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あ…、私 コレ 好き…(思わずカタコト)
甘さ控えめな元同級生同士のケンカップル!
2人ともノンケだから、どこで恋愛になる? と言うと若干強引さはありますが、
正反対な性格で気が合わないようで似てる2人がお互いの傷を舐め合いつつ惹かれ合っていく様子が良かったです!
付き合う方向になってからやっと携帯番号聞くドライさ。でも、会えてたのはいつの頃から攻めが仕事帰りの受けを駅でいつも待ってたから〜。
強面無表情のエリート攻めの可愛いところですね!ハムスターの百合子さんといい、ギャップ萌え。
受けも男らしくて、陸上諦めた傷を引きずって心閉ざしていたけど徐々に胸に秘めてた思いを攻めには話せるようになって、他人と一緒だと安眠できない性質なのに攻めの家ではぐっすり眠れるという、無意識デレが堪らんかった…!
決して見た目ラブラブじゃないのに、実はお互いしっかり想い合って大好きが溢れてるのがめちゃくちゃ心に来ました!
コーチはちょっと微妙キャラでなんなん…って感じだったけど、まぁ良い。2人の関係のために出て去っていったのだろう。
ちなみに、描き下ろしの出張編も良かった!攻めは出張帰りそのまま受けに会いに行くし(会いたいが溢れてる)、受けは離れても全然大丈夫〜かと思ったら電話越しに声聞いただけで…フフフな展開。いや、うん、好き…(ぶっ刺さり)
「ラブネスト」シリーズが私的神作だった南月ゆうさんの過去作。
数年前に読んだ当時はそこまで印象に残ってなかったんですが、とあるレビュワーさんが雑談で本作が好きとおっしゃっていたので再読。
大島かもめさんの「コントラディクト」や犬井ナオさんの「ミッドナイト・コンフリクト」を読んでケンカップルが好きになった後だからかもしれないんですが、今読んだ方が刺さりましたね…
百合子さんが可愛いっていろんなレビューに書いてあるからいつ出てくるんだ?と思ったらwwなるほどー!w
前半はツッコミどころが多かったけど、3話からだんだん南月さんの描きたい方向性が分かってきたので、スッと感情移入できました。
受けの後輩くんが可愛いキューピッドで良いですね。
ただ自分らしく振舞ってるだけなのに誤解されたり、上手くいかなかったりしてきた攻めと、夢を諦めた受け。
ただの挫折を経験した二人の傷の舐め合いではない、深いお話でした。
5話が本当に良くて、どちらもお互いに出会ってから確実に良い方向に変わっていったので、今回はちゃんと本作の良さが理解できたと思います。
白黒印刷だったけど、夕焼けが本当にキレイだった。
ちょっとキスやセッが唐突に見えたのでこの評価ですが、ケンカップル好きさんには特にオススメです。
あと…牛乳に限らず、賞味期限は古い商品から買ってあげた方がスーパーの人は助かるんだよ~、古い方から買ってあげて~、と思いました。
BLのファンタジー展開なのはわかるんですが、なぜ二人が惹かれあったのか、熊ヶ谷か猪野がゲイだった、とかならスムーズなんですけども。
さておき、お話自体はそこを除けば二人の欠点がわかっているだけに、気持ちが楽で、過去のことも乗り越えられそうな感じで…
同級生だったので、その時の思いと今の相手と、はまっていく過程は面白かったです。なんだかんだで、相手のことが好きっていうのがダダ漏れで。
百合子さんがきっかけで二人の会話が生まれたわけですが、一番かわいいのはゆりこさんかも知れない(笑)エリートっぽい猪野のギャップ萌えですね。熊ヶ谷は受けなんですが、抵抗なかったのかなぁ。なんか自然に受け入れてましたね。
南月さんの作品はラストゲームで読み出して、気に入ったので過去も手に取りました。結構初期の作品みたいですが、心情にグッとくる箇所があるのはさすがだなと思いました。他のも読んでみたいです。
上から目線で嫌なやつ。
引っ越し業者の熊ヶ谷がその日担当したのは、高校のクラスメイトだった猪野の部屋。
10年ぶりの再会に全く気付く様子のない猪野に、ほっとしていたのも束の間…。
荷物の中にハムスターを見つけてしまったことで追い回される災難でございます。
さらに覚えてないと思っていたら、「お前のことはよく覚えている」と来たら…。
生活圏も被っていて、見かける頻度も高ければ、まあ、気になってしまいますよね。
だけどそんな単純な話ではなく。
高校時代、オリンピックを期待された陸上選手だった熊ヶ谷の過去。
人当たりの悪さで疎まれていたものの、成績優秀で教師の覚えは良かった猪野。
正しいことだけしていれば評価される学生時代とは違う会社の人間関係のトラブルや、ただ走ってさえいれば居場所があった頃とは違う、27歳の2人それぞれの現実は全然優しくなくて、その鬱憤を晴らすかのように相手を無駄に傷つけようとする。
猪野の心のうちを知った熊ヶ谷が取った行動は…、うーん、ちょっと理解不能。
なぜそうなる?という流れに突入します。
挫折を知って逃げた自分と、初めての挫折に直面した猪野を重ねて、慰め合って、気まずくなって、会えば嫌な感情を思い出すから避けて。
熊ヶ谷がとことん「逃げる」タイプなのに対して、猪野は無表情で追ってくる。
無表情で何を考えているかわからないキャラが、空気を読まずに突き進むのが好きな自分にはご褒美でした。
10年逃げた挫折と向き合うのはきつい。
取り返しがつく期間はとうに過ぎているし、今更向き合ったところで…という気持ちにもなります。
そこへ昔のコーチがやって来て、ごちゃごちゃ掻き回すのですが、この辺り、猪野フィーバーです。ここまでで猪野ファンになった方は、うちわ準備で臨んでください。
はっきり言うとコーチの登場は、時間の経過的にも不自然だし、何がしたいのかよく分からないキャラでした。
単純に2人の関係を進めるためのコマのような感じでしたが、ナイス猪野が見られただけで、まあいいかと。
そんなご都合主義な展開もあるものの、「挫折と向き合う」というテーマは心理描写も深いところまで抉ってくるし、2者2様の思いがしっかり描かれているので読み応えがありました。
ただそちらがかなり描き込まれている分、「同志的な感情がどうして恋愛に?」という疑問が拭えなかったわたしがいます。
南月さんの作品は、問題に対する心理描写が鋭い分、BL要素が不自然に感じることがよくある気がします。
いろいろ言いましたが、無表情で猪突猛進型攻めは大好きなので、良いのです。
同好の方はぜひ。
互い相手のいいとこを憧れる。
互い相手の優しいとこを見える。
互い相手の下手なとこを受け入れる。
静かに相手の苦しいことを聴いてる。お前のこと長い間によくわかるから、お前を信じてる。だからお前も自分を信じて、好きなものを認めばいい」。
「お前と出会ったおけげで、僕は逃げることをやめて、やり直すと決めた」
それは猪野と熊ヶ谷。
二人の挫折は同感し、成長や恋することにとても感動しました。
今まで自分が読んだコミックにトップだと思います。
優しい物語りだと思います。