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表題作糖酔バニラホリック

柊木建斗,27歳,カフェのパティシエ
筒路梓馬,24歳,引きこもり気味のフィギュア原型師

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

カフェに勤める、ハイスペックモテ男子・柊木。同僚に春が来て寂しがっているところ、コミュ障ぎみの小動物系男子と知り合って……。

作品情報

作品名
糖酔バニラホリック
著者
川琴ゆい華 
イラスト
北上れん 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
シリーズ
妄愛ショコラホリック
発売日
ISBN
9784592877370
4

(78)

(32)

萌々

(27)

(13)

中立

(3)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
10
得点
310
評価数
78
平均
4 / 5
神率
41%

レビュー投稿数10

甘いのが欲しい時に

溺愛モノが読みたくてこちらを購入しました。

引きこもりがちなフィギュア原型師の梓馬と
カフェのパティシエの建斗とのお話。

読んですぐスピンオフ作品なんだな…とわかりつつも
スピン元の作品は読まずに読み進めましたが、特に問題はなかったです!(*´▽`*)
ただ、スピン元作品を読んでるほうが楽しめるかと思うので
後からそちらも読もうと思いました。


王道っちゃ王道の、すれ違いの気持ちから両思いになるのですが
すれ違ってる時の梓馬の気持ちが切なくて泣いてしまいました。
梓馬…ほんとに健気なんです…。
建斗がもうちょっとグイグイ来てくれたら…と思ったんですけど
建斗は建斗で梓馬の臆病な性格を考えての行動で
二人の気持ちを知っているこちらとしてはヤキモキしました。

無事両思いになった時はすごく嬉しかったし
そこからはとても甘々でした(*´▽`*)
建斗が梓馬を溺愛しているのが見れて嬉しかったです。
エッチな描写は濃くて最高でした…!!!!(*´▽`*)
エッチなことになると意地悪になる建斗がとてもよかった。
エッチな言葉を言わされそうな梓馬も良かったし
お酒を飲んだ時のお話がすっごく好きで何回も読み返しました(*´▽`*)

甘いお話が読みたい時にすごく良いと思います♪♪♪
読んでよかったですー(*´▽`*)

0

萌えポイントが多め

ひきこもり、コミュ障、オタクな梓真(受)が恋に仕事に一生懸命で、健気な姿がかわいかったです。
また、イケメンなカフェ店員の建斗(攻)が、梓真のために張り切ってスイーツを作ったり、他の客には内緒で生クリームを多めにしてあげたり…。
梓真を特別扱いして、甘やかすような建斗は本当に萌えでした。
あるできごとをきっかけに気まずくなり、梓真が建斗を避けたことに対して、焦って必死になる建斗にもキュン…。
イケメンな建斗に見劣りしないように、友達の協力もあって見た目がオシャレに変わっていく梓真をみて、友達に嫉妬しまう建斗…。
独占欲強めな攻めキャラってなんておいしいのでしょうか。

全体的に萌えポイントが多めの良い作品でした。

0

頭抱えてすっごく萌えた

好きなんです、川琴先生の溺愛もの!
THE王道!なラブストーリーなのですが、これがもう本当に甘くて可愛くて…
いや〜〜癒されました。
強烈すぎるインパクトを残した前作のスピンオフである今作。
前作の主人公・頼朝の幼馴染で、同じカフェで働くパティシエ・建斗がメインキャラクターとなっています。
個人的には前作よりもこちらの作品の方が好みでした。

引きこもり気味の可愛い子を甘いもので餌付けしながら少しずつ優しく愛でる攻めと、甘いものに釣られてお家から恐る恐る出てみたら王子様に恋をしてしまった小鹿ちゃんのお話です。
お互いに惹かれあっているのが分かるのに、どちらも気遣いをし過ぎて気持ちをなかなか自覚しない2人にじれじれ。
自分に自信がある人間と、自分に自信が持てないでいる人間ならではの相手の言葉の受け取り方の違いからのすれ違い・思い違い描写も面白かったです。
両視点なのでどちらの気持ちもめちゃめちゃ分かる…と共感。

端正な顔立ちに無意識のモテスキルの数々、そこそこ社交的で人に対しての偏見もなく、誰にでもフラット態度…と、いわゆる"良い男"である建斗。
梓馬視点で見ると、良い男が更に素敵な王子様のように描かれているんですよね。これは惚れる。
そんな一見スマートな建斗が、自分だけに懐いてくれていた可愛い梓馬が誰かの色に染められていくのが嫌だと嫉妬をしたり、言ってはいけない言葉を言ってしまったりと、恋愛には淡白で普段は「追いかけられる側」の人間が恋に必死になる姿が良くて!
前作で頼朝にあれほど気軽にアドバイスをしていたというのに、自分の事となると話は別なようで…
モテる男がゆえに好きな子に本気で必死になる恋が初めてで、よりにもよって前作でも今作でも強烈なキャラクターっぷりを発揮していた高晴に恋愛指南を請うあたりに混乱ぶりが伺えます。

お相手の梓馬はというと、オタクで(在宅勤務のため)引きこもりでコミュニケーション不足と、三拍子揃っている対人スキルがかなり低いタイプ。
真逆なタイプなんですよね。
そんな梓馬がおどおどしながらも少しずつ外へ出て、どんどん建斗に惹かれていったり、自分を変えようとするのが一生懸命で微笑ましくも可愛らしい。
礼儀正しくて素直で、人の気持ちをしっかりと考えているすごく良い子。
ピュアな彼が初めての恋に一喜一憂する姿に庇護欲がわいてきちゃう…可愛すぎる…
酔って泣き上戸になってしまうのも、建斗が作った甘いものを幸せそうに食べる描写もまた可愛い!
自分から思いをちゃんと言葉にして真っ直ぐに伝えるのも好感度が高かったです。
それから、梓馬が偶然見つけてしまった高晴のブログが気になりすぎて笑いました。
いったいどんな顔で書いてるんだ(笑)

ラストの建斗視点の短編で、初心で可愛い梓馬にどうしてもえっちな言葉を言わせたがる溺愛えっちが頭を抱える甘さで…!
これ、男前じゃなかったら完全に口調がおじさんですよね。
建斗視点で見る梓馬がもうすーごく可愛らしくて、夢中になるのも分かるなあなんて…
この2人のお話がもっと読みたくなりました。
何も知らない真っさらな子に「イく時は知らせなきゃだめなんだよ」とすり込むのがすごくいじわるで好き(笑)

あとがきでかなりページを削ったと書かれていて、えっ?!もっと分厚くて良かったのに…!という気持ちになるほど可愛い1作でした!
こちらだけでも読めるかと思いますが、サブキャラクターとして登場する前作の2人がなかなかの濃さなので、読み終えた後に前作が気になる事間違いなしです。

2

「妄愛〜」の二人がちょこちょこ登場するところが嬉しい!

「妄愛ショコラホリック」のスピンオフということでこちらも読んでみました。

カフェオーナーの親友でスイーツ担当の建斗が今回の主役。
受けの梓馬は酒屋の息子でコミュ障気味で引きこもりなフィギュアの原型師。

無自覚人タラシなリア充男子×小動物系コミュ障引きこもりということで、普段なら交差することもなさそうな二人。
商店街の会合飲みで酔いつぶれた受けをお世話したことをきっかけに、攻めがいるカフェのスイーツを毎日食べに行く事になります。
(スイーツがいっぱい出てくるスイーツテロ作品でもあるのでダイエット中は危険)

「妄愛ショコラホリック」は変態ストーカー攻めが主役だったせいか突き抜けっぷりが凄くて楽しかったけれど、こっちはほのぼの系というかごくごくノーマルな王道系。
でも正直言うとちょっと物足りなさを感じてしまいました。

とってもかわいいんだけど。

時々「妄愛ショコラホリック」の攻め・高晴がちらほら登場するので、登場するたびに、おっ!と期待してしまう自分が。
そしてやはりヤツは期待を裏切らない。

「ゲイのショコラティエブログ」なるものをやってて、「桃ハル」が自慢の恋人「ヨリヨリさん」のことをひたすら惚気まくるバカップル垂れ流しブログをやってるらしい。
これ読んでみたいわーと思った。
(4桁の読者がいる人気ブログとなってるんだけど、このブログの存在を頼朋が知ったら激怒するんだろーな)

そして梓馬との距離の縮め方を間違ってしまい、避けられてしまったことに落ち込んだ建斗が、何を血迷ってか高晴にアドバイスを求めちゃうんだけど、実践は無理というアドバイスしかくれない高晴はどこまでも高晴だった……。


スピンオフとして楽しむというよりも、時々登場する「妄愛ショコラホリック」の二人のその後を楽しんだ感が強いです。

2

これぞ『スーパー受け様』!

電子書籍で読了。挿絵有り。

トンチキ本として「答えて姐さん」でご紹介いただいたお話。
「妄愛ショコラホリック」は既読でしたが、スピンオフがあるのを知りませんでした。教えていただいてありがたや。大変面白く読ませていただきました。
梓馬くん、キャラが最強です。
①オタクでひきこもりだけれどニートじゃない。
②コンプレックスは持っているけれど捻くれていない。
③モテやおしゃれに気後れするなど純朴。
④気分の落ち込みを人の所為にせず人に迷惑をかけない様に頑張る。
⑤親身になってくれる友達がいる。
⑥磨けば光るルックス。
⑦甘い物好きなどつけ込む余地がある。
⑧敏感な体(これ、凄く重要!)
これを『スーパー受け様』と呼ばずして何とする!
建斗でなくてもメロメロになってしまうのは当然のことでしょう(私も読みながら「カワイイ、カワイイ」と呟き続けました。そういう自分が気持ち悪い)。
終盤の『おあずけをさせられていた分、爆発しちゃったのね』的な長い長いラブシーンも、ねちっこいくせにやたら爽やか。多幸感に溢れております。
『チェリーレッド』の片隅からいちゃこらしている二人をニマニマしながら覗いているようなエンディングも満足しました。

2

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