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恋は、一ヶ月の嘘で終わるはずだった
サークルメンバーに勧められたという理由で
お互いに相手のことをよく知らないまま
期間限定のお付き合いが始まりそうになるので
絶妙に噛み合わないふたりに戸惑いはありましたが、
それぞれの意思で少しずつ心の距離を縮めていくようになるとガラリと印象が変わります。
成長していく彼らの姿や相手への想いの変化を追う展開に釘付けでした…!
複雑でツラい過去を抱える眞山と、あまりにも真っ直ぐ過ぎる志生。
一緒に過ごしていても交わる未来が見えないだけでなく、
周りのキャラ(サークルメンバーや志生の家族など)の存在感もすごいので
途中まで「これはどういう気持ちで読めばいいんだ…?」と思うところは正直たくさんありました。
そして、眞山に降りかかる困難が酷なことばかりだったり
ゲイに対して偏見のある人達の突き刺さるような発言もあったりで、めちゃくちゃに抉られました…。
でも彼らはそういう問題を日常の細かいやり取りの中で一つひとつ解決していってくれるので後にモヤモヤが残ることはなく、
次々に起こる悲しい出来事もきっと乗り越えてくれる!と信じて読み進めることができたかな、と。
本心を明かせないままだった眞山の心が解放されていく様子に感動し、
あたたかく揺るぎない想いを伝え続けた志生の真っ直ぐさには救われて。
ふたりが出会ってくれて本当に良かった…!と思える結末にまたまた感動。
苦しい場面ではめちゃくちゃ消耗しましたが、それ以上に満たされるところが多かった作品でした。
初読作者様です。
大学3年生と1年生のCPで、何ていうか…とてもリアルだなと感じました。お互いに中学時代にトラウマがあって、そこを克服しながら成長し、お互いになくてはならない存在になっていくお話でした。
きっかけは強引な提案から始まったとはいえ、人ってこんなふうに人を好きになるんだなっていうのがほんとにリアルに丁寧に描かれていて、自分まで学生時代に戻ったような、くすぐったい、甘酸っぱい気分にさせてもらえました。こんなネットやSNSが発達してる時代に交換日記とか萌えしかないです!!
でもお互いのトラウマやゲイに対する世間の目の部分ではそこもやはりリアルで、何度も涙をこらえながら読んだし、もう許してあげてよって気分でした。
でも最後は受けが強かった。過去のトラウマごと攻めを抱き込んであげるんだけど、でもそこまで受けが強くなれたのもやっぱり攻めのおかげで。このお話の核になる部分は1ヶ月という短い期間なんだけど、それでも2人ともすごくお互いに影響を与え合いながら成長していて、眩しくなりました。
辛さや悲しさも大きいけど、2人の成長を見守ることができたし、改めて他人を傷付ける反動や重さみたいなものも教えてもらえたような、自分への戒めとしても繰り返し読みたいと思える1冊となりました。そして他の作品も読んでみたくなりました。
大学生同士が初めて同性と付き合う話です。
1ヶ月の期間限定で付き合ってから、その先がどうなるのか…見守る気持ちで読みました。
朝丘先生の作品は大好きで、感動する作品も沢山あるのですが、私の心がおばさんになってしまったせいか、感動する場面はあまりなく、本作は一冊を読み切るのにとても時間がかかりました…。
理由としては、2人の恋愛の話以外にも、例えば聡士(攻)がゲイであることがきっかけで、過去に親友と仲違いしたことや、バイト先で嫌がらせにあったり…。
また、志生(受)の家族との関係性の部分など、読んでいると苦しく感じる部分が多かったからだと思います。
学生って、時間もあって身分的にも自由が多いようでいて、実はお金がなくて自立していないし、家族からの干渉があったりなど、不自由な部分が多いなぁと改めて感じました。
その学生の立場ならではの苦しさ、初恋ならではの苦しさを感じさせられた作品でした。
私の中で、一番のBL小説です!
あらすじは上記を見てください。
表紙に惹かれて購入し、始めは読みやすい作品だなぁと思いながらページを進めました。
次に、ただ可愛いだけでない志生の性格が徐々に見えてくるので、私も聡士目線で「こんな可愛い彼氏たまらない!」と言ってしまいそうになりました。
二人の交換日記を挟んで、聡士目線での話も順にあるので、お互いが相手をどう思っているのかがわかり、イチャイチャ?っぷりに、読んでいてニヤニヤが止まりませんでした。
ホントに、幸せなお話で、このまま何もなく二人がいられたらいいのにと思うくらい。
でも、中盤あたりから、幸せの中にも寂しさが出始めます。それでも読む事を止められないくらい、引き込まれました。
あぁ、ゲイであるが為の苦しみって、こんななんだ。。。と、沢山のBL作品を読んできたくせに、今更気づかされたような気がします。
若いからこその危うさや、真っ直ぐな気持ち、嫉妬、初めてだから色々考えて、二人で築き上げていく事など、心に残る場面が沢山あります。
後半何度も泣きそうになり、最後のページで涙が溢れました。
表紙が本当に作品と合っていて、読みながら何度も見てしまいました。
是非、読んで欲しい作品です。
電子書籍版を購入。
挿し絵あり、あとがきあり。
表題作品の他に、結ばれてからの二人の日常が書かれている限定SSが収録されています。
えっと、「中立」評価です。
高評価の中、低評価をつけてしまって、ごめんなさい。
「しゅみじゃない」と迷って、甘めにつけました。
以下、辛口です。
なんだろう?
長い長いポエムを読むのに疲れました。
一人称なのに交互に視点が入れ替わるのがイマイチなのかな?
二人の基本的な考え方というかスタンス?(ウジウジしてるところ)が同じで、メリハリがなくて余計に長く感じた。
お兄ちゃんが実は弟の事を好きだったとかの展開があれば、もっと楽しめたのにな。
お母さんが病んで、コンビニに嫌がらせをするとか。。。
または、リストラ中年が受けをレイプするとか。。。
あ、それだと、朝丘戻先生の作風じゃないですね(汗)。
このポエムなところが朝丘戻作品。
この作者様の作品は、世間の高評価に「今度こそは……」と手を出してしまうのですが、いつも読後に疲れます。
(もちろん、感動する素敵な話もあるのですが)
根本的に私が求めているものとは違うのでしょうね。
今回で、ようやく納得できました。