒絶して出て行く長女沙也加。そして、彼らの狭間で自分を見失わないように必死で生きる次男尚人。彼ら家族の絆が崩壊したかに見えた瞬間から、雅紀と尚人の新たな関係が動き始めるのです。
実際、彼らが関係を結ぶことになるのは、話が3/4ほど進んでからです。読んでいる方は、いつ来るかいつ来るかと、まるでホラー映画を見ているかのごとく胸をドキドキさせながら待ってしまうんですね、その時を。尚人君には悪いけど・・・尚人君がまた健気な感じでいいんですよねぇ。だけど弱々しくない。これが大切です。いざという時には強情な男の子な訳です。それを翻弄する大人な兄。良い・・・あ、いかん。また陶酔モードに走ってしまうところでした。
ちなみに、H箇所自体は短いのにヘタに全編絡みばかりの作品よりよっぽどエロスが滾っていて、さすが吉原作品なのでした。

11

ドロドロのJUNE

独特な文体がストーリーと絡まって彩る、吉原ワールドが存分に出ている一冊です。執着もの、兄弟ものは他にも何冊か読んでいますが、それらとは何味も違います。
以降巻を重ねるにつれ、内容の重複、間延び、風呂敷、etc…読むに堪えなくなりますが、この1巻と2巻は本当におすすめです。
離婚により壊れていく母、引きずられるように壊れる長男、禁忌を見てしまう長女と次男、三男は引きこもり…救いのなさがたまりません。
この巻はまだストーリーの展開が早く、1回読んだだけではあっさりした読了になりますが、読み返しそれぞれの立場(特に雅樹と尚人)で想像すると、ストレスが物凄いです。
BLというよりはJUNEに近いです。ドロドロですが、攻→受への愛はあるのでまだ救いがあります。
初めて読んだのは随分昔ですが、執着、兄弟ものの中で今だに一番だと思っています。

10

負の連鎖

現在出ている、9巻まで読んでの感想です。
すみません。

この作品、シリーズ通してそうなのですが被害者が加害者になるという負の連鎖が延々と続きます。その部分はとても痛く、苦手とする人が多いかもしれません。
ただ、この作品の中で時間は確かにかかりますが、主人公、姉、弟など様々なキャラクターがそれぞれ自分自身と折り合いをつけそれぞれ異なる成長していく様子がすごく好きです。
BLでありながら、あり得ない?設定も多々ありながら、現実味をおびているのはその辺だと思います。

とても痛くて読み進めるのは大変ですが、歪ではありながらも家族というものを再生させていった、雅紀、尚人、裕太の3人の姿にすっかりはまってしまいました。

3

癖になる痛々しさ

王道のJUNE物。
グチャグチャ、ドロドロ痛々しいのに引き込まれていきます。

2

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