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ポルノ作家と俺の“代筆”のお仕事 「ねぇ 勃ってるよ」
木島さん(受)のキャラクター造形がともかく秀逸です。学生に官能小説の口述筆記を頼むというぶっ飛んだ神経。綺麗なお顔。艶かしいボディライン。久住くん(攻)を翻弄する発言の数々。インパクトありすぎです。お色気ムンムンです。
物語が進むにつれて木島さんが抱える事情が明らかになります。そこからの久住くんの行動力が素晴らしかった。その屈折した心ごと木島さんを受け止める姿に感動しました。本作は現実のビターさが含まれたお話ではあるのですが、確かなラブを感じました。
しっとりとした読み心地の大人なBLを読みたい方にオススメの一作です!
官能小説家と大学生との恋愛ストーリーですが、爽やかさというより、しっとりとした大人の話だと思います。ポルノグラファーシリーズは人間が抱える弱さやそれに対して真っ向から臨んでくる大学生の久住君の若さは誰しもが経験することをきちんと身近なこととして余すことなく描いています。また、セリフも丸木戸マキ先生ご自身の体験によるということなので、とても説得力があります。ポルノグラファーという作品自体が一つの官能小説であり、一つ一つ人物の気持ちを丁寧に描いているから骨格のしっかりとした作品だと思います。そのため、ドラマや映画も原作に忠実であったので、類を見ない美しく濃度が高いフランス映画のような作品です。
感動した、まさに小説のような漫画。色っぽいポルノグラファーと口頭筆記者というと安易にエッチな方向になりそうなのにならない。随所で笑わせてくれる。ストーリーが一捻りあって面白い、だが、くどくない。そして何と言っても終わり方が最高。すっごく満足させていただきました。エッチもたくさんやればいい訳じゃない、量より質、これくらいがいい、大満足、ミステリアスな先生の色香に酔わされました。
BLにハマりたての頃にシリーズ3冊を一気読みした記憶。
購入のきっかけは多分表紙買いだったと思います。
意味深な表情の眼鏡に惹かれて…。
何度も再読したのち、久しぶりにまた読みました。
木島の煙草の煙がずっと漂ってるような作品の雰囲気もとても官能的というか、陰鬱な感じも良い
拗らせ官能小説家と純朴大学生ワンコのお話なのですが、この小説家・木島理生氏のキャラクターが好きですね。
ワンコ久住に怪我をさせられたことから小説の口述筆記をさせるのですが、ナチュラルに嘘をつく木島さん。
何を考えているのか分からない、飄々とした雰囲気と艶かしさもあり、好みの受けでした。
真っ直ぐな久住との相性もまたいいと思います。
ずっと嘘ばっかりだった木島が見せたホントの姿があの涙の場面にありました。
暗闇から久住によって救い出された、救出の物語でしたね。
本編のラストでは寂しさが漂ってて、ハピエンに思えなかったと思うので、描き下ろしをつけていただけて良かったです。
また嘘つき木島に戻ってるーって一瞬思いましたが、久住からの手紙が楽しみだからなんて…嘘つきおじさんにキュンとしてしまいました。
とてもまとまっているお話だと思った。
酔った木島がエロいぃ。
や、酔っててもエロかったw
絵がきれい。エロ絡みの絵がまたいい。意外としっかりした体格だし。
嘘つきで孤独で不器用で文学しかない木島には対照的なほどまっすぐな久住がいいんだろうな。
木島と城戸がただならぬ関係だったのはわかった。
続きの2作を読んでからこちらを読み返すと木島のことがより理解できおもしろい。
私は3作まとめての方が好き。深み厚みが出た。
この1作だけの方が余韻を楽しめるかもしれない。でもやっぱり続きが見たいしよくぞ描いて下さった!という気持ち。