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  • 彼の焦燥と恋について(2)

彼の焦燥と恋について(2)

kare no shousou to koi ni tsuite

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表題作彼の焦燥と恋について(2)

渡部和己,ライブハウスで働いてる恋人,28歳
矢嶋秀樹,弁護士事務所で働く法律事務職員,33歳

その他の収録作品

  • 彼の焦燥と恋について9.5(描き下ろし)
  • カバー下:登場人物まとめ・あとがき

あらすじ

明日 つかいものに
ならない
くらいがいい

年上の男性を好み、体の関係を持っていた矢嶋だが、ある夜に若い男・渡部と出会う。年下はタイプではなかったが予想外に熱くて忘れられない夜を過ごしてしまい、その後も彼とセックスに明け暮れる関係に。渡部もまた、矢嶋の危うい魅力に惹き込まれていき、紆余曲折を経て2人は恋人同士となるが…?

作品情報

作品名
彼の焦燥と恋について(2)
著者
碧本さり 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックス
シリーズ
彼の焦燥と恋について
発売日
ISBN
9784864367769
3.9

(67)

(24)

萌々

(26)

(11)

中立

(2)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
8
得点
259
評価数
67
平均
3.9 / 5
神率
35.8%

レビュー投稿数8

需要と供給のバランスの良さ

1巻と違って2巻はまるまる1冊、2人を楽しめます。
本当に大好きです、この2人。

知り合って、付き合って、付き合いが深まれば次に来るのは。
そう、同棲です。
この2人の場合、1巻の時点ですでにプロポーズまで進んでいますが、ついに同棲。

矢嶋がスーツのおじさんたちにうっとりすることはあるものの、当て馬不在、お互いに独占欲と執着強めの溺愛状態なので、終始しあわせな気持ちで読み進められます。
矢嶋が愛情表現=セックスというタイプで、和己(1巻ラストからすっかり下の名前呼びが定着してます)は好きな相手の要求に120%応えたい派なので、えろす率も高めですが、愛情たっぷりのえろすはストーリーの邪魔になるどころか、お互いが大事に思う気持ちがより強く伝わってくるものなんだなあと実感しました。

1巻でもありましたが、矢嶋が和己を「…クズ…」って言うのが好きで。
変にドMだし、執着の仕方もおかしいし、自分の方がよっぽど変態レベルが高いのに、和己が何の気無しにやることが矢嶋独自のクズアンテナに触れる度合いが、一般人には「え、そこ?」というレベルで笑えます。

この2人の何が良いって、需要と供給のバランスの良さだと思うんです。
矢嶋の愛し方は世間一般に見て相当、病的に重い。
おっさん弁護士先生が逃げ出したくなるのも分かるくらい束縛してくるし、自分も束縛されたいタイプ。
それを「嬉しい。可愛い」と思える和己の懐の深さ。
上にも書きましたが、この子は相手の求めることをしてあげたい子だから、矢嶋が束縛されたいなら束縛するし、束縛したいならされる。そうすることが苦ではなくて、幸せと思える子なんですよね。
えろすのときもMな矢嶋を満足させる潜在的Sで、まさに出会うべくして出会った2人。
どっちかが我慢したり、どっちかが疲れるような関係じゃないのがいいんです。

同棲スタートに向けて、和己の妹が登場します。
矢嶋の母親の話も出てきたり、少しずつ「2人だけ世界」から、「2人で生きていく世界」に広がりを見せつつある2巻。
ぜひこの多幸感を味わってください。

1

シーソーゲームありつつ、エロいちゃこらいい

いい!
2巻も甘々いちゃいちゃでいい!

お互いどんどん好きで、独占欲強くて、引っ張り合いっこしているみたいだけど、それがいい感じにうまくいっていて。

いちゃいちゃいい感じが続くとつい、当て馬がいつ出てくるのか!?とか、トラブルとか不穏な出来事そろそろくる?!とかBL読み職業病みたいにいらん心配をしてしまうけれどw

そういう見飽きたパターンを今のところ踏襲することなく、2人のやりとりだけで、ぐいぐい引き込まれるのすばらしい!

いちゃいちゃはもちろん、エロも健在で。
矢嶋は相変わらずエロいし、渡部も脇目もふらず矢嶋にゾッコン(死語)だし、いい。

重い矢嶋に対して、十分対抗できる、というか、独占欲強くてどんどんハマる渡部、お似合いですやん。

それこそ、ずっと一緒に生きる、と矢嶋がすっと言ったのが意外だったけど、それくらい思い合っているのがいい。

あの矢嶋に笑顔が増えたもんね。

渡部を自分のタイプに育てようとしている矢嶋もおもしろい。

渡部のにおいをくんくん何度も確認する矢嶋が動物ぽくてそれも意外でかわいい。

意外といえば、お互いのツンパを履いちゃうくだり、矢嶋が潔癖そうで嫌がるのかなと思ったら、そこはエロの方が勝ったのか?逆に?対抗して
「おまえが履くなら 俺もおまえの履くからな…っ!」
て言ったの笑ったw

結果、やはりエロにつながっていったのがまたおもしろかった。

この調子で、3巻もいい関係が続く2人が見られるのか楽しみです!

0

安心して読める甘々シリーズ

付き合う2人の甘々らぶらぶエッチをただひたすら見守るばかりなので、前巻読んでなくても大丈夫かもしれない。付き合うきっかけも今となってはさほど重要ではないですし。

職場で「マンネリ セックスレス」をググる矢嶋(法律事務 受け)は面白かった。そういうキャラじゃないだろうに!でもマンネリに対して「それだけ一緒に過ごせてる」って前向きな感想は良い。矢嶋は年上なのに寂しがり屋で可愛いんですよ。かつ、年下の渡部よりエッチに積極的という。
同棲、彼氏パンツ、ベッド買い替えと、当て馬が出てくるわけでもなくひたすら甘いです。

0

矢嶋の素直さを愛でたくなる

 タイトルの印象に反して何の不安もなく読めるところがいいですね。1巻で既に結構甘い雰囲気だったので、2巻では何か大きな波乱が起きるのでは?と想像していましたが、杞憂でした。お互いちょっとした不安などを覚えても、各章の中ですんなり解決されるので、テンポの良い甘エロを存分に楽しめると思います。濡れ場も1巻と比べてすごく過激になったというわけではないものの、1つひとつの行為のいやらしさ、汁気が増したように感じ、大満足でした。

0

惚れちゃう一方で困る程みたいなー?と笑顔でいう和巳が愛しくて♡

お互いに仕事があるし、いつもいつも一緒に居られない。寂しがりで、甘えたの矢嶋さんの着信はエグいそうなんだけど、ある夜、仕事仲間との飲み会に出かけた和巳は、一度も着信が無いことに逆に心配になってしまう。執着されたい、甘えられたい、と願っているのは、和巳の方なのだ。
矢嶋さんは矢嶋さんで、和巳に飽きられたらどうしよう?などと鬱々と悩んだり、いらぬ取り越し苦労で斜め上に張り切ってしまったりする。
私ももぅ、慣れてもいい筈なんだけど、何かあるんじゃないかとハラハラしてしまう。
けど、そんな心配は無用。「惚れちゃう一方で困る程みたいなー?」と、和巳が笑ってくれるから。
大丈夫なのだ。
和巳はしっかり胃袋も掴まれちゃったので、矢嶋さん家に入り浸っていましたが、とうとう同棲することに。和巳が兄妹にはカムアウトしてるというので、矢嶋さんをちゃんと妹に恋人だと紹介しているのがいい。
「だって、可愛いから仕方ない!」と、グズグズに甘やかしているのもいい!
ところで、受けの子あるあるだけど、矢嶋さんが、上だけ着て、下何もはいて無くて、脚丸出しのことが多いんだけど、とってもエロいです。
「愛が恐れているのは、愛の変化。」この二人が変化する時、それはもっともっとただ、溺れていくというだけな気がします。

0

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