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3巻ぐらいまでは割とタイムリーに追いかけてた作品で、もっとくっつくのに時間がかかるかと思っていたらすっかり甘々なんですね。矢野さんと亭主然とした様がすごい。
ふと思いましたが、映画が好きなのにエロい雰囲気を排除したがる矢野さんて謎だなと。ドカーンバコーンのハリウッド映画が好きならまだしも、日本で映画制作に関わりたいという志なら、邦画って割と雰囲気重視な気がして。生活音のする真昼間にエロい雰囲気でF行為なんてまさに邦画っぽい。良いんだの雰囲気だの、映画では大事にしてるのかな矢野さん。
女々しさを超えて最早ストーカーな宮坂と、生粋のフリーダム天然おじさん矢野のマッチングの悪さよ。障害が余りにも多過ぎて、恋愛ピークが延々と持続する羨ましい関係。男女の仲でもあるあるですよね。黒い目で見ると、矢野さんはホントに何でも器用にこなすセフレ同居人だと宮坂を思ってる線も捨てきれなくてそこも面白い…
泣くのを堪えて、堪えて、矢野さんの大阪行きを見送った宮坂でしたが、当の矢野さんは…いうオチ。気の毒に(笑)新しい職場に移った矢野さんの超多忙で不定期なスケジュールに振り回されて、またまた宮坂ふらふらになってます。
中でも食事を用意して帰ってこないときの寂しさを語る宮坂は、さすがにちょっと可哀想でした。だからこそ食事を二人で食べられる喜びを矢野さんと共有できたときは、あったかい気持ちになれました。よかったね。
ワンコと違って、矢野さんの宮坂に対する想いや考えはなかなか見えないのですが、やっぱり宮坂の感性がとても羨ましいんだなぁ~とか、作品が好きなんだなぁ~っていうのが見えて、お互いを高め合えたり、尊敬しあえる関係っていいなぁと改めて感じました。身体に関しては宮坂の方がず~っと先を突っ走ってますが(笑)矢野さんもなんだかんだと文句言いながらもエロ~い姿を十分楽しませてくれてるし、これはこれでいいバランス…うっとり。
一方、宮坂の仕事の方もまた一段ハードルが上がって仮免ディレクターに。全く手がつけられない程悩んだあげく、矢野さんビデオ方式で乗り切っちゃうあたり、さすがワンコ宮坂!
そして少ないながらも指名をもらえるまでになっただけでなく、矢野さんに誉められてウキウキになった矢先に、今度は別々のチームに分かれてドラマ制作(笑)大好きな矢野さんをライバルに取られて魂抜けてたんですけど…大丈夫なのかな(笑)
萌え×2と言う評価にしましたが実は萌えとはちょっと違うんですよね。お目めくりくりの矢野さんの顔もそれほど美人と思わないし。でも、このシリーズ好きだなぁ。
ワーキングBLとなっていましたが、確かにテレビ制作会社の仕事が詳しく描かれていてそういうのを見ているだけでも面白いです。加えて、宮坂くんがどんなに矢野さんのことで心配していてもサカサカと仕事をこなしてしまう器用貧乏なところがいいですよね。恋愛に振り回されて転勤を断るとかパートナーに肩入れするとかじゃなくて、仕事仲間でもあり、家に帰ればいる存在でありと言う二人の関係が素敵です。
あ、でも唯一、今回矢野さんが可愛いなと思ったのは、口でしてやると言っておきながら、いざ目の前にすると顔を真っ赤にしていたシーンですかね。宮坂くんがいつも感じている、「矢野さんたら可愛い!」がわかりました。
東京心中1巻を読んでハマり、
一気に最新刊まで読み終えてしまいました。
仕事と恋愛と日常と萌えのバランスが素晴らしいです。
矢野さんがどんどん亭主っぽくなっていき
でも以前よりも自分から甘えたりもして
まさに猫みたいな気まぐれさでキューンとなります。
宮坂の才能が花開きそうな感じもあり
いつか仕事でも矢野さんのパートナーとして
立派にやっていくのかな!?と思うと
早く続きが読みたくてたまりません。
私は少女マンガはまったく読まず
青年漫画をアホみたいに読みまくっていますが
この東京心中は青年漫画とBL漫画のいいとこ取りな作品だと思います。
ただ矢野さんが宮坂の作ったご飯を
美味しそうに食べているだけで萌えるなんて
素晴らしいです。
そして今回の裏表紙も文句なしにレジに出しにくいです。
(褒めてます)